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45 赤い花②
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傍から見たならば、黄色の花が咲き誇る美しい光景に見えるだろう。
輝く靄に浮かぶ様はなんとも幻想的ではないか。
「【差し込む陽射しに微かに揺れて、舞い散る光は夜を想う。
墜ちた月は他に埋もれ、唯一に戻る事をひたすらに願う。
その願いは眠りを誘い、夜と共にと訴えかける。
それでも夜に戻る事はない。
その願いは永久に続くとも。
夜に戻る事はない】」
「怖ぇな……何なんだそれ?」
「悲恋物の舞台が一時期流行ってね?至る所で歌われたんだよ」
「そうだな。酒場でも聴いたが……辛気臭くてな」
「酒屋で聴くんだったら陽気な方がいいな。俺は」
「俺もだ」
「あたしもだけどね。流行る所では流行ってたらしいからね」
タバサが何かを含んだ様に言うって事は……
悲恋物……了解。
許さざる恋の駆け引きに似せた体験をできる所だろ?
リックへのテコ入れだな。
「ああ……なんとなく、わかった」
「そうか?どこだ?」
「タバサ……リックは白だ」
「その様だね……ソブルは黒かい?」
「俺も白だ。ってか、俺に振るな。巻き込むな」
「?サッパリわからないんだが?」
「「……」」
タバサ……脳筋なリックには、難しいらしいぞ?
「……ダメダメだな。集中しようぜ」
「そうだね……気を散らさせて悪かったよ」
「なんだ?どう言う事だ?」
「リックはリックだなって事だ」
「訳がわからんぞ?」
「ほれ、手が動いてないぞ?働け働け」
「なんだよ……除け者かよ」
ブツブツ言いながらも手を動かすリック。
そんなリックに吹き出しながらも、モクモクと回収してると、足元に変な感触があった。
何か踏んだ。
花にばかり気を取られていたらしい。
「うげっ?! 」
足元を確認して、思わず声も出ちまった。
白骨化手前のゴブリンだったからな。
そりゃ驚くだろ?
「ゴブリンだな……」
タバサが遠目から確認したらしい。
「昨日は気付かなかったな……」
鮮度の良いのしか見つけれなかったし。
鮮度ってのも、おかしな話だが。
「一応回収しといてくれ。別の場所で焼却するぞ」
「了解」
大火災が起きない場所でだな。
その後も数体ゴブリンの白骨と遭遇したが……
段々驚かなくなって来ている自分に驚く。
こんな慣れ方は嫌だな。
心底思った。
「うげっ?!」
今度はタバサから声が上がった。
「フォレストパイソンだ!まだ息のあるヤツだよ!」
【フォレストパイソン】
・昏睡状態。長い身体で獲物を絞め上げる。
身体をしならせ、鞭の様な攻撃も得意とする。
毒を持つ個体もいる為、注意が必要。
美しい皮は価値が高い。
肉は臭みがなく、やや弾力がある。淡白ではある
が、脂を感じられ美味しい。
……美味しいらしい。
前の世界でも、鶏肉に近くて美味しいって聞いてたからな。
美味しいんだろうな。
リックがソッと近付き、サクッと倒して回収して行った。
そのまま何事もなかったかの様に作業再開。
えっ?
ナニコレ?
普通なの?
これが普通の反応なの?
余りにも自然過ぎて、訳わからんのだけど?
内心大いに動揺しながらも作業は続く。
「っ?! 」
まただ。
また何か踏みつけた。
かろうじて声は出さなかったが、柔らかい物を踏んでビクついてしまった。
今度はなんだ?
パイソンきたか?
【鑑定】
名前 ジェイ・クラウゼ
種族 人族
年齢 15歳
職業 伯爵令息第3子 騎士見習い
Lv 12
スキル 【剣】【槍】【盾】
魔法 【生活魔法】
状態 昏睡状態
「うげっ?! 」
デカい声が出た上に、跳び上がってしまった。
そのせいで追加の花粉が出てしまったが、細やかな事だろう。
「どうした?! 魔物かっ?!」
「いや、違う!人だ!伯爵令息様だっ!」
「「なんだってっ?! 」」
問題発生だっ‼
なんだって人間がっ?!
しかも、お貴族様なんかいやがんだよっ‼
関わりたくないNo.1じゃないかっ‼
しかも伯爵級……
ナシでっ‼
チェンジでっ‼
まだ、ビルを拾った方がマシだっ‼
ビルチェンジでっ‼
……ダメだよなぁ。
『※その認識でOKです』
……知ってる。
「リック、どうする?」
「あぁ……まさか、クラウゼ様か……?」
「……おう。知ってるのか?」
「「はぁ~……」」
2人して溜息して……
なんかガックリ疲れた顔になったな。
アレか。
今回のアレか。
「遠征の……か?」
「おう……疲れた……帰りたい……」
「ホントだねぇ……あっ、キナコとご飯しなきゃならないから、あたし、帰るよ!」
「タバサ……今の状況から逃げるなよ……」
「だってさ……キナコが可愛いんだ……」
「激しく同意するけれども」
人はそれを現実逃避と言うんだ。
「……顔色的に大丈夫そうだ。作業の方が大事だ。急ごう」
「「了解」」
リックも色々考えて、考えて、一回りしたんだろうな。
お貴族様を切り捨てた。
うん。
いいと思うぞ?
昏睡状態だし。
記憶無さそうだし。
目覚めたら厄介そうだし。
流石、冒険では役に立つリーダーだ。
黙々と月追い草を回収する作業はずっと続く。
外と内から取ってるから、ドーナツ型になって来たな。
角兎や森ウルフも混ざってるらしいな。
時々リックがソッとサクッとやっている。
その時ふらついて、お貴族様に花粉を間違って飛ばしてしまう。
仕方のない事故だ。
足元が見えない所が大半だからな。
いくら上級冒険者と言えど、ふらついてしまう事はあるのだ。
ほぼ取り切ったか?
と言う所で、リックがお貴族様を担いで、少し離れた木陰に下ろした。
邪ま……危ないからな。
うん?
タバサが移動して、弓で狙い出したな。
いよいよか。
俺も少し離れた方がいいだろう。
危ないからな。
リックとタバサが視線でお互いのタイミングを測る。
リックがワイルドベアに足をかけ、赤の月追い草に袋をかける。
再度タバサと目を合し、サクッと刈り取った。
と思った同時にリックが俺の所まで退避。
ワイルドベアが目覚め、声を上げる所でタバサの矢が眉間に深々と刺さり込んだ。
なるほど……
上級冒険者がいれば、簡単っちゃ簡単な仕事なんだな。
普通の人間には出来ない、素早い動きと正確さが必要だ。
色々考えて覚悟していたが、呆気なかったな。
そう感じる事こそ、凄さの表れだな。
それが上級冒険者なんだ。
輝く靄に浮かぶ様はなんとも幻想的ではないか。
「【差し込む陽射しに微かに揺れて、舞い散る光は夜を想う。
墜ちた月は他に埋もれ、唯一に戻る事をひたすらに願う。
その願いは眠りを誘い、夜と共にと訴えかける。
それでも夜に戻る事はない。
その願いは永久に続くとも。
夜に戻る事はない】」
「怖ぇな……何なんだそれ?」
「悲恋物の舞台が一時期流行ってね?至る所で歌われたんだよ」
「そうだな。酒場でも聴いたが……辛気臭くてな」
「酒屋で聴くんだったら陽気な方がいいな。俺は」
「俺もだ」
「あたしもだけどね。流行る所では流行ってたらしいからね」
タバサが何かを含んだ様に言うって事は……
悲恋物……了解。
許さざる恋の駆け引きに似せた体験をできる所だろ?
リックへのテコ入れだな。
「ああ……なんとなく、わかった」
「そうか?どこだ?」
「タバサ……リックは白だ」
「その様だね……ソブルは黒かい?」
「俺も白だ。ってか、俺に振るな。巻き込むな」
「?サッパリわからないんだが?」
「「……」」
タバサ……脳筋なリックには、難しいらしいぞ?
「……ダメダメだな。集中しようぜ」
「そうだね……気を散らさせて悪かったよ」
「なんだ?どう言う事だ?」
「リックはリックだなって事だ」
「訳がわからんぞ?」
「ほれ、手が動いてないぞ?働け働け」
「なんだよ……除け者かよ」
ブツブツ言いながらも手を動かすリック。
そんなリックに吹き出しながらも、モクモクと回収してると、足元に変な感触があった。
何か踏んだ。
花にばかり気を取られていたらしい。
「うげっ?! 」
足元を確認して、思わず声も出ちまった。
白骨化手前のゴブリンだったからな。
そりゃ驚くだろ?
「ゴブリンだな……」
タバサが遠目から確認したらしい。
「昨日は気付かなかったな……」
鮮度の良いのしか見つけれなかったし。
鮮度ってのも、おかしな話だが。
「一応回収しといてくれ。別の場所で焼却するぞ」
「了解」
大火災が起きない場所でだな。
その後も数体ゴブリンの白骨と遭遇したが……
段々驚かなくなって来ている自分に驚く。
こんな慣れ方は嫌だな。
心底思った。
「うげっ?!」
今度はタバサから声が上がった。
「フォレストパイソンだ!まだ息のあるヤツだよ!」
【フォレストパイソン】
・昏睡状態。長い身体で獲物を絞め上げる。
身体をしならせ、鞭の様な攻撃も得意とする。
毒を持つ個体もいる為、注意が必要。
美しい皮は価値が高い。
肉は臭みがなく、やや弾力がある。淡白ではある
が、脂を感じられ美味しい。
……美味しいらしい。
前の世界でも、鶏肉に近くて美味しいって聞いてたからな。
美味しいんだろうな。
リックがソッと近付き、サクッと倒して回収して行った。
そのまま何事もなかったかの様に作業再開。
えっ?
ナニコレ?
普通なの?
これが普通の反応なの?
余りにも自然過ぎて、訳わからんのだけど?
内心大いに動揺しながらも作業は続く。
「っ?! 」
まただ。
また何か踏みつけた。
かろうじて声は出さなかったが、柔らかい物を踏んでビクついてしまった。
今度はなんだ?
パイソンきたか?
【鑑定】
名前 ジェイ・クラウゼ
種族 人族
年齢 15歳
職業 伯爵令息第3子 騎士見習い
Lv 12
スキル 【剣】【槍】【盾】
魔法 【生活魔法】
状態 昏睡状態
「うげっ?! 」
デカい声が出た上に、跳び上がってしまった。
そのせいで追加の花粉が出てしまったが、細やかな事だろう。
「どうした?! 魔物かっ?!」
「いや、違う!人だ!伯爵令息様だっ!」
「「なんだってっ?! 」」
問題発生だっ‼
なんだって人間がっ?!
しかも、お貴族様なんかいやがんだよっ‼
関わりたくないNo.1じゃないかっ‼
しかも伯爵級……
ナシでっ‼
チェンジでっ‼
まだ、ビルを拾った方がマシだっ‼
ビルチェンジでっ‼
……ダメだよなぁ。
『※その認識でOKです』
……知ってる。
「リック、どうする?」
「あぁ……まさか、クラウゼ様か……?」
「……おう。知ってるのか?」
「「はぁ~……」」
2人して溜息して……
なんかガックリ疲れた顔になったな。
アレか。
今回のアレか。
「遠征の……か?」
「おう……疲れた……帰りたい……」
「ホントだねぇ……あっ、キナコとご飯しなきゃならないから、あたし、帰るよ!」
「タバサ……今の状況から逃げるなよ……」
「だってさ……キナコが可愛いんだ……」
「激しく同意するけれども」
人はそれを現実逃避と言うんだ。
「……顔色的に大丈夫そうだ。作業の方が大事だ。急ごう」
「「了解」」
リックも色々考えて、考えて、一回りしたんだろうな。
お貴族様を切り捨てた。
うん。
いいと思うぞ?
昏睡状態だし。
記憶無さそうだし。
目覚めたら厄介そうだし。
流石、冒険では役に立つリーダーだ。
黙々と月追い草を回収する作業はずっと続く。
外と内から取ってるから、ドーナツ型になって来たな。
角兎や森ウルフも混ざってるらしいな。
時々リックがソッとサクッとやっている。
その時ふらついて、お貴族様に花粉を間違って飛ばしてしまう。
仕方のない事故だ。
足元が見えない所が大半だからな。
いくら上級冒険者と言えど、ふらついてしまう事はあるのだ。
ほぼ取り切ったか?
と言う所で、リックがお貴族様を担いで、少し離れた木陰に下ろした。
邪ま……危ないからな。
うん?
タバサが移動して、弓で狙い出したな。
いよいよか。
俺も少し離れた方がいいだろう。
危ないからな。
リックとタバサが視線でお互いのタイミングを測る。
リックがワイルドベアに足をかけ、赤の月追い草に袋をかける。
再度タバサと目を合し、サクッと刈り取った。
と思った同時にリックが俺の所まで退避。
ワイルドベアが目覚め、声を上げる所でタバサの矢が眉間に深々と刺さり込んだ。
なるほど……
上級冒険者がいれば、簡単っちゃ簡単な仕事なんだな。
普通の人間には出来ない、素早い動きと正確さが必要だ。
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イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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