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第1章
天使と鍋と落ち込むファジー
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「ゴカイ、ゴエン呼んでくれよ」
「ゴエンを? なんで?」
「ノーテン連れて来たからさ」
「呼んでくれだぞ!」
「分かったよ。ゴエン、来てくれ」
ゴエンが来なかった。ゴカイが前に名前で呼んだ時は、来てた筈なのに。
「あれ? ゴエン! …………来ないねぇ」
「これをファジーに聞きたかったんだよ」
「ん? どういう事かな?」
「天使って言わなきゃ来ないのか。ノーテンは天使って呼ばれないと、分かんないらしいし」
「申し訳ないけど、それは分からないな……」
聞けば理由が分かると思ってたから、まさかファジーが知らないなんて、考えもしなかった。
心做しか、少し落ち込んでる様にも見えた。
「それなら仕方ないな。気にしなくていいよ」
「気を遣わせてすまないね。天使に聞いてみよう、来てくれ」
「はい、どうされましたか」
わざわざノーテンの父ちゃんを呼んで、聞いてくれようとした。
ファジーがいきなり聞くから、難しい顔をしてたけど、すぐに理解して答えてくれた。
ファジーが見れる、俺の情報欄の天使の名前が、天使のままになってるから、そこを変えればいいらしい。
「なるほど。本当に助かったよ、ありがとう」
「お役に立てて、何よりです」
「父ちゃんかっこいいぞ!」
「ノーテン、皆に迷惑かけないようにな。これからもよろしく頼むよ、ノーマ」
「分かってるぞ!」
「任せとけ!」
ノーテンの父ちゃんは、ファジーとルキといる時は怖いけど、話すと優しいのが分かるから、やっぱり見た目じゃ無いって改めて思った。
「そういえばゴカイ、ゴエンとはどう? 仲良くやってる?」
「あ、うん、おかげさまで。ありがとねぇ」
「それなら良かった。あいつの事頼むよ」
「うん」
「はーい、食べましょう。あなたも食べていけば? せっかく来たんだし」
マーザがキッチンから戻って来て、夫を食事に誘った。
「いや、俺はいいよ。では神様、私はこれで」
「何か用があるのかな? 無いなら食べていくといい。マーザの為にもね」
「私の為だなんてそんな……!」
「そうですね……では、お言葉に甘えさせていただきます」
マーザもノーテンも、一緒に食べられるのが、とても嬉しそうだった。
ファジーと、食事が終わったら、名前を変える約束をして、皆で食べ始めた。
「ゴエンも呼べば?」
「あ、そうだねぇ。天使」
「はい。あっ、いた!」
「えっ!」
ゴエンは、ノーテンを見つけて、ノーテンもゴエンを見て、笑顔になった。
なんでか聞くと、ノーテンは、ゴカイの天使がゴエンって知らなかったし、ゴエンは驚かそうとして、黙ってたから。
元々、ノーテンとゴエンは友達だから、ノーテンの父ちゃんは、ゴカイの天使にゴエンを選んであげたらしい。
昔から、ノーテンとゴエンとルテンの3天で、よく遊んでて、仲良いみたい。
「じゃあ、ルテンちゃんも呼ぼっか。来て」
「はいです……」
ウルがルテンを呼んだけど、名前で呼んだのに、来たのが気になった。
「ルキは、ちゃんと名前変えてるんだな」
「ルキちゃんは、しっかり者だからね」
思わず言っちゃった俺が悪いし、ウルに悪気は無いはずだけど、ファジーの事が気になった。
「あっ……」
ウルも気付いた様子で、皆も聞いてたのか、部屋の中が静まり返ったから、ファジーの方を見ると、黙々と鍋を食べてた。
「なんか静かになったぞ」
「そうだねぇ」
空気の読めないゴカイとノーテンは、やっぱりバカだと再認識出来た。
「どうしたのかな。早く食べないと冷めてしまうよ」
ファジーは顔を上げる事なく、鍋だけを見つめて言った。
その言葉を聞いて、皆が食べ始めたから、俺も黙って食べ始めた。
そこからは会話もなく、食器同士のぶつかる音だけが聞こえてた。
「ごちそうさま。すまないが、少し席を外すよ。皆はゆっくりしててね」
そう言ってファジーは、自分の使った食器を持って、立ち上がった。
「私もご一緒します」
「いや、平気だよ。たまにはゆっくり、マーザとノーテンと過ごすといい」
「そうですか……では、お気をつけて」
「気をつけてください」
「あぁ、ありがとう。では行くね」
ノーテンの父ちゃんと、マーザに見送られて、ファジーは家を出た。
そんな、ファジーの事を思ったら、いなくなっても楽しく出来なかった。
「あたしのせいだよね……」
「そんな事無いよ……これは俺のせいだよ……」
そんな事無いよ。俺もこの言葉を待ったけど、誰も言う事は無かった。
でも、本当に俺のせいだから、何も言えないけど。
「ブォーーーン……ブォーーーン……」
部屋が静けさに包まれる中、外からサイレンの音が聞こえてきた。
「なんのイベント?」
俺はノーテンの父ちゃんに聞いた。
「いや、今日は何も無いはずだけどな……」
ノーテンの父ちゃんも、分からないようだった。
「現在時刻21時。ゲリライベント『メジルカミノ』を開催します。お気をつけ下さい」
ただの雨だった。これは悲しんでる神がいる時に、開催されると言われてる、不定期イベント。
「ファジー何処行ったのかな」
「濡れてないといいけどね……」
「ウル、これは何事ですか?」
ファジーを心配して、皆で窓の外を見てる時に、ルキが視にきた。
「あ、ルキちゃん。雨が降ってきちゃったんだよ」
「それが何か?」
「それは……色々あってね……」
ウルは、こうなった経緯を説明した。それを聞いたルキは、ファジーの位置を視てくれた。
「心配いりませんね。今は神界に居ますから」
「それなら平気だな」
「だね」
とりあえずは良かったけど、あの状況で急に出てったとなると、用事なんか無い気がした。
「女神様、神様は神界のどちらにおられますか?」
「ここですよ」
「ありがとうございます」
ルキがここですと言っただけで、ノーテンの父ちゃんは、場所が分かったみたいだった。
「ファザエル。行こうとしているのなら、止めておきなさい」
「ですが……」
「あなたがここに居るという事は、ファジーに言われたからでしょう。私が行きますよ」
「お気遣い感謝します」
ルキは視るのを止めて、ファジーの所に行った。ただ、そんな事より気になったのが、ファザエル。
「ファザエルってノーテンの父ちゃんの事?」
「あぁ、そうだよ。知らなかったか?」
「知ってたら呼んでるし、天使に名前がある事も知らなかったよ」
「この場で、名前があるのは俺だけだからな」
意味が分からなかったから、どういう事か聞くと、天使には階級があって、下級、中級、上級、最上級の、上級以上の天使だけに名前が付いてるらしい。
ちなみにファザエルは、ファジーの天使だからって事で、ファジーが付けてくれたみたい。
「じゃあ、ファジーがファジーになってから、上級になったって事か」
「ご名答。よく分かったな」
「あぁ、そういう事ね。ノーマ凄いじゃん」
「どういう事?」
ウルは理解したみたいだけど、ゴカイは理解してなかった。
「僕が教えましょう」
ゴエンが丁寧に分かりやすく説明して、やっと理解出来た様子だった。
「ゴカイも理解したようだし、片付けちゃいましょ」
マーザが食器をまとめて、立ち上がろうとした。
「片付けは俺やるよ」
「何? どうしたのよ急に」
「いや、別に。ウルとゴカイ、手伝ってくれ」
「おっけー」
「いいよ」
「ノーテン達も、天界に戻って遊んでくれば?」
「いいのか?」
「うん、行ってこい」
「じゃあ行ってくるぞ!」
「行ってきます」
「ありがとです……」
天使達は天界に戻って、ウルとゴカイには片付けを手伝ってもらって、マーザとファザエルだけの時間を作れた。
「気が利くじゃん、ノーマもさ!」
「あぁ、そういう事ねぇ」
ウルとゴカイも分かってくれて、3人で食器をキッチンまで運んで、ウルが洗って、ゴカイが拭いて、俺が棚に片付けて、3人の連携作業ですぐに終わった。
「じゃあ、上行くか」
「そうだねぇ」
「あたしはお風呂入ってから行くね」
「分かったよ」
ウルは風呂へ、俺とゴカイは2階へ、それぞれ行く為に、リビングを出ようとした。
「3人ともありがとな。気使ってくれて」
「3人とも大好き!」
「ごゆっくり」
「あたしも大好き!」
「楽しんでねぇ」
思惑はバレてたけど、皆笑顔で嬉しそうだから、とりあえずよかった。
「ゴエンを? なんで?」
「ノーテン連れて来たからさ」
「呼んでくれだぞ!」
「分かったよ。ゴエン、来てくれ」
ゴエンが来なかった。ゴカイが前に名前で呼んだ時は、来てた筈なのに。
「あれ? ゴエン! …………来ないねぇ」
「これをファジーに聞きたかったんだよ」
「ん? どういう事かな?」
「天使って言わなきゃ来ないのか。ノーテンは天使って呼ばれないと、分かんないらしいし」
「申し訳ないけど、それは分からないな……」
聞けば理由が分かると思ってたから、まさかファジーが知らないなんて、考えもしなかった。
心做しか、少し落ち込んでる様にも見えた。
「それなら仕方ないな。気にしなくていいよ」
「気を遣わせてすまないね。天使に聞いてみよう、来てくれ」
「はい、どうされましたか」
わざわざノーテンの父ちゃんを呼んで、聞いてくれようとした。
ファジーがいきなり聞くから、難しい顔をしてたけど、すぐに理解して答えてくれた。
ファジーが見れる、俺の情報欄の天使の名前が、天使のままになってるから、そこを変えればいいらしい。
「なるほど。本当に助かったよ、ありがとう」
「お役に立てて、何よりです」
「父ちゃんかっこいいぞ!」
「ノーテン、皆に迷惑かけないようにな。これからもよろしく頼むよ、ノーマ」
「分かってるぞ!」
「任せとけ!」
ノーテンの父ちゃんは、ファジーとルキといる時は怖いけど、話すと優しいのが分かるから、やっぱり見た目じゃ無いって改めて思った。
「そういえばゴカイ、ゴエンとはどう? 仲良くやってる?」
「あ、うん、おかげさまで。ありがとねぇ」
「それなら良かった。あいつの事頼むよ」
「うん」
「はーい、食べましょう。あなたも食べていけば? せっかく来たんだし」
マーザがキッチンから戻って来て、夫を食事に誘った。
「いや、俺はいいよ。では神様、私はこれで」
「何か用があるのかな? 無いなら食べていくといい。マーザの為にもね」
「私の為だなんてそんな……!」
「そうですね……では、お言葉に甘えさせていただきます」
マーザもノーテンも、一緒に食べられるのが、とても嬉しそうだった。
ファジーと、食事が終わったら、名前を変える約束をして、皆で食べ始めた。
「ゴエンも呼べば?」
「あ、そうだねぇ。天使」
「はい。あっ、いた!」
「えっ!」
ゴエンは、ノーテンを見つけて、ノーテンもゴエンを見て、笑顔になった。
なんでか聞くと、ノーテンは、ゴカイの天使がゴエンって知らなかったし、ゴエンは驚かそうとして、黙ってたから。
元々、ノーテンとゴエンは友達だから、ノーテンの父ちゃんは、ゴカイの天使にゴエンを選んであげたらしい。
昔から、ノーテンとゴエンとルテンの3天で、よく遊んでて、仲良いみたい。
「じゃあ、ルテンちゃんも呼ぼっか。来て」
「はいです……」
ウルがルテンを呼んだけど、名前で呼んだのに、来たのが気になった。
「ルキは、ちゃんと名前変えてるんだな」
「ルキちゃんは、しっかり者だからね」
思わず言っちゃった俺が悪いし、ウルに悪気は無いはずだけど、ファジーの事が気になった。
「あっ……」
ウルも気付いた様子で、皆も聞いてたのか、部屋の中が静まり返ったから、ファジーの方を見ると、黙々と鍋を食べてた。
「なんか静かになったぞ」
「そうだねぇ」
空気の読めないゴカイとノーテンは、やっぱりバカだと再認識出来た。
「どうしたのかな。早く食べないと冷めてしまうよ」
ファジーは顔を上げる事なく、鍋だけを見つめて言った。
その言葉を聞いて、皆が食べ始めたから、俺も黙って食べ始めた。
そこからは会話もなく、食器同士のぶつかる音だけが聞こえてた。
「ごちそうさま。すまないが、少し席を外すよ。皆はゆっくりしててね」
そう言ってファジーは、自分の使った食器を持って、立ち上がった。
「私もご一緒します」
「いや、平気だよ。たまにはゆっくり、マーザとノーテンと過ごすといい」
「そうですか……では、お気をつけて」
「気をつけてください」
「あぁ、ありがとう。では行くね」
ノーテンの父ちゃんと、マーザに見送られて、ファジーは家を出た。
そんな、ファジーの事を思ったら、いなくなっても楽しく出来なかった。
「あたしのせいだよね……」
「そんな事無いよ……これは俺のせいだよ……」
そんな事無いよ。俺もこの言葉を待ったけど、誰も言う事は無かった。
でも、本当に俺のせいだから、何も言えないけど。
「ブォーーーン……ブォーーーン……」
部屋が静けさに包まれる中、外からサイレンの音が聞こえてきた。
「なんのイベント?」
俺はノーテンの父ちゃんに聞いた。
「いや、今日は何も無いはずだけどな……」
ノーテンの父ちゃんも、分からないようだった。
「現在時刻21時。ゲリライベント『メジルカミノ』を開催します。お気をつけ下さい」
ただの雨だった。これは悲しんでる神がいる時に、開催されると言われてる、不定期イベント。
「ファジー何処行ったのかな」
「濡れてないといいけどね……」
「ウル、これは何事ですか?」
ファジーを心配して、皆で窓の外を見てる時に、ルキが視にきた。
「あ、ルキちゃん。雨が降ってきちゃったんだよ」
「それが何か?」
「それは……色々あってね……」
ウルは、こうなった経緯を説明した。それを聞いたルキは、ファジーの位置を視てくれた。
「心配いりませんね。今は神界に居ますから」
「それなら平気だな」
「だね」
とりあえずは良かったけど、あの状況で急に出てったとなると、用事なんか無い気がした。
「女神様、神様は神界のどちらにおられますか?」
「ここですよ」
「ありがとうございます」
ルキがここですと言っただけで、ノーテンの父ちゃんは、場所が分かったみたいだった。
「ファザエル。行こうとしているのなら、止めておきなさい」
「ですが……」
「あなたがここに居るという事は、ファジーに言われたからでしょう。私が行きますよ」
「お気遣い感謝します」
ルキは視るのを止めて、ファジーの所に行った。ただ、そんな事より気になったのが、ファザエル。
「ファザエルってノーテンの父ちゃんの事?」
「あぁ、そうだよ。知らなかったか?」
「知ってたら呼んでるし、天使に名前がある事も知らなかったよ」
「この場で、名前があるのは俺だけだからな」
意味が分からなかったから、どういう事か聞くと、天使には階級があって、下級、中級、上級、最上級の、上級以上の天使だけに名前が付いてるらしい。
ちなみにファザエルは、ファジーの天使だからって事で、ファジーが付けてくれたみたい。
「じゃあ、ファジーがファジーになってから、上級になったって事か」
「ご名答。よく分かったな」
「あぁ、そういう事ね。ノーマ凄いじゃん」
「どういう事?」
ウルは理解したみたいだけど、ゴカイは理解してなかった。
「僕が教えましょう」
ゴエンが丁寧に分かりやすく説明して、やっと理解出来た様子だった。
「ゴカイも理解したようだし、片付けちゃいましょ」
マーザが食器をまとめて、立ち上がろうとした。
「片付けは俺やるよ」
「何? どうしたのよ急に」
「いや、別に。ウルとゴカイ、手伝ってくれ」
「おっけー」
「いいよ」
「ノーテン達も、天界に戻って遊んでくれば?」
「いいのか?」
「うん、行ってこい」
「じゃあ行ってくるぞ!」
「行ってきます」
「ありがとです……」
天使達は天界に戻って、ウルとゴカイには片付けを手伝ってもらって、マーザとファザエルだけの時間を作れた。
「気が利くじゃん、ノーマもさ!」
「あぁ、そういう事ねぇ」
ウルとゴカイも分かってくれて、3人で食器をキッチンまで運んで、ウルが洗って、ゴカイが拭いて、俺が棚に片付けて、3人の連携作業ですぐに終わった。
「じゃあ、上行くか」
「そうだねぇ」
「あたしはお風呂入ってから行くね」
「分かったよ」
ウルは風呂へ、俺とゴカイは2階へ、それぞれ行く為に、リビングを出ようとした。
「3人ともありがとな。気使ってくれて」
「3人とも大好き!」
「ごゆっくり」
「あたしも大好き!」
「楽しんでねぇ」
思惑はバレてたけど、皆笑顔で嬉しそうだから、とりあえずよかった。
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