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第2章
嘘
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まず俺達は、飛ばした靴を拾いに行った。1番飛ばしたのはゴカイで、最下位は俺だった。
「マジかよ……」
「やったぁ!」
「まさかだねぇ。ノーマは負けないと思ってたよ」
ゴカイの言う通り、流石に最下位は無いと思ってたから、たかが靴飛ばしだけど、結構悔しかった。
「もう1回だけやろうぜ」
これが夜間闘技なのも、修行なのも分かってたけど、諦めきれずに、もう1試合だけ頼んだ。
「僕は構わないけどねぇ」
「仕方ないわね、あと1回だけだからね」
もう1試合だけやってもらえる事になり、ブランコに座って漕ぎ始めた。
条件として、俺は1位以外の結果は負けのルールでやる事になったから、その代わりに1人ずつ飛ばす条件を出して、了承してもらい、能力を使った。
このタイミングだと、10秒じゃ結果までは視えないから、2人が先に飛ばすのを待った。
まずはゴカイが飛ばしたから、ウルが飛ばしたのを確認して、再び能力を使った。
やっと結果まで視えるようになり、1位になる未来まで待ってから、満を持して靴を飛ばした。
ブランコから飛び降り靴を見に行くと、ここまで全ての光景が視た通りだった。順位も勿論1位。
「ん? 俺の勝ちじゃん、なんかごめんな」
能力を使った事を悟られないように、自然な感じで振舞った。
「僕が最下位だねぇ。流石だよ」
ゴカイは、俺の不正行為に気付いてない様子だから、心が多少は痛むけど、能力の使用禁止なんてルールは無いから、不正とも言えない。
「ちょっと待って」
勝ちは勝ちだから、武器を渡そうとしたその時に、俺とゴカイの間にウルが入ってきた。
「どうした?」
「未来視てないよね?」
辺りが暗くて助かった。まだ疑問の段階なだけで、確信が無いのは分かってたけど、一瞬動揺してしまい、それが表情に出た気がしたから。
「あぁ、そうか。力使えば確実に勝てたんだな」
「あたし分かるんだよね」
「ごめん、使った」
なんで気付かれたかは分からないけど、これ以上は誤魔化せないと思い、すぐさま正直に白状した。
「やっぱり視てるじゃん」
まだバレてなかった。ウルは試しに言ってみただけで、それを俺が勝手に気づかれたと思い込んで、自分から言ってしまっただけ。
ただ、能力を使ったらダメなんてルールは無い、勝ちは勝ちだと伝え、なんとか無理やりだけど、2人を納得させた。
結局、今回の勝負は引き分けとして、武器は各々が自分で持つという結論に至り、釈然としない結末を迎えた。
靴飛ばしに夢中だったけど、今は夜間闘技と、修行中だって事を思い出し、すぐに気持ちを切り替えた。
「まずは、これからどう動くかだな」
「依頼をこなしながら、いざとなったら闘おう」
俺の2人への問いかけに、ゴカイがすぐさま反応して、珍しく積極的な反応を示した。
異論がある筈も無く、ゴカイの意見に、俺とウルは賛成した。
まずは依頼人を探す為に歩き出し、公園を出て街の中心を目指した。
喋りながら歩いてると、道に沿って等間隔に立ち並ぶ木の陰で、一瞬光る何かが見えた気がした。俺の前を並んで歩くウルとゴカイは、気づいてない様子でいる。
道幅は10m程で、人1人ぐらいなら充分隠れられる太さの木だし、道の両側に立ち並んでるから、もし敵だったらと考えた。
俺は気になって、一応能力を使った。俺が木の方向を見る未来、ウルとゴカイに伝える未来を視た。
2つとも10秒の間に異変は無く、次に俺が1人で確かめに行く未来を視た。
未来の俺が木の方向に歩き出して、それに気づいたウルとゴカイが、俺に声を掛けてきた。
その声に振り向いて、2人の顔を見たその更に奥、木の横に人が立ってるのが、街灯に照らされて見えた。
次の瞬間、腕を前に突き出すような仕草をしたのと同時に、ゴカイが俺の方に向かって走ってきて、銃声のようなものが聞こえてきた。
発砲した事に気づいたその時、俺の事をゴカイは突き飛ばし、ゴカイが倒れた。
うつ伏せ状態で倒れてるゴカイの背中には、弾が当たった形跡は見られないのに、血溜まりが出来ていた。
ゴカイを見てると、再び銃声がして、次はウルが前のめりに倒れ、そこで能力は終わった。
敵が2人は確実にいる事を確信して、何も言わずにウルとゴカイの手を引き、走り出した。
俺は能力を使いながら走り続け、並木道を抜けた所で、1度足を止めた。
そこで初めて振り返り、追って来てない事を確認して、ウルとゴカイに事情を説明した。
3人で話し合った結果、追って来てないから、無差別だと判断して、戻らず予定通りにする事にした。
俺、ウル、ゴカイの順で1列に並び、ゴカイには能力で後ろを警戒しながら、歩いてもらった。
そのまま何事も無く20分程歩いて、街の中心付近まで来れた。
「なんか不気味だな」
ここまで来れば依頼人にも会えると思ってたし、能力者に会う事も覚悟してたけど、人影も無く辺りは静けさに包まれてた。
「1度止まった方がいいかもねぇ」
ゴカイの言う通りに足を止め、それぞれに背後を任せて、周囲を警戒した。
「色んな方向から何か感じるねぇ……」
はっきりとなんなのかは、分からないけど、向けられた敵意のようなものを、ゴカイは感じてるらしい。
「場所とかは分かるか? まだ未来に異変が無いんだ」
「方向までは分かるけど、正確な場所は……無理だねぇ」
様々な方向から、複数の何かを感じるけど、距離も正確な場所も分からないみたい。
一応方向は教えてもらったけど、今確実に分かってるのは、こっちが何も分かってないって事。
俺は思いつく限りの、行動に伴う未来を視てるけど、何も変化は無いし、まだ敵だと分かった訳でも、見られてると分かった訳でも無い。
でもゴカイが何かを感じてる訳だから、むやみに動く事も出来ない。
だからと言って動かなければ、敵だと仮定した場合、仲間の到着を待ってる可能性、何かの準備をしてる可能性、色々な可能性が考えられる。
「しょうがないわね。魅せてあげる」
突然ウルはそう言うと、しゃがみ込んで地面に両手を置いた。
「まさかな……」
ゴカイも不思議そうに見てるし、俺も最初はウルの行動が理解出来なかったけど、能力を考えたら、地面全てを支配してるのかと思った。
ただ、揺れもしなければ、崩れもしないし、良く考えてみれば、そんな事出来る訳無い。
でもウルなら有り得ると思ったけど、流石にそんな事は無くて安心した。
「ノーマに聞きたいんだけど、この辺一帯の建物の数って分かる?」
「あぁ、それなら分かるけど」
俺は何処に何があるのかを教えて、ウルに聞かれた所には何があるかも教えた。
ウルは俺に聞きながらも、地面から手を離す事はしないから、何をしてるのか全く見当もつかなかった。
「ありがとう、分かったわよ」
「え?」
ウルが地面に手を置いてから、1分も経っていないから、そんな短時間で何が分かったのか聞くと、地面の上にいる人の数だった。
地面を支配して、地面の上に乗ってる全ての物が、分かるようになったというか、地面が教えてくれた。
だから、ゴカイが何かを感じた方向の、建物の位置が分かれば、それ以外が人間って事になるから分かった。
それに10人が俺達を囲むようにして、位置も距離もバラバラな場所にいるらしい。
確かに建物以外は人間だし、人数も、ウルは居場所も分かってるけど、それが能力者なのか、依頼人なのかは、まだ分からない。
「とりあえず路地に入ろう」
狭い道に入れば当然リスクを負うけど、相手側から認識されてる状況をどうにかしたい。
一応相手の居場所は分かってて、相手側も自分達の居場所が、バレてるなんて思って無い筈。
現に相手は動く様子も無いし、だからと言ってこっちも、この場所にずっと居る訳にもいかないから、それなら、攻められる前に攻めた方がいいい。
これらの理由があっての、路地に入る提案だという事を、ウルとゴカイに伝えた。
「そうしよ」
「そうだねぇ」
2人も納得してくれたから、まずは路地に向かう未来を視て、何も変化が無い事を確認し、俺の合図と同時に一斉に走り出した。
「マジかよ……」
「やったぁ!」
「まさかだねぇ。ノーマは負けないと思ってたよ」
ゴカイの言う通り、流石に最下位は無いと思ってたから、たかが靴飛ばしだけど、結構悔しかった。
「もう1回だけやろうぜ」
これが夜間闘技なのも、修行なのも分かってたけど、諦めきれずに、もう1試合だけ頼んだ。
「僕は構わないけどねぇ」
「仕方ないわね、あと1回だけだからね」
もう1試合だけやってもらえる事になり、ブランコに座って漕ぎ始めた。
条件として、俺は1位以外の結果は負けのルールでやる事になったから、その代わりに1人ずつ飛ばす条件を出して、了承してもらい、能力を使った。
このタイミングだと、10秒じゃ結果までは視えないから、2人が先に飛ばすのを待った。
まずはゴカイが飛ばしたから、ウルが飛ばしたのを確認して、再び能力を使った。
やっと結果まで視えるようになり、1位になる未来まで待ってから、満を持して靴を飛ばした。
ブランコから飛び降り靴を見に行くと、ここまで全ての光景が視た通りだった。順位も勿論1位。
「ん? 俺の勝ちじゃん、なんかごめんな」
能力を使った事を悟られないように、自然な感じで振舞った。
「僕が最下位だねぇ。流石だよ」
ゴカイは、俺の不正行為に気付いてない様子だから、心が多少は痛むけど、能力の使用禁止なんてルールは無いから、不正とも言えない。
「ちょっと待って」
勝ちは勝ちだから、武器を渡そうとしたその時に、俺とゴカイの間にウルが入ってきた。
「どうした?」
「未来視てないよね?」
辺りが暗くて助かった。まだ疑問の段階なだけで、確信が無いのは分かってたけど、一瞬動揺してしまい、それが表情に出た気がしたから。
「あぁ、そうか。力使えば確実に勝てたんだな」
「あたし分かるんだよね」
「ごめん、使った」
なんで気付かれたかは分からないけど、これ以上は誤魔化せないと思い、すぐさま正直に白状した。
「やっぱり視てるじゃん」
まだバレてなかった。ウルは試しに言ってみただけで、それを俺が勝手に気づかれたと思い込んで、自分から言ってしまっただけ。
ただ、能力を使ったらダメなんてルールは無い、勝ちは勝ちだと伝え、なんとか無理やりだけど、2人を納得させた。
結局、今回の勝負は引き分けとして、武器は各々が自分で持つという結論に至り、釈然としない結末を迎えた。
靴飛ばしに夢中だったけど、今は夜間闘技と、修行中だって事を思い出し、すぐに気持ちを切り替えた。
「まずは、これからどう動くかだな」
「依頼をこなしながら、いざとなったら闘おう」
俺の2人への問いかけに、ゴカイがすぐさま反応して、珍しく積極的な反応を示した。
異論がある筈も無く、ゴカイの意見に、俺とウルは賛成した。
まずは依頼人を探す為に歩き出し、公園を出て街の中心を目指した。
喋りながら歩いてると、道に沿って等間隔に立ち並ぶ木の陰で、一瞬光る何かが見えた気がした。俺の前を並んで歩くウルとゴカイは、気づいてない様子でいる。
道幅は10m程で、人1人ぐらいなら充分隠れられる太さの木だし、道の両側に立ち並んでるから、もし敵だったらと考えた。
俺は気になって、一応能力を使った。俺が木の方向を見る未来、ウルとゴカイに伝える未来を視た。
2つとも10秒の間に異変は無く、次に俺が1人で確かめに行く未来を視た。
未来の俺が木の方向に歩き出して、それに気づいたウルとゴカイが、俺に声を掛けてきた。
その声に振り向いて、2人の顔を見たその更に奥、木の横に人が立ってるのが、街灯に照らされて見えた。
次の瞬間、腕を前に突き出すような仕草をしたのと同時に、ゴカイが俺の方に向かって走ってきて、銃声のようなものが聞こえてきた。
発砲した事に気づいたその時、俺の事をゴカイは突き飛ばし、ゴカイが倒れた。
うつ伏せ状態で倒れてるゴカイの背中には、弾が当たった形跡は見られないのに、血溜まりが出来ていた。
ゴカイを見てると、再び銃声がして、次はウルが前のめりに倒れ、そこで能力は終わった。
敵が2人は確実にいる事を確信して、何も言わずにウルとゴカイの手を引き、走り出した。
俺は能力を使いながら走り続け、並木道を抜けた所で、1度足を止めた。
そこで初めて振り返り、追って来てない事を確認して、ウルとゴカイに事情を説明した。
3人で話し合った結果、追って来てないから、無差別だと判断して、戻らず予定通りにする事にした。
俺、ウル、ゴカイの順で1列に並び、ゴカイには能力で後ろを警戒しながら、歩いてもらった。
そのまま何事も無く20分程歩いて、街の中心付近まで来れた。
「なんか不気味だな」
ここまで来れば依頼人にも会えると思ってたし、能力者に会う事も覚悟してたけど、人影も無く辺りは静けさに包まれてた。
「1度止まった方がいいかもねぇ」
ゴカイの言う通りに足を止め、それぞれに背後を任せて、周囲を警戒した。
「色んな方向から何か感じるねぇ……」
はっきりとなんなのかは、分からないけど、向けられた敵意のようなものを、ゴカイは感じてるらしい。
「場所とかは分かるか? まだ未来に異変が無いんだ」
「方向までは分かるけど、正確な場所は……無理だねぇ」
様々な方向から、複数の何かを感じるけど、距離も正確な場所も分からないみたい。
一応方向は教えてもらったけど、今確実に分かってるのは、こっちが何も分かってないって事。
俺は思いつく限りの、行動に伴う未来を視てるけど、何も変化は無いし、まだ敵だと分かった訳でも、見られてると分かった訳でも無い。
でもゴカイが何かを感じてる訳だから、むやみに動く事も出来ない。
だからと言って動かなければ、敵だと仮定した場合、仲間の到着を待ってる可能性、何かの準備をしてる可能性、色々な可能性が考えられる。
「しょうがないわね。魅せてあげる」
突然ウルはそう言うと、しゃがみ込んで地面に両手を置いた。
「まさかな……」
ゴカイも不思議そうに見てるし、俺も最初はウルの行動が理解出来なかったけど、能力を考えたら、地面全てを支配してるのかと思った。
ただ、揺れもしなければ、崩れもしないし、良く考えてみれば、そんな事出来る訳無い。
でもウルなら有り得ると思ったけど、流石にそんな事は無くて安心した。
「ノーマに聞きたいんだけど、この辺一帯の建物の数って分かる?」
「あぁ、それなら分かるけど」
俺は何処に何があるのかを教えて、ウルに聞かれた所には何があるかも教えた。
ウルは俺に聞きながらも、地面から手を離す事はしないから、何をしてるのか全く見当もつかなかった。
「ありがとう、分かったわよ」
「え?」
ウルが地面に手を置いてから、1分も経っていないから、そんな短時間で何が分かったのか聞くと、地面の上にいる人の数だった。
地面を支配して、地面の上に乗ってる全ての物が、分かるようになったというか、地面が教えてくれた。
だから、ゴカイが何かを感じた方向の、建物の位置が分かれば、それ以外が人間って事になるから分かった。
それに10人が俺達を囲むようにして、位置も距離もバラバラな場所にいるらしい。
確かに建物以外は人間だし、人数も、ウルは居場所も分かってるけど、それが能力者なのか、依頼人なのかは、まだ分からない。
「とりあえず路地に入ろう」
狭い道に入れば当然リスクを負うけど、相手側から認識されてる状況をどうにかしたい。
一応相手の居場所は分かってて、相手側も自分達の居場所が、バレてるなんて思って無い筈。
現に相手は動く様子も無いし、だからと言ってこっちも、この場所にずっと居る訳にもいかないから、それなら、攻められる前に攻めた方がいいい。
これらの理由があっての、路地に入る提案だという事を、ウルとゴカイに伝えた。
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