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 2択にしてくれたようなのだけど、その質問は非常に答えにくい……。 俺からしてみたら、どっちでもいいという所であろうか。

「あ、えーと……」

 まだ、答えられないでいる俺。

 だってそんな恥ずかしい事、そう簡単に答えられる筈がない。

「どちらでもいいかな……?」

 どうにかして、そう笑顔で答えておく俺。

「そうですかーー……。 では、両方っていうのはどうですか?」
「へ? えーー!?」
「ちゃんと答えてくれなかった伊吹がいけないんでしょ? だから、私がそう決めて上げました……」
「う……」

 言葉を詰まらせる俺。 確かに今の質問の中で選択権を春馬は俺にくれていた。 だが、ちゃんと答えなかった俺が悪い。 でも、もしかしたら春馬の罠だったのかもしれない。

 もういい……。 春馬が決めてしまったことなのだから、今はそれに従うしかなかった。

 ……でも、指と玩具って……!? 両方中に入れるってどういうこと!?

「とりあえずは、指で中を慣らしてからにしてみましょうね? 後、今日は、昨日より太い玩具を中に入れていきますよ……。 だって、そうして、ゆっくりと大きくしていって、最終的には私のを挿れるのが目的ですから……。 そうです……私のモノで気持ちよくなってもらうのが目的なんですから……」

 ……うーー確かに最終目的はそれなんだろうが明日まで俺の体は持つのであろうか。 今日だって、まだ時間はたっぷりとある。 それに明日には春馬のモノを俺の中に挿れるって言ってたし……。

 気付くと春馬に指がゆっくりと中に入って来ていた。

 指1本で第1関節までは、昨日よりは違和感なく入ってきたような気がする。 そして第2関節も入口付近を通過したようだ。

 流石に第2関節まで入ってくると違和感はあるが痛くはなくなった。

 そして奥に届くか届かないかの所で指を動かしてくる春馬。 中にある壁を撫でながらクチュクチュという音を立てている。 そして昨日より激しく動き回る指。

「ぁ……やぁ……ん……」
「もう、声が出てきたみたいですね……。 それなら、良かったですよ……」 
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