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愛し合う
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「ッ…」
キュゥと締め付けられたシャルスティーヤが甘い呻き声を出して、ズルリと引き抜く。まだ大量に出すわけにはいかない。射出を耐えた。
「フゥ…」
とわずかに息を吐いて、そのまま抱えていた脚をシーツの上へと下ろす。優しくうつ伏せにすると、両手を腰に添えて持ち上げた。
ふわんっ…
手のひらからキラキラと光る霊気のモヤを出現させる。脱力して力の入らない身体にまとわりつかせると、手足を支えて四つん這いの姿勢を取らせた。
「ラシュレスタ…」
白金の輝きを取り戻した肌と髪に。
「戻ったか…」
満足げに瞳を細めた後、その背中に舌を這わせる。愛おしげに臀部を撫でると、両手で割り開いた。
ぬぷっ…・と迷うことなく、今まで自分が侵していた箇所へ舌先を入れる。意識を飛ばしたまま反応しない相手にかまわずに蠢かし、内股も丁寧に舐め回す。
シャルスティーヤを占めている想い。それは――身も心も浄化したのならば、後は記憶だけだという欲求だ。
この世界での経験、過去の出来事は全て、学びに至る道程であると説いてきた。だが今回、どうしても制御できないのだ。
魔王との経験を消し去りたいと望む自分がいる。凌駕することで、自分との記憶だけにしたいと。願わずにはいられないのだ。この執着が愛なのか。
なんとしても、魔王とした行為の全てを自分で書き換える――橙黄色の瞳にスッと赤みが走った。
身を起こして一層熱く滾った昂ぶりをあてる。あえて荒々しく、ズンッ!!と突き入れた。
「っ!!」
その衝撃にラシュレスタが目を見開く。意識を取り戻したと同時に、再び始まっている挿入行為に驚いた。
(そ、そんな…ど、どうして…?)
いつの間にか思いもよらなかった体位を取らされている。動物が交尾をするような体勢だ。
(やっ…そ、そんな…)
どういうことなのか。相手にその意図を求めようとする。
「シャ、シャルスティー……アァーーッ!!」
だが、達して敏感になっている内壁が猛烈に擦られて。
「やぁーっ!! 待っ…て…アァーッ!!」
あまりにも激しい。そう思った途端に、びゅっ…と中にまたされた。
「ッ!!」
容赦なく、あの熱と疼きがまたやってくる。
(あぁーーっ……)
とてつもなくもどかしくて。それでいてゾクゾクとしていて。気持ちがいいのだ。なにも考えられなくなるほどに。
(も、も…いぃぃーー…)
とろんと蕩けた身体の上半身が。最愛の者の両腕によって抱えて起こされた。ぐりゅっと奥が蠢めいた。
「アァーーッ!!」
膝を立てた状態から。背後から回された手に軽々と両脚を持ち上げられて。
「ゥゥンンーーッ!!」
奥の奥まで貫かれた。
「はぁあぁぁーー…っ…やぁぁーーっ!!」
後ろから両膝を抱え上げられるような体勢のまま。床へと降り立った相手がパチンと中指をならす。
ジャラララララ……
天井から、霊気でできた黄金に輝く鎖が流れ落ちるようにして現れた。両手に絡みつくと、ビンッと引っ張って持ち上げられた。
「!!」
シャルスティーヤの腕の中で激しく動揺する。一体、これはどういうことなのか。なぜ、このような行為に及ぶのか。これでは、まるで―――
「やっ!! シャ、シャルス…ティヤ、さま…ど、どうして…?」
キュゥと締め付けられたシャルスティーヤが甘い呻き声を出して、ズルリと引き抜く。まだ大量に出すわけにはいかない。射出を耐えた。
「フゥ…」
とわずかに息を吐いて、そのまま抱えていた脚をシーツの上へと下ろす。優しくうつ伏せにすると、両手を腰に添えて持ち上げた。
ふわんっ…
手のひらからキラキラと光る霊気のモヤを出現させる。脱力して力の入らない身体にまとわりつかせると、手足を支えて四つん這いの姿勢を取らせた。
「ラシュレスタ…」
白金の輝きを取り戻した肌と髪に。
「戻ったか…」
満足げに瞳を細めた後、その背中に舌を這わせる。愛おしげに臀部を撫でると、両手で割り開いた。
ぬぷっ…・と迷うことなく、今まで自分が侵していた箇所へ舌先を入れる。意識を飛ばしたまま反応しない相手にかまわずに蠢かし、内股も丁寧に舐め回す。
シャルスティーヤを占めている想い。それは――身も心も浄化したのならば、後は記憶だけだという欲求だ。
この世界での経験、過去の出来事は全て、学びに至る道程であると説いてきた。だが今回、どうしても制御できないのだ。
魔王との経験を消し去りたいと望む自分がいる。凌駕することで、自分との記憶だけにしたいと。願わずにはいられないのだ。この執着が愛なのか。
なんとしても、魔王とした行為の全てを自分で書き換える――橙黄色の瞳にスッと赤みが走った。
身を起こして一層熱く滾った昂ぶりをあてる。あえて荒々しく、ズンッ!!と突き入れた。
「っ!!」
その衝撃にラシュレスタが目を見開く。意識を取り戻したと同時に、再び始まっている挿入行為に驚いた。
(そ、そんな…ど、どうして…?)
いつの間にか思いもよらなかった体位を取らされている。動物が交尾をするような体勢だ。
(やっ…そ、そんな…)
どういうことなのか。相手にその意図を求めようとする。
「シャ、シャルスティー……アァーーッ!!」
だが、達して敏感になっている内壁が猛烈に擦られて。
「やぁーっ!! 待っ…て…アァーッ!!」
あまりにも激しい。そう思った途端に、びゅっ…と中にまたされた。
「ッ!!」
容赦なく、あの熱と疼きがまたやってくる。
(あぁーーっ……)
とてつもなくもどかしくて。それでいてゾクゾクとしていて。気持ちがいいのだ。なにも考えられなくなるほどに。
(も、も…いぃぃーー…)
とろんと蕩けた身体の上半身が。最愛の者の両腕によって抱えて起こされた。ぐりゅっと奥が蠢めいた。
「アァーーッ!!」
膝を立てた状態から。背後から回された手に軽々と両脚を持ち上げられて。
「ゥゥンンーーッ!!」
奥の奥まで貫かれた。
「はぁあぁぁーー…っ…やぁぁーーっ!!」
後ろから両膝を抱え上げられるような体勢のまま。床へと降り立った相手がパチンと中指をならす。
ジャラララララ……
天井から、霊気でできた黄金に輝く鎖が流れ落ちるようにして現れた。両手に絡みつくと、ビンッと引っ張って持ち上げられた。
「!!」
シャルスティーヤの腕の中で激しく動揺する。一体、これはどういうことなのか。なぜ、このような行為に及ぶのか。これでは、まるで―――
「やっ!! シャ、シャルス…ティヤ、さま…ど、どうして…?」
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