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猫と語る月
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十九夜の月の
蒼白の光のなかで
死にゆく猫と
夜を見ていた
「命には どうして限りがあるのだろう」
私の問いに
「限りあるのが 命なのだ」と
勇敢な猫は教えたのです
そして
虹色の雲になったのです
蒼白の光のなかで
死にゆく猫と
夜を見ていた
「命には どうして限りがあるのだろう」
私の問いに
「限りあるのが 命なのだ」と
勇敢な猫は教えたのです
そして
虹色の雲になったのです
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