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22 1つ終われば何かあるな
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レモン汁が役に立つか?
掃除した結果、あまり役に立った感じはなかった。
あったかもしれないが、劇的変化が見られなかった。
つまり、しんどかったと言う事。
けれど、諦めずに使用した事で、得られた物もあった。
【清浄】と【消臭】でも取り切れなかった、あの何とも言えない生臭さが消え、爽やかなレモンの香りが程よく感じられる屋敷になった。
浴室の汚れもブラシ磨きと【清浄】の集中攻撃で、元の激しく汚れていた状態が結びつかない程にはなった。
頑張ったと思う。
一応、現時点での報告をスミスさんに伝えて、チェックして貰った。
「凄い……本当に綺麗になりましたね」
最初の一歩が恐る恐るだった割りに、レモンの爽やかな香りを認識してから足取りの軽くなったスミスさん。
スキップするかのごとく屋敷内を歩き回ったのだ。
「それに、この爽やかな香り……素晴らしいです」
「まぁ、いい香りってのは、何も花だけってわけでもないだろうしな。婆さまの所じゃミントとか柑橘系の匂いがしてたっけな」
まぁ、湿布やら柚子やらの匂いもしてたが。
「それはっ?! 考えた事もありませんでしたっ!ぜひ詳しくお願いしますっ!」
「ぬぉっ?! ちょっ?!」
スミスさんの距離が近っ!!
オッサンのアップは辛いから、辞めてくれっ!
「まっ、まず依頼の確認、頼むから離れてくれっ!」
「あ……失礼しました。つい……コホン。依頼は達成ですね」
「おう。まずは、一区切りだな」
手続きに必要な諸々を済ませ、1度ギルドに顔を出す事になった。
香り系のアレコレについては、後日教えて欲しいとの事なので、サラッと流す事にした。
「塩漬け依頼を、こうも簡単に片付けるとはなぁ……予想外だった」
「無理を承知で回してきたのか……なんて野郎だ」
「いやいや、ある程度は期待してたんだぞ?期待以上って事でいいだろう?」
「オッサンの流し目はクソの足しにもならねぇよ」
ギルドに報告を終えて、ビルと他愛もない会話をしている所に影がさした。
「ソブルだな?ちょっと話があるんだが……」
男にしては高い声で話しかけられた。
明らかに顔色が悪く、目が落ち窪んでいる。
ボロボロの黒いローブの中は、多分ガリガリのヒョロヒョロだろう。
見てる内にフラフラとして、倒れそうな……
「ふぅ………」
って、倒れんのかよっ?!
思わず抱き止めてしまったが、軽っ?!
ガリガリヒョロヒョロだと思っていたが、骨と皮しかないんじゃなかろうか?
「なんだよ?! ちょっ、しっかりしろよ……ビル、どうすりゃいい?」
「あ~……とりあえず、そこの長椅子に寝かしておけ。多分また3徹以上してるはずだしな」
「マジかよ……って、知り合いかよ」
「まぁな……」
とりあえず手近にあった長椅子に転がし、ビルに話しを聞く。
「ビル、コイツは一体何者だ?」
「あ~……うむ……コイツはなぁ……」
なんの事はない。
良くギルドからポーション依頼を出す、錬金術師だそうだ。
このフラフラな状態も、また何かにハマって寝食を忘れた結果だろうとの事。
一応効果のあるポーションを作れる側の錬金術師だから、時折ギルド側が様子を見に行き、生存確認をしているそうだ。
……なんじゃそりゃ。
「まぁ、まともな錬金術師なんざいないからな。ポーション作れるってだけでも、こっちとしては貴重だって事さ」
性格的にまともじゃないか、腕的にまともじゃないかってやつだな……
「なるほどな……」
「まぁ、お前の噂でも聞きつけて来たんだろ?こまめに掃除するタイプじゃ無さそうだしな」
「また掃除依頼かよ……」
「そう言うなよ。割りのいい依頼で靴だって手に入ったじゃないのか?」
「そりゃぁ……なぁ?」
確かに。
スミスさん所の倉庫にあった在庫品を融通してもらったんだよな。
素足で怪我しちゃ困るってんで、備品扱いにしてもらえたんだよ。
凄く助かった。
正直、かなり破格の依頼だったと思う。
こんなラッキー依頼はそう無いだろうしな。
多分、これからは地味なアンラッキー依頼が続くんだろう事は予測しているが……
【鑑定】
名前 ルマ
種族 人族
年齢 18歳
職業 錬金術師
Lv 20
スキル 【錬金術(中級)】【毒耐性】
魔法 【生活魔法】【水魔法】
……18歳でLv20もあんのか。
なかなかハードな人生を送ってるらしい。
いや、それよりも【錬金術】に集中した成果か?
『※その認識でOKです』
なるほど。
スキルを研いてもLvアップに繋がるのか。
中級って事は、まあまあ普通の物が作れるってヤツだよな?
『※その認識でOKです』
ん?
もしかして、中級や上級は少ないのか?
『※その認識でOKです』
んで、初級の錬金術師が溢れてると?
『※その認識でOKです』
「……んで、話ってなんだよ」
とりあえず胡散臭い目で見てやるよ。
いや、それよりも恨みのこもった目で見てやる。
「……申し訳ない……」
申し訳無さそうに俯いているが、口元に残ったパンのカスが色々と台無しにしている。
俺の稼ぎが、ほぼ半分コイツの腹に消えたと思うと、恨み事の1つでも2つでもそれ以上でも言い足りないが。
コイツが目覚めてから、金も無くて空腹で話せねぇってんで食わせたが……変わらない吸引力に、正直引いたね。
新手の詐欺じゃなかろうな?
適当な話だったら、ちょっと御縄案件だぞ?
「実は……話と言うか、相談だったんだが……その……」
段々と小声になっていくし、身体も小さくなっていくな。
「聞くだけは聞くから、まず話してみろよ」
「あの、だな……その……」
ボソボソと話された内容は、要約すると薬草採取依頼を出したいが、依頼料をすぐに出せないから、ポーションが売れるまで待って貰えないだろうかって事だ。
はぁ?ふざけんなよ?! 俺も今すでに金が消えた状態だよっ?! って言いたいが。
薬草が集まらず、生活費にジワジワ取られ。
なら他の物を作って金を得ようとしたが、馴染みの店では取引できず、新たな所で騙し取られて……で今にいたるそうだ。
徹夜を続けてもアイディアが出ないどころか腹も減り。
このままじゃヤバいから、とにかく話だけでも……と。
「……てか、飯はいつから食ってないんだよ」
「……最後に……パンを食べたのが……10日前……」
「はぁっ?! どうやって生き延びてたんだ?! 」
「……水と……ハーブや草を……」
「「……」」
マジかよ……
信じられん……
その間に自分でなんとかしようとしていたのか……
周りと関係を築いてないわけでもなかろうに、助けを求めなかったのか……
てゆーか、時々ギルドで様子見に行く話はどうなってたんだ?
「おい、ビル?どうなってんだ?」
「あ~……そろそろ危ないあたりだから、ポーション依頼に行かせる予定ではあったんだがな?……使えそうな薬草が集まらんからな?そのままだった」
「ひっそりとオサラバする手前じゃないのか?」
「……危なかったな……いや、こっちまで出て来られて良かったよ……こりゃもう少し頻繁に行かなきゃならんな…」
もう、本当に、ソレ。
有能な人材は、手厚く守って欲しい。
「おい、ビル。金が無いなんて……ギルドじゃ有能な錬金術師は安く扱ってんのか?」
安月給で放置……なんてブラックオブブラックだぞ?!
「そんな事はないぞ?! 適正金額でしっかりやり取りしてるぞ?!」
「んじゃ何で生活費用が残ってねーんだよっ?!俺の報酬の半分も消えたんだぞっ?! ……ん?1食に半分……?」
「いや、普段はこんなに食うヤツじゃ無いんだが……まさか、ルマ?お前、また……?」
「またって何だ?何かあるのか?」
ビルが疑いの眼差しでルマをジトリと見ると、本人はソっと視線を逸らす。
これはやましい事があるな?
ビルが無言の圧力を放つ。
俺も便乗してジト目。
耐え切れまい。
吐くが良い。
全部ぶちまけたまえ。
「……珍しい……素材を……少々……」
「「……ほ~?」」
「……少々……数種類……」
「「ほほぅ~?」」
「……それで食費を……」
「「ふ~~ん?」」
「申し訳……ありませんでした……」
「「ホント、ソレなっ!」」
掃除した結果、あまり役に立った感じはなかった。
あったかもしれないが、劇的変化が見られなかった。
つまり、しんどかったと言う事。
けれど、諦めずに使用した事で、得られた物もあった。
【清浄】と【消臭】でも取り切れなかった、あの何とも言えない生臭さが消え、爽やかなレモンの香りが程よく感じられる屋敷になった。
浴室の汚れもブラシ磨きと【清浄】の集中攻撃で、元の激しく汚れていた状態が結びつかない程にはなった。
頑張ったと思う。
一応、現時点での報告をスミスさんに伝えて、チェックして貰った。
「凄い……本当に綺麗になりましたね」
最初の一歩が恐る恐るだった割りに、レモンの爽やかな香りを認識してから足取りの軽くなったスミスさん。
スキップするかのごとく屋敷内を歩き回ったのだ。
「それに、この爽やかな香り……素晴らしいです」
「まぁ、いい香りってのは、何も花だけってわけでもないだろうしな。婆さまの所じゃミントとか柑橘系の匂いがしてたっけな」
まぁ、湿布やら柚子やらの匂いもしてたが。
「それはっ?! 考えた事もありませんでしたっ!ぜひ詳しくお願いしますっ!」
「ぬぉっ?! ちょっ?!」
スミスさんの距離が近っ!!
オッサンのアップは辛いから、辞めてくれっ!
「まっ、まず依頼の確認、頼むから離れてくれっ!」
「あ……失礼しました。つい……コホン。依頼は達成ですね」
「おう。まずは、一区切りだな」
手続きに必要な諸々を済ませ、1度ギルドに顔を出す事になった。
香り系のアレコレについては、後日教えて欲しいとの事なので、サラッと流す事にした。
「塩漬け依頼を、こうも簡単に片付けるとはなぁ……予想外だった」
「無理を承知で回してきたのか……なんて野郎だ」
「いやいや、ある程度は期待してたんだぞ?期待以上って事でいいだろう?」
「オッサンの流し目はクソの足しにもならねぇよ」
ギルドに報告を終えて、ビルと他愛もない会話をしている所に影がさした。
「ソブルだな?ちょっと話があるんだが……」
男にしては高い声で話しかけられた。
明らかに顔色が悪く、目が落ち窪んでいる。
ボロボロの黒いローブの中は、多分ガリガリのヒョロヒョロだろう。
見てる内にフラフラとして、倒れそうな……
「ふぅ………」
って、倒れんのかよっ?!
思わず抱き止めてしまったが、軽っ?!
ガリガリヒョロヒョロだと思っていたが、骨と皮しかないんじゃなかろうか?
「なんだよ?! ちょっ、しっかりしろよ……ビル、どうすりゃいい?」
「あ~……とりあえず、そこの長椅子に寝かしておけ。多分また3徹以上してるはずだしな」
「マジかよ……って、知り合いかよ」
「まぁな……」
とりあえず手近にあった長椅子に転がし、ビルに話しを聞く。
「ビル、コイツは一体何者だ?」
「あ~……うむ……コイツはなぁ……」
なんの事はない。
良くギルドからポーション依頼を出す、錬金術師だそうだ。
このフラフラな状態も、また何かにハマって寝食を忘れた結果だろうとの事。
一応効果のあるポーションを作れる側の錬金術師だから、時折ギルド側が様子を見に行き、生存確認をしているそうだ。
……なんじゃそりゃ。
「まぁ、まともな錬金術師なんざいないからな。ポーション作れるってだけでも、こっちとしては貴重だって事さ」
性格的にまともじゃないか、腕的にまともじゃないかってやつだな……
「なるほどな……」
「まぁ、お前の噂でも聞きつけて来たんだろ?こまめに掃除するタイプじゃ無さそうだしな」
「また掃除依頼かよ……」
「そう言うなよ。割りのいい依頼で靴だって手に入ったじゃないのか?」
「そりゃぁ……なぁ?」
確かに。
スミスさん所の倉庫にあった在庫品を融通してもらったんだよな。
素足で怪我しちゃ困るってんで、備品扱いにしてもらえたんだよ。
凄く助かった。
正直、かなり破格の依頼だったと思う。
こんなラッキー依頼はそう無いだろうしな。
多分、これからは地味なアンラッキー依頼が続くんだろう事は予測しているが……
【鑑定】
名前 ルマ
種族 人族
年齢 18歳
職業 錬金術師
Lv 20
スキル 【錬金術(中級)】【毒耐性】
魔法 【生活魔法】【水魔法】
……18歳でLv20もあんのか。
なかなかハードな人生を送ってるらしい。
いや、それよりも【錬金術】に集中した成果か?
『※その認識でOKです』
なるほど。
スキルを研いてもLvアップに繋がるのか。
中級って事は、まあまあ普通の物が作れるってヤツだよな?
『※その認識でOKです』
ん?
もしかして、中級や上級は少ないのか?
『※その認識でOKです』
んで、初級の錬金術師が溢れてると?
『※その認識でOKです』
「……んで、話ってなんだよ」
とりあえず胡散臭い目で見てやるよ。
いや、それよりも恨みのこもった目で見てやる。
「……申し訳ない……」
申し訳無さそうに俯いているが、口元に残ったパンのカスが色々と台無しにしている。
俺の稼ぎが、ほぼ半分コイツの腹に消えたと思うと、恨み事の1つでも2つでもそれ以上でも言い足りないが。
コイツが目覚めてから、金も無くて空腹で話せねぇってんで食わせたが……変わらない吸引力に、正直引いたね。
新手の詐欺じゃなかろうな?
適当な話だったら、ちょっと御縄案件だぞ?
「実は……話と言うか、相談だったんだが……その……」
段々と小声になっていくし、身体も小さくなっていくな。
「聞くだけは聞くから、まず話してみろよ」
「あの、だな……その……」
ボソボソと話された内容は、要約すると薬草採取依頼を出したいが、依頼料をすぐに出せないから、ポーションが売れるまで待って貰えないだろうかって事だ。
はぁ?ふざけんなよ?! 俺も今すでに金が消えた状態だよっ?! って言いたいが。
薬草が集まらず、生活費にジワジワ取られ。
なら他の物を作って金を得ようとしたが、馴染みの店では取引できず、新たな所で騙し取られて……で今にいたるそうだ。
徹夜を続けてもアイディアが出ないどころか腹も減り。
このままじゃヤバいから、とにかく話だけでも……と。
「……てか、飯はいつから食ってないんだよ」
「……最後に……パンを食べたのが……10日前……」
「はぁっ?! どうやって生き延びてたんだ?! 」
「……水と……ハーブや草を……」
「「……」」
マジかよ……
信じられん……
その間に自分でなんとかしようとしていたのか……
周りと関係を築いてないわけでもなかろうに、助けを求めなかったのか……
てゆーか、時々ギルドで様子見に行く話はどうなってたんだ?
「おい、ビル?どうなってんだ?」
「あ~……そろそろ危ないあたりだから、ポーション依頼に行かせる予定ではあったんだがな?……使えそうな薬草が集まらんからな?そのままだった」
「ひっそりとオサラバする手前じゃないのか?」
「……危なかったな……いや、こっちまで出て来られて良かったよ……こりゃもう少し頻繁に行かなきゃならんな…」
もう、本当に、ソレ。
有能な人材は、手厚く守って欲しい。
「おい、ビル。金が無いなんて……ギルドじゃ有能な錬金術師は安く扱ってんのか?」
安月給で放置……なんてブラックオブブラックだぞ?!
「そんな事はないぞ?! 適正金額でしっかりやり取りしてるぞ?!」
「んじゃ何で生活費用が残ってねーんだよっ?!俺の報酬の半分も消えたんだぞっ?! ……ん?1食に半分……?」
「いや、普段はこんなに食うヤツじゃ無いんだが……まさか、ルマ?お前、また……?」
「またって何だ?何かあるのか?」
ビルが疑いの眼差しでルマをジトリと見ると、本人はソっと視線を逸らす。
これはやましい事があるな?
ビルが無言の圧力を放つ。
俺も便乗してジト目。
耐え切れまい。
吐くが良い。
全部ぶちまけたまえ。
「……珍しい……素材を……少々……」
「「……ほ~?」」
「……少々……数種類……」
「「ほほぅ~?」」
「……それで食費を……」
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「申し訳……ありませんでした……」
「「ホント、ソレなっ!」」
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