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すずちゃんのJK生活
第1話:異能との出会い
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「……早く来すぎたかもしれない」
グリフィンチ学園の入学式当日。
その朝の私は、興奮と緊張をないまぜに抱えながら、校門の前でぽつんと立ち尽くしていた。冷えた空気を吸い込むたび、胸の奥がきゅっと締めつけられるような感覚に襲われる。
――だけど、これはきっと、悪い緊張じゃない。
今日という日は、私――槙尾小鈴にとって、ただの新学期の始まりではなかった。
十年越しの努力の果てにようやく辿り着いた、ずっと夢に見ていた“舞台”。
数えきれないほど憧れ、想像し、祈り続けてきた日。
ようやくそれが現実になったことが、まだ信じられなくて――目覚ましが鳴る前に目を覚ました時点で、すでに泣きそうになっていた。
朝の光が差し込む部屋で、制服に袖を通した瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなった。ボタン一つひとつを留めながら、「これが私の制服なんだ」と、何度も心の中で呟いてしまった。
両親に「行ってきます」と頭を下げ、駅まで送ってくれるという申し出を断って、一人きりで玄関を出た。バスも電車も、驚くほど順調に乗り継げて、道に迷うこともなかった。
完璧すぎるくらいに順調な朝。
だけど──だからこそ、校門に到着したのは、午前七時一〇分。
「うん……流石に早すぎた……」
式の開始は九時。
グリフィンチ学園は全国でも指折りの進学校で、生徒の自主性を重んじる校風で有名だ。だから早めに登校して準備を整える人も多いはず――なんて思い込んでいたけれど、現実はあまりにも静かすぎた。
誰もいない。
立派な石造りの門の前にも、広い校庭にも、見渡す限り、生徒の姿は一つも見当たらない。
あまりにも静かで、まるでこの世界に取り残されたような気さえしてくる。
そんな静寂の中で、私は制服の胸元に手を当てた。指先に触れる生地の感触が、ようやく実感を伴って心に染み込んでくる。
「でも……夢みたい……」
ほんの小さな声が、冷えた空気の中で溶けていった。
この場所に立つのは、初めてじゃない。
あの日、まだ幼かった私を抱きしめてくれた、あの人がここにいた。
名前も知らない、制服姿の“お姉さん”。
血まみれだった私に駆け寄り、震える私の手を取って、何も言わずに守ってくれたあの人。
その背中を、私は今でも忘れられない。
今、私はその人と同じ制服を着て、同じ場所に立っている。
それがどれだけの意味を持つことか、胸の奥が知っていた。
──そのときだった。
風もないのに、スカートの裾がふわりと揺れた。
一瞬、空気の流れを感じて足元を見ると、そこには、いつの間にか現れていた。
拳大ほどの、白くてふわふわした、“綿毛”のようなもの。
「……ぬいぐるみ……? 落とし物?」
声に出してから、自分の疑問が妙に間の抜けたものだったと気づく。
でも、どう見てもこれは不自然だ。落とし物というには清潔すぎるし、生き物とも思えない。
私はしゃがみ込んで、その正体を確かめようと指を伸ばした。
その瞬間。
それはふわりと宙に浮いた。
「えっ……?」
何の前触れもなく、音もなく、ただ滑らかに上昇する白い物体。
目も口もない“それ”は、私のまわりをふわふわと旋回し始めた。
動きは優雅で、でもどこか目的を持っているようにも見えた。
私を見ているわけじゃない。でも、確実に“私を計っている”。
そんな奇妙な確信が胸に芽生えた次の瞬間――
世界が、真っ白に染まった。
◆
「──っ、く……ここ、どこ……?」
目を開いているのに、見えるものはすべて真っ白。
上下も左右もわからない。奥行きも境界も、どこにもない。
ただ、“白”だけが支配する空間の中に、私はぽつんと立っていた。
地面らしき足元の感触がなければ、自分がどこにいるのかさえわからなかった。
ふと、目の前に白い“もふもふ”が浮かんでいた。さっきのそれだ。
「まさか……夢……? いや、これは……」
胸がざわつく。心臓が、さっきまでの比じゃないくらいにドクドクと音を立てている。
現実味のない空間にいるのに、五感だけが妙に鮮明で、現実よりも現実じみていた。
そして次の瞬間。
空間の一角に、黒い渦がぽつりと生まれた。
その渦がぐにゃりとねじれ、中から“何か”がぬるぬると這い出してくる。
「うおっふぁ!?」
出てきたのは──太くて黒いフレームのメガネ。
……だけじゃなかった。
そのレンズの奥に、なんとなく“顔らしきもの”がある。いや、顔がメガネそのもの?
「どもども~! はじめまして、槙尾小鈴ちゃ~ん♡」
メガネが喋った。
「うわっ!? メガネが喋った!! ていうか誰!?」
「え~!? 第一声がそれ!? ちょっと傷つく~! まあ、たしかに人じゃないけど!」
ふわふわと浮遊しながら、やたら明るく喋るこの謎メガネは、自らを「バンブー」と名乗った。
私が混乱しているのも気に留めず、彼は――いや、あれは、機関銃のように言葉を続ける。
「さてさて、小鈴ちゃん。キミは今日から、特別な子でーす! おめでとうございま~す!」
「お、お断りします!!」
「無理です! もう処理済みです!」
「えぇぇぇぇ!? なにそれ詐欺じゃん!!」
「というわけで! 《貪食》、付与完了。起動――しまーす!」
唐突に空間の中央に現れた半透明の球体。
それは心臓のようにわずかに脈動し、波紋のような光を内側から放っていた。
「これはキミだけの能力。《貪食》。触れたものを“食べたい”って思えば、栄養にできちゃう便利なやつ!」
「便利じゃなくてヤバいやつでは!? 何を“食べる”って!?」
「人でも物でもエネルギーでも、だいたいなんでもイケまーす!」
「それ完全にヤバいやつだよね!?」
「大丈夫大丈夫! 使い方は小鈴ちゃん次第だし? キミの“意思”がこの能力のかたちになるんだからさ~」
「帰して!! もういいから! 普通の入学式させて!!」
「ダメです~まだ第1話です~!」
「やめてよ、メタ発言は!」
「というわけで、そろそろ戻してあげるけど……ちょっと時間、過ぎてるかも♡」
「えっ、なにそれ!? “過ぎてる”って何が!?」
「じゃ、またね~♡ 良き異能ライフを~!」
「待ってってば――!」
視界が──暗転する。
◆ 校門前・再び
次に目を開けたとき、私は再び校門の前にいた。
膝が震える。心臓はまだドクドクと暴れていて、指先は冷たいのに、額にはじんわりと汗が滲んでいる。
呼吸もままならない。まるで長い夢から無理やり引き戻されたような、気持ちの悪い疲労感が全身に残っていた。
だけど──これは夢じゃない。
自分の中に、何か“異物”が流れ込んできた感覚が、まだ消えていなかった。
「……え」
ポケットからスマホを取り出す。震える指でロックを解除し、画面を確認した。
「や、やばい……!! もう入学式始まる10分前!?」
思わず制服のスカートを押さえて、私は校舎へと駆け出した。
白い空間のことも、喋るメガネのことも、浮いていたもふもふの存在も。
……頭がまったく追いつかない。けれど、わかることがひとつだけある。
私はもう、“普通の高校生”じゃない。
──それだけは、確かだった。
グリフィンチ学園の入学式当日。
その朝の私は、興奮と緊張をないまぜに抱えながら、校門の前でぽつんと立ち尽くしていた。冷えた空気を吸い込むたび、胸の奥がきゅっと締めつけられるような感覚に襲われる。
――だけど、これはきっと、悪い緊張じゃない。
今日という日は、私――槙尾小鈴にとって、ただの新学期の始まりではなかった。
十年越しの努力の果てにようやく辿り着いた、ずっと夢に見ていた“舞台”。
数えきれないほど憧れ、想像し、祈り続けてきた日。
ようやくそれが現実になったことが、まだ信じられなくて――目覚ましが鳴る前に目を覚ました時点で、すでに泣きそうになっていた。
朝の光が差し込む部屋で、制服に袖を通した瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなった。ボタン一つひとつを留めながら、「これが私の制服なんだ」と、何度も心の中で呟いてしまった。
両親に「行ってきます」と頭を下げ、駅まで送ってくれるという申し出を断って、一人きりで玄関を出た。バスも電車も、驚くほど順調に乗り継げて、道に迷うこともなかった。
完璧すぎるくらいに順調な朝。
だけど──だからこそ、校門に到着したのは、午前七時一〇分。
「うん……流石に早すぎた……」
式の開始は九時。
グリフィンチ学園は全国でも指折りの進学校で、生徒の自主性を重んじる校風で有名だ。だから早めに登校して準備を整える人も多いはず――なんて思い込んでいたけれど、現実はあまりにも静かすぎた。
誰もいない。
立派な石造りの門の前にも、広い校庭にも、見渡す限り、生徒の姿は一つも見当たらない。
あまりにも静かで、まるでこの世界に取り残されたような気さえしてくる。
そんな静寂の中で、私は制服の胸元に手を当てた。指先に触れる生地の感触が、ようやく実感を伴って心に染み込んでくる。
「でも……夢みたい……」
ほんの小さな声が、冷えた空気の中で溶けていった。
この場所に立つのは、初めてじゃない。
あの日、まだ幼かった私を抱きしめてくれた、あの人がここにいた。
名前も知らない、制服姿の“お姉さん”。
血まみれだった私に駆け寄り、震える私の手を取って、何も言わずに守ってくれたあの人。
その背中を、私は今でも忘れられない。
今、私はその人と同じ制服を着て、同じ場所に立っている。
それがどれだけの意味を持つことか、胸の奥が知っていた。
──そのときだった。
風もないのに、スカートの裾がふわりと揺れた。
一瞬、空気の流れを感じて足元を見ると、そこには、いつの間にか現れていた。
拳大ほどの、白くてふわふわした、“綿毛”のようなもの。
「……ぬいぐるみ……? 落とし物?」
声に出してから、自分の疑問が妙に間の抜けたものだったと気づく。
でも、どう見てもこれは不自然だ。落とし物というには清潔すぎるし、生き物とも思えない。
私はしゃがみ込んで、その正体を確かめようと指を伸ばした。
その瞬間。
それはふわりと宙に浮いた。
「えっ……?」
何の前触れもなく、音もなく、ただ滑らかに上昇する白い物体。
目も口もない“それ”は、私のまわりをふわふわと旋回し始めた。
動きは優雅で、でもどこか目的を持っているようにも見えた。
私を見ているわけじゃない。でも、確実に“私を計っている”。
そんな奇妙な確信が胸に芽生えた次の瞬間――
世界が、真っ白に染まった。
◆
「──っ、く……ここ、どこ……?」
目を開いているのに、見えるものはすべて真っ白。
上下も左右もわからない。奥行きも境界も、どこにもない。
ただ、“白”だけが支配する空間の中に、私はぽつんと立っていた。
地面らしき足元の感触がなければ、自分がどこにいるのかさえわからなかった。
ふと、目の前に白い“もふもふ”が浮かんでいた。さっきのそれだ。
「まさか……夢……? いや、これは……」
胸がざわつく。心臓が、さっきまでの比じゃないくらいにドクドクと音を立てている。
現実味のない空間にいるのに、五感だけが妙に鮮明で、現実よりも現実じみていた。
そして次の瞬間。
空間の一角に、黒い渦がぽつりと生まれた。
その渦がぐにゃりとねじれ、中から“何か”がぬるぬると這い出してくる。
「うおっふぁ!?」
出てきたのは──太くて黒いフレームのメガネ。
……だけじゃなかった。
そのレンズの奥に、なんとなく“顔らしきもの”がある。いや、顔がメガネそのもの?
「どもども~! はじめまして、槙尾小鈴ちゃ~ん♡」
メガネが喋った。
「うわっ!? メガネが喋った!! ていうか誰!?」
「え~!? 第一声がそれ!? ちょっと傷つく~! まあ、たしかに人じゃないけど!」
ふわふわと浮遊しながら、やたら明るく喋るこの謎メガネは、自らを「バンブー」と名乗った。
私が混乱しているのも気に留めず、彼は――いや、あれは、機関銃のように言葉を続ける。
「さてさて、小鈴ちゃん。キミは今日から、特別な子でーす! おめでとうございま~す!」
「お、お断りします!!」
「無理です! もう処理済みです!」
「えぇぇぇぇ!? なにそれ詐欺じゃん!!」
「というわけで! 《貪食》、付与完了。起動――しまーす!」
唐突に空間の中央に現れた半透明の球体。
それは心臓のようにわずかに脈動し、波紋のような光を内側から放っていた。
「これはキミだけの能力。《貪食》。触れたものを“食べたい”って思えば、栄養にできちゃう便利なやつ!」
「便利じゃなくてヤバいやつでは!? 何を“食べる”って!?」
「人でも物でもエネルギーでも、だいたいなんでもイケまーす!」
「それ完全にヤバいやつだよね!?」
「大丈夫大丈夫! 使い方は小鈴ちゃん次第だし? キミの“意思”がこの能力のかたちになるんだからさ~」
「帰して!! もういいから! 普通の入学式させて!!」
「ダメです~まだ第1話です~!」
「やめてよ、メタ発言は!」
「というわけで、そろそろ戻してあげるけど……ちょっと時間、過ぎてるかも♡」
「えっ、なにそれ!? “過ぎてる”って何が!?」
「じゃ、またね~♡ 良き異能ライフを~!」
「待ってってば――!」
視界が──暗転する。
◆ 校門前・再び
次に目を開けたとき、私は再び校門の前にいた。
膝が震える。心臓はまだドクドクと暴れていて、指先は冷たいのに、額にはじんわりと汗が滲んでいる。
呼吸もままならない。まるで長い夢から無理やり引き戻されたような、気持ちの悪い疲労感が全身に残っていた。
だけど──これは夢じゃない。
自分の中に、何か“異物”が流れ込んできた感覚が、まだ消えていなかった。
「……え」
ポケットからスマホを取り出す。震える指でロックを解除し、画面を確認した。
「や、やばい……!! もう入学式始まる10分前!?」
思わず制服のスカートを押さえて、私は校舎へと駆け出した。
白い空間のことも、喋るメガネのことも、浮いていたもふもふの存在も。
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