最高天使に恋をして~忘却の河のほとりには~

壱度木里乃(イッチー☆ドッキリーノ)

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屈辱 そして・・・

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 「おぅおぅ、見られておるというのにのぅ・・・興奮したかぁ? ん~?」

 魔王が自慰の手を止めた。激しく出し入れされて、喘いでいる姿をじっと見つめる。

 「フッ・・・そうよ・・・見ておるだろうのぅ・・・確実にのぅ・・・なんといったって・・・わざわざ降りてきたぐらいだからのぅ・・・」

 あの愛しくてたまらない存在が、この目の前の者のために降臨し、よりによって自分より優先したのだ。

 許さない。そんなことは許せるはずがない。汚してやる。その情愛が消えてなくなるくらいに。変えてやる―――

 グラスの中身を一気に飲み干すと、ガシャンッ!! と床に叩きつけた。

 「なにをしておるのだぁ~ 我にもっとよく見えるように、やらぬかぁ~ こっちに顔を見せろ~」

 命じられた者が、ズルリ・・・と引き抜いた。その出て行く感覚に、アァッ!! と悶えたのも束の間、鎖に繋がれた身体が反転させられる。

 高みの見物をしている観客に、しっかりと見えるように、後ろから抱え直され、両脚を存分に広げさせられる。

 丸見えとなった潤みきっている秘所。タラタラと薄黒い魔液を垂らすその陰部に、隆々と反って孤を描く雄の先が、ぐちっ・・・とまた入れられた。

 ズズゥーーッと奥まで貫かれる。や否や、グリュッと大きく掻き混ぜられた。

 「アァアァァーーッ!!」

 強制的な快感。背後の体躯に甘えるようにしてのけぞった裸体が、びゅるんっと精を放った。ビシャッ・・・と床にまき散らされる。

 「おやおや、なにをしておるのだぁ~ また粗相をして~ 出す時は、イっちゃう、イクゥゥ~ と言わなければ、間に合わないではないか・・・我にコボルトのように、床を舐めさせる気か・・・フフフ・・・」

 射精しようが、揶揄されようが、結合の様がわかるように開脚させられたまま、後ろから揺さぶられ続けている身体。

 「アァッ!! アッ!! ァンッ!!」

 「蕩けた顔をして~ 最高天使の身体が、そんなにも気に入ったかぁ~? ん~? フフフ・・・もはや犯されてるとは言わないのぅ・・・楽しんでおる・・・・・・弟よ、見ておるか~? この者はのぅ、楽しんでおるのよ・・・もともとが淫乱なのだ、天界にいた時も、できそこないの天使だったがのぅ。汚れた奴よ・・・誰にでも腰を振る・・・人形にすらな」

 (違うっ!! そうじゃないっ!!)

 心の中で必死に抗う。だが、突かれる度に、魔液と魔気にどんどんと侵されていくのがわかる。もはや、どうにもならない。

 邪淫と闇に肉体の自由を奪われて、本質である天界の属性が、ラシュレスタの中で小さく小さく縮こまっていく。

 「ゥンンッ!! ゥンンッ!! ウゥーンッ!!」

 内面での葛藤はもう意味をなさない。突き入れながら、乳首をクリクリと弄る手に猛烈に身悶えた。

 「おぅおぅ、また勃ち上がったではないかぁ~ しかも、今すぐにでもイキそうではないか・・・ダメだ、ダメだ、ダメではないかぁ~ そんな節操のないことではのぅ・・・」

 魔王が首を大げさに振って、呆れたような仕草を見せる。

 「イかせるな、押さえつけろぉ・・・」

 命じられた分身が、下腹部でプルンプルンと淫らに揺れている性の芯をギュッと握りしめた。アァァッ!! と切羽詰まった声が上がる。

 「もっともっと突きまくって、もっともっとよがらせてやれぇ~」

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