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すずちゃんのJK生活
第7話:“力”を見たその時から
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◆ 放課後・帰り道
夕方の風は、昼の熱気をやわらげるように、そっと頬を撫でて通り過ぎていく。
西陽が傾きかけた空には、赤みを帯びた雲がいくつも浮かび、校舎の窓や地面に、淡いオレンジ色の反射を落としていた。
校門を抜けて坂道に差しかかりながら、私は文芸部で過ごした時間を、ゆっくりと思い返していた。
(黒酒くん、意外とお菓子好きなんだな……)
(楓ちゃん、あれで詩の才能あるって……ちょっとずるい)
何気ない発見や笑い声の一つひとつが、心にぽつぽつと温かい灯をともしてくれる。
誰かと一緒に過ごす時間が、こんなにも自然で、優しくて、愛おしいものだったなんて。
あの日、入学式の朝。私はただ不安でいっぱいだった。
だけど今は――そんな日常の小さな幸せが、確かにここにあることが嬉しい。
そう、思っていたそのときだった。
「ふわっ」
目の端を、白い何かが横切った。
「……え?」
ふわふわと漂う白い物体。
毛玉のようでいて、どこか不思議な存在感があった。綿毛? いや、それとも……。
(……あの時の、もふもふ!?)
脳裏に、入学式の朝の“出会い”がよみがえる。
異空間で出会った、あの謎の存在。不可解で、現実とは思えなかった出来事。
次の瞬間、空気がぴんと張り詰めた。
心臓がドクン、と大きく跳ねる。
私の中の“何か”が、それに応えるように、ゆっくりと目を覚ました。
(やばい……!)
自覚も制御もしていないのに、右手の指先が黒く揺らいだ。
まるで墨のような影が、空気の中にふわりと広がる。
そのとき。
「わっ、吸い込まれ……!?」
白いもふもふは、重力も空気の流れも無視して、まっすぐに私の手の中へと吸い込まれていった。
静かに、でもはっきりと。
――“貪食”が発動していた。
「……小鈴ちゃん、今の……」
背後からかけられた声に、私ははっとして振り返った。
そこに立っていたのは、乃斗先輩。
夕焼けの逆光を背に、目を細めながら、じっとこちらを見つめていた。
「やっぱり……キミも、“持ってる”んだね」
その言葉に、鼓動が跳ねる。
まるで、隠していたものをすべて見透かされたような気がした。
⸻
◆ 文芸部部室・奥
「ついてきて」
紅葉先輩に促され、私はもう一度文芸部の部室へと戻ることになった。
誰もいなくなった放課後の部室。窓から差し込む夕陽の光の中で、彼は壁際の本棚の一角を押した。
「えっ、なにこれ……!」
軋むような音を立てて、棚が少しだけ奥にずれ、空間が開く。
そこに現れたのは、薄暗い階段と、その先に続く石造りの廊下。
「ここ、普段は誰も来ない。文芸部の備品室の奥ってことになってるけど、実は……」
「秘密の……通路?」
「そう。そしてこの先が、俺たちの“もう一つの活動拠点”」
言われるまま、私はその奥へと足を踏み入れた。
⸻
◆ 裏文芸部・活動室
階段を下り、鉄製の重たい扉をくぐった先には、文芸部とはまるで趣の異なる空間が広がっていた。
重厚な書棚に囲まれた部屋の中心には、高性能のモニターが複数台。天井から吊るされた照明が、青白く床を照らしている。
「……ここは、“裏文芸部”」
見回すと、重厚な木製の書棚に囲まれた室内。
しかしその一方で、壁際には高性能のモニターや分析装置、小型の監視機材まで並んでいた。
空間の雰囲気は文芸部よりもずっとひんやりとしていて、どこか張り詰めたような空気が漂っていた。
「通称《裏文芸部》。正式には“グリフィンチ学園 特別課外活動支援室”」
乃斗先輩が説明するその言葉に、私は耳を疑う。
まるでスパイ映画か何かのような響きに、現実感がどんどん薄れていく。
「俺たちの任務は、学内外で“異能による危険”が発生した際に、それを調査・解決すること」
真剣な眼差しで言葉を重ねる紅葉先輩に、私は小さく息を呑んだ。
「異能って……つまり、“あの時の私の能力”みたいなもの?」
「そう。異能は、ほとんどの人間には知られていない。
だが、眠ったまま突然目覚めることがある。自覚のないまま、他人を傷つけることもある」
「でも……そんな力を持ってしまったら、怖くないんですか?」
「だからこそ、力を正しく使う場所が必要なんだよ。キミの“貪食”のような能力は、制御できればとても強い。
けれど、暴走すればキミ自身が“危険な存在”になってしまう」
言葉は、やさしくも力強かった。
それは生徒会長としての“正論”ではなく、目の前の“私個人”に向けられた、真摯な思いだった。
「だから、キミに頼みたい。“裏文芸部”の一員として、力を貸してほしい」
「……っ」
直球すぎる言葉に、胸がつまる。
私なんかが、本当に……?
(そんな、重いものを背負えるの……?)
不安に押し潰されそうになったとき――私は、ふと、ある疑問を口にした。
「えっ、じゃあ楓ちゃんは……楓ちゃんも異能者なんですか?」
その言葉に、乃斗先輩の表情がわずかに曇った。
「……違う。だが、楓には“異能を引きつける”体質がある。引力のようなものだ。
彼女の近くでは、眠っていた異能が目を覚ましやすくなる」
「そんな……それって……」
「だから俺は、彼女を守っている。誰よりも強く、深く、執着しているのは――兄であるこの俺だ」
鋭さと、強い意志を宿した瞳がまっすぐに向けられる。
「都斗も同じだ。あいつは異能を持っていない。だが、引き寄せる楓とは反対に無意識のうちに“異能を避ける”体質なんだ。だからずっと、僕たちのやり方を知った上で楓のそばでスケジュールの管理や裏方に徹してるんだ」
「楓ちゃん本人は……全部、知らないんですか?」
「知らせていない。というより、“あえて”知らせていないんだ。
知ってしまえば、彼女はきっと“自分のせいだ”と責めてしまう。そういう子だから」
乃斗先輩の声が、わずかに揺れた。
その一言が、どれほど重い覚悟の上に成り立っているかが伝わってくる。
「……それを避けたい。俺は、彼女の“兄”だからね」
そこにあるのは、ただの“シスコン”なんかじゃなかった。
守るという意志、背負うという覚悟。静かに燃える強い想いだった。
(この人……本気なんだ)
私の中に、熱いものが広がっていく。
(でも、私にできるかな……こんな、大きなこと)
そのときだった。
「……あっ」
かすかな物音。
乃斗先輩が振り向くと同時に、私もそっと戸口を見やる。
そして、息を呑んだ。
そこに立っていたのは、黒酒くん。
「……えっと……忘れ物……ノート、取りに来たら……その……音が聞こえてきたからつい……」
彼は明らかに“全部聞いてしまった顔”で、居心地悪そうに立ち尽くしていた。
「い、今の話……全部……?」
乃斗先輩の眉が、ぴくりと動いた。
その場に流れた、静かすぎる沈黙。
そして、私の中にも、緊張と困惑が渦を巻く。
……どうなるの?
これから私たち――
夕方の風は、昼の熱気をやわらげるように、そっと頬を撫でて通り過ぎていく。
西陽が傾きかけた空には、赤みを帯びた雲がいくつも浮かび、校舎の窓や地面に、淡いオレンジ色の反射を落としていた。
校門を抜けて坂道に差しかかりながら、私は文芸部で過ごした時間を、ゆっくりと思い返していた。
(黒酒くん、意外とお菓子好きなんだな……)
(楓ちゃん、あれで詩の才能あるって……ちょっとずるい)
何気ない発見や笑い声の一つひとつが、心にぽつぽつと温かい灯をともしてくれる。
誰かと一緒に過ごす時間が、こんなにも自然で、優しくて、愛おしいものだったなんて。
あの日、入学式の朝。私はただ不安でいっぱいだった。
だけど今は――そんな日常の小さな幸せが、確かにここにあることが嬉しい。
そう、思っていたそのときだった。
「ふわっ」
目の端を、白い何かが横切った。
「……え?」
ふわふわと漂う白い物体。
毛玉のようでいて、どこか不思議な存在感があった。綿毛? いや、それとも……。
(……あの時の、もふもふ!?)
脳裏に、入学式の朝の“出会い”がよみがえる。
異空間で出会った、あの謎の存在。不可解で、現実とは思えなかった出来事。
次の瞬間、空気がぴんと張り詰めた。
心臓がドクン、と大きく跳ねる。
私の中の“何か”が、それに応えるように、ゆっくりと目を覚ました。
(やばい……!)
自覚も制御もしていないのに、右手の指先が黒く揺らいだ。
まるで墨のような影が、空気の中にふわりと広がる。
そのとき。
「わっ、吸い込まれ……!?」
白いもふもふは、重力も空気の流れも無視して、まっすぐに私の手の中へと吸い込まれていった。
静かに、でもはっきりと。
――“貪食”が発動していた。
「……小鈴ちゃん、今の……」
背後からかけられた声に、私ははっとして振り返った。
そこに立っていたのは、乃斗先輩。
夕焼けの逆光を背に、目を細めながら、じっとこちらを見つめていた。
「やっぱり……キミも、“持ってる”んだね」
その言葉に、鼓動が跳ねる。
まるで、隠していたものをすべて見透かされたような気がした。
⸻
◆ 文芸部部室・奥
「ついてきて」
紅葉先輩に促され、私はもう一度文芸部の部室へと戻ることになった。
誰もいなくなった放課後の部室。窓から差し込む夕陽の光の中で、彼は壁際の本棚の一角を押した。
「えっ、なにこれ……!」
軋むような音を立てて、棚が少しだけ奥にずれ、空間が開く。
そこに現れたのは、薄暗い階段と、その先に続く石造りの廊下。
「ここ、普段は誰も来ない。文芸部の備品室の奥ってことになってるけど、実は……」
「秘密の……通路?」
「そう。そしてこの先が、俺たちの“もう一つの活動拠点”」
言われるまま、私はその奥へと足を踏み入れた。
⸻
◆ 裏文芸部・活動室
階段を下り、鉄製の重たい扉をくぐった先には、文芸部とはまるで趣の異なる空間が広がっていた。
重厚な書棚に囲まれた部屋の中心には、高性能のモニターが複数台。天井から吊るされた照明が、青白く床を照らしている。
「……ここは、“裏文芸部”」
見回すと、重厚な木製の書棚に囲まれた室内。
しかしその一方で、壁際には高性能のモニターや分析装置、小型の監視機材まで並んでいた。
空間の雰囲気は文芸部よりもずっとひんやりとしていて、どこか張り詰めたような空気が漂っていた。
「通称《裏文芸部》。正式には“グリフィンチ学園 特別課外活動支援室”」
乃斗先輩が説明するその言葉に、私は耳を疑う。
まるでスパイ映画か何かのような響きに、現実感がどんどん薄れていく。
「俺たちの任務は、学内外で“異能による危険”が発生した際に、それを調査・解決すること」
真剣な眼差しで言葉を重ねる紅葉先輩に、私は小さく息を呑んだ。
「異能って……つまり、“あの時の私の能力”みたいなもの?」
「そう。異能は、ほとんどの人間には知られていない。
だが、眠ったまま突然目覚めることがある。自覚のないまま、他人を傷つけることもある」
「でも……そんな力を持ってしまったら、怖くないんですか?」
「だからこそ、力を正しく使う場所が必要なんだよ。キミの“貪食”のような能力は、制御できればとても強い。
けれど、暴走すればキミ自身が“危険な存在”になってしまう」
言葉は、やさしくも力強かった。
それは生徒会長としての“正論”ではなく、目の前の“私個人”に向けられた、真摯な思いだった。
「だから、キミに頼みたい。“裏文芸部”の一員として、力を貸してほしい」
「……っ」
直球すぎる言葉に、胸がつまる。
私なんかが、本当に……?
(そんな、重いものを背負えるの……?)
不安に押し潰されそうになったとき――私は、ふと、ある疑問を口にした。
「えっ、じゃあ楓ちゃんは……楓ちゃんも異能者なんですか?」
その言葉に、乃斗先輩の表情がわずかに曇った。
「……違う。だが、楓には“異能を引きつける”体質がある。引力のようなものだ。
彼女の近くでは、眠っていた異能が目を覚ましやすくなる」
「そんな……それって……」
「だから俺は、彼女を守っている。誰よりも強く、深く、執着しているのは――兄であるこの俺だ」
鋭さと、強い意志を宿した瞳がまっすぐに向けられる。
「都斗も同じだ。あいつは異能を持っていない。だが、引き寄せる楓とは反対に無意識のうちに“異能を避ける”体質なんだ。だからずっと、僕たちのやり方を知った上で楓のそばでスケジュールの管理や裏方に徹してるんだ」
「楓ちゃん本人は……全部、知らないんですか?」
「知らせていない。というより、“あえて”知らせていないんだ。
知ってしまえば、彼女はきっと“自分のせいだ”と責めてしまう。そういう子だから」
乃斗先輩の声が、わずかに揺れた。
その一言が、どれほど重い覚悟の上に成り立っているかが伝わってくる。
「……それを避けたい。俺は、彼女の“兄”だからね」
そこにあるのは、ただの“シスコン”なんかじゃなかった。
守るという意志、背負うという覚悟。静かに燃える強い想いだった。
(この人……本気なんだ)
私の中に、熱いものが広がっていく。
(でも、私にできるかな……こんな、大きなこと)
そのときだった。
「……あっ」
かすかな物音。
乃斗先輩が振り向くと同時に、私もそっと戸口を見やる。
そして、息を呑んだ。
そこに立っていたのは、黒酒くん。
「……えっと……忘れ物……ノート、取りに来たら……その……音が聞こえてきたからつい……」
彼は明らかに“全部聞いてしまった顔”で、居心地悪そうに立ち尽くしていた。
「い、今の話……全部……?」
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