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第1部 魔族配下編 第1章
薬の効果を知る
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翌朝、俺はいつもどおりに起床した。
やっぱり夢も見なかったし魔王も来ていない。
考えてもキリがないのはわかってはいるが、続いていただけに引っかかる。忘れられない。
(何か意味があるとは思うけど……)
特に夢の中でザルド達から攻撃されたことだ。
おそらく悪い方、敵になるとかいう感じだろう。
今の俺は魔族側なので、そうなるのは当然だとは思っている。
(でも俺はどちらかに付け、なんて……)
もし選択を迫られたらその場から逃げ出す自信がある。
我ながら甘い考えだ。
「ふぅ……。
そういえば、テナシテさんのところに行かなきゃいけないんだよな」
薬を制作する約束で、今日も訪ねてくれと言われていた。
だが、俺の感覚が間違っていなければそろそろ――。
「モットユウちゃーーんッ‼」
(来たッ⁉)
すごい勢いでデュークさんが部屋に転がり込んできた。
毎回テンションが高いし、元気の良さといい、スタミナ切れなんて知らないのではないかと思う。
「お、おはようございます……」
「おはようさ~ん!」
「……元気ですね」
そう声をかけるとデュークさんが素早く起き上がって俺を見る。
「おうよー。俺の取り柄だし。
んで、テナシテちゃんのトコ行くんだよなー?」
「はい」
「じゃあ俺は門の所で待っとくわー。
終わったら合流な?」
「わ、わかりました」
デュークさんは俺の返事を聞くとなぜかベッドに
寝転んだ。かなり古い物のためギシギシと嫌な音が聞こえる。
(な、何してるんだ?一応俺のベッドなんだが⁉)
俺の視線に気づいたデュークさんがニヤニヤしながら口を開く。
「せっかくだから寝てみようと思ってさ~。
でもコレ、もうすぐ壊れそうだなー、ヒハハッ」
「なので、あんまりゴロゴロしないでもらえると
助かります……」
「リョーカイー。まあ、ゆっくりしたら行くからモトユウちゃんも早いトコ行ってきなよー」
「……はい」
壊さないでくれと念を押しておきたかったが、脅されても困るのでやめておいた。
所持を許可されている剣を腰から下げて外に出て、裏に来た俺は真ん中の建物に入り、
最奥にあるテナシテさんの部屋の前に立つ。
(えっと、『モトユウです』で6回)
部屋に入る時のルールだ。心が読めるという能力の妨害のために鉄製のドアが設置されていて、
人によって叩く回数が違う。
6回目を叩くと同時にガチャリと音がしてロックが解除された。
(魔法か……)
中に入るとテナシテさんが立って待ってくれていた。
右手には鮮やかな赤い液体が半分ほど入ったビンを
持っている。試作品だろう。
「お待ちしていました、モトユウさん」
「ど、どうも……。もう出来たんですね」
「ええ。一睡もしていませんから」
「え⁉」
(だ、大丈夫なのか⁉)
魔族とはわかっていても心配になってしまう。
ビックリしながらテナシテさんを見ると薄く笑った。
「フフ、優しいですね、モトユウさんは。
私は大丈夫ですよ。実験が楽しくて、それどころではありませんでしたので」
「は、はぁ……」
集中すると周りが見えなくなるタイプのようだ。
いつかのように狂気的に笑いながら作っていたのだろうか。
「さて、さっそく薬の効果を見てみましょうか」
テナシテさんがビンを差し出してくる。
俺は戸惑いながら受け取った。
(まるで血みたいだな。これを飲むのか……)
「血を元にして作りましたから。いろいろ混ぜたので、
そこまで鉄臭くないと思いますよ」
臭いを嗅いでみる。確かに鉄臭くはない。
おそるおそる一口分飲んでみた。
(う……)
なんとも言い表しにくい味が口内に広がる。
少し鉄の味。他は果実のような甘みと酸味、そして雑草を
口にした時のような苦味があった。
吐き出すほどではないので、味への意識が変わらないうちに一気に飲み干す。
変化はすぐに訪れた。全身が熱くなり、まるでフロ上がりのように火照ってくる。
(熱い)
叫ぶほどではないが、嫌な感じだ。汗が吹き出してくる。
そして徐々に熱が全身から肩や腕に集まってきていた。
「う、腕が……」
「もうきましたか。さあ、どうぞ」
テナシテさんが側にある鉄の物体を指差す。部屋に入った時には気づかなかったが、
予め用意していたようだ。
「こ、これをッ?」
「ええ。腰から下げている剣で一思いに斬ってください」
(室内で剣を使うのは慣れてないんだけどな)
だが、肩や腕が熱い。血液が集中しているのがわかる。
早く分散させないと大変なことになりそうな気がするので、俺は大きく息を吸いこむと剣を振り上げた。
「はああぁッ‼」
金属同士がぶつかった音と衝撃音が室内に響く。
眼前には真っ二つに割れた鉄の塊があった。
(え、俺マジで鉄を斬った⁉)
まさか本当に斬れるとは思っていなかった。今まで武器を弾くモンスターは
ソーサラーのフローに倒してもらっていたからだ。
信じられずに鉄の塊と剣を交互に見ているとテナシテさんが小さく拍手をした。
「ああ、良かった。ちゃんと効果が出ていますね」
「で、でもまだ熱いんで斬っていいですか?」
斬る前よりは少し熱くはなくなったが、まだ熱は冷めていない。何回か斬らないと冷めないようだ。
「ええ、気の済むまで斬ってください。
ああ、間違っても私を斬らないでくださいね」
「斬りませんよ⁉」
(自ら危険に飛び込むわけないじゃないですか!)
直感だが、魔王とテナシテさんは深い信頼関係にあるみたいだった。
間違いでもテナシテさんを傷つけたと聞いたら
魔王が黙っていないだろう。
「フフフ、そうでしたね。
ですが、念のため離れておきます」
テナシテさんが離れたのを確認すると再びは剣を振り上げる。熱を冷ますために10回ほど斬ったため、
鉄の塊は細かいブロックになった。
肩で呼吸を整えながら室内を見回す。
あることが気になっていたからだ。
「それにしても、実験道具なんていったいどこから……」
今も、初めて訪れた時もそうだが、室内には本棚と机と
イス、ベッドがあるだけだ。
実験道具を置いておけるような場所なんて見当たらない。
するとテナシテさんがため息をついて机の側に屈む。
「ここですよ」
そう言って机の脚の間の床を持ち上げた。
遠目だがビンが綺麗に並べられているのが見える。
(隠し扉⁉)
「あまり知られたくありませんので」
「床下なら収納スペースに困らないから……」
「とは言っても、もうギチギチですけどね。
素材を保管しているとすぐにこうなるのですよ」
「でも鮮度とか保つの大変なんじゃないですか?」
魔法等で冷凍させているなら話は別だが、
失礼な話、テナシテさんは攻撃魔法の扱いは得意そうに
見えない。
「……ダルネスフロッグというモンスターはご存知ですか?」
テナシテさんの言葉に頷く。
ダルネスフロッグ。動作がとても遅いためダメージを受けることはほぼないものの、
巨大な肉体と頑丈な皮のせいで倒すのに苦労する。
何でも食し、たいていは丸呑みしてしまうらしい。
(最近外に出たけど見なかったな。
でもこの辺りにはいるってことか)
「ええ、沼地付近に生息していますよ。
その胃液を使っています。胃も複数ありますし、消化も
遅いみたいですからね。
でも栄養はちゃんと補給したいようで、胃液に鮮度を保つ成分が含まれているんですよ」
(もしかして解剖したのか⁉)
胃が複数あると断言したため自然とそう考える。
俺の心を読んだテナシテさんがニッコリと笑った。
「はい。とても楽しかったですよ。フフフフ」
(やっぱ怖ぇ……)
若干の恐怖を覚えて後ずさる。
「安心してください。解剖なんてモンスターにしかしませんよ。
……ああ、そうだ、モトユウさん。
1つ大事なことを伝え忘れていました」
「大事なこと、ですか?」
「薬の副作用についてです」
「副作用⁉」
声が裏返る。その様子を見たテナシテさんが呆れたように息をついた。
「あれだけの力を瞬時に得るのですよ?
何のリスクもないと思いますか?」
「そ、そうですけど。例えば……?」
「私の推測ですが、強化された部位の痛みや数日寝込む、等でしょうね。
初の試みなのでなんとも言えませんが、腕が二度と使えなくなるとか、
体の一部がモンスター化するまではないと思いますよ」
「え……」
開いた口が塞がらない。テナシテさんはサラリと言って
のけたが、そんな副作用を持つ薬もあるということだ。
「そこまで心配しなくても、今回使用した素材は危険度の低いものばかりです。
まぁ、副作用はあるでしょうから、なるべく早く魔王様からの
仕事を終わらせた方が良いでしょうね」
「わ、わかりました……」
俺の言葉を聞くとテナシテさんは5つぐらいの小ビンを机の上に置いて大きめのビンから移し始めた。
全ての小ビンに半分ほど注ぐと蓋を閉めて俺に差し出す。
「はい、どうぞ。ああ、1つ注意です。追加で服用する時は必ず熱を冷ましてから次を服用してくださいね。
おそらく大変なことになりますから」
「気をつけます……。ありがとうございました!」
俺はテナシテさんに頭を下げてからビンを大事に懐にしまうと、
デュークさんが待っている門に向かった。
やっぱり夢も見なかったし魔王も来ていない。
考えてもキリがないのはわかってはいるが、続いていただけに引っかかる。忘れられない。
(何か意味があるとは思うけど……)
特に夢の中でザルド達から攻撃されたことだ。
おそらく悪い方、敵になるとかいう感じだろう。
今の俺は魔族側なので、そうなるのは当然だとは思っている。
(でも俺はどちらかに付け、なんて……)
もし選択を迫られたらその場から逃げ出す自信がある。
我ながら甘い考えだ。
「ふぅ……。
そういえば、テナシテさんのところに行かなきゃいけないんだよな」
薬を制作する約束で、今日も訪ねてくれと言われていた。
だが、俺の感覚が間違っていなければそろそろ――。
「モットユウちゃーーんッ‼」
(来たッ⁉)
すごい勢いでデュークさんが部屋に転がり込んできた。
毎回テンションが高いし、元気の良さといい、スタミナ切れなんて知らないのではないかと思う。
「お、おはようございます……」
「おはようさ~ん!」
「……元気ですね」
そう声をかけるとデュークさんが素早く起き上がって俺を見る。
「おうよー。俺の取り柄だし。
んで、テナシテちゃんのトコ行くんだよなー?」
「はい」
「じゃあ俺は門の所で待っとくわー。
終わったら合流な?」
「わ、わかりました」
デュークさんは俺の返事を聞くとなぜかベッドに
寝転んだ。かなり古い物のためギシギシと嫌な音が聞こえる。
(な、何してるんだ?一応俺のベッドなんだが⁉)
俺の視線に気づいたデュークさんがニヤニヤしながら口を開く。
「せっかくだから寝てみようと思ってさ~。
でもコレ、もうすぐ壊れそうだなー、ヒハハッ」
「なので、あんまりゴロゴロしないでもらえると
助かります……」
「リョーカイー。まあ、ゆっくりしたら行くからモトユウちゃんも早いトコ行ってきなよー」
「……はい」
壊さないでくれと念を押しておきたかったが、脅されても困るのでやめておいた。
所持を許可されている剣を腰から下げて外に出て、裏に来た俺は真ん中の建物に入り、
最奥にあるテナシテさんの部屋の前に立つ。
(えっと、『モトユウです』で6回)
部屋に入る時のルールだ。心が読めるという能力の妨害のために鉄製のドアが設置されていて、
人によって叩く回数が違う。
6回目を叩くと同時にガチャリと音がしてロックが解除された。
(魔法か……)
中に入るとテナシテさんが立って待ってくれていた。
右手には鮮やかな赤い液体が半分ほど入ったビンを
持っている。試作品だろう。
「お待ちしていました、モトユウさん」
「ど、どうも……。もう出来たんですね」
「ええ。一睡もしていませんから」
「え⁉」
(だ、大丈夫なのか⁉)
魔族とはわかっていても心配になってしまう。
ビックリしながらテナシテさんを見ると薄く笑った。
「フフ、優しいですね、モトユウさんは。
私は大丈夫ですよ。実験が楽しくて、それどころではありませんでしたので」
「は、はぁ……」
集中すると周りが見えなくなるタイプのようだ。
いつかのように狂気的に笑いながら作っていたのだろうか。
「さて、さっそく薬の効果を見てみましょうか」
テナシテさんがビンを差し出してくる。
俺は戸惑いながら受け取った。
(まるで血みたいだな。これを飲むのか……)
「血を元にして作りましたから。いろいろ混ぜたので、
そこまで鉄臭くないと思いますよ」
臭いを嗅いでみる。確かに鉄臭くはない。
おそるおそる一口分飲んでみた。
(う……)
なんとも言い表しにくい味が口内に広がる。
少し鉄の味。他は果実のような甘みと酸味、そして雑草を
口にした時のような苦味があった。
吐き出すほどではないので、味への意識が変わらないうちに一気に飲み干す。
変化はすぐに訪れた。全身が熱くなり、まるでフロ上がりのように火照ってくる。
(熱い)
叫ぶほどではないが、嫌な感じだ。汗が吹き出してくる。
そして徐々に熱が全身から肩や腕に集まってきていた。
「う、腕が……」
「もうきましたか。さあ、どうぞ」
テナシテさんが側にある鉄の物体を指差す。部屋に入った時には気づかなかったが、
予め用意していたようだ。
「こ、これをッ?」
「ええ。腰から下げている剣で一思いに斬ってください」
(室内で剣を使うのは慣れてないんだけどな)
だが、肩や腕が熱い。血液が集中しているのがわかる。
早く分散させないと大変なことになりそうな気がするので、俺は大きく息を吸いこむと剣を振り上げた。
「はああぁッ‼」
金属同士がぶつかった音と衝撃音が室内に響く。
眼前には真っ二つに割れた鉄の塊があった。
(え、俺マジで鉄を斬った⁉)
まさか本当に斬れるとは思っていなかった。今まで武器を弾くモンスターは
ソーサラーのフローに倒してもらっていたからだ。
信じられずに鉄の塊と剣を交互に見ているとテナシテさんが小さく拍手をした。
「ああ、良かった。ちゃんと効果が出ていますね」
「で、でもまだ熱いんで斬っていいですか?」
斬る前よりは少し熱くはなくなったが、まだ熱は冷めていない。何回か斬らないと冷めないようだ。
「ええ、気の済むまで斬ってください。
ああ、間違っても私を斬らないでくださいね」
「斬りませんよ⁉」
(自ら危険に飛び込むわけないじゃないですか!)
直感だが、魔王とテナシテさんは深い信頼関係にあるみたいだった。
間違いでもテナシテさんを傷つけたと聞いたら
魔王が黙っていないだろう。
「フフフ、そうでしたね。
ですが、念のため離れておきます」
テナシテさんが離れたのを確認すると再びは剣を振り上げる。熱を冷ますために10回ほど斬ったため、
鉄の塊は細かいブロックになった。
肩で呼吸を整えながら室内を見回す。
あることが気になっていたからだ。
「それにしても、実験道具なんていったいどこから……」
今も、初めて訪れた時もそうだが、室内には本棚と机と
イス、ベッドがあるだけだ。
実験道具を置いておけるような場所なんて見当たらない。
するとテナシテさんがため息をついて机の側に屈む。
「ここですよ」
そう言って机の脚の間の床を持ち上げた。
遠目だがビンが綺麗に並べられているのが見える。
(隠し扉⁉)
「あまり知られたくありませんので」
「床下なら収納スペースに困らないから……」
「とは言っても、もうギチギチですけどね。
素材を保管しているとすぐにこうなるのですよ」
「でも鮮度とか保つの大変なんじゃないですか?」
魔法等で冷凍させているなら話は別だが、
失礼な話、テナシテさんは攻撃魔法の扱いは得意そうに
見えない。
「……ダルネスフロッグというモンスターはご存知ですか?」
テナシテさんの言葉に頷く。
ダルネスフロッグ。動作がとても遅いためダメージを受けることはほぼないものの、
巨大な肉体と頑丈な皮のせいで倒すのに苦労する。
何でも食し、たいていは丸呑みしてしまうらしい。
(最近外に出たけど見なかったな。
でもこの辺りにはいるってことか)
「ええ、沼地付近に生息していますよ。
その胃液を使っています。胃も複数ありますし、消化も
遅いみたいですからね。
でも栄養はちゃんと補給したいようで、胃液に鮮度を保つ成分が含まれているんですよ」
(もしかして解剖したのか⁉)
胃が複数あると断言したため自然とそう考える。
俺の心を読んだテナシテさんがニッコリと笑った。
「はい。とても楽しかったですよ。フフフフ」
(やっぱ怖ぇ……)
若干の恐怖を覚えて後ずさる。
「安心してください。解剖なんてモンスターにしかしませんよ。
……ああ、そうだ、モトユウさん。
1つ大事なことを伝え忘れていました」
「大事なこと、ですか?」
「薬の副作用についてです」
「副作用⁉」
声が裏返る。その様子を見たテナシテさんが呆れたように息をついた。
「あれだけの力を瞬時に得るのですよ?
何のリスクもないと思いますか?」
「そ、そうですけど。例えば……?」
「私の推測ですが、強化された部位の痛みや数日寝込む、等でしょうね。
初の試みなのでなんとも言えませんが、腕が二度と使えなくなるとか、
体の一部がモンスター化するまではないと思いますよ」
「え……」
開いた口が塞がらない。テナシテさんはサラリと言って
のけたが、そんな副作用を持つ薬もあるということだ。
「そこまで心配しなくても、今回使用した素材は危険度の低いものばかりです。
まぁ、副作用はあるでしょうから、なるべく早く魔王様からの
仕事を終わらせた方が良いでしょうね」
「わ、わかりました……」
俺の言葉を聞くとテナシテさんは5つぐらいの小ビンを机の上に置いて大きめのビンから移し始めた。
全ての小ビンに半分ほど注ぐと蓋を閉めて俺に差し出す。
「はい、どうぞ。ああ、1つ注意です。追加で服用する時は必ず熱を冷ましてから次を服用してくださいね。
おそらく大変なことになりますから」
「気をつけます……。ありがとうございました!」
俺はテナシテさんに頭を下げてからビンを大事に懐にしまうと、
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