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第2章
未来死
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真っ白な世界が広がり、2秒先からは真っ暗で何も視えない。
すぐに理解は出来た。俺が何も行動を起こさなければ、余命1秒だという事を。
たかが数秒でも大事なのは、少し前に実感したばかりなのに、ここまで何もしなかった事を、猛烈に後悔したし、過去の自分を殴りたい。
だけど過ぎた事を悔やみ、それを責めた所で、時間が戻る訳でも無いのも事実。
だから、今は後悔するよりも、例え数秒だとしても、自分が作った猶予を無駄にしないように、考えうる限りの、死を回避する行動を探そうとした。
まず初めに視たのは、相手が剣を振り下ろすよりも早く、俺は両手で、剣の柄と刃を持って前方に突き出し、攻撃を防げるか試す未来。
これを視た理由は、その場で剣を振り下ろした相手、その相手との距離、一瞬で俺が死んだ事を踏まえ、直接的な攻撃では無いと判断した為。
結果は、防ぐ事も出来ず、どんな攻撃かも分からないまま、未来は何も変わらない。
試すと言えど、多少の変化は期待してたから、少し動揺したけど、今は気にしてられる状況では無いから、気持ちを切り替えて、すぐに次の未来を視た。
相手が剣を振り下ろす前に、左に跳び、どんな攻撃か分からないけど、避けようと考えた。次は、逆側の右に跳び、次は後ろに下がる。
どの行動も意味が無かった。防げないなら、避けるしかないのに、避けきるのは不可能だったけど、未来は変わり、余命を延ばす事は出来た。
左に跳んだ場合は、右半身が犠牲になり、右に跳べば左半身、後ろに跳んだら右脚が犠牲になる。
この未来を視て、直接的な攻撃で無い事は分かった。何故なら、犠牲になった部分は、切り落とされたのでは無く、焼け焦げたから。
それに加えて音と光で、相手の能力が電気なのと、例えそれを放てたとしても、範囲が決まってる事までは。
これは、横に避けてただけなら、分からなかったけど、後ろに下がった時に、右脚だけ犠牲になるなんて、範囲に制限が無ければ、有り得ない。
俺は利き足が右で、後ろに跳ぶ際、右足で踏み込み、上体は後ろに反らしてたから、相手は届く範囲で狙える、右脚だけを攻撃した。
もしくは、偶然当たった可能性もあるけど、それは別に関係ない。
でも、これらが分かった所で、俺は左右どちらかの足が犠牲になる。
もしそうなっても、闘う事は出来るし、ウルかゴカイが助けに来てくれるかもしれない。
ただ、闘った所で勝ち目は無いし、2人がすぐに来れる状況でも無い事は分かってるから、少しでも長く生きる為の、悪あがきにしかならない。
俺は諦めた訳では無いから、その後も、真上に跳んでみる、剣を振り回す、屈む、寝そべる、様々な未来を視たけど、どれも同じで、結果は死。
それなら、痛い思いをして生き残った先の、9割以上の確率で死ぬ未来で、1割にも満たない、微かな助かる希望に賭ける。
それよりも、潔く何も行動を起こさず、1秒後には確実に訪れる死を選択して、俺は未来視を止めた。
そして時間は動き出し、これから剣を振り下ろす相手、その後ろで闘ってる、ゴカイの姿が目に入った。
相手との距離は約10m、この距離を考えて、相手が直接的な攻撃では無いと、俺は判断した。
だから残り1秒で、この距離を埋めるのは不可能なのに、俺は相手に向かい走り出してた。
何故こんな行動をとったのか、これは俺自身にも分からない。
俺が1歩を踏み出したのと同時に、剣を振り下ろす相手、未来視も使って無いし、何も考えて無いから、避ける事もせず、ただまっすぐ向かうだけ。
次の瞬間、閃光と共に轟音が響いた。が、俺は無傷で、光と音は背後から届いた。
何が起きたのか、理解する間もなく、相手の近くまで辿り着き、斬りかかる。
当然だけど、ただ正面から考えも無しに、斬ろうとしただけだから、防がれた。
それでも構わず、俺は剣を振り続け、一瞬相手の体勢が崩れたのを見逃さず、確実に決める為にか、そこで能力を使う。
俺は、自分の行動に思考が追いついておらず、何故このタイミングで未来を視たか分からないけど、視て無ければ死んでた。
俺は隙を狙って剣を突き刺そうとすると、相手は、崩れたと思ってた体勢から、俺の剣を躱す。
躱された俺は、相手の方向に剣を振ろうとするが、それは叶わず、上から自分の体と、相手の姿を見下ろし、すぐに視界は真っ暗になる。
これが俺の死ぬ未来で、これを視て、俺は攻撃を変える事はせず、相手が首を斬りに来る攻撃を、避けようとする未来を視た。
相手は首を斬って、終わらせようとしにきた事で、動作が大振りになり、それを俺は避けられる未来に変わったから、正面ががら空きになった。
そこを狙い、次は俺が思い切り、下から剣を振り上げると、相手は瞬時に左腕を刃に当てた。
それにより、俺の剣が腕に当たる衝撃と、瞬時に後ろに跳んでた事で、胴体は斬れなかったけど、左腕は斬り落とした。
俺はこれを視て、この未来でいいのか迷ったけど、この状況で綺麗事なんか言ってられる程、俺はまだ強くない。
殺しにきてるって事は、死ぬ覚悟も出来てる筈だし、俺が死なない為には、時に相手を殺さなくてはならない。
自分にそう言い聞かせ、相手の腕を1本奪う選択をして実行に移し、相手は左腕を1本失った。
「バチ……バチバチ……バチチチジジジジジジジジジ……」
「……ふざけんな……まじ……かよ……」
確実に切断したと思った筈の腕が、音を立てて、体に吸い込まれるようにしてくっつき、一瞬で元通りになった。
「驚いたか? 電気の俺にはどんな攻撃も効かない」
「見りゃ分かるよ。それよりお前喋れたんだな」
俺は瞬時に理解した。俺では勝てない事と、相手の声からして、男だという事の2つを。
遅れて、シュンから聞いてない能力という事も、今になって気づいた。
そんな事に今更気付いた所で、なんの役にもたたないから、今俺がやるべき事を考えた。
俺の中にある選択肢は2つで、今すぐに3人で逃げるか、俺は相手とこのまま闘い、2人が勝つのを待ってから逃げるか。
攻撃が効かない相手に、今の俺達には勝つ術が無いから、逃げるのを大前提に置くと、後者の方が逃げやすいはず。
そう考え、攻撃が効かなくても、攻撃を避けられれば問題無いから、とりあえずこのまま闘う事にして、俺は剣を構えた。
「来いよ。お前の攻撃も、俺には当たらねぇから」
「そうか、なら試してみよう」
「バチ……バチバチ……バチチチジジジジジジジジジ……」
相手は再び、剣に電気を纏わせ、剣先を天に翳した。
俺は能力を使った。このタイミングでの未来視、相手との距離、さっきと全く同じ状況を考え、前に進んだ。
ここからはさっきと違い、俺が先に動き出してから、相手は剣を振り下ろした。
すると視界が真っ白になり、そこから先の未来は視えない。
ここで、さっき生き長らえたのは、能力の使用を止めたのに加えて、無意識の行動、つまり、偶然が重なった事で起きた、奇跡だと思い知らされた。
認めたくはないけど、これが現実だし、俺と相手との力の差。
でも今の俺に、諦める気は全く無い。例え偶然だろうと、奇跡だろうと、1度避けられたなら、それを何度でも再現すればいいだけだから。
俺は、相手が腕を下げるのを見計らい、それに合わせて、前方に動き出す未来だけを、何度も繰り返し視た。
何度未来を視ようと、俺が行き着く先は暗闇、それでも俺は、明るい未来が必ずある事を知ってる。
そして、ついに俺は視た。1回目と同様、俺が1歩前に踏み出した瞬間、閃光と轟音が背後から届き、無傷で避ける未来を。
すぐに理解は出来た。俺が何も行動を起こさなければ、余命1秒だという事を。
たかが数秒でも大事なのは、少し前に実感したばかりなのに、ここまで何もしなかった事を、猛烈に後悔したし、過去の自分を殴りたい。
だけど過ぎた事を悔やみ、それを責めた所で、時間が戻る訳でも無いのも事実。
だから、今は後悔するよりも、例え数秒だとしても、自分が作った猶予を無駄にしないように、考えうる限りの、死を回避する行動を探そうとした。
まず初めに視たのは、相手が剣を振り下ろすよりも早く、俺は両手で、剣の柄と刃を持って前方に突き出し、攻撃を防げるか試す未来。
これを視た理由は、その場で剣を振り下ろした相手、その相手との距離、一瞬で俺が死んだ事を踏まえ、直接的な攻撃では無いと判断した為。
結果は、防ぐ事も出来ず、どんな攻撃かも分からないまま、未来は何も変わらない。
試すと言えど、多少の変化は期待してたから、少し動揺したけど、今は気にしてられる状況では無いから、気持ちを切り替えて、すぐに次の未来を視た。
相手が剣を振り下ろす前に、左に跳び、どんな攻撃か分からないけど、避けようと考えた。次は、逆側の右に跳び、次は後ろに下がる。
どの行動も意味が無かった。防げないなら、避けるしかないのに、避けきるのは不可能だったけど、未来は変わり、余命を延ばす事は出来た。
左に跳んだ場合は、右半身が犠牲になり、右に跳べば左半身、後ろに跳んだら右脚が犠牲になる。
この未来を視て、直接的な攻撃で無い事は分かった。何故なら、犠牲になった部分は、切り落とされたのでは無く、焼け焦げたから。
それに加えて音と光で、相手の能力が電気なのと、例えそれを放てたとしても、範囲が決まってる事までは。
これは、横に避けてただけなら、分からなかったけど、後ろに下がった時に、右脚だけ犠牲になるなんて、範囲に制限が無ければ、有り得ない。
俺は利き足が右で、後ろに跳ぶ際、右足で踏み込み、上体は後ろに反らしてたから、相手は届く範囲で狙える、右脚だけを攻撃した。
もしくは、偶然当たった可能性もあるけど、それは別に関係ない。
でも、これらが分かった所で、俺は左右どちらかの足が犠牲になる。
もしそうなっても、闘う事は出来るし、ウルかゴカイが助けに来てくれるかもしれない。
ただ、闘った所で勝ち目は無いし、2人がすぐに来れる状況でも無い事は分かってるから、少しでも長く生きる為の、悪あがきにしかならない。
俺は諦めた訳では無いから、その後も、真上に跳んでみる、剣を振り回す、屈む、寝そべる、様々な未来を視たけど、どれも同じで、結果は死。
それなら、痛い思いをして生き残った先の、9割以上の確率で死ぬ未来で、1割にも満たない、微かな助かる希望に賭ける。
それよりも、潔く何も行動を起こさず、1秒後には確実に訪れる死を選択して、俺は未来視を止めた。
そして時間は動き出し、これから剣を振り下ろす相手、その後ろで闘ってる、ゴカイの姿が目に入った。
相手との距離は約10m、この距離を考えて、相手が直接的な攻撃では無いと、俺は判断した。
だから残り1秒で、この距離を埋めるのは不可能なのに、俺は相手に向かい走り出してた。
何故こんな行動をとったのか、これは俺自身にも分からない。
俺が1歩を踏み出したのと同時に、剣を振り下ろす相手、未来視も使って無いし、何も考えて無いから、避ける事もせず、ただまっすぐ向かうだけ。
次の瞬間、閃光と共に轟音が響いた。が、俺は無傷で、光と音は背後から届いた。
何が起きたのか、理解する間もなく、相手の近くまで辿り着き、斬りかかる。
当然だけど、ただ正面から考えも無しに、斬ろうとしただけだから、防がれた。
それでも構わず、俺は剣を振り続け、一瞬相手の体勢が崩れたのを見逃さず、確実に決める為にか、そこで能力を使う。
俺は、自分の行動に思考が追いついておらず、何故このタイミングで未来を視たか分からないけど、視て無ければ死んでた。
俺は隙を狙って剣を突き刺そうとすると、相手は、崩れたと思ってた体勢から、俺の剣を躱す。
躱された俺は、相手の方向に剣を振ろうとするが、それは叶わず、上から自分の体と、相手の姿を見下ろし、すぐに視界は真っ暗になる。
これが俺の死ぬ未来で、これを視て、俺は攻撃を変える事はせず、相手が首を斬りに来る攻撃を、避けようとする未来を視た。
相手は首を斬って、終わらせようとしにきた事で、動作が大振りになり、それを俺は避けられる未来に変わったから、正面ががら空きになった。
そこを狙い、次は俺が思い切り、下から剣を振り上げると、相手は瞬時に左腕を刃に当てた。
それにより、俺の剣が腕に当たる衝撃と、瞬時に後ろに跳んでた事で、胴体は斬れなかったけど、左腕は斬り落とした。
俺はこれを視て、この未来でいいのか迷ったけど、この状況で綺麗事なんか言ってられる程、俺はまだ強くない。
殺しにきてるって事は、死ぬ覚悟も出来てる筈だし、俺が死なない為には、時に相手を殺さなくてはならない。
自分にそう言い聞かせ、相手の腕を1本奪う選択をして実行に移し、相手は左腕を1本失った。
「バチ……バチバチ……バチチチジジジジジジジジジ……」
「……ふざけんな……まじ……かよ……」
確実に切断したと思った筈の腕が、音を立てて、体に吸い込まれるようにしてくっつき、一瞬で元通りになった。
「驚いたか? 電気の俺にはどんな攻撃も効かない」
「見りゃ分かるよ。それよりお前喋れたんだな」
俺は瞬時に理解した。俺では勝てない事と、相手の声からして、男だという事の2つを。
遅れて、シュンから聞いてない能力という事も、今になって気づいた。
そんな事に今更気付いた所で、なんの役にもたたないから、今俺がやるべき事を考えた。
俺の中にある選択肢は2つで、今すぐに3人で逃げるか、俺は相手とこのまま闘い、2人が勝つのを待ってから逃げるか。
攻撃が効かない相手に、今の俺達には勝つ術が無いから、逃げるのを大前提に置くと、後者の方が逃げやすいはず。
そう考え、攻撃が効かなくても、攻撃を避けられれば問題無いから、とりあえずこのまま闘う事にして、俺は剣を構えた。
「来いよ。お前の攻撃も、俺には当たらねぇから」
「そうか、なら試してみよう」
「バチ……バチバチ……バチチチジジジジジジジジジ……」
相手は再び、剣に電気を纏わせ、剣先を天に翳した。
俺は能力を使った。このタイミングでの未来視、相手との距離、さっきと全く同じ状況を考え、前に進んだ。
ここからはさっきと違い、俺が先に動き出してから、相手は剣を振り下ろした。
すると視界が真っ白になり、そこから先の未来は視えない。
ここで、さっき生き長らえたのは、能力の使用を止めたのに加えて、無意識の行動、つまり、偶然が重なった事で起きた、奇跡だと思い知らされた。
認めたくはないけど、これが現実だし、俺と相手との力の差。
でも今の俺に、諦める気は全く無い。例え偶然だろうと、奇跡だろうと、1度避けられたなら、それを何度でも再現すればいいだけだから。
俺は、相手が腕を下げるのを見計らい、それに合わせて、前方に動き出す未来だけを、何度も繰り返し視た。
何度未来を視ようと、俺が行き着く先は暗闇、それでも俺は、明るい未来が必ずある事を知ってる。
そして、ついに俺は視た。1回目と同様、俺が1歩前に踏み出した瞬間、閃光と轟音が背後から届き、無傷で避ける未来を。
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