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第2章
覚悟
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シュンを加えた4人で、俺達は歩き出し、敵の居る場所まで来たが、そこに敵の姿は無かった。
ウルに位置の確認をしてもらうと、全員が中心に向かって移動を始めてた。
「シュン、これはどういう事だ?」
「分かりません、指示はイートさんから出されてたので」
イートは糸使いの能力者の事で、今日組んでるメンバー11人の、リーダー的存在で、唯一の女。
作戦を考えたのも、全員に指示を出してるのも、そのイート1人らしい。
「どうする? 1箇所に集まるつもりだよな」
「そうね……ノーマ、ちょっといい?」
ウルは俺だけを呼び、ゴカイとシュンから離れた所で、話し始めた。
ウルは疑ってた。シュンは知らないと言ってるけど、実はこれも全て作戦かもしれない。
さっきシュンが言ってた、俺達を殺すか連れてくるか、これは、もし殺せなくても連れてくればいいって事。
そうなると、もし俺達が全員倒したとしても、シュンが俺達を拠点まで連れてけばいいし、俺達を倒せれば、それはそれでいい。
つまり、万が一敗けた場合の保険が、シュンなのかもしれない、という事らしい。
「うん……可能性はあるな」
「でしょ? だから考えがあるんだけど」
ウルの考えというのは、こちらから攻めず、一旦この場で相手が動くのを待ち、シュンの反応をみる。
「ゴカイには言うか?」
「そこなのよね……」
言ってもいいけど、もし伝えたら、ゴカイはシュンに確かめる筈だから、今はまだ黙っときたいというのが、ウルの考え。
「じゃあ、ここで一旦待つって事だけ、言ってくるわ」
「うん、よろしくね」
ウルには引き続き、相手の位置を確認してもらい、俺はゴカイとシュンの元に戻った。
「2人とも、ちょっといいか?」
「うん」
「僕もですか?」
ウルはシュンの反応をみると言ってたから、俺は2人に、この場に留まる事を伝え、理由を聞かれたら、答えようとしてたけど、何も聞かれず、承諾してくれた。
シュンの反応は、別に困った様子も、変わった様子も無く、今まで通り。
ただ、だからと言ってまだ油断は出来ないから、監視役の奴はゴカイに任せて、俺はシュンを見張り、警戒する事にした。
「動いたねぇ」
お互いに動きは無く、1度落ち着いたと思った矢先、空の監視役が動いたと、ゴカイが言った。
「イラフさんは、恐らく、皆の所に行きました」
シュンの話しだと、監視役の名前がイラフで、そのイラフは、俺達に動きが無いから、1度仲間の所に戻ったらしい。
何故分かるのか聞くと、シュンの顔が少し引きつったように見えた。
街灯も少なく薄暗いから、勘違いかと思ったその時、俺は、別の勘違いをしてた可能性に気づいた。
シュンが話してた、糸を付着させて声を繋げる能力。俺はそれを聞いた時には、何も思わなかった。
理由は恐らく簡単で、ウルがシュンを支配して、能力を使えないようにしてくれたから。
それで俺は勝手に安心してたけど、少し考えれば分かる事で、シュンが能力を使えないだけで、他の奴の能力が消えた訳では無い。
だとすると、シュンに糸が付いてれば、シュンは指示を聞けるし、俺達の会話は敵に筒抜けって事になる。
これが正しければ、シュンは完全に敵だし、イラフがこのタイミングで戻った理由も、説明がつく。
「シュン、正直に答えろ」
俺は剣を抜き、シュンの首元に当てながら聞き、答え次第では切る、覚悟をした。
「ま、待ってくださいっ! 誤解なんです!」
「ノーマ、何してるのかな?」
ゴカイはシュンを庇うように前に立ち、素手で俺の剣を掴んだ。
「分かるように説明してよ」
「シュンの反応が答えじゃない」
俺よりも先に、ウルが答えた。俺もウルと同意見で、俺が答えろと言っただけで、まだ何も聞いてない。
それにもかかわらず、何に対してかは分からないが、誤解だと訴えた。
ウルがそれをゴカイに説明すると、ゴカイは静かに、俺の剣から手を離した。
「ゴカイさん……信じて下さい……」
「それは、君の説明次第だねぇ。納得すれば、ノーマだって切らないよ」
シュンはゴカイに懇願したが、ゴカイは冷静に、しっかり説明するように促すと、シュンは少しの間俯き、そして顔を上げた。
「ごめんなさい……」
シュンはまず謝り、説明を始めた。実は糸が付いてて、ずっと仲間の声が聞こえてたし、こっち側からの声も、仲間は聞こえてる。
誤解だと言ったのは、その事に気付かれたと思い、咄嗟に言ってしまったけど、言った後に何も聞かれて無い事に気づいた。
だけどもう遅いし、下手な言い訳をしても、俺達には通用しないと思い、観念した。
「今、これを話した事も……仲間には聞かれてます……」
「そうか……正直に言ってくれて、ありがとう。と言いたい所だが、逆に仲間の指示も聞けるよな」
俺はそう言い、シュンの反応を見ようとした。今シュンが話した事が仲間の指示では無いなら、その証明はどうするのかを。
「えっ……あ……」
「シュン、残念だよ」
シュンはうろたえ、その反応を見て、ゴカイはそう言葉をかけ、シュンに背を向けた。
「もういいや。とりあえず死ねよ」
その瞬間、シュンは靴からナイフを取り出し、ゴカイの背中を目掛けて、突き刺しにかかった。
「本当にねぇ……」
ゴカイはそれを、振り返る事もせず冷静に避け、腕を掴み、シュンの勢いを殺さずに、持ち上げた。
シュンは宙に浮き、綺麗な半円描きながら、地面に背中から叩きつけられ、そのまま意識を失った。
「シュンから敵意は感じなかったよ……きっと逆らえなかったんだねぇ」
ゴカイの発言で気づかされたが、俺にその考えは全く無かった。
「シュンを助けてやるか」
「え? 2人がいいなら、そうしてあげたいけど」
俺は、シュンが指示を受けてる=敵だとしか頭に無かったけど、シュンの発言全てが嘘では無いかもしれないと考えると、申し訳なくなった。
でも、シュンが本当に助けてほしいかどうかは、俺には分からない。
だけど、ゴカイが助けたいと言ってるなら、勝手だろうとなんだろうと、俺がシュンを助ける事が、ゴカイの助けにもなる筈だから、助けようと思った。
「ゴカイに質問だけど、これもシュンの作戦だとしたら、あんたどうする?」
助けると言い出したのは俺なのに、ウルはゴカイだけに聞いた。
「ちょっと待て、俺にも責任はあるだろ」
「ゴカイ、どうするの?」
「僕は…………僕が責任を持って、シュンを殺すよ」
俺は耳を疑った。ゴカイは殺すどころか、人を切る事すらしない奴なのに、はっきりと言い切ったから。
「そう……分かった。そこまで言うなら付き合うけど、今言った事忘れないでよ」
ウルも、平静を装ってはいるけど、ゴカイのまさかの発言に、動揺を隠しきれて無かった。
これが、ゴカイの意図的な発言かは分からないけど、俺とウルにはこの一言だけで、十二分に覚悟は伝わる。
結果、ウルも協力する事になったし、なんだか少しだけ、嬉しそうでもあった。
「ニヤついて、嬉しそうだな」
「は? 何が? さっさと行こ」
ウルはすぐに真顔に戻って歩き出し、シュンの元に行き屈み、肩に手を置くと、またすぐに立ち上がった。
何も言わずに、敵の居る方面に歩き出したから、俺とゴカイも後を追うように駆け寄った。
「今の何?」
「別になんでもないよ。ゴカイを信じただけ」
全く意味が分からなかった。
「どういう事か分かるか?」
「分からないねぇ……」
ゴカイも分かっておらず、2人でどういう事なのか、考えながら歩いてると、ウルが立ち止まり、地面に手を置いた。
「2人とも、準備はいい?」
あっという間に、敵の近くまで来てて、もう路地を抜けた先に、全員集まってるらしい。
「ちょっと待ってよ、作戦はどうするの?」
「10対3だからな。無しでいいだろ」
「じゃあ、決まりね」
「え……もう、分かったよ」
ゴカイは作戦を気にしたけど、敵の数を考えても、作戦通りにはいかないと思うし、死ななければいいなんて、今更言って確かめる事でも無い。
それに、こういう大人数を相手にする時は、作戦が仇になる事もあると、師匠に教わってるから、とりあえず、ゴカイは無理やり納得させた。
「じゃあ、僕が先頭走るから、付いてきてねぇ」
「頼んだ」
「よろしく」
全員武器を持ち、ゴカイを先頭に、ウルと俺の順で敵の元に向かった。
ウルに位置の確認をしてもらうと、全員が中心に向かって移動を始めてた。
「シュン、これはどういう事だ?」
「分かりません、指示はイートさんから出されてたので」
イートは糸使いの能力者の事で、今日組んでるメンバー11人の、リーダー的存在で、唯一の女。
作戦を考えたのも、全員に指示を出してるのも、そのイート1人らしい。
「どうする? 1箇所に集まるつもりだよな」
「そうね……ノーマ、ちょっといい?」
ウルは俺だけを呼び、ゴカイとシュンから離れた所で、話し始めた。
ウルは疑ってた。シュンは知らないと言ってるけど、実はこれも全て作戦かもしれない。
さっきシュンが言ってた、俺達を殺すか連れてくるか、これは、もし殺せなくても連れてくればいいって事。
そうなると、もし俺達が全員倒したとしても、シュンが俺達を拠点まで連れてけばいいし、俺達を倒せれば、それはそれでいい。
つまり、万が一敗けた場合の保険が、シュンなのかもしれない、という事らしい。
「うん……可能性はあるな」
「でしょ? だから考えがあるんだけど」
ウルの考えというのは、こちらから攻めず、一旦この場で相手が動くのを待ち、シュンの反応をみる。
「ゴカイには言うか?」
「そこなのよね……」
言ってもいいけど、もし伝えたら、ゴカイはシュンに確かめる筈だから、今はまだ黙っときたいというのが、ウルの考え。
「じゃあ、ここで一旦待つって事だけ、言ってくるわ」
「うん、よろしくね」
ウルには引き続き、相手の位置を確認してもらい、俺はゴカイとシュンの元に戻った。
「2人とも、ちょっといいか?」
「うん」
「僕もですか?」
ウルはシュンの反応をみると言ってたから、俺は2人に、この場に留まる事を伝え、理由を聞かれたら、答えようとしてたけど、何も聞かれず、承諾してくれた。
シュンの反応は、別に困った様子も、変わった様子も無く、今まで通り。
ただ、だからと言ってまだ油断は出来ないから、監視役の奴はゴカイに任せて、俺はシュンを見張り、警戒する事にした。
「動いたねぇ」
お互いに動きは無く、1度落ち着いたと思った矢先、空の監視役が動いたと、ゴカイが言った。
「イラフさんは、恐らく、皆の所に行きました」
シュンの話しだと、監視役の名前がイラフで、そのイラフは、俺達に動きが無いから、1度仲間の所に戻ったらしい。
何故分かるのか聞くと、シュンの顔が少し引きつったように見えた。
街灯も少なく薄暗いから、勘違いかと思ったその時、俺は、別の勘違いをしてた可能性に気づいた。
シュンが話してた、糸を付着させて声を繋げる能力。俺はそれを聞いた時には、何も思わなかった。
理由は恐らく簡単で、ウルがシュンを支配して、能力を使えないようにしてくれたから。
それで俺は勝手に安心してたけど、少し考えれば分かる事で、シュンが能力を使えないだけで、他の奴の能力が消えた訳では無い。
だとすると、シュンに糸が付いてれば、シュンは指示を聞けるし、俺達の会話は敵に筒抜けって事になる。
これが正しければ、シュンは完全に敵だし、イラフがこのタイミングで戻った理由も、説明がつく。
「シュン、正直に答えろ」
俺は剣を抜き、シュンの首元に当てながら聞き、答え次第では切る、覚悟をした。
「ま、待ってくださいっ! 誤解なんです!」
「ノーマ、何してるのかな?」
ゴカイはシュンを庇うように前に立ち、素手で俺の剣を掴んだ。
「分かるように説明してよ」
「シュンの反応が答えじゃない」
俺よりも先に、ウルが答えた。俺もウルと同意見で、俺が答えろと言っただけで、まだ何も聞いてない。
それにもかかわらず、何に対してかは分からないが、誤解だと訴えた。
ウルがそれをゴカイに説明すると、ゴカイは静かに、俺の剣から手を離した。
「ゴカイさん……信じて下さい……」
「それは、君の説明次第だねぇ。納得すれば、ノーマだって切らないよ」
シュンはゴカイに懇願したが、ゴカイは冷静に、しっかり説明するように促すと、シュンは少しの間俯き、そして顔を上げた。
「ごめんなさい……」
シュンはまず謝り、説明を始めた。実は糸が付いてて、ずっと仲間の声が聞こえてたし、こっち側からの声も、仲間は聞こえてる。
誤解だと言ったのは、その事に気付かれたと思い、咄嗟に言ってしまったけど、言った後に何も聞かれて無い事に気づいた。
だけどもう遅いし、下手な言い訳をしても、俺達には通用しないと思い、観念した。
「今、これを話した事も……仲間には聞かれてます……」
「そうか……正直に言ってくれて、ありがとう。と言いたい所だが、逆に仲間の指示も聞けるよな」
俺はそう言い、シュンの反応を見ようとした。今シュンが話した事が仲間の指示では無いなら、その証明はどうするのかを。
「えっ……あ……」
「シュン、残念だよ」
シュンはうろたえ、その反応を見て、ゴカイはそう言葉をかけ、シュンに背を向けた。
「もういいや。とりあえず死ねよ」
その瞬間、シュンは靴からナイフを取り出し、ゴカイの背中を目掛けて、突き刺しにかかった。
「本当にねぇ……」
ゴカイはそれを、振り返る事もせず冷静に避け、腕を掴み、シュンの勢いを殺さずに、持ち上げた。
シュンは宙に浮き、綺麗な半円描きながら、地面に背中から叩きつけられ、そのまま意識を失った。
「シュンから敵意は感じなかったよ……きっと逆らえなかったんだねぇ」
ゴカイの発言で気づかされたが、俺にその考えは全く無かった。
「シュンを助けてやるか」
「え? 2人がいいなら、そうしてあげたいけど」
俺は、シュンが指示を受けてる=敵だとしか頭に無かったけど、シュンの発言全てが嘘では無いかもしれないと考えると、申し訳なくなった。
でも、シュンが本当に助けてほしいかどうかは、俺には分からない。
だけど、ゴカイが助けたいと言ってるなら、勝手だろうとなんだろうと、俺がシュンを助ける事が、ゴカイの助けにもなる筈だから、助けようと思った。
「ゴカイに質問だけど、これもシュンの作戦だとしたら、あんたどうする?」
助けると言い出したのは俺なのに、ウルはゴカイだけに聞いた。
「ちょっと待て、俺にも責任はあるだろ」
「ゴカイ、どうするの?」
「僕は…………僕が責任を持って、シュンを殺すよ」
俺は耳を疑った。ゴカイは殺すどころか、人を切る事すらしない奴なのに、はっきりと言い切ったから。
「そう……分かった。そこまで言うなら付き合うけど、今言った事忘れないでよ」
ウルも、平静を装ってはいるけど、ゴカイのまさかの発言に、動揺を隠しきれて無かった。
これが、ゴカイの意図的な発言かは分からないけど、俺とウルにはこの一言だけで、十二分に覚悟は伝わる。
結果、ウルも協力する事になったし、なんだか少しだけ、嬉しそうでもあった。
「ニヤついて、嬉しそうだな」
「は? 何が? さっさと行こ」
ウルはすぐに真顔に戻って歩き出し、シュンの元に行き屈み、肩に手を置くと、またすぐに立ち上がった。
何も言わずに、敵の居る方面に歩き出したから、俺とゴカイも後を追うように駆け寄った。
「今の何?」
「別になんでもないよ。ゴカイを信じただけ」
全く意味が分からなかった。
「どういう事か分かるか?」
「分からないねぇ……」
ゴカイも分かっておらず、2人でどういう事なのか、考えながら歩いてると、ウルが立ち止まり、地面に手を置いた。
「2人とも、準備はいい?」
あっという間に、敵の近くまで来てて、もう路地を抜けた先に、全員集まってるらしい。
「ちょっと待ってよ、作戦はどうするの?」
「10対3だからな。無しでいいだろ」
「じゃあ、決まりね」
「え……もう、分かったよ」
ゴカイは作戦を気にしたけど、敵の数を考えても、作戦通りにはいかないと思うし、死ななければいいなんて、今更言って確かめる事でも無い。
それに、こういう大人数を相手にする時は、作戦が仇になる事もあると、師匠に教わってるから、とりあえず、ゴカイは無理やり納得させた。
「じゃあ、僕が先頭走るから、付いてきてねぇ」
「頼んだ」
「よろしく」
全員武器を持ち、ゴカイを先頭に、ウルと俺の順で敵の元に向かった。
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