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第ニ章 ギルド
かつての同僚たちとの出会い
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しばらく歩くと、いかにもこの世界の首都らしい街が俺の目の前に現れた。
テムジンは城門の前で門番の男と何やら話し合っている、俺はなるべく目立たないように下を向いていた。
なぜ、目立たないようにしているかというと、この服装のせいだ。
仕事帰りに異世界転移に巻きこまれた為スーツのままこの世界に飛ばされてきた。
上着は脱いでいるが、明らかに違和感がある。
しかし、さっきからこの世界の人々のまわりに見える、あの色のついた 靄(もや) みたいな光は何だ、テムジンのまわりには強い青色の光が、門番の男には灰色の中に時おり赤色が混じる光が見えた。
目を擦っても消えないこの現象に、
俺は疲れているせいだと納得していると
話しが終わったのかテムジンがこちらに歩いてきて、門の中に入るよう手で合図した。
門番に怪しい者でも見るかのような目で
見られたが、難なく中に入れた。
もう、どこかで休みたい。
昨日の夜から信じられない事ばかりだ!
そう思っていると、テムジンが察してくれたのか、今日はもう休むが良いと宿に案内してくれた。
宿の主人とテムジンは知り合いらしく「金のことは心配するな」と、一言だけ言うと宿を出て行った、見るからに豪快そうな宿の主人は、俺の服装には全く触れず、へたり込みそうな俺を小脇に抱えると部屋の前までいくと、荒々しくベッドに落とされた。
訳ありのようだから飯は部屋に運んでやる、どんなに疲れていても食った方が良い、そう言って部屋を出て行く男のまわりにもあの光が見えた、その色は断続的な青という感じで嫌な感じはしなかった。
不思議なことといえばもう一つ有る、この異世界の言葉が解ることだ、ご都合主義のアニメならわかるが、日本語以外は英語すら満足に出来ない俺が、何故?
そんな事はどうでもいい!
俺はこの世界で生きていく、そして元いた世界に戻る方法を見つけてやる!
考えている内に気を失うように眠りについた。
窓から差し込む朝日で目を覚ますと、いつの間に置いたのか?
テーブルの上に食事が置いてあった。
次に食事にありつけるのはいつになるかわからない、俺は躊躇なくその食事に手をつけた。
人間どんな時にも腹は減る、俺は食事を残さず食べると、食事と共に置いてあったとても綺麗とは言えない服に着替えると、礼を言う為、受付に顔を出した。
宿の主人、その豪快な男の名はボルドー
ボルドーは元冒険者でテムジンとはかつてパーティーを組んだこともあるそうだ
しかし、冒険者の時の怪我が元で続けられなくなって、宿屋を始めたそうだ。
ボルドーはここで仕事を見つけたいなら冒険者ギルドに行ってみな、そう一言いうと食事の準備をする為に、厨房に消えて行った。
俺は一礼だけすると宿を後にした。
冒険者ギルドまでの道筋は獣人こそいなかったが、ゲームやアニメで観てきた異世界そのものだった。
そして、見た目まんまの冒険者ギルドの扉を俺は躊躇なく開け放った。
中に入った俺を奥から呼ぶ声が聞こえる
「こっち、こっち!」
俺は声のする方を見て驚いた、そこには
未紘そっくりな女性がこちらに向かって手招きをしていた。
彼女の前まで行くと、彼女は俺の顔を見ながら。
「テムジンさんに聞いた通りの人ね、」
「この街は初めて?」
「その服、わりと似合っているわ。」
矢継ぎ早に言いたいことだけ言うと最後に一枚の紙を差し出した。
その紙には冒険者登録書と書かれてあるが、俺には名前以外書けるところが無い
出身国? 日本とでも書くつもりか、
得意魔法? 昨日まで魔法なんてゲームの中のことだと思っていた。
俺は適当に空欄を埋めると、彼女に渡した。
「ユウキくんて言うんだ」
「それともユウキさん?」
俺はユウキで良いと彼女に言うと彼女はにっこりしながら私の名前はミルヒー
「おめでとう ユウキ これで貴方も冒険者よ。」
「ブロンズからだけど、テムジンさんに鍛えられれば、すぐランクアップわ」
そう言って登録証のプレートを首にかけてくれた。
後は適正検査をすれば終わりよ、部屋の片隅を指差し、小さくガッツポーズをとり
「が ん ば れ !」と言ってくれたミルヒーのまわりには他の人にはないピンク色の光が見えた。
俺は指定された部屋に入ると、そこは剣とかが無造作に置いてある備品倉庫のたたずまいのなか、中央には魔法陣が描かせておりその傍らのテーブルの上には水晶が置いてあった。
部屋の担当の男にプレートを見せると、男はチラ見した後、魔法陣の真ん中に立ち水晶に手を乗せるよう、促した。
手を乗せながら異世界転移にお約束のチートスキルを期待したが、いつまでたっても魔法陣も水晶も反応しなかった。
ガッカリしている俺をよそに男は早く出て行けと言わんばかりに短剣を置くと部屋の片隅にあるソファーに腰掛けた。
どおやら俺の武器は短剣のようだ、いや何の反応も無い俺に気を使っただけかもしれないが、おれは短剣を手に取ると腰のベルトに差した。
部屋から出るとテムジンが見知らぬ二人を連れて立っていた。
一人は元同僚 西園寺にそっくりなサイモン。
もう一人は一目見てエルフとわかる十五歳ぐらいの少女、ミロリ。
サイモンからは青色の光がミロリからは淡い黄色の光が見えた。
テムジンが片手に持った紙を突き出すとたった一言 「依頼だ‼︎」と表に留めてある馬車に連れて行かれた。
テムジンは城門の前で門番の男と何やら話し合っている、俺はなるべく目立たないように下を向いていた。
なぜ、目立たないようにしているかというと、この服装のせいだ。
仕事帰りに異世界転移に巻きこまれた為スーツのままこの世界に飛ばされてきた。
上着は脱いでいるが、明らかに違和感がある。
しかし、さっきからこの世界の人々のまわりに見える、あの色のついた 靄(もや) みたいな光は何だ、テムジンのまわりには強い青色の光が、門番の男には灰色の中に時おり赤色が混じる光が見えた。
目を擦っても消えないこの現象に、
俺は疲れているせいだと納得していると
話しが終わったのかテムジンがこちらに歩いてきて、門の中に入るよう手で合図した。
門番に怪しい者でも見るかのような目で
見られたが、難なく中に入れた。
もう、どこかで休みたい。
昨日の夜から信じられない事ばかりだ!
そう思っていると、テムジンが察してくれたのか、今日はもう休むが良いと宿に案内してくれた。
宿の主人とテムジンは知り合いらしく「金のことは心配するな」と、一言だけ言うと宿を出て行った、見るからに豪快そうな宿の主人は、俺の服装には全く触れず、へたり込みそうな俺を小脇に抱えると部屋の前までいくと、荒々しくベッドに落とされた。
訳ありのようだから飯は部屋に運んでやる、どんなに疲れていても食った方が良い、そう言って部屋を出て行く男のまわりにもあの光が見えた、その色は断続的な青という感じで嫌な感じはしなかった。
不思議なことといえばもう一つ有る、この異世界の言葉が解ることだ、ご都合主義のアニメならわかるが、日本語以外は英語すら満足に出来ない俺が、何故?
そんな事はどうでもいい!
俺はこの世界で生きていく、そして元いた世界に戻る方法を見つけてやる!
考えている内に気を失うように眠りについた。
窓から差し込む朝日で目を覚ますと、いつの間に置いたのか?
テーブルの上に食事が置いてあった。
次に食事にありつけるのはいつになるかわからない、俺は躊躇なくその食事に手をつけた。
人間どんな時にも腹は減る、俺は食事を残さず食べると、食事と共に置いてあったとても綺麗とは言えない服に着替えると、礼を言う為、受付に顔を出した。
宿の主人、その豪快な男の名はボルドー
ボルドーは元冒険者でテムジンとはかつてパーティーを組んだこともあるそうだ
しかし、冒険者の時の怪我が元で続けられなくなって、宿屋を始めたそうだ。
ボルドーはここで仕事を見つけたいなら冒険者ギルドに行ってみな、そう一言いうと食事の準備をする為に、厨房に消えて行った。
俺は一礼だけすると宿を後にした。
冒険者ギルドまでの道筋は獣人こそいなかったが、ゲームやアニメで観てきた異世界そのものだった。
そして、見た目まんまの冒険者ギルドの扉を俺は躊躇なく開け放った。
中に入った俺を奥から呼ぶ声が聞こえる
「こっち、こっち!」
俺は声のする方を見て驚いた、そこには
未紘そっくりな女性がこちらに向かって手招きをしていた。
彼女の前まで行くと、彼女は俺の顔を見ながら。
「テムジンさんに聞いた通りの人ね、」
「この街は初めて?」
「その服、わりと似合っているわ。」
矢継ぎ早に言いたいことだけ言うと最後に一枚の紙を差し出した。
その紙には冒険者登録書と書かれてあるが、俺には名前以外書けるところが無い
出身国? 日本とでも書くつもりか、
得意魔法? 昨日まで魔法なんてゲームの中のことだと思っていた。
俺は適当に空欄を埋めると、彼女に渡した。
「ユウキくんて言うんだ」
「それともユウキさん?」
俺はユウキで良いと彼女に言うと彼女はにっこりしながら私の名前はミルヒー
「おめでとう ユウキ これで貴方も冒険者よ。」
「ブロンズからだけど、テムジンさんに鍛えられれば、すぐランクアップわ」
そう言って登録証のプレートを首にかけてくれた。
後は適正検査をすれば終わりよ、部屋の片隅を指差し、小さくガッツポーズをとり
「が ん ば れ !」と言ってくれたミルヒーのまわりには他の人にはないピンク色の光が見えた。
俺は指定された部屋に入ると、そこは剣とかが無造作に置いてある備品倉庫のたたずまいのなか、中央には魔法陣が描かせておりその傍らのテーブルの上には水晶が置いてあった。
部屋の担当の男にプレートを見せると、男はチラ見した後、魔法陣の真ん中に立ち水晶に手を乗せるよう、促した。
手を乗せながら異世界転移にお約束のチートスキルを期待したが、いつまでたっても魔法陣も水晶も反応しなかった。
ガッカリしている俺をよそに男は早く出て行けと言わんばかりに短剣を置くと部屋の片隅にあるソファーに腰掛けた。
どおやら俺の武器は短剣のようだ、いや何の反応も無い俺に気を使っただけかもしれないが、おれは短剣を手に取ると腰のベルトに差した。
部屋から出るとテムジンが見知らぬ二人を連れて立っていた。
一人は元同僚 西園寺にそっくりなサイモン。
もう一人は一目見てエルフとわかる十五歳ぐらいの少女、ミロリ。
サイモンからは青色の光がミロリからは淡い黄色の光が見えた。
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