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21 中島5日目。花金ってヤツ
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ウッキウキで馴染みの店にレッツゴー♪
明日は休みで嬉しいな♪
肩の荷が降りたし嬉しいな♪
今日は花金嬉しいな♪
脳内でしょうもない歌を唄いながら、馴染みの店へ。
どうせ今日も、馴染み客が全員集合してワキャワキャしてるだろうさ。
楽しみで仕方がないな。
店のドアを開けると、マスターに
「シィ~っ!(静かにっ!)」
ってされた。なぜ?
周りの客にも緊張感が漂っている。
いったい、何事だい?
周りの視線は1ヵ所に集められているな?
視線の先は……
……まっさん?
まっさんが、しゃがみ込んでる?
なんかしてんの?
みんなが固唾を飲んで見守る中、まっさんの作業は続く。
正直、ここからは、まっさんの背中しか見えない。
静かにカウンターへ近づき、マスターにジェスチャーで尋ねる。
『(マスター、あれ、何?)』
『(ミッツの横から、見てみろよ)』
『(了解)』
『(何飲む?)』
『(いつもの)』
『(OK)』
ミッツに手を振り、隣の席に座る。
マスターから、お通しと緑の瓶のラガービールが出される。
ありがとうの合図をしてから、みんなの視線の先を見る。
まっさんのしゃがんだ先には、誰か転がっているのだろうか?
足首から下が見える。
靴は、まっさんの横に揃えて置いてある。
靴的に多分女性。
マスターに視線を向けると、頷き、
『(嫁)』
と返って来た。
ママさんか。
転がっているとしたら、ママさんしか考えられない。
酒弱いのに、楽しくなるとガンガン行っちゃうのだ。
まぁ、楽しいからいいけども。
リミットを超えないよう、気をつけて貰いたい。
ほけ~っと見ていたら、まっさんが立ち上がり、右腕を突き上げた。
みんなが静かに盛り上がっている。
よく見ると、まっさんの右手には箸でつままれた靴下が……
……左手にも箸?
まさか、二刀流っ?!
『ヤベェ……まだ酒入れてないから、みんなのノリについて行けてねぇ……』
どうやら【転がってしまったママさんの靴下を、起こさない様にしながら箸で取ろうぜゲーム】をしてたらしい。
まっさんは、戦利品を高々と掲げ、クルクル回しながら凱旋している。
あのテンションに追い付くのは、2杯目以降か?
怪しい所だ。
……おい、ミッツ。
何まっさんに尊敬の眼差し送ってんだ?
『よし、俺も!』みたいに意気込むなよ。
失敗すんの目にみえてるぞ?
あ~……お前も二刀流。
効率的だもんなぁ。
左手の方、動きおかしいぞ?
明らかに箸クロスしてるかんな?
絶対ぇ、左手のしくじりでママさんに殴られんぞ?
あぁ、まぁ、逝ってこい。
ミッツが作業に取りかかる。
と、まっさんがソッと靴下を揃えてあった靴の上に置いた。
そして、ソッと座席に戻り……あっ、
『(たけ、かんぱーーい☆)』
『(まっさん、おっつーー☆)』
緑の瓶で乾杯☆
直後、ミッツが転がってきた。
ママさんの足に、左箸をぶっ刺して殴られたらしい。
「ミッツっ!! このバカがっっ!!」
ママさん、怒り大爆発だな。
「え~っ?! だって、まっさんがぁ~……」
「まっさんは自分と乾杯してるが、どうした?」
「そうだぞ?ミッツぅ。俺は、たけと乾杯して、ミッツを酒のつまみにしてたぞぉ?」
「えぇっ?! だって、靴下……」
「片方上手くいったからって、もう片方は無理だろぅ~」
「えぇっっ?!」
みんなでニヤニヤしながら見てたわ。
ミッツ。
人生勉強だ。
こうやって社会では蹴落とされる事もあるんだぞ。
まぁ、やられとけ。
その後ミッツは、ママさんにこってり絞られ(物理的に)凹んだようにみえたが、5分も経たないうちに、いつものミッツに戻っていた。
ソフビ(ソフトビニール)人形かな?
少しはコリとけよミッツ……
明日は休みで嬉しいな♪
肩の荷が降りたし嬉しいな♪
今日は花金嬉しいな♪
脳内でしょうもない歌を唄いながら、馴染みの店へ。
どうせ今日も、馴染み客が全員集合してワキャワキャしてるだろうさ。
楽しみで仕方がないな。
店のドアを開けると、マスターに
「シィ~っ!(静かにっ!)」
ってされた。なぜ?
周りの客にも緊張感が漂っている。
いったい、何事だい?
周りの視線は1ヵ所に集められているな?
視線の先は……
……まっさん?
まっさんが、しゃがみ込んでる?
なんかしてんの?
みんなが固唾を飲んで見守る中、まっさんの作業は続く。
正直、ここからは、まっさんの背中しか見えない。
静かにカウンターへ近づき、マスターにジェスチャーで尋ねる。
『(マスター、あれ、何?)』
『(ミッツの横から、見てみろよ)』
『(了解)』
『(何飲む?)』
『(いつもの)』
『(OK)』
ミッツに手を振り、隣の席に座る。
マスターから、お通しと緑の瓶のラガービールが出される。
ありがとうの合図をしてから、みんなの視線の先を見る。
まっさんのしゃがんだ先には、誰か転がっているのだろうか?
足首から下が見える。
靴は、まっさんの横に揃えて置いてある。
靴的に多分女性。
マスターに視線を向けると、頷き、
『(嫁)』
と返って来た。
ママさんか。
転がっているとしたら、ママさんしか考えられない。
酒弱いのに、楽しくなるとガンガン行っちゃうのだ。
まぁ、楽しいからいいけども。
リミットを超えないよう、気をつけて貰いたい。
ほけ~っと見ていたら、まっさんが立ち上がり、右腕を突き上げた。
みんなが静かに盛り上がっている。
よく見ると、まっさんの右手には箸でつままれた靴下が……
……左手にも箸?
まさか、二刀流っ?!
『ヤベェ……まだ酒入れてないから、みんなのノリについて行けてねぇ……』
どうやら【転がってしまったママさんの靴下を、起こさない様にしながら箸で取ろうぜゲーム】をしてたらしい。
まっさんは、戦利品を高々と掲げ、クルクル回しながら凱旋している。
あのテンションに追い付くのは、2杯目以降か?
怪しい所だ。
……おい、ミッツ。
何まっさんに尊敬の眼差し送ってんだ?
『よし、俺も!』みたいに意気込むなよ。
失敗すんの目にみえてるぞ?
あ~……お前も二刀流。
効率的だもんなぁ。
左手の方、動きおかしいぞ?
明らかに箸クロスしてるかんな?
絶対ぇ、左手のしくじりでママさんに殴られんぞ?
あぁ、まぁ、逝ってこい。
ミッツが作業に取りかかる。
と、まっさんがソッと靴下を揃えてあった靴の上に置いた。
そして、ソッと座席に戻り……あっ、
『(たけ、かんぱーーい☆)』
『(まっさん、おっつーー☆)』
緑の瓶で乾杯☆
直後、ミッツが転がってきた。
ママさんの足に、左箸をぶっ刺して殴られたらしい。
「ミッツっ!! このバカがっっ!!」
ママさん、怒り大爆発だな。
「え~っ?! だって、まっさんがぁ~……」
「まっさんは自分と乾杯してるが、どうした?」
「そうだぞ?ミッツぅ。俺は、たけと乾杯して、ミッツを酒のつまみにしてたぞぉ?」
「えぇっ?! だって、靴下……」
「片方上手くいったからって、もう片方は無理だろぅ~」
「えぇっっ?!」
みんなでニヤニヤしながら見てたわ。
ミッツ。
人生勉強だ。
こうやって社会では蹴落とされる事もあるんだぞ。
まぁ、やられとけ。
その後ミッツは、ママさんにこってり絞られ(物理的に)凹んだようにみえたが、5分も経たないうちに、いつものミッツに戻っていた。
ソフビ(ソフトビニール)人形かな?
少しはコリとけよミッツ……
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