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9 調査員 調査対象メアリ
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調査員がうちにきたわ。
「メアリ・キャシーさん。神に誓って嘘偽りないようお話をお願いします」
「もちろんですわ」
パパは隣で震えている。私は平気。愛の女神様が味方ですもの。
「メアリさん。アダムス様宛の手紙を代わりに受け取ったことはありましたか?」
「ありましたわ」
「その手紙は確かにアダムス様に渡しましたか?」
「いいえ」
「ではどうしましたか?」
「従者仲間のデイジーに渡しました。アダムス様に渡して欲しいと」
「それはなぜですか?」
「私はアダムス様に密かに恋をしていました。婚約者の方からの手紙だと知りショックで、アダムス様に直接お渡しする勇気がなかったからです」
「デイジーは今どこにいますか?」
「知りません。遠征が終わる頃、急に姿を消したんです」
「手紙はアダムス様に届いていませんでした。理由をご存知ですか?」
「さあ。どうしてでしょうね。デイジーに聞くのが一番でしょうけど、いないなら私にはわかりかねます」
そこまで聞いて調査員は素早く紙に羽ペンをすべらせた。
「アダムス様宛に梨やお守りが届いたことは?」
「知りません。もしかしたらデイジーなら知っているかもしれませんね」
そう回答した私を探るような目でじっと見た後、調査員は最後にこう言った。
「遠征地の宿舎でたびたび食料がなくなっていたようです。心当たりは?」
「あるはずありませんわ」
「嘘はついていませんね?」
「ええ。もちろん」
これで調査は終了した。怒鳴られたり罵られたりする覚悟をしていたから、なんだか肩透かしだった。
「メアリ・キャシーさん。神に誓って嘘偽りないようお話をお願いします」
「もちろんですわ」
パパは隣で震えている。私は平気。愛の女神様が味方ですもの。
「メアリさん。アダムス様宛の手紙を代わりに受け取ったことはありましたか?」
「ありましたわ」
「その手紙は確かにアダムス様に渡しましたか?」
「いいえ」
「ではどうしましたか?」
「従者仲間のデイジーに渡しました。アダムス様に渡して欲しいと」
「それはなぜですか?」
「私はアダムス様に密かに恋をしていました。婚約者の方からの手紙だと知りショックで、アダムス様に直接お渡しする勇気がなかったからです」
「デイジーは今どこにいますか?」
「知りません。遠征が終わる頃、急に姿を消したんです」
「手紙はアダムス様に届いていませんでした。理由をご存知ですか?」
「さあ。どうしてでしょうね。デイジーに聞くのが一番でしょうけど、いないなら私にはわかりかねます」
そこまで聞いて調査員は素早く紙に羽ペンをすべらせた。
「アダムス様宛に梨やお守りが届いたことは?」
「知りません。もしかしたらデイジーなら知っているかもしれませんね」
そう回答した私を探るような目でじっと見た後、調査員は最後にこう言った。
「遠征地の宿舎でたびたび食料がなくなっていたようです。心当たりは?」
「あるはずありませんわ」
「嘘はついていませんね?」
「ええ。もちろん」
これで調査は終了した。怒鳴られたり罵られたりする覚悟をしていたから、なんだか肩透かしだった。
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