暴走赤ずきんちゃん、狼の手に堕ちる

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〈八〉

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「だいじょうぶですか!」

 射精の後、ぼんやりと視線を宙にさまよわせかたかたと震えるルシアンをシーラは抱き締めた。顔に飛んだ精液を掌でぬぐ
 はあ、はあ。
 荒く息をつく男に

「もうだいじょうぶ。しっかりして。ルシアン!」

 呼びかける。

「……こ、わかった」

 ルシアンがシーラの胸に顔をすり寄せた。逞しい両腕でぎゅう、と抱き締める。シーラも胸もとにすがるルシアンの髪を撫でた。母国では魔狼と恐れられる魔法騎士の思いがけずいとけない仕草にきゅんと胸が高鳴る。

「あ、あんなにちんこが大きくなったの、初めてで……勝手にびくびく動くし怖かった……」
「おちんちん、痛くありませんか」
「痛く、ない。だいじょ、ぶ」

 かわいそうに、と胸もとで甘える男の頭を撫で慰めるシーラだがそもそも自分の持ち込んだ生体魔導機械のせいでこうなったことを忘れている――わけではないが頭から飛んでいる。
 ルシアンがまだじんじんと勃ちあがったままの乳首に口づけた。

「ん、んっ……」
「まだちんこが、疼いてる……」

 射精を終え、ニョルンくんを排出したにもかかわらず熱く硬いものが太ももに押しつけられている。

「シーラ」

 唇が重なった。ゆったりとした口づけに応えていると、怒張がシーラの脚の付け根、秘所に押しつけられた。ぐちゅぐちゅと蜜がかき混ぜられる。

「挿れたい」
「ん、来て……」

 ぎち、ち。
 熱く硬く物騒な塊がシーラをこじ開けた。

――痛、い。

 聞いていた以上に痛む。けれどこじ開けられる蜜口よりずっと奥でうずわだかまる欲望のほうが大きかった。濡れた隘路あいろを少しずつ進む肉棒がやがて最奥にたどりついた。

「だいじょうぶ、か」
「ん、だいじょ、ぶ」
「よかった」

 ルシアンの掠れた声に胸が高鳴る。はじめ強張っていた膣壁が、
 くちゅ、ちゅ。
 蜜をたたえ肉棒にすがりつく。

「ん、っ、……ぁ」

 熱い塊のかたちを粘膜がなぞるたびに
 ぞく、ぞく。
 震えるような不思議な感覚が体に広がった。

「動いて、ルシアン……」
「ん」

 男が抜き差しをはじめた。震え疼く体を抱きしめ合い、吐息を絡めるように口づけていると不思議に満たされる。

――知らなかった。

 こんなに気持ちいいなんて。

「シーラ」

 浅いところでくちゅくちゅと抜き差ししていた肉棒が
 ず、……ぬ。
 ゆっくりと奥へ進んだ。

「これからのことだが、国に帰らず――ウルラトゥスに残らないか」
「それは、――えっと、牢屋とか」
「仮にそうなるとしても減免してもらえるよう計らうつもりだ。アワグイラに帰っても好きに研究できそうにないんだろう?」
「そうなんですよね」

 シーラが考え出す生体魔導機械はどうもアワグイラ軍上層部には理解されないらしい。毎度毎度コンペで負けるし、せっかく生体魔導機械向けに素材を開発してもその手柄は上司にまるっと持って行かれてしまう。そもそも、シーラは謹慎処分中なのに脱け出して敵国に独断で潜入しているのだ。下手をすればスパイ容疑をかけられかねない。ようやくシーラは自分の身の上のおぼつかなさに思い至った。かといって、母国を裏切る――考えただけで身震いしてしまう。

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