最高天使に恋をして~忘却の河のほとりには~

壱度木里乃(イッチー☆ドッキリーノ)

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屈辱 そして・・・

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 知能など欠片もない、ただの性獣が命令に従い、腰を一度、大きく引く。

 そのまま、クックックックッ・・・と小刻みに振って、性感帯を擦り上げる。せき止められた状態での、容赦ない摩擦。

 「アッ、ァッ、アッ、ァッ・・・アァッ・・・アァーーッ!!」

 緩急かんきゅうつけられて、嬲られて。その動きにつられるように嬌声を上げながら、内側が叫んだ。

 (出したいっ!! 出したいっ!! イキたいっ!!)

 逆らえないところを弄られることによる、本能的な射精欲求。

 半開きとなった口から、思わず、言葉が出そうになる。どんどんと大きく、じわじわと広がる胞子の欲望。侵されていく。

 (い、いやだっ!!)

 ハァハァ・・・と喘ぎ、勝手に開こうとする口を、ギュッと唇を噛みしめて制止する。

 けれども、出したい。出したくて、出したくてたまらない。それを言いたい。口にして、思いっきりねだりたい。

 (出したいっ!! イキたいっ!! イかせてっ!!)

 (だめだっ!! だめだっ!!)

 勢力を増す闇の胞子とラシュレスタの内面での戦い。自身の陰部を扱きながら、楽しんでいた者がニヤリと笑った。

 「おぅおぅ、どうした、どうした~? そなたがキュウキュウと締め付けるものだから、我のココにもゾクゾク、ビンビンと来るではないかぁ・・・フフフ・・・たまらんのぅ・・・では、もっと素直になるように、手伝ってやるとするかのぅ・・・」
 
 魔王がゆったりと立ち上がった。

 深々と貫かれて、瞳を潤ましている相手の目の前まで来ると、節くれ立った長い指で顔を持ち上げた。

 「どうだぁ~ ラシュレスタ~? 気持ちがよくてよくてたまらないか~? ん~?」

 フルフルと震える昂ぶりをもう片方の手で撫でる。

 「ハァアァッ!!」

 ラシュレスタの全身が震え上がった。

 「さぁ、ラシュレスタよ~ おねだりを覚えるのだぁ・・・もっともっと我好みの性具になるがいい~ この口で言え~ 舐めて下さい・・・と・・・言うのだ~ ほれ・・・」

 (ッ!!)

 隷属させてやるという魂胆こんたんがありありとわかる、そのいやらしい顔つき。

 誰が言うか、言うものか―――だが、その心をまるで読んだかのように、みっちりとくわえこんだままにさせられている後ろが動いた。

 ズッ・・・と身を引く。また、びゅっ・・・と魔液を奥に吐き出した。

 (!!)

 さらに汚された体感。衝撃を受けたラシュレスタに反して、最奥が、ズクズクッ、ズクズクッと悦び、うごめいた。

 (もっと、もっと、ちょうだぃ・・・もっとぉ・・・)

 根付いたモノが貪欲に欲する声。動けと相手を誘うように、腰が勝手に揺れる。

 (あぁ・・・)

 内側を確実に占有されていく。追いつめられていく。とって代わられていく。

 (このままじゃ・・・)

 もうダメかもしれない。そんな言葉がよぎった。

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