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愛に囚われた天使~シャルスティーヤ~
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『ラシュレスタ、ほぉ~ら、ほぉら、聞かせてやるのだぁ、聞かせてやれぇ。憧れの大天使さまにのぅ。性器、男根、陰茎、摩羅・・・・それこそなんでもよいわ。我のナニが好きなのか。今、覗いている者に教えてやれぇ。摩羅か? ペニスか? おぉ、そうか。ペニスか? 我のペニスがそんなにも好きかぁ? そなたのソコもビンビンではないかぁ~』
両膝の裏を持った手に大きく広げさせられて。みっちみちに穿たれた場所でぐりゅぐりゅと腰を大きく回されて。
『はぁあぁーーっ!! あぁあっ!! あぁあっ!!』
肉欲に堕ちた裸体が嬌声を上げる。
『ほれ、ほれ、言えぇ。言うのだぁ。上手に言えたらのぉ、もっともっと可愛がってやるぞぉ…我のペニスが好きか? ほれ、ほれ? フッ、フッ、フッ…』
『あぁあっ!! あぁあっ!!』
『ん? どうなのだぁ? 言えたら、影で舐めてやるぞ。ん~? どうだぁ!!』
『ひぃいっ!!』
ぐちゅっと一際大きな音を立てて、引き抜かれて、また挿れられた。
『あ~ぁ、お~ぉぅ、そんなに悦んで・・・垂れまくってるではないか・・・フフフ・・・ほれ、言えぇ。言うのだぁ。ここを舐めてやるぞぉ。ん?』
『ハァハァ・・・あ、あ、あああ・・・す、すきぃいぃーっ!! あぁっ、すきぃぃーっ!!』
『だから、ナニが好きなのだぁ? ほぉ~ら、ちゃ~んと言わぬかぁ。フッ、フッ、フッ…』
前を扱く手と肉にぶつかる腰と。強弱に緩慢を付けられて。
『んん~~ーーっ・・・・あぁっ!! ハァハァ・・・ぺ、ペニスぅぅ・・・すきぃいぃーー!!』
声を上げたのは、ただの性の玩具と化した状態だからなのだ。心など伴っていない。闇の胞子に乗っ取られ、ただの淫魔に落とされた身だからなのだ。
そう理解していても不愉快であることからは逃れようがない。どんな状態であれ、紛れもなく愛しい者の身体なのだから。
魔王が勝ち誇ったような笑い声を上げる。
『フフフ・・・ハハハッ・・・おぉふ、おぉふ、よいぞ。よいぞ。絞まりものぅ、ものすごくいいぞぉ。ちゃんと言えたからのぉ。影よ、褒美に舐めてやれぇぇ~』
命じられた傀儡に、ぢゅるぢゅるぢゅると含まれて。びゅっびゅっとその口の中へと放った。
『おぅ、おぅ。ほんとに好き者よのぉ・・・・・・もはや、魔族の味でしかないわ。ザルキスが反応もせぬ。完全に堕ちたのよ、魔物にのぅ。フフフ…どうだ、シャルスティーヤ?』
影を通して飲用した精液を。魔王が舌舐めずりをしながら確かめている。天使を弄ぶことを好むザルキスですら見向きもしない状態だと告げられて。
まさに、その瞬間だ―――あやふやだった領域に明確なる境界線が生まれたのは。アレはもはや兄ではないと。
自分が甘かったのだと。魔界を背負った兄、ヤヌスティーヤの一面であるゼフォーという人格をどうしても割り切れなかった。
だが、ゼフォーは既に確立していたのだ。ラシュレスタだけでなく、自分の精神をも徹底的に嬲ることも辞さないほどに。
両膝の裏を持った手に大きく広げさせられて。みっちみちに穿たれた場所でぐりゅぐりゅと腰を大きく回されて。
『はぁあぁーーっ!! あぁあっ!! あぁあっ!!』
肉欲に堕ちた裸体が嬌声を上げる。
『ほれ、ほれ、言えぇ。言うのだぁ。上手に言えたらのぉ、もっともっと可愛がってやるぞぉ…我のペニスが好きか? ほれ、ほれ? フッ、フッ、フッ…』
『あぁあっ!! あぁあっ!!』
『ん? どうなのだぁ? 言えたら、影で舐めてやるぞ。ん~? どうだぁ!!』
『ひぃいっ!!』
ぐちゅっと一際大きな音を立てて、引き抜かれて、また挿れられた。
『あ~ぁ、お~ぉぅ、そんなに悦んで・・・垂れまくってるではないか・・・フフフ・・・ほれ、言えぇ。言うのだぁ。ここを舐めてやるぞぉ。ん?』
『ハァハァ・・・あ、あ、あああ・・・す、すきぃいぃーっ!! あぁっ、すきぃぃーっ!!』
『だから、ナニが好きなのだぁ? ほぉ~ら、ちゃ~んと言わぬかぁ。フッ、フッ、フッ…』
前を扱く手と肉にぶつかる腰と。強弱に緩慢を付けられて。
『んん~~ーーっ・・・・あぁっ!! ハァハァ・・・ぺ、ペニスぅぅ・・・すきぃいぃーー!!』
声を上げたのは、ただの性の玩具と化した状態だからなのだ。心など伴っていない。闇の胞子に乗っ取られ、ただの淫魔に落とされた身だからなのだ。
そう理解していても不愉快であることからは逃れようがない。どんな状態であれ、紛れもなく愛しい者の身体なのだから。
魔王が勝ち誇ったような笑い声を上げる。
『フフフ・・・ハハハッ・・・おぉふ、おぉふ、よいぞ。よいぞ。絞まりものぅ、ものすごくいいぞぉ。ちゃんと言えたからのぉ。影よ、褒美に舐めてやれぇぇ~』
命じられた傀儡に、ぢゅるぢゅるぢゅると含まれて。びゅっびゅっとその口の中へと放った。
『おぅ、おぅ。ほんとに好き者よのぉ・・・・・・もはや、魔族の味でしかないわ。ザルキスが反応もせぬ。完全に堕ちたのよ、魔物にのぅ。フフフ…どうだ、シャルスティーヤ?』
影を通して飲用した精液を。魔王が舌舐めずりをしながら確かめている。天使を弄ぶことを好むザルキスですら見向きもしない状態だと告げられて。
まさに、その瞬間だ―――あやふやだった領域に明確なる境界線が生まれたのは。アレはもはや兄ではないと。
自分が甘かったのだと。魔界を背負った兄、ヤヌスティーヤの一面であるゼフォーという人格をどうしても割り切れなかった。
だが、ゼフォーは既に確立していたのだ。ラシュレスタだけでなく、自分の精神をも徹底的に嬲ることも辞さないほどに。
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