431 / 545
7 王女殿下と木精編
4-4
しおりを挟む
けっきょく。
王太子殿下には私の行動が筒抜けで、クラヴィスが同行したのを知って、ケルビウスも同行させたらしい。
なんで、王太子殿下が私の行動を把握しているのか、どうして、王太子殿下が『自分のスローナス』ではなく『他人のケルビウス』に命じて動かしているのか、解せない部分は多々あるけど。
《あいつはスロンだからな》
と、セラフィアスに分かったような口で言われると、どうにも反論が出来なかったのだ。
そういう話題はさっさと終わらせるに限る。
と、いうわけで。
私はさっさと退散してきて、今はデルティ殿下の最終特訓の最中だった。
「じゃ、デルティ殿下。本番と同じようにやっていくから。集中してね」
言い直す。お披露目会前の最終特訓。お披露目会前の最後の予行練習だ。
腕をぶんぶん振り回して、デルティ殿下が応じる。
「いつでもいいわよ!」
そうじゃない!
集中して魔力を高めないと!
「だから、もう始まってるんだって。最初から」
「はーい」
うん、先は長い。
予行練習なので、いつもの走り込みだとか魔力コントロールの訓練はお休み。リグヌムを呼び出す訓練に切り替えて行っている。
これならば、走り過ぎて体力が尽きるとか、そういう事故はないだろうと思っていた私の耳に、か細い声が入ってきた。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
「いきなり弱気」
魔力云々以前に、やる気がない。
「わたくしの実力を本番に間に合わせるのは、とても無理ではなくて?」
というより、自信がないのか。
「無理だからやらないって言うつもり?」
まぁねぇ。調子に乗って、真剣に特訓に取り組まないのもどうかと思って、少し厳しくしてみたら。
今度は自信もやる気もなくしちゃうだなんて、扱いが面倒くさい。
「もっと他のところに力を入れた方がいいというか」
「そもそも、力を入れなくていいところなんて、ないんだけど」
リグヌムを呼び出すことだけは簡単に出来てしまったデルティ殿下。
他のことはぜんぜんさっぱり。
魔力コントロールもまだおぼつかないので、今のまま特訓を重ねておかないと、リグヌムを呼び出すだけしか出来なくなってしまう。五強の主がそんなんでは困るんだけど。
元々、デルティ殿下はちょいちょいと簡単に出来ないものはやる気を出さないし、簡単に出来すぎるものも興味を引かなくてやらなくなるし。
とにかく。
怠惰なのだわ。私からしてみれば。
今も諦めモードで言い訳ばかりし始めるし。
「それでもよ。もう直前なんだから、追い込みで頑張って、出来るようになるものじゃないでしょ?」
言いたいことは分かるけど。
かわいがられて育った王女さまの環境が、すべて悪い方に出てしまっていて、私もほとほと投げ出したくなってくる。
「それに、追い込みで頑張って、けっきょく出来なかったら…………」
「うまくいかないのが怖いの?」
投げやりに尋ねると、意外と弱気な言葉が漏れ出てきた。
「当たり前でしょ? わたくし、五強の主なのよ? それでこの国の第一王女。それなりに期待されてるのよ。うまく出来ることを。なのに、リグヌムをうまく使いこなせないだなんて知られたら」
「みんなから、非難される?」
デルティ殿下は、こくりと無言で頷いた。
うまく出来ることを期待されている。それはそうだろう。この国の王族なんだから。
出来る王女さまとダメな王女さまなら、誰だって出来る方が良いと思うに違いない。
でも、デルティ殿下を取り巻く人たちは、そういった人たちだけではなかったはずだし。
頑張るデルティ殿下を応援する人の多いこと、実感したんじゃないだろうか。
非難する人たちばかりではないと、デルティ殿下だって分かっているはず。
なのに、そう言うってことは。
「それに、みんなの期待を応えられないのが嫌なのよ」
デルティ殿下は下を向いて、小さくつぶやいたのを、私は聞き逃さなかった。
仕方ない。
私は右の手のひらを上に向けた。
意識を集中すると、ボゥッと音を立てて魔力が手のひらに集まる。さらに、ぐっと力を入れれば、あら不思議、魔力の球(意外と硬い)の出来上がり。
私はその球を右手で握りしめる。
うん、ちょうど握りやすい大きさだ。
それをデルティ殿下に向かって、ポーーーンと軽く投げた。
はずなんだけど。
ブーーーーーーーーーーーン
と、もの凄い勢いで飛んでいった。
「ひ、ぃぃぃぃぃぃぃぃ」
デルティ殿下が情けない悲鳴を上げて、ちょこちょこと逃げ惑う。
そして、
ゴフゥゥゥゥゥゥゥン
訓練場の一部が破損した。
あれ? 軽く脅すだけだったのに。予定と違う。でもまぁ、いいか。
気の抜けた顔から、一気に引き締まった顔になったデルティ殿下を見て、私はうんうんと首を縦に振った。
このくらい真剣な顔をしていれば、私の話も真摯に受け止めてくれるだろうから。
「あのね。だからって、今のように逃げてばかりでは、本当に取り返しがつかなくなるんじゃないの? そのくらいは、デルティ殿下も分かるよね?」
「(えっ、今のは逃げないと命の危険がありましたよね、お嬢)」
隣に控えるバルトレット卿が余計なことをつぶやいているけど、気にしてはいけない。
私だって、ちょっと、威力があれだったかなぁ、なんて思いながら話をしているのだから。
ゴホン
咳払いをして、ついでにバルトレット卿の話はまるっと無視して、私は話を続ける。
「私、前に言ったでしょ? 出来る、出来ない、じゃないの。やるか、やらないか、なの」
すくっと立ち上がって腕を組んで話をする様は、ちょっとグレイに似ているかもしれない。
まぁ、殲滅隊の訓練ではグレイはもっと厳しいので、立ち振る舞いを似せているだけなんだけど。
私の言葉に、デルティ殿下も周りの人たちも高速でこくこく首を上下に振った。
ようやく気合いが入ってくれたようだ。
「分かってるなら、迷ってる場合じゃないの。やるの。いい?」
こくん。
デルティ殿下の首が上下に動く。
デルティ殿下は見るからに、気合いが入りすぎてガチガチしていた。
やる気になるのはいいとしても、ここまで緊張していると、出来るものも出来なくなってしまう。
そう思った私は緊張を解そうと思って、あることを閃く。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
私はデルティ殿下の口調を真似て、話を切り出しても、デルティ殿下は、ガチガチの直立不動のまま。
これは相当、緊張している。ちょっと気合いを入れすぎたかな。
「(お嬢。殿下が相当、ヤバいんですけど)」
言われなくても分かってるから。
「私が手助けしたら、リグヌムを呼び出せるくらいまでのレベルには、どうにか達してもらいたいんだよね」
数秒遅れて、デルティ殿下の表情がパッと明るくなる。分かりやすい。いやいや、王族だから分かりやすくてはダメなのに。
続いて、勢いよく質問をするデルティ殿下。
「ええっ! エルシアって、そんなことも出来るの?」
「私が手助けしても、呼び出せないレベルだと、もう、手の尽くしようがないんだけどね」
「わたくし、俄然、やる気が出たわ!」
デルティ殿下は両手を握りしめて叫ぶ。
すると今度は、右手を高々と掲げて、「死ぬ気で頑張るわ!」と侍女さんたちに向けて、叫びだした。
デルティ殿下の『死ぬ気で頑張る』、何度、言ってたことやら。
殿下の『死ぬ気』は、他の人よりかなり軽くて、すぐへこたれる程度で、呆れた気分になってくる。
そう感じたのは、私だけではなかったようだ。
《あいつ、おもしろいよな》
「《そう?》」
セラフィアスが、思いっきり呆れた口調で、しかも私にだけ聞こえる声で話しかけてきたのだ。
《主が邪魔してるから、リグヌムの呼び出しがうまく出来ないのにな》
だから、邪魔している力を弱めて『手助け』をしてあげるって、言ってるんじゃないのよ。
セラフィアスは私の中からデルティ殿下を逐一、観察していたようで、《懲りない》だとか《覚悟が足りない》だとか、延々と喋っていた。
今回はクラヴィスだけの出動なので、セラフィアスもつまらないのかもしれない。
クラヴィスといえば、私と別れてフィリアについていってから、とくに連絡はない。
もしや、ケルビウスとケンカしているのでは?
不安になった私はセラフィアスに話しかける。
「《ところで、クラヴィスとケルビウスの方はうまくやってるの?》」
それに対してセラフィアスときたら、
《帰ってきてからのお楽しみ、ってことでいいんじゃないか、主?》
と笑って答えるだけだった。
王太子殿下には私の行動が筒抜けで、クラヴィスが同行したのを知って、ケルビウスも同行させたらしい。
なんで、王太子殿下が私の行動を把握しているのか、どうして、王太子殿下が『自分のスローナス』ではなく『他人のケルビウス』に命じて動かしているのか、解せない部分は多々あるけど。
《あいつはスロンだからな》
と、セラフィアスに分かったような口で言われると、どうにも反論が出来なかったのだ。
そういう話題はさっさと終わらせるに限る。
と、いうわけで。
私はさっさと退散してきて、今はデルティ殿下の最終特訓の最中だった。
「じゃ、デルティ殿下。本番と同じようにやっていくから。集中してね」
言い直す。お披露目会前の最終特訓。お披露目会前の最後の予行練習だ。
腕をぶんぶん振り回して、デルティ殿下が応じる。
「いつでもいいわよ!」
そうじゃない!
集中して魔力を高めないと!
「だから、もう始まってるんだって。最初から」
「はーい」
うん、先は長い。
予行練習なので、いつもの走り込みだとか魔力コントロールの訓練はお休み。リグヌムを呼び出す訓練に切り替えて行っている。
これならば、走り過ぎて体力が尽きるとか、そういう事故はないだろうと思っていた私の耳に、か細い声が入ってきた。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
「いきなり弱気」
魔力云々以前に、やる気がない。
「わたくしの実力を本番に間に合わせるのは、とても無理ではなくて?」
というより、自信がないのか。
「無理だからやらないって言うつもり?」
まぁねぇ。調子に乗って、真剣に特訓に取り組まないのもどうかと思って、少し厳しくしてみたら。
今度は自信もやる気もなくしちゃうだなんて、扱いが面倒くさい。
「もっと他のところに力を入れた方がいいというか」
「そもそも、力を入れなくていいところなんて、ないんだけど」
リグヌムを呼び出すことだけは簡単に出来てしまったデルティ殿下。
他のことはぜんぜんさっぱり。
魔力コントロールもまだおぼつかないので、今のまま特訓を重ねておかないと、リグヌムを呼び出すだけしか出来なくなってしまう。五強の主がそんなんでは困るんだけど。
元々、デルティ殿下はちょいちょいと簡単に出来ないものはやる気を出さないし、簡単に出来すぎるものも興味を引かなくてやらなくなるし。
とにかく。
怠惰なのだわ。私からしてみれば。
今も諦めモードで言い訳ばかりし始めるし。
「それでもよ。もう直前なんだから、追い込みで頑張って、出来るようになるものじゃないでしょ?」
言いたいことは分かるけど。
かわいがられて育った王女さまの環境が、すべて悪い方に出てしまっていて、私もほとほと投げ出したくなってくる。
「それに、追い込みで頑張って、けっきょく出来なかったら…………」
「うまくいかないのが怖いの?」
投げやりに尋ねると、意外と弱気な言葉が漏れ出てきた。
「当たり前でしょ? わたくし、五強の主なのよ? それでこの国の第一王女。それなりに期待されてるのよ。うまく出来ることを。なのに、リグヌムをうまく使いこなせないだなんて知られたら」
「みんなから、非難される?」
デルティ殿下は、こくりと無言で頷いた。
うまく出来ることを期待されている。それはそうだろう。この国の王族なんだから。
出来る王女さまとダメな王女さまなら、誰だって出来る方が良いと思うに違いない。
でも、デルティ殿下を取り巻く人たちは、そういった人たちだけではなかったはずだし。
頑張るデルティ殿下を応援する人の多いこと、実感したんじゃないだろうか。
非難する人たちばかりではないと、デルティ殿下だって分かっているはず。
なのに、そう言うってことは。
「それに、みんなの期待を応えられないのが嫌なのよ」
デルティ殿下は下を向いて、小さくつぶやいたのを、私は聞き逃さなかった。
仕方ない。
私は右の手のひらを上に向けた。
意識を集中すると、ボゥッと音を立てて魔力が手のひらに集まる。さらに、ぐっと力を入れれば、あら不思議、魔力の球(意外と硬い)の出来上がり。
私はその球を右手で握りしめる。
うん、ちょうど握りやすい大きさだ。
それをデルティ殿下に向かって、ポーーーンと軽く投げた。
はずなんだけど。
ブーーーーーーーーーーーン
と、もの凄い勢いで飛んでいった。
「ひ、ぃぃぃぃぃぃぃぃ」
デルティ殿下が情けない悲鳴を上げて、ちょこちょこと逃げ惑う。
そして、
ゴフゥゥゥゥゥゥゥン
訓練場の一部が破損した。
あれ? 軽く脅すだけだったのに。予定と違う。でもまぁ、いいか。
気の抜けた顔から、一気に引き締まった顔になったデルティ殿下を見て、私はうんうんと首を縦に振った。
このくらい真剣な顔をしていれば、私の話も真摯に受け止めてくれるだろうから。
「あのね。だからって、今のように逃げてばかりでは、本当に取り返しがつかなくなるんじゃないの? そのくらいは、デルティ殿下も分かるよね?」
「(えっ、今のは逃げないと命の危険がありましたよね、お嬢)」
隣に控えるバルトレット卿が余計なことをつぶやいているけど、気にしてはいけない。
私だって、ちょっと、威力があれだったかなぁ、なんて思いながら話をしているのだから。
ゴホン
咳払いをして、ついでにバルトレット卿の話はまるっと無視して、私は話を続ける。
「私、前に言ったでしょ? 出来る、出来ない、じゃないの。やるか、やらないか、なの」
すくっと立ち上がって腕を組んで話をする様は、ちょっとグレイに似ているかもしれない。
まぁ、殲滅隊の訓練ではグレイはもっと厳しいので、立ち振る舞いを似せているだけなんだけど。
私の言葉に、デルティ殿下も周りの人たちも高速でこくこく首を上下に振った。
ようやく気合いが入ってくれたようだ。
「分かってるなら、迷ってる場合じゃないの。やるの。いい?」
こくん。
デルティ殿下の首が上下に動く。
デルティ殿下は見るからに、気合いが入りすぎてガチガチしていた。
やる気になるのはいいとしても、ここまで緊張していると、出来るものも出来なくなってしまう。
そう思った私は緊張を解そうと思って、あることを閃く。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
私はデルティ殿下の口調を真似て、話を切り出しても、デルティ殿下は、ガチガチの直立不動のまま。
これは相当、緊張している。ちょっと気合いを入れすぎたかな。
「(お嬢。殿下が相当、ヤバいんですけど)」
言われなくても分かってるから。
「私が手助けしたら、リグヌムを呼び出せるくらいまでのレベルには、どうにか達してもらいたいんだよね」
数秒遅れて、デルティ殿下の表情がパッと明るくなる。分かりやすい。いやいや、王族だから分かりやすくてはダメなのに。
続いて、勢いよく質問をするデルティ殿下。
「ええっ! エルシアって、そんなことも出来るの?」
「私が手助けしても、呼び出せないレベルだと、もう、手の尽くしようがないんだけどね」
「わたくし、俄然、やる気が出たわ!」
デルティ殿下は両手を握りしめて叫ぶ。
すると今度は、右手を高々と掲げて、「死ぬ気で頑張るわ!」と侍女さんたちに向けて、叫びだした。
デルティ殿下の『死ぬ気で頑張る』、何度、言ってたことやら。
殿下の『死ぬ気』は、他の人よりかなり軽くて、すぐへこたれる程度で、呆れた気分になってくる。
そう感じたのは、私だけではなかったようだ。
《あいつ、おもしろいよな》
「《そう?》」
セラフィアスが、思いっきり呆れた口調で、しかも私にだけ聞こえる声で話しかけてきたのだ。
《主が邪魔してるから、リグヌムの呼び出しがうまく出来ないのにな》
だから、邪魔している力を弱めて『手助け』をしてあげるって、言ってるんじゃないのよ。
セラフィアスは私の中からデルティ殿下を逐一、観察していたようで、《懲りない》だとか《覚悟が足りない》だとか、延々と喋っていた。
今回はクラヴィスだけの出動なので、セラフィアスもつまらないのかもしれない。
クラヴィスといえば、私と別れてフィリアについていってから、とくに連絡はない。
もしや、ケルビウスとケンカしているのでは?
不安になった私はセラフィアスに話しかける。
「《ところで、クラヴィスとケルビウスの方はうまくやってるの?》」
それに対してセラフィアスときたら、
《帰ってきてからのお楽しみ、ってことでいいんじゃないか、主?》
と笑って答えるだけだった。
23
あなたにおすすめの小説
果たされなかった約束
家紋武範
恋愛
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させられてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。
【完結】二度目の恋はもう諦めたくない。
たろ
恋愛
セレンは15歳の時に16歳のスティーブ・ロセスと結婚した。いわゆる政略的な結婚で、幼馴染でいつも喧嘩ばかりの二人は歩み寄りもなく一年で離縁した。
その一年間をなかったものにするため、お互い全く別のところへ移り住んだ。
スティーブはアルク国に留学してしまった。
セレンは国の文官の試験を受けて働くことになった。配属は何故か騎士団の事務員。
本人は全く気がついていないが騎士団員の間では
『可愛い子兎』と呼ばれ、何かと理由をつけては事務室にみんな足を運ぶこととなる。
そんな騎士団に入隊してきたのが、スティーブ。
お互い結婚していたことはなかったことにしようと、話すこともなく目も合わせないで過ごした。
本当はお互い好き合っているのに素直になれない二人。
そして、少しずつお互いの誤解が解けてもう一度……
始めの数話は幼い頃の出会い。
そして結婚1年間の話。
再会と続きます。
悪役だから仕方がないなんて言わせない!
音無砂月
恋愛
マリア・フォン・オレスト
オレスト国の第一王女として生まれた。
王女として政略結婚の為嫁いだのは隣国、シスタミナ帝国
政略結婚でも多少の期待をして嫁いだが夫には既に思い合う人が居た。
見下され、邪険にされ続けるマリアの運命は・・・・・。
〖完結〗あんなに旦那様に愛されたかったはずなのに…
藍川みいな
恋愛
借金を肩代わりする事を条件に、スチュワート・デブリン侯爵と契約結婚をしたマリアンヌだったが、契約結婚を受け入れた本当の理由はスチュワートを愛していたからだった。
契約結婚の最後の日、スチュワートに「俺には愛する人がいる。」と告げられ、ショックを受ける。
そして契約期間が終わり、離婚するが…数ヶ月後、何故かスチュワートはマリアンヌを愛してるからやり直したいと言ってきた。
設定はゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全9話で完結になります。
攻略対象者の婚約者を持つ姉の代わりに、エンディングを見てきました
犬野きらり
恋愛
攻略対象者の婚約者を持つ姉の代わりに、エンディングを見てきました…
というタイトルそのままの話です。
妹視点では、乙女ゲームも異世界転生も関係ありません。
特に私(主人公)は出しゃ張たりしません。
私をアピールするわけでもありません。
ジャンルは恋愛ですが、主人公は恋愛していません、ご注意下さい
四の五の言わず離婚届にサインをしてくれません?
白雲八鈴
恋愛
アルディーラ公爵夫人であるミレーネは、他の人からみれば羨ましいと思える立場にいた。
王妹の母譲りの美人の顔立ち、公爵夫人として注目を集める立場、そして領地の運営は革命と言えるほど領地に潤いを与えていた。
だが、そんなミレーネの心の中にあるのは『早く離婚したい』だった。
順風満帆と言えるミレーネは何が不満なのか。その原因は何か。何故離婚できないのか。
そこから始まる物語である。
《完結》金貨5000枚で売られた王太子妃
ぜらちん黒糖
恋愛
「愛している。必ず迎えに行くから待っていてくれ」
甘い言葉を信じて、隣国へ「人質」となった王太子妃イザベラ。
旅立ちの前の晩、二人は愛し合い、イザベラのお腹には新しい命が宿った。すぐに夫に知らせた イザベラだったが、夫から届いた返信は、信じられない内容だった。
「それは本当に私の子供なのか?」
(完結)お姉様、私を捨てるの?
青空一夏
恋愛
大好きなお姉様の為に貴族学園に行かず奉公に出た私。なのに、お姉様は・・・・・・
中世ヨーロッパ風の異世界ですがここは貴族学園の上に上級学園があり、そこに行かなければ女官や文官になれない世界です。現代で言うところの大学のようなもので、文官や女官は○○省で働くキャリア官僚のようなものと考えてください。日本的な価値観も混ざった異世界の姉妹のお話。番の話も混じったショートショート。※獣人の貴族もいますがどちらかというと人間より下に見られている世界観です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる