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初仕事
43 報告
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ここは帝国のとある一室。
「それで、ヒュドラの件はどうなっている?」
「只今、詳しい者を連れて参りました。入れ」
「はい」
返事をしたのは若い女性の声だった。
「ふざけているのか?」
「いえ、滅相もございません。この者は、その日エルドール邸にて給仕を務めておりました。」
「ほう」
偉そうな男はその説明で納得したようだ。
何故なら、あの日屋敷はヒュドラによって焼き尽くされた。その為、屋敷で仕えていた者達は、一人残らず原型を留めていなかったそうだ。つまり、あのような状況下で生き残ることができるということは、裏で暗躍していたスパイ。ないしはそれに準ずるような何者かだということだ。それも凄腕の。
付け加えるとするならばそれは、ヒュドラの問題が起こる前から、エルドール男爵家に目を付けていたということ。それだけでこの女と、この女を連れて来た者は優秀だということが伺える。それを理解したのだ。
「苦しゅうない。面を上げて、詳細を申してみよ」
「はっ!」
許しを得て、女は面をあげる。すると、周囲からは声が上がった。
「これはなかなかの器量じゃな。それに加え、技量も逸品と来たか。ハッハッハッ」
女は、胸こそ控えめなものの、整った顔つきには誰もが息を呑む。俗に言うスレンダーボディというやつだ。この女に言い寄られてしまえば、大抵の男であれば気を許してしまうだろう。だからこの女は諜報に長けているのだ。恐らくはそれだけでなく、何か奥の手を持ってはいのだろうが。
「あの日、私はエルドール邸に潜入し、裏取引などの証拠を探っておりました。残念ながらその証拠は、全てヒュドラに燃やし尽くされてしまいました。ですが、その代わりと言っては何ですが、ヒュドラとの戦いの一部始終を目撃することが出来ました」
「「「おおっ!」」」
ヒュドラ戦の目撃情報。それこそ帝国が求めていたものだ。皆が息を呑む。
「ヒュドラが現れると、ファーゼンと呼ばれた者が突然怒り出し、その額からは2本の角を、確認することが出来ました」
再び上がる声。
そう、これである。欲しかった情報は。どんな技で倒した? ヒュドラの強さは?
そんな情報はどうでもいい。表向きはドミニクがヒュドラを倒したことになっているが、ドミニクにそんな力はない。であればヒュドラを倒したのは別の人物。だがドミニクは頑なに話そうとしない。つまりそれだけ隠したい何者かが、あの場にはいたということだ。
報告を聞けば、それが魔族ということになる。これは思ってもいなかった成果である。思わず声を上げてしまうのも無理はない。
「それで女よ。その魔族がヒュドラを倒したのか?」
「申し訳ありませんが、その確認は取れていませんでした。あの時、辺り一面ヒュドラによって焼き尽くされ、私はこの情報を持ち帰るために必死でした」
「事の顛末を見ずに逃げ帰ると、は何事か! この者は己の命を優先して、仕事を放棄した。よって極刑を求める!」
「落ち着けよ、元男爵の爵位を持っていた者よ」
その口調は穏やかなものだが、言葉の裏には恐ろしい殺意が宿っていた。
「も、申し訳ありません!」
「もう良い、口を開くな。それで女よ、続きを述べよ」
この場はこの男によって支配されていた。
「ハッ。私が見た時、その魔族は延厳凰徳麟(えんげんこうとくりん)という光の矢を放ちました。その技は『もうよい』………」
「なるほどな、全て読めたぞ。フハハハハッ」
男は気が狂ったかのように笑い出した。
「失礼ながら、その技がどのようなものなのか、お教え願えないでしょうか?」
「あれはな、超古代対幻獣魔法と言ったかな? それの一つだ。つまり、ヒュドラを倒したのはその魔族という事だ。ご苦労であった、褒美は弾むぞ。それにしてもまさか、使えるものがまだおろうとは。実に愉快愉快」
超古代対幻獣魔法。それは古代種(魔族、天使族。だが、天使族の存在は知られてはいない)でも秘技に中の秘技である。本来の力を発揮すれば、ヒュドラなんぞ一撃で葬り去ることができた。それでも、ファーゼンがヒュドラに止めを刺せなかったのは、まだ未熟であったからだろう。だが問題はそこではない。
「何故その事をお知りなのですか?」
「おい、やめろ!」
連れてきた男が女を止めるが、既に遅し。
「おい? 何勝手に口を開いておる。ワシが許可したのは報告だけだぞ。それとも一生口が開けないようにして欲しいのか?」
「も、申し訳ありません。この者は田舎者ゆえ、道理が分かっておりません。何卒ご慈悲を」
本来であれば、延厳凰徳麟について聞いたのもタブーであった。それは男の機嫌が良かったため許されたが、普通は有り得ないことなのである。
「次はないと思えよ」
「ははぁっ! ありがたき幸せ」
いい報告が聞けたからか、男の機嫌が良くて2人は命拾いをした。
「おいソニア? あれはどういうことだ。打ち合わせと違うじゃないか。しかも殺気まで出して」
「ごめんなさい、堪えきれなくて。でもお陰で確証が得られたわ」
「あぁ、間違いない。次の計画に移るぞ」
報告者の2人が去った部屋では、
「聞いての通りだ、男爵だった男よ。ファーゼンというガキを攫ってこい。多少傷物なっていても構わん。早急に、な?」
「ハッ! 既に手筈は整っております。処刑されるはずであったこの身。それをお救いいただいた貴方様のために、忠誠を」
元男爵の男は、胸に手を当て、軽く頭をたれた。さすがは元貴族と言うべきか、その仕草はなかなか優雅であった。男の期限は更に良くなった。
「さすがは見事な佇まい。没落にしておくにはなかなか惜しい男よ。それとお前、」
男は180度振り返って、今度は別な男に話をかけた。
「はっ。何でしょうか」
「今の2人をつけろ。決して気取られるなよ? 何か隠し事の臭いがぷんぷんしてたからな」
一通り指示を出し終えると、男は見送られながらこの場を後にした。
残された者たちは、それぞれ行動に移る。息を潜ませ、何事も無かったかのように去っていった。
静まり返ったこの部屋には、月の光が差し込んでいた。だがこの部屋から見る月は、どうしても不気味でならなかった。
「それで、ヒュドラの件はどうなっている?」
「只今、詳しい者を連れて参りました。入れ」
「はい」
返事をしたのは若い女性の声だった。
「ふざけているのか?」
「いえ、滅相もございません。この者は、その日エルドール邸にて給仕を務めておりました。」
「ほう」
偉そうな男はその説明で納得したようだ。
何故なら、あの日屋敷はヒュドラによって焼き尽くされた。その為、屋敷で仕えていた者達は、一人残らず原型を留めていなかったそうだ。つまり、あのような状況下で生き残ることができるということは、裏で暗躍していたスパイ。ないしはそれに準ずるような何者かだということだ。それも凄腕の。
付け加えるとするならばそれは、ヒュドラの問題が起こる前から、エルドール男爵家に目を付けていたということ。それだけでこの女と、この女を連れて来た者は優秀だということが伺える。それを理解したのだ。
「苦しゅうない。面を上げて、詳細を申してみよ」
「はっ!」
許しを得て、女は面をあげる。すると、周囲からは声が上がった。
「これはなかなかの器量じゃな。それに加え、技量も逸品と来たか。ハッハッハッ」
女は、胸こそ控えめなものの、整った顔つきには誰もが息を呑む。俗に言うスレンダーボディというやつだ。この女に言い寄られてしまえば、大抵の男であれば気を許してしまうだろう。だからこの女は諜報に長けているのだ。恐らくはそれだけでなく、何か奥の手を持ってはいのだろうが。
「あの日、私はエルドール邸に潜入し、裏取引などの証拠を探っておりました。残念ながらその証拠は、全てヒュドラに燃やし尽くされてしまいました。ですが、その代わりと言っては何ですが、ヒュドラとの戦いの一部始終を目撃することが出来ました」
「「「おおっ!」」」
ヒュドラ戦の目撃情報。それこそ帝国が求めていたものだ。皆が息を呑む。
「ヒュドラが現れると、ファーゼンと呼ばれた者が突然怒り出し、その額からは2本の角を、確認することが出来ました」
再び上がる声。
そう、これである。欲しかった情報は。どんな技で倒した? ヒュドラの強さは?
そんな情報はどうでもいい。表向きはドミニクがヒュドラを倒したことになっているが、ドミニクにそんな力はない。であればヒュドラを倒したのは別の人物。だがドミニクは頑なに話そうとしない。つまりそれだけ隠したい何者かが、あの場にはいたということだ。
報告を聞けば、それが魔族ということになる。これは思ってもいなかった成果である。思わず声を上げてしまうのも無理はない。
「それで女よ。その魔族がヒュドラを倒したのか?」
「申し訳ありませんが、その確認は取れていませんでした。あの時、辺り一面ヒュドラによって焼き尽くされ、私はこの情報を持ち帰るために必死でした」
「事の顛末を見ずに逃げ帰ると、は何事か! この者は己の命を優先して、仕事を放棄した。よって極刑を求める!」
「落ち着けよ、元男爵の爵位を持っていた者よ」
その口調は穏やかなものだが、言葉の裏には恐ろしい殺意が宿っていた。
「も、申し訳ありません!」
「もう良い、口を開くな。それで女よ、続きを述べよ」
この場はこの男によって支配されていた。
「ハッ。私が見た時、その魔族は延厳凰徳麟(えんげんこうとくりん)という光の矢を放ちました。その技は『もうよい』………」
「なるほどな、全て読めたぞ。フハハハハッ」
男は気が狂ったかのように笑い出した。
「失礼ながら、その技がどのようなものなのか、お教え願えないでしょうか?」
「あれはな、超古代対幻獣魔法と言ったかな? それの一つだ。つまり、ヒュドラを倒したのはその魔族という事だ。ご苦労であった、褒美は弾むぞ。それにしてもまさか、使えるものがまだおろうとは。実に愉快愉快」
超古代対幻獣魔法。それは古代種(魔族、天使族。だが、天使族の存在は知られてはいない)でも秘技に中の秘技である。本来の力を発揮すれば、ヒュドラなんぞ一撃で葬り去ることができた。それでも、ファーゼンがヒュドラに止めを刺せなかったのは、まだ未熟であったからだろう。だが問題はそこではない。
「何故その事をお知りなのですか?」
「おい、やめろ!」
連れてきた男が女を止めるが、既に遅し。
「おい? 何勝手に口を開いておる。ワシが許可したのは報告だけだぞ。それとも一生口が開けないようにして欲しいのか?」
「も、申し訳ありません。この者は田舎者ゆえ、道理が分かっておりません。何卒ご慈悲を」
本来であれば、延厳凰徳麟について聞いたのもタブーであった。それは男の機嫌が良かったため許されたが、普通は有り得ないことなのである。
「次はないと思えよ」
「ははぁっ! ありがたき幸せ」
いい報告が聞けたからか、男の機嫌が良くて2人は命拾いをした。
「おいソニア? あれはどういうことだ。打ち合わせと違うじゃないか。しかも殺気まで出して」
「ごめんなさい、堪えきれなくて。でもお陰で確証が得られたわ」
「あぁ、間違いない。次の計画に移るぞ」
報告者の2人が去った部屋では、
「聞いての通りだ、男爵だった男よ。ファーゼンというガキを攫ってこい。多少傷物なっていても構わん。早急に、な?」
「ハッ! 既に手筈は整っております。処刑されるはずであったこの身。それをお救いいただいた貴方様のために、忠誠を」
元男爵の男は、胸に手を当て、軽く頭をたれた。さすがは元貴族と言うべきか、その仕草はなかなか優雅であった。男の期限は更に良くなった。
「さすがは見事な佇まい。没落にしておくにはなかなか惜しい男よ。それとお前、」
男は180度振り返って、今度は別な男に話をかけた。
「はっ。何でしょうか」
「今の2人をつけろ。決して気取られるなよ? 何か隠し事の臭いがぷんぷんしてたからな」
一通り指示を出し終えると、男は見送られながらこの場を後にした。
残された者たちは、それぞれ行動に移る。息を潜ませ、何事も無かったかのように去っていった。
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