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21 アリかな?
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スミスさんからエール樽を追加で1つ貰った。
また中身を半分に分け、2樽にする。
1つを外に、もう1つは浴室に設置した。
浴室の奴等、だいぶ減ってはいたが、まだまだ鳥肌がたつ位は残っていたよ。
蔦も死滅してイイ感じだな。
これはもう収納で構わないだろう。
回収した時点で、葉に付いてた生き物がバラバラ地面に落ちるが、スルーだ。
土中には毒ムカデが数匹いるから、ポイントを抑えて従業員さん達に熱湯作業をやって貰う。
人手を貸して貰えるのって、ありがたいな。
雑草抜きも手伝って貰っている。
溜まったら、随時乾燥させて焼却して貰うまでやってくれる。
んで、俺はバ○サンをセットして、草抜きに力を入れている。
出来れば雑草のない、素敵なグラウンドを目指したい。
林から少し間を取れば、多少なりとも虫の移動を妨げる……と思いたい。
林自体も手入れをして、少し整えた方がいいだろうな。
これはスミスさんに相談した方がいいな。
別棟にこれだけいるんだ。
多分、トレントモドキや毒ムカデのちっちゃいのとかノビノビしてるはずだ。
「草抜きだけでも、結構生き物出てくるんだなぁ」
「だな。最初は、なんでこんな事わざわざやるのかって思ったけどもな」
「根っこの先が、他の雑草に繋がってるんだもんなぁ」
「葉を刈るだけじゃ増え続ける訳だよなぁ」
「だな。知らんかったよ」
うんうん。
そうだろう、そうだろう。
こうやって農家さんや、町内会の人達が戦ってるんだ。
それを一緒に噛み締めようじゃないか。
「そろそろ内部の掃除に入るから、外周りは頼んだ」
ドアを開けて、煙を排出しながら声をかける。
「おう。逝ってこい」
「骨はギリギリで拾ってやるよ」
「なんだよ……物騒だな」
「いや、勇者の旅立ちを応援してるだけさ」
「勇者って……」
「勇者よ、頼んだ。これ以上、悪をのさばらせてはいけないんだ」
「そうだ。魔王を誕生させてはいけない。勇者よ、その光のホウキで悪を撃て」
「おいおい、悪ノリが過ぎるぞ?」
「違いねぇ!」
随分と大爆笑してるな。
まぁ、本来の仕事以外でストレスが溜まってんだろうな。
「煙出しちまうからな、吸わない様気をつけろよ~」
「「「お~う!」」」
浴室以外、全ての窓を開けて、上の階の奥から玄関に向けて開始する。
天井から埃や蜘蛛の巣などなどをはたき落とし、他の埃も床に全て落としてから、ほうきではき送る。
小山が出来たら空樽に回収して、丁寧に行っていく。
今回は臭い虫の遺骸が殆どを占めている。
バ○サンから晩まで掃き掃除オンリーだったが。
多分、しばらくコレの繰り返しだと思う。
臭い虫とイエナイ事情があるからな。
卵から出てくる奴等がいなくなれば、一息と言った所か。
落ち着いた所で磨き上げるか……いや、取り壊すならいらないのか?
そこは、スミスさんに相談だな。
でも【清浄】はかけている。
床・壁・天井もだ。
再度掃除する事になっても、かけた場合とかけない場合では、格段に始末が楽なのだ。
リックの汚屋敷で試したからよくわかる。
手間を惜しんだら、倍の手間がかかることを学んだのだ。
それは、もう、イエナイが……
まぁ、やるだけやってやるよ。
2日後。
敷地内の雑草も粗方片付き、雑草共々トレントモドキもお焚き上げされ、地面がしっかりと顔を出した。
ニワトリ達も元気に駆け回り、のどかな様子を見せている。
このニワトリ……
スミスさんいわく、野良ニワトリだったらしい。
周辺の人達に聞き回ったらしいが、時々ニワトリ集団が目撃されていたとか。
留守の家を狙って、庭を拝借していたそうだ。
集団でいる割に人を襲うでもなく、粗相等の被害もなく、家庭菜園にも影響が出ていなかったので、特に問題にもなってなかったらしい。
随分と礼儀正しいニワトリ達だ。
捕まえようとした者達もいたが、その思惑が上がった辺りでスッと消えているらしく、不思議な存在でもあったとか……
そんなニワトリ達が、ここに何故か居着いてしまった。
「餌が豊富なんですかねぇ……」
スミスさんも困ったと言いながら、ニワトリ小屋を設置させる手はずを整えているそうだ。
「野良とはいえ、一度目をかけてしまいましたからね。面倒を見る責任はあるでしょ?」
何気に優しい。
「それに虫ハントの腕はなかなかのもの。雇わせていただきます」
本音はこっちだったか。
野菜クズも食べてくれるらしいから、なかなかにありがたい存在みたいだ。
臭い問題も、店から離れている所で済ませているのか、全然被害が無いと。
賢すぎる、ニワトリ。
逆に怖い。
「まぁ……スミスさんがいいなら俺には何も言えんが」
俺には、乾いた笑いしか出せんがね。
「今日は浴室掃除でしたか?」
「あぁ。そうだ。それで大方条件がそろうと思うぞ?」
「ですね。これで取り壊せますね」
これで除霊師の求めてた条件がそろうはず。
主だった虫も駆除し、そこそこ綺麗にしたからな。
気持ち的に怖いから住む選択は無しだとしても、見にくる自体は大丈夫だと思う。
浴室が終わったらの話だがな。
「んじゃ、仕事に入るわ」
「はい。よろしくおねがいします」
そしてやって来た浴室。
ナメさん達には撤退して貰ったが、汚れが激しい。
撤退して貰う前もモザイク処理して欲しいと思っていたが、今の状態も殆ど一緒に感じる。
ナメさん達の痕跡がテラテラしている上に、黒や赤のカビがルンルンしている。
素手では無理。
逃げ出したい気持ち満載な状況だ。
【清浄】はあるけど洗剤や漂白剤がない、この世界。
浴室掃除なんて気が遠くなる。
【清浄】だけの威力じゃ、この汚れに勝てないのだ。
少しでも元の汚れを落とす必要がある。
もしくは汚れを落とし易くするしかない。
クエン酸や重曹を……と思っても、重曹の作り方がわからんのだ。
記憶の片隅に『電気分解パターンと何か』だったはずなんだが、興味がなかったので、サッパリだ。
かろうじてレモンは手に入ったから、なんとかなりそうではあるが。
霧吹き的な物が……手に入らなかった。
というか、香水の散布するプシュッとするやつしかなく、使い勝手が悪そうだから。
更に言うと、かなり高価な品物だった。
それよりも、ハケや何かで塗りつけていった方が良い。
木桶にレモンを搾り、ひたすらペタペタハケで塗付けて行く。
とりあえず壁から。
天井には、紙にレモン汁を湿らせて貼り付けていった。
心配だったが、紙は思いのほか簡単に手に入った。
高価な品物かと思いきや、そこそこ手に入るらしい。
まぁ、最小枚数で挑むのに越した事はないが。
……ここまでする必要があるかどうかなんだよな。
全体的にレモン汁を行き渡らせたら、時間を置く為、外へ。
「はぁ……外の空気が旨いなぁ……」
「ソブルさん、お疲れ様です」
スミスさん、今日は暇なのかな?
短時間で会うなぁ。
「スミスさんこそ。けど、珍しいんじゃないのか?こんなにすぐ休憩か?」
「いえ、それは、その……レモンの使い道が気になりまして……」
なるほど?
「いや、あんまり酷い汚れだったからなぁ?レモン汁で少しでも落とし易くしようと思ってな」
「レモン汁?落ち易くなるんですか?」
「気持ち落ち易くなるって話を聞いてな。効果は……今回初の試みなんだ。すまん」
「あっ、そうだったんですね」
あははははは。
お互い乾いた笑いが出る。
「しかし……レモンの香りが家全体に広がり、爽やかな感じになりましたね……ありですね。これは」
「そう思って貰えて良かったよ。消臭効果も合ったんだったかな?」
「なるほど……これなら……」
スミスさんが何やら考えているな。
商売繁盛の一手でも思いついた感じだろうか?
それがどうあれ、今の俺には関係ない事だ。
また中身を半分に分け、2樽にする。
1つを外に、もう1つは浴室に設置した。
浴室の奴等、だいぶ減ってはいたが、まだまだ鳥肌がたつ位は残っていたよ。
蔦も死滅してイイ感じだな。
これはもう収納で構わないだろう。
回収した時点で、葉に付いてた生き物がバラバラ地面に落ちるが、スルーだ。
土中には毒ムカデが数匹いるから、ポイントを抑えて従業員さん達に熱湯作業をやって貰う。
人手を貸して貰えるのって、ありがたいな。
雑草抜きも手伝って貰っている。
溜まったら、随時乾燥させて焼却して貰うまでやってくれる。
んで、俺はバ○サンをセットして、草抜きに力を入れている。
出来れば雑草のない、素敵なグラウンドを目指したい。
林から少し間を取れば、多少なりとも虫の移動を妨げる……と思いたい。
林自体も手入れをして、少し整えた方がいいだろうな。
これはスミスさんに相談した方がいいな。
別棟にこれだけいるんだ。
多分、トレントモドキや毒ムカデのちっちゃいのとかノビノビしてるはずだ。
「草抜きだけでも、結構生き物出てくるんだなぁ」
「だな。最初は、なんでこんな事わざわざやるのかって思ったけどもな」
「根っこの先が、他の雑草に繋がってるんだもんなぁ」
「葉を刈るだけじゃ増え続ける訳だよなぁ」
「だな。知らんかったよ」
うんうん。
そうだろう、そうだろう。
こうやって農家さんや、町内会の人達が戦ってるんだ。
それを一緒に噛み締めようじゃないか。
「そろそろ内部の掃除に入るから、外周りは頼んだ」
ドアを開けて、煙を排出しながら声をかける。
「おう。逝ってこい」
「骨はギリギリで拾ってやるよ」
「なんだよ……物騒だな」
「いや、勇者の旅立ちを応援してるだけさ」
「勇者って……」
「勇者よ、頼んだ。これ以上、悪をのさばらせてはいけないんだ」
「そうだ。魔王を誕生させてはいけない。勇者よ、その光のホウキで悪を撃て」
「おいおい、悪ノリが過ぎるぞ?」
「違いねぇ!」
随分と大爆笑してるな。
まぁ、本来の仕事以外でストレスが溜まってんだろうな。
「煙出しちまうからな、吸わない様気をつけろよ~」
「「「お~う!」」」
浴室以外、全ての窓を開けて、上の階の奥から玄関に向けて開始する。
天井から埃や蜘蛛の巣などなどをはたき落とし、他の埃も床に全て落としてから、ほうきではき送る。
小山が出来たら空樽に回収して、丁寧に行っていく。
今回は臭い虫の遺骸が殆どを占めている。
バ○サンから晩まで掃き掃除オンリーだったが。
多分、しばらくコレの繰り返しだと思う。
臭い虫とイエナイ事情があるからな。
卵から出てくる奴等がいなくなれば、一息と言った所か。
落ち着いた所で磨き上げるか……いや、取り壊すならいらないのか?
そこは、スミスさんに相談だな。
でも【清浄】はかけている。
床・壁・天井もだ。
再度掃除する事になっても、かけた場合とかけない場合では、格段に始末が楽なのだ。
リックの汚屋敷で試したからよくわかる。
手間を惜しんだら、倍の手間がかかることを学んだのだ。
それは、もう、イエナイが……
まぁ、やるだけやってやるよ。
2日後。
敷地内の雑草も粗方片付き、雑草共々トレントモドキもお焚き上げされ、地面がしっかりと顔を出した。
ニワトリ達も元気に駆け回り、のどかな様子を見せている。
このニワトリ……
スミスさんいわく、野良ニワトリだったらしい。
周辺の人達に聞き回ったらしいが、時々ニワトリ集団が目撃されていたとか。
留守の家を狙って、庭を拝借していたそうだ。
集団でいる割に人を襲うでもなく、粗相等の被害もなく、家庭菜園にも影響が出ていなかったので、特に問題にもなってなかったらしい。
随分と礼儀正しいニワトリ達だ。
捕まえようとした者達もいたが、その思惑が上がった辺りでスッと消えているらしく、不思議な存在でもあったとか……
そんなニワトリ達が、ここに何故か居着いてしまった。
「餌が豊富なんですかねぇ……」
スミスさんも困ったと言いながら、ニワトリ小屋を設置させる手はずを整えているそうだ。
「野良とはいえ、一度目をかけてしまいましたからね。面倒を見る責任はあるでしょ?」
何気に優しい。
「それに虫ハントの腕はなかなかのもの。雇わせていただきます」
本音はこっちだったか。
野菜クズも食べてくれるらしいから、なかなかにありがたい存在みたいだ。
臭い問題も、店から離れている所で済ませているのか、全然被害が無いと。
賢すぎる、ニワトリ。
逆に怖い。
「まぁ……スミスさんがいいなら俺には何も言えんが」
俺には、乾いた笑いしか出せんがね。
「今日は浴室掃除でしたか?」
「あぁ。そうだ。それで大方条件がそろうと思うぞ?」
「ですね。これで取り壊せますね」
これで除霊師の求めてた条件がそろうはず。
主だった虫も駆除し、そこそこ綺麗にしたからな。
気持ち的に怖いから住む選択は無しだとしても、見にくる自体は大丈夫だと思う。
浴室が終わったらの話だがな。
「んじゃ、仕事に入るわ」
「はい。よろしくおねがいします」
そしてやって来た浴室。
ナメさん達には撤退して貰ったが、汚れが激しい。
撤退して貰う前もモザイク処理して欲しいと思っていたが、今の状態も殆ど一緒に感じる。
ナメさん達の痕跡がテラテラしている上に、黒や赤のカビがルンルンしている。
素手では無理。
逃げ出したい気持ち満載な状況だ。
【清浄】はあるけど洗剤や漂白剤がない、この世界。
浴室掃除なんて気が遠くなる。
【清浄】だけの威力じゃ、この汚れに勝てないのだ。
少しでも元の汚れを落とす必要がある。
もしくは汚れを落とし易くするしかない。
クエン酸や重曹を……と思っても、重曹の作り方がわからんのだ。
記憶の片隅に『電気分解パターンと何か』だったはずなんだが、興味がなかったので、サッパリだ。
かろうじてレモンは手に入ったから、なんとかなりそうではあるが。
霧吹き的な物が……手に入らなかった。
というか、香水の散布するプシュッとするやつしかなく、使い勝手が悪そうだから。
更に言うと、かなり高価な品物だった。
それよりも、ハケや何かで塗りつけていった方が良い。
木桶にレモンを搾り、ひたすらペタペタハケで塗付けて行く。
とりあえず壁から。
天井には、紙にレモン汁を湿らせて貼り付けていった。
心配だったが、紙は思いのほか簡単に手に入った。
高価な品物かと思いきや、そこそこ手に入るらしい。
まぁ、最小枚数で挑むのに越した事はないが。
……ここまでする必要があるかどうかなんだよな。
全体的にレモン汁を行き渡らせたら、時間を置く為、外へ。
「はぁ……外の空気が旨いなぁ……」
「ソブルさん、お疲れ様です」
スミスさん、今日は暇なのかな?
短時間で会うなぁ。
「スミスさんこそ。けど、珍しいんじゃないのか?こんなにすぐ休憩か?」
「いえ、それは、その……レモンの使い道が気になりまして……」
なるほど?
「いや、あんまり酷い汚れだったからなぁ?レモン汁で少しでも落とし易くしようと思ってな」
「レモン汁?落ち易くなるんですか?」
「気持ち落ち易くなるって話を聞いてな。効果は……今回初の試みなんだ。すまん」
「あっ、そうだったんですね」
あははははは。
お互い乾いた笑いが出る。
「しかし……レモンの香りが家全体に広がり、爽やかな感じになりましたね……ありですね。これは」
「そう思って貰えて良かったよ。消臭効果も合ったんだったかな?」
「なるほど……これなら……」
スミスさんが何やら考えているな。
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それがどうあれ、今の俺には関係ない事だ。
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