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17 中島5日目。衝撃的な解決
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※電源が入っていない。
朝1番に電話したが、妹は出ない。
また充電忘れて、寝てる事も考えられるんだが……
事件・事故に巻き込まれている可能性がありそうで、恐ろしくてたまらない。
多分、行き先を知っているのは、自分だけなのだ。
昨日の中島への誓いが、まんま妹に移行されてしまうのが、恐ろしい。
「とりあえず……準備だ……」
昨日、3日は待つって決めたじゃないか。
3日経ってダメだったら、警察に連絡して、会社から休み貰って、探しに行かないと。
今焦ってもダメなんだ。
信じて待とう。
「中島、おはよ……あっ……あれ?」
目をこする。
中島を見る。
「あれ?自分、寝ぼけてるのか?」
目をこする。
中島を見る。
「中島……お前が、ボヤけて見えるんだが……」
近付く。
中島を見る。
「っっ?! 中島っ?! お前、顔が2つになってんぞっ?!」
更に近付く。
中島を見る。
「はぁっ?! 中島っ?! えっ?! 中島っ?? お前、分裂すんのっ?!」
あれ?
中島が
2匹
並んでいるよ?
♫~(あの曲)~
昨夜、アクロバティックな体勢をとっていた、中島が。
なんと言う事でしょう!
顔にお面をつけた状態に。
更にもう1匹増えました。
これから寒くなる季節でも、もう安心。
仲間が増えて、もう寂しくありません。
…………
「はっ! 一瞬気が遠くなってしまった……」
マジで中島、どうなってんの?
いや、待て待て待て。
よくよく見ると……これ、脱皮か?
えっ?脱皮?
青虫って、脱皮するのっ??
……マジか……
衝撃的過ぎるでしょ……これ……
『(ブンブンブンブン)』
「はは……ははは、顔のお面が取れないのか……そっか、そっか……はぁ~……そっか……」
ここ数日の状態は、そう言う事だったのか……
いや、わかった……
中島の成長ってヤツね。
うんうん……
なんか一気にドッと疲れがやって来たんだけど……
はぁ~……
脱皮の殻って、食べるんだっけ?
確か、卵から孵ったら殻食べるんだったから……食べるよな?
そのままでいいな。
葉っぱも一応入れとくか……約2日ほとんど食べてないもんな。
庭で採取した葉っぱを5枚入れる。
『(ブンブン)?! (ブンブンブンブン)』
顔に残った脱皮の殻を剥がそうと必死な中島に、葉っぱが直撃して、さらにヒートアップさせてしまった。
「すまん、中島……」
まぁそのうち取れるだろう。
こっちは、出る仕度しなきゃな。
「そうだ、もう1回、薫に電話しておくか……」
『兄ちゃん、おはよぅ~……どうしたん?』
普通に繋がったし。
ワンコールでいきなり出たし。
「かぉ、薫ぃ~……お前、電話に出ないから、てっきり……」
『あははははは☆ごめん!充電器、忘れちゃっててさぁ?買ってきて充電したんだけど、電源入れるのも忘れてたんだぁ~』
「マジかよぅ……」
なんかドカーーンッと疲れた……
『で、どうしたん?』
「あっ、中島の話でさ。中島、急に動かなくなったと思ったら、あり得ない体勢とってて、今朝脱皮してたんだわ。青虫って脱皮するんだなぁ」
『ほぉ~中島が脱皮したんだ。見たかったなぁ~。今、触ったら柔らかい?』
「知らねぇよっ!! 知りたくもねぇよっ!!」
『あははははは☆』
「てゆーか、薫は今どこに泊まってるんだ? 連絡つかないと、もし何かあった時、困るんだけど?」
『そう? 今、京都の友達の家に泊めて貰ってるんだ。もう、しっかり充電できるから、大丈夫だよぉ』
「そ……そうなのか? てか、お前、知り合い幅広いなぁ……」
『高校卒業したら、みんな全国に散らばるからねぇ』
「それも、そうか?」
『そうそう』
「そっか。わかった。気をつけてな。まだ帰らないのか?」
『うん。もうちょっと回ってから帰るわぁ』
「ん。困った事があれば、連絡しろよ?」
『わかったぁ』
「ん。じゃあな」
『はぁ~い』
……充電切れの方でしたか。
薫も中島も……心配した分、損害賠償して欲しい……
「って、出る時間過ぎちゃったじゃん……」
「はぁ~……行って来るわ、中島……」
『(ブンブン)…………シャクシャクシャクシャク』
「お面……取るの諦めたか……」
……仕事、行く前から疲れたわ……
朝1番に電話したが、妹は出ない。
また充電忘れて、寝てる事も考えられるんだが……
事件・事故に巻き込まれている可能性がありそうで、恐ろしくてたまらない。
多分、行き先を知っているのは、自分だけなのだ。
昨日の中島への誓いが、まんま妹に移行されてしまうのが、恐ろしい。
「とりあえず……準備だ……」
昨日、3日は待つって決めたじゃないか。
3日経ってダメだったら、警察に連絡して、会社から休み貰って、探しに行かないと。
今焦ってもダメなんだ。
信じて待とう。
「中島、おはよ……あっ……あれ?」
目をこする。
中島を見る。
「あれ?自分、寝ぼけてるのか?」
目をこする。
中島を見る。
「中島……お前が、ボヤけて見えるんだが……」
近付く。
中島を見る。
「っっ?! 中島っ?! お前、顔が2つになってんぞっ?!」
更に近付く。
中島を見る。
「はぁっ?! 中島っ?! えっ?! 中島っ?? お前、分裂すんのっ?!」
あれ?
中島が
2匹
並んでいるよ?
♫~(あの曲)~
昨夜、アクロバティックな体勢をとっていた、中島が。
なんと言う事でしょう!
顔にお面をつけた状態に。
更にもう1匹増えました。
これから寒くなる季節でも、もう安心。
仲間が増えて、もう寂しくありません。
…………
「はっ! 一瞬気が遠くなってしまった……」
マジで中島、どうなってんの?
いや、待て待て待て。
よくよく見ると……これ、脱皮か?
えっ?脱皮?
青虫って、脱皮するのっ??
……マジか……
衝撃的過ぎるでしょ……これ……
『(ブンブンブンブン)』
「はは……ははは、顔のお面が取れないのか……そっか、そっか……はぁ~……そっか……」
ここ数日の状態は、そう言う事だったのか……
いや、わかった……
中島の成長ってヤツね。
うんうん……
なんか一気にドッと疲れがやって来たんだけど……
はぁ~……
脱皮の殻って、食べるんだっけ?
確か、卵から孵ったら殻食べるんだったから……食べるよな?
そのままでいいな。
葉っぱも一応入れとくか……約2日ほとんど食べてないもんな。
庭で採取した葉っぱを5枚入れる。
『(ブンブン)?! (ブンブンブンブン)』
顔に残った脱皮の殻を剥がそうと必死な中島に、葉っぱが直撃して、さらにヒートアップさせてしまった。
「すまん、中島……」
まぁそのうち取れるだろう。
こっちは、出る仕度しなきゃな。
「そうだ、もう1回、薫に電話しておくか……」
『兄ちゃん、おはよぅ~……どうしたん?』
普通に繋がったし。
ワンコールでいきなり出たし。
「かぉ、薫ぃ~……お前、電話に出ないから、てっきり……」
『あははははは☆ごめん!充電器、忘れちゃっててさぁ?買ってきて充電したんだけど、電源入れるのも忘れてたんだぁ~』
「マジかよぅ……」
なんかドカーーンッと疲れた……
『で、どうしたん?』
「あっ、中島の話でさ。中島、急に動かなくなったと思ったら、あり得ない体勢とってて、今朝脱皮してたんだわ。青虫って脱皮するんだなぁ」
『ほぉ~中島が脱皮したんだ。見たかったなぁ~。今、触ったら柔らかい?』
「知らねぇよっ!! 知りたくもねぇよっ!!」
『あははははは☆』
「てゆーか、薫は今どこに泊まってるんだ? 連絡つかないと、もし何かあった時、困るんだけど?」
『そう? 今、京都の友達の家に泊めて貰ってるんだ。もう、しっかり充電できるから、大丈夫だよぉ』
「そ……そうなのか? てか、お前、知り合い幅広いなぁ……」
『高校卒業したら、みんな全国に散らばるからねぇ』
「それも、そうか?」
『そうそう』
「そっか。わかった。気をつけてな。まだ帰らないのか?」
『うん。もうちょっと回ってから帰るわぁ』
「ん。困った事があれば、連絡しろよ?」
『わかったぁ』
「ん。じゃあな」
『はぁ~い』
……充電切れの方でしたか。
薫も中島も……心配した分、損害賠償して欲しい……
「って、出る時間過ぎちゃったじゃん……」
「はぁ~……行って来るわ、中島……」
『(ブンブン)…………シャクシャクシャクシャク』
「お面……取るの諦めたか……」
……仕事、行く前から疲れたわ……
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