207 / 590
4 聖魔術師の幻影編
2-10
「レティーティア・レクペラス様とエンデバート卿がお見えです」
ソニアの専属護衛が困った顔をした。
「メッサリーナ様ではなくて?」
対してソニアは憮然とした顔。
レティーティア殿が来るなんて聞いてない。
まぁ、魔術師長のメッサリーナ殿でも副魔術師長のレティーティア殿でも、どちらでもいいけど。それより分からないのがエンデバート卿が来ていることだった。
「どうして、エンデバート卿が?」
騎士たちは首を捻る。
レティーティア殿の護衛を兼ねて、なんだろうか。それとも。
私は嫌な予感がした。
「ともあれ、いつまでもお待たせしてはいけませんわね」
ソニアの一声で、私たちは席を立ち、扉の方へと向かう。そこにはソニアの専属護衛の言葉の通り、レティーティア殿とエンデバート卿が待っていた。
しかも立たせたまま。
まぁ、いいか。この人たちも好きで迎えに来てるわけだし。
「魔術師長は他の方の迎えに出向いているので、私、副魔術師長のレティーティア・レクペラスと、騎士隊長のバルシアス・エンデバートが参りました」
レティーティア殿の流れるような言い訳を右から左へと文字通り聞き流すソニア。
「あら、ま、た、エンデバート卿ですか」
あまりのしつこさに視線も言葉もトゲトゲしい。
「短い間ですが、仲良くしていただけたらと」
「明後日には帰国しますから、本当に短い間だけですわね」
「ハハハ。まったくです。短すぎて名残惜しくなりますよね」
「いえ、別に」
ツンとした表情を崩さず、ばっさりと言ってのけると、エンデバート卿はうっと言葉に詰まった。
「ソニア、キツい」
「ソニア、エグい」
それから、黙り込んでしまったエンデバート卿と視線を合わせることもなく、レティーティア殿の後についていく。
エンデバート卿は何か私に言いたげな雰囲気を出すだけ出して、無言のまま。移動して、昨日、最初に見学した金冠のあるところへとやってきた。
そして。
予行練習が始まった。
「あれ、嫌な感じがする」
金冠の主となる儀式の練習、と銘打ってはいるけど、つまりは、魔導具との契約をする段取りの説明と、実際にどうやるかの練習だった。
昨日は遠くから見た金冠を、今日は近くで見る。
そうして口から出た感想が「嫌な感じがする」というもの。
ただの直感ではあるけど、実はかなり重要。魔力の質が合わないことが原因で嫌な感じを受ける場合があるから。
性質が合わないもの同士での契約なんて、出来たものではない。なので、見て、触れて、どう感じるか。魔術師はしっかりと見極める。
魔導具が魔術師を選ぶように、魔術師だって魔導具を選ぶわけだから。
そもそも、魔術師から気に入られないと主にはなれないし、気に入られて、魔導具から手を差し伸べられても、相性が悪いと思ったら手を取らなくていい。
魔導具と魔術師の契約は昔からそういうものだ。
で。
金冠と呼ばれている魔導具との、間近での対面を終え、グラディアの魔術師のたちは一斉に感想を口にした。
「なんだか、すーーーっと身体に染み込むような感覚がありますわね」
とはダイアナ嬢。
「私は何も感じませんでした。でも、キラキラと金色に輝いていて綺麗ですね」
と続いてフォセル嬢が感想を口にする。
「ソニア、なんか感じたー?」
「いえ、まったく」
「身体に染み込む、なんて言ってるけど、ホントーかなー?」
ソニアとリュリュ先輩は何も感じなかった模様。
そして私は…………。
「エルシア、どうしましたの? ずいぶんとムスッとした顔をしてますけど」
最悪な気分だった。
ソニアの言うとおり、かなり不機嫌な顔をしているんだと自分でも思う。
「痛かった」
「「え?」」
「バチンて来た」
「え、金冠に触ったら?」
「触ろうとしたら」
みんなと同じように、金冠と呼ばれている物に触れようと右手を伸ばしたとたん、手のひらに弾けるような衝撃と痛みを感じたのだ。
右の手のひらを見ると、うっすら赤くなっている。
私は両手のひらを合わせるようにして、さすった。
「え、まさかの拒否反応?」
「痛かったから、触らなかった」
「ならば、明日のお披露目会。エルシアは観覧側にいた方が良さそうですわね」
「うん」
それに、近くで見ても、金冠は金色に見えない。どう見てもあれは銀色だ。
銀色の金冠なんてあり得るんだろうか。
色のことは誰にも言えないまま、主となる儀式の段取りの説明は続いた。
すべての説明が終わり、代表してダイアナ嬢(立候補)が予行練習を行って、講習会が終了した。
「これで講習会は終わりです。お疲れさまでした」
レティーティア殿が綺麗に一礼する。相変わらず透明感溢れる美貌で、年齢不詳の美しさを撒き散らしている。
「やった、これで自由時間!」
終わったと同時に騒ぎ出すリュリュ先輩は、美しいものより美味しいもの派。
早速王都巡りに出掛けようと、金冠があるこの場所から出ようとしていた。
そんなリュリュ先輩に、メッサリーナ殿から声がかかる。
「王都観光に行かれるのでしたら、こちらの騎士を同行させます。ふだん、王都の警備も行っておりますので、案内もできますから」
「個人で行っちゃいけないのー?」
「安全な街ですが、危険がゼロだとは保証がありませんので」
「それなら、専属護衛を連れていけば大丈夫でしょー!」
リュリュ先輩は元気に答えて、チラリとリンクス隊長を見た。
はーっとため息をついて、リンクス隊長がリュリュ先輩を見返す。
「おい、俺のことじゃないよな?」
凄みのある声を張るリンクス隊長に対して、リュリュ先輩も負けてはいない。
「暗黒隊は昨日、遊びに行ったよねー、行ってるよねー? 私が一生懸命講習受けてるときにさー」
リンクス隊長の強く突っ込まれたくない部分を、ピンポイントでつつきまくる。ギクッとするリンクス隊長。
「うぐぐぐぐ」
歯噛みをして、しばし無言となった。
「一人はこちらの騎士の同行をお願いします。何かあったとき、すぐ対処も出来ますので」
「まー、一人くらいなら、いいよー」
リュリュ先輩を新リテラ王国の騎士と行かせるかどうか、悩んだ末、
「分かった分かった、俺も同行する!」
リンクス隊長が折れたようだ。
ダイアナ嬢とカス王子はルキウス殿下の案内で、王都観光に行くらしい。
グリプス伯もそちらに同行するようで、手で胃の辺りを押さえていた。お疲れさま、グリプス伯。
ソニアは疲れるからと留守番を早々に宣言。
私は、その留守番予定のソニアから、どうするかを尋ねられた。
「エルシアも行きますの?」
「クラウドと約束してるから。流行りのスイーツがあるんだって」
ウキウキ感を抑えきれず、つい弾んだ口調になる私。
そこへ。
「エルシア!」
「あ、クラウド」
クラウドが声をかけてきた。
「さっそく行くか?」
「うん」
そしてもう一人。
「あのー」
今まさに出掛けようとしている私たちに、声をかけてくる人物がいた。
ソニアの専属護衛が困った顔をした。
「メッサリーナ様ではなくて?」
対してソニアは憮然とした顔。
レティーティア殿が来るなんて聞いてない。
まぁ、魔術師長のメッサリーナ殿でも副魔術師長のレティーティア殿でも、どちらでもいいけど。それより分からないのがエンデバート卿が来ていることだった。
「どうして、エンデバート卿が?」
騎士たちは首を捻る。
レティーティア殿の護衛を兼ねて、なんだろうか。それとも。
私は嫌な予感がした。
「ともあれ、いつまでもお待たせしてはいけませんわね」
ソニアの一声で、私たちは席を立ち、扉の方へと向かう。そこにはソニアの専属護衛の言葉の通り、レティーティア殿とエンデバート卿が待っていた。
しかも立たせたまま。
まぁ、いいか。この人たちも好きで迎えに来てるわけだし。
「魔術師長は他の方の迎えに出向いているので、私、副魔術師長のレティーティア・レクペラスと、騎士隊長のバルシアス・エンデバートが参りました」
レティーティア殿の流れるような言い訳を右から左へと文字通り聞き流すソニア。
「あら、ま、た、エンデバート卿ですか」
あまりのしつこさに視線も言葉もトゲトゲしい。
「短い間ですが、仲良くしていただけたらと」
「明後日には帰国しますから、本当に短い間だけですわね」
「ハハハ。まったくです。短すぎて名残惜しくなりますよね」
「いえ、別に」
ツンとした表情を崩さず、ばっさりと言ってのけると、エンデバート卿はうっと言葉に詰まった。
「ソニア、キツい」
「ソニア、エグい」
それから、黙り込んでしまったエンデバート卿と視線を合わせることもなく、レティーティア殿の後についていく。
エンデバート卿は何か私に言いたげな雰囲気を出すだけ出して、無言のまま。移動して、昨日、最初に見学した金冠のあるところへとやってきた。
そして。
予行練習が始まった。
「あれ、嫌な感じがする」
金冠の主となる儀式の練習、と銘打ってはいるけど、つまりは、魔導具との契約をする段取りの説明と、実際にどうやるかの練習だった。
昨日は遠くから見た金冠を、今日は近くで見る。
そうして口から出た感想が「嫌な感じがする」というもの。
ただの直感ではあるけど、実はかなり重要。魔力の質が合わないことが原因で嫌な感じを受ける場合があるから。
性質が合わないもの同士での契約なんて、出来たものではない。なので、見て、触れて、どう感じるか。魔術師はしっかりと見極める。
魔導具が魔術師を選ぶように、魔術師だって魔導具を選ぶわけだから。
そもそも、魔術師から気に入られないと主にはなれないし、気に入られて、魔導具から手を差し伸べられても、相性が悪いと思ったら手を取らなくていい。
魔導具と魔術師の契約は昔からそういうものだ。
で。
金冠と呼ばれている魔導具との、間近での対面を終え、グラディアの魔術師のたちは一斉に感想を口にした。
「なんだか、すーーーっと身体に染み込むような感覚がありますわね」
とはダイアナ嬢。
「私は何も感じませんでした。でも、キラキラと金色に輝いていて綺麗ですね」
と続いてフォセル嬢が感想を口にする。
「ソニア、なんか感じたー?」
「いえ、まったく」
「身体に染み込む、なんて言ってるけど、ホントーかなー?」
ソニアとリュリュ先輩は何も感じなかった模様。
そして私は…………。
「エルシア、どうしましたの? ずいぶんとムスッとした顔をしてますけど」
最悪な気分だった。
ソニアの言うとおり、かなり不機嫌な顔をしているんだと自分でも思う。
「痛かった」
「「え?」」
「バチンて来た」
「え、金冠に触ったら?」
「触ろうとしたら」
みんなと同じように、金冠と呼ばれている物に触れようと右手を伸ばしたとたん、手のひらに弾けるような衝撃と痛みを感じたのだ。
右の手のひらを見ると、うっすら赤くなっている。
私は両手のひらを合わせるようにして、さすった。
「え、まさかの拒否反応?」
「痛かったから、触らなかった」
「ならば、明日のお披露目会。エルシアは観覧側にいた方が良さそうですわね」
「うん」
それに、近くで見ても、金冠は金色に見えない。どう見てもあれは銀色だ。
銀色の金冠なんてあり得るんだろうか。
色のことは誰にも言えないまま、主となる儀式の段取りの説明は続いた。
すべての説明が終わり、代表してダイアナ嬢(立候補)が予行練習を行って、講習会が終了した。
「これで講習会は終わりです。お疲れさまでした」
レティーティア殿が綺麗に一礼する。相変わらず透明感溢れる美貌で、年齢不詳の美しさを撒き散らしている。
「やった、これで自由時間!」
終わったと同時に騒ぎ出すリュリュ先輩は、美しいものより美味しいもの派。
早速王都巡りに出掛けようと、金冠があるこの場所から出ようとしていた。
そんなリュリュ先輩に、メッサリーナ殿から声がかかる。
「王都観光に行かれるのでしたら、こちらの騎士を同行させます。ふだん、王都の警備も行っておりますので、案内もできますから」
「個人で行っちゃいけないのー?」
「安全な街ですが、危険がゼロだとは保証がありませんので」
「それなら、専属護衛を連れていけば大丈夫でしょー!」
リュリュ先輩は元気に答えて、チラリとリンクス隊長を見た。
はーっとため息をついて、リンクス隊長がリュリュ先輩を見返す。
「おい、俺のことじゃないよな?」
凄みのある声を張るリンクス隊長に対して、リュリュ先輩も負けてはいない。
「暗黒隊は昨日、遊びに行ったよねー、行ってるよねー? 私が一生懸命講習受けてるときにさー」
リンクス隊長の強く突っ込まれたくない部分を、ピンポイントでつつきまくる。ギクッとするリンクス隊長。
「うぐぐぐぐ」
歯噛みをして、しばし無言となった。
「一人はこちらの騎士の同行をお願いします。何かあったとき、すぐ対処も出来ますので」
「まー、一人くらいなら、いいよー」
リュリュ先輩を新リテラ王国の騎士と行かせるかどうか、悩んだ末、
「分かった分かった、俺も同行する!」
リンクス隊長が折れたようだ。
ダイアナ嬢とカス王子はルキウス殿下の案内で、王都観光に行くらしい。
グリプス伯もそちらに同行するようで、手で胃の辺りを押さえていた。お疲れさま、グリプス伯。
ソニアは疲れるからと留守番を早々に宣言。
私は、その留守番予定のソニアから、どうするかを尋ねられた。
「エルシアも行きますの?」
「クラウドと約束してるから。流行りのスイーツがあるんだって」
ウキウキ感を抑えきれず、つい弾んだ口調になる私。
そこへ。
「エルシア!」
「あ、クラウド」
クラウドが声をかけてきた。
「さっそく行くか?」
「うん」
そしてもう一人。
「あのー」
今まさに出掛けようとしている私たちに、声をかけてくる人物がいた。
あなたにおすすめの小説
4人の女
猫枕
恋愛
カトリーヌ・スタール侯爵令嬢、セリーヌ・ラルミナ伯爵令嬢、イネス・フーリエ伯爵令嬢、ミレーユ・リオンヌ子爵令息夫人。
うららかな春の日の午後、4人の見目麗しき女性達の優雅なティータイム。
このご婦人方には共通点がある。
かつて4人共が、ある一人の男性の妻であった。
『氷の貴公子』の異名を持つ男。
ジルベール・タレーラン公爵令息。
絶対的権力と富を有するタレーラン公爵家の唯一の後継者で絶世の美貌を持つ男。
しかしてその本性は冷酷無慈悲の女嫌い。
この国きっての選りすぐりの4人のご令嬢達は揃いも揃ってタレーラン家を叩き出された仲間なのだ。
こうやって集まるのはこれで2回目なのだが、やはり、話は自然と共通の話題、あの男のことになるわけで・・・。
麗しの王子殿下は今日も私を睨みつける。
スズキアカネ
恋愛
「王子殿下の運命の相手を占いで決めるそうだから、レオーネ、あなたが選ばれるかもしれないわよ」
伯母の一声で連れて行かれた王宮広場にはたくさんの若い女の子たちで溢れかえっていた。
そしてバルコニーに立つのは麗しい王子様。
──あの、王子様……何故睨むんですか?
人違いに決まってるからそんなに怒らないでよぉ!
◇◆◇
無断転載・転用禁止。
Do not repost.
【完結】見えてますよ!
ユユ
恋愛
【 お知らせ 】
先日、近況ボードにも
お知らせしました通り
2026年4月に
完結済みのお話の多数を
一旦closeいたします。
誤字脱字などを修正して
再掲載をするつもりですが
再掲載しない作品もあります。
再掲載の時期は決まっておりません。
表現の変更などもあり得ます。
他の作品も同様です。
ご了承いただけますようお願いいたします。
ユユ
【 お話の内容紹介 】
“何故”
私の婚約者が彼だと分かると、第一声はソレだった。
美少女でもなければ醜くもなく。
優秀でもなければ出来損ないでもなく。
高貴でも無ければ下位貴族でもない。
富豪でなければ貧乏でもない。
中の中。
自己主張も存在感もない私は貴族達の中では透明人間のようだった。
唯一認識されるのは婚約者と社交に出る時。
そしてあの言葉が聞こえてくる。
見目麗しく優秀な彼の横に並ぶ私を蔑む令嬢達。
私はずっと願っていた。彼に婚約を解消して欲しいと。
ある日いき過ぎた嫌がらせがきっかけで、見えるようになる。
★注意★
・閑話にはR18要素を含みます。
読まなくても大丈夫です。
・作り話です。
・合わない方はご退出願います。
・完結しています。
王女を好きだと思ったら
夏笆(なつは)
恋愛
「王子より王子らしい」と言われる公爵家嫡男、エヴァリスト・デュルフェを婚約者にもつバルゲリー伯爵家長女のピエレット。
デビュタントの折に突撃するようにダンスを申し込まれ、望まれて婚約をしたピエレットだが、ある日ふと気づく。
「エヴァリスト様って、ルシール王女殿下のお話ししかなさらないのでは?」
エヴァリストとルシールはいとこ同士であり、幼い頃より親交があることはピエレットも知っている。
だがしかし度を越している、と、大事にしているぬいぐるみのぴぃちゃんに語りかけるピエレット。
「でもね、ぴぃちゃん。私、エヴァリスト様に恋をしてしまったの。だから、頑張るわね」
ピエレットは、そう言って、胸の前で小さく拳を握り、決意を込めた。
ルシール王女殿下の好きな場所、好きな物、好みの装い。
と多くの場所へピエレットを連れて行き、食べさせ、贈ってくれるエヴァリスト。
「あのね、ぴぃちゃん!エヴァリスト様がね・・・・・!」
そして、ピエレットは今日も、エヴァリストが贈ってくれた特注のぬいぐるみ、孔雀のぴぃちゃんを相手にエヴァリストへの想いを語る。
小説家になろうにも、掲載しています。
えっ私人間だったんです?
ハートリオ
恋愛
生まれた時から王女アルデアの【魔力】として生き、16年。
魔力持ちとして帝国から呼ばれたアルデアと共に帝国を訪れ、気が進まないまま歓迎パーティーへ付いて行く【魔力】。
頭からスッポリと灰色ベールを被っている【魔力】は皇太子ファルコに疑惑の目を向けられて…
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。
契約婚しますか?
翔王(とわ)
恋愛
クリスタ侯爵家の長女ミリアーヌの幼なじみで婚約者でもある彼、サイファ伯爵家の次男エドランには愛してる人がいるらしく彼女と結ばれて暮らしたいらしい。
ならば婿に来るか子爵だけど貰うか考えて頂こうじゃないか。
どちらを選んでも援助等はしませんけどね。
こっちも好きにさせて頂きます。
初投稿ですので読みにくいかもしれませんが、お手柔らかにお願いします(>人<;)