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ふわふわの呪文、召し上がれ
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今日も朝がやってきた。
昨日開店した、喫茶店ユメノは本日も開店日だ。
開店初日は男の子が頼んでくれた「クリームソーダ」、ここの世界にもあるコーヒーなどの注文があり店は繁盛していた。
「ボーン ボーン」
9時の時報だ。それと共に店前の看板を逆にしに行く。
今日は太陽がさんさんと照らして雲ひとつ無い天気だ。
「今日も良い日だ……」
開店時間を過ぎると昨日来てくださったお客様が、
「お兄さん、コーヒー1つ。ミルクもお願いー」
とコーヒーの注文が入った。
この世界ではコーヒーは日本で言うところのお茶のような立ち位置で国民に愛されていた。
コーヒーを提供すると若い1人の女性が来店した。
「こんにちは!お兄さん、ここって自分の食べたいもの言えば作ってくれるの?」
「ああ、どんなものかを言ってくれれば俺に出来る限りの物を作るよ。」
「わぁ、本当!?じゃあねぇ、まろやかでふわふわしてるご飯ものが良いなぁ。」
「かしこまりました。」
俺は厨房に入り玉ねぎ、ベーコンを細かくサイコロ状に切っていく。
コンコン♪コンコン♪
店内に包丁で奏でたメロディーが響き渡る。
切った玉ねぎをフライパンで炒めていく。玉ねぎを炒めると玉ねぎが甘くなりよりこの料理に美味しくなる。
飴色になるまで炒めたらベーコンを入れ玉ねぎが焦げないように炒めていく。
適当に炒めたらケチャップを投入し、ケチャップと玉ねぎ、ベーコンを一体化していく。
ケチャップに火を通すとケチャップの酸味が飛びより美味しくなるのだ。
塩、胡椒で適当に味を整えるとご飯を投下していく。
ご飯が白色から赤色に変化していくと店内には美味しそうな匂いが漂っている。
「いい匂い……もうできる?」
「もうちょっと待ってね。あと1つ重要な物を作らないとね!」
作っているのは「オムライス」。
そして今から最後に作るのはオムライスの要、ふわふわの卵だ。
小さなフライパンにバターを入れ加熱していく。
卵を溶き牛乳を混ぜていく。
ここからは時間との勝負だ。
溶いた卵をフライパンに入れていく。
バターの芳醇な香りが店内を包んでいく。
卵をふわふわとしたラグビー状に仕上げていく。
そして先ほど作ったライスとオムレツをドッキングする…
最後にケチャップをオムレツにかけて完成だ。
「お待たせ致しました。こちらオムライスです。」
女性の前にバター香る特製オムライスを提供した。
「きれい!それに卵かな?凄いぷりぷりしてるぅ。」
「スプーンでオムレツとご飯一緒にお食べ下さい。」
カチャカチャ………
店内にお皿とスプーンのぶつかり合う音が鳴り響く…
「わぁ、めちゃめちゃ美味しい!卵がぷるぷるでまろやかで美味しいよ!それにケチャップが酸っぱくなくて食べやすいよ!」
女性の方はどんどんとスプーンを動かしていき、すぐに完食した。
「ふぅごちそうさまでした。また今度絶対に来ますね!」
カランカラン
ドアに掛かった鈴が鳴り、女性の方はお金を払い出ていった。
そして喫茶店ユメノに新たな風が吹き始めたのだった………
最後に………
今日はオムライスをピックアップして書かせて頂きました。
バターたっぷりでオムレツを作るのが個人的に好きです。
次回もお楽しみに!
昨日開店した、喫茶店ユメノは本日も開店日だ。
開店初日は男の子が頼んでくれた「クリームソーダ」、ここの世界にもあるコーヒーなどの注文があり店は繁盛していた。
「ボーン ボーン」
9時の時報だ。それと共に店前の看板を逆にしに行く。
今日は太陽がさんさんと照らして雲ひとつ無い天気だ。
「今日も良い日だ……」
開店時間を過ぎると昨日来てくださったお客様が、
「お兄さん、コーヒー1つ。ミルクもお願いー」
とコーヒーの注文が入った。
この世界ではコーヒーは日本で言うところのお茶のような立ち位置で国民に愛されていた。
コーヒーを提供すると若い1人の女性が来店した。
「こんにちは!お兄さん、ここって自分の食べたいもの言えば作ってくれるの?」
「ああ、どんなものかを言ってくれれば俺に出来る限りの物を作るよ。」
「わぁ、本当!?じゃあねぇ、まろやかでふわふわしてるご飯ものが良いなぁ。」
「かしこまりました。」
俺は厨房に入り玉ねぎ、ベーコンを細かくサイコロ状に切っていく。
コンコン♪コンコン♪
店内に包丁で奏でたメロディーが響き渡る。
切った玉ねぎをフライパンで炒めていく。玉ねぎを炒めると玉ねぎが甘くなりよりこの料理に美味しくなる。
飴色になるまで炒めたらベーコンを入れ玉ねぎが焦げないように炒めていく。
適当に炒めたらケチャップを投入し、ケチャップと玉ねぎ、ベーコンを一体化していく。
ケチャップに火を通すとケチャップの酸味が飛びより美味しくなるのだ。
塩、胡椒で適当に味を整えるとご飯を投下していく。
ご飯が白色から赤色に変化していくと店内には美味しそうな匂いが漂っている。
「いい匂い……もうできる?」
「もうちょっと待ってね。あと1つ重要な物を作らないとね!」
作っているのは「オムライス」。
そして今から最後に作るのはオムライスの要、ふわふわの卵だ。
小さなフライパンにバターを入れ加熱していく。
卵を溶き牛乳を混ぜていく。
ここからは時間との勝負だ。
溶いた卵をフライパンに入れていく。
バターの芳醇な香りが店内を包んでいく。
卵をふわふわとしたラグビー状に仕上げていく。
そして先ほど作ったライスとオムレツをドッキングする…
最後にケチャップをオムレツにかけて完成だ。
「お待たせ致しました。こちらオムライスです。」
女性の前にバター香る特製オムライスを提供した。
「きれい!それに卵かな?凄いぷりぷりしてるぅ。」
「スプーンでオムレツとご飯一緒にお食べ下さい。」
カチャカチャ………
店内にお皿とスプーンのぶつかり合う音が鳴り響く…
「わぁ、めちゃめちゃ美味しい!卵がぷるぷるでまろやかで美味しいよ!それにケチャップが酸っぱくなくて食べやすいよ!」
女性の方はどんどんとスプーンを動かしていき、すぐに完食した。
「ふぅごちそうさまでした。また今度絶対に来ますね!」
カランカラン
ドアに掛かった鈴が鳴り、女性の方はお金を払い出ていった。
そして喫茶店ユメノに新たな風が吹き始めたのだった………
最後に………
今日はオムライスをピックアップして書かせて頂きました。
バターたっぷりでオムレツを作るのが個人的に好きです。
次回もお楽しみに!
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