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13 暴かれる2
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え?
メアリが!?
貴族たちがざわついた。清掃係の下男が指差したメアリを一同が凝視していた。
メアリが手紙を盗んだ犯人??
いや、あの下男は嘘をついているんだ。
アダムスはまだメアリを信じていた。
「何のことだか私には全く覚えがありません。その男はデイジーと私を見間違えたのではないでしょうか……?」
メアリは戸惑ったようにそう呟いた。
「確かにあの女だった」と下男がみんなに訴えている。
「嘘をつくな!」
アダムスは下男を睨んだ。すると下男は、
「なんでわしが嘘をつく必要があると?」
と真顔でアダムスを見た。その目は素朴でとても偽りを言っている風でもなく、アダムスは戸惑った。
「次の証人をここへ」
次に呼ばれたのは物資を管理する倉庫番だった。
また証人か。
皆でよってたかってメアリをいじめてるんだ。
アダムスは腹が立ってムカムカした。
「お前はエバンジェリンからアダムス宛に届いた梨のケースを受領したな」
陛下が倉庫番に話しかけた。
「はい。受領の手続きをしている途中で腹が痛くなり、ちょうど声をかけてきた女に代わりに手続きを頼みました」
「アダムス、梨は受け取ったか」
陛下に急に話を振られ、びくっとしながらアダムスは答えた。
「いいえ。一つも受け取っていません」
「あんた、あれから梨どうしたんだ」
倉庫番はメアリに質問を向けた。
「確かあんたに受領の手続きを頼んだはずだが」
アダムスは驚いてメアリを見た。メアリはためらいがちにか細い声で答えた。
「大変、申し上げにくいのですが……梨は全て腐っておりました。道中傷んでしまったのでしょう。エバンジェリン様には申し訳ないことでしたが、アダムス様に腐ったものをお届けするわけにもいかず、廃棄いたしました」
え?
勝手に廃棄を?
僕宛なのに僕に知らせもしないまま?
常識はずれなことをメアリは平然とやったのか?
いやいや、僕の体をいたわってしたことだ。
アダムスはあくまでメアリの味方だった。
「お前のいうとおりなら、腐った梨をどこに廃棄した?梨は水分があるから完全に燃やすのも難しい。どこかに捨てたはずだ」
「川に流しました」
「川に?遠征地の宿舎から川までは15キロほど離れているが10ケースもの梨をお前一人で運んだというのか?」
「さようです。アダムス様がせっかく贈ってきたから食べようとなさるかもしれないと心配でひとりで運んで川に捨てました」
「信じられんな」
「平気であんな言い訳をするか?」
貴族たちはメアリをいかがわしい目で見ながらざわめいていた。
みんなメアリの清らかさを知りもしないで勝手なことを。
アダムスは貴族たちを睨んだ。
「証人をここへ」
陛下がまた号令した。
メアリが!?
貴族たちがざわついた。清掃係の下男が指差したメアリを一同が凝視していた。
メアリが手紙を盗んだ犯人??
いや、あの下男は嘘をついているんだ。
アダムスはまだメアリを信じていた。
「何のことだか私には全く覚えがありません。その男はデイジーと私を見間違えたのではないでしょうか……?」
メアリは戸惑ったようにそう呟いた。
「確かにあの女だった」と下男がみんなに訴えている。
「嘘をつくな!」
アダムスは下男を睨んだ。すると下男は、
「なんでわしが嘘をつく必要があると?」
と真顔でアダムスを見た。その目は素朴でとても偽りを言っている風でもなく、アダムスは戸惑った。
「次の証人をここへ」
次に呼ばれたのは物資を管理する倉庫番だった。
また証人か。
皆でよってたかってメアリをいじめてるんだ。
アダムスは腹が立ってムカムカした。
「お前はエバンジェリンからアダムス宛に届いた梨のケースを受領したな」
陛下が倉庫番に話しかけた。
「はい。受領の手続きをしている途中で腹が痛くなり、ちょうど声をかけてきた女に代わりに手続きを頼みました」
「アダムス、梨は受け取ったか」
陛下に急に話を振られ、びくっとしながらアダムスは答えた。
「いいえ。一つも受け取っていません」
「あんた、あれから梨どうしたんだ」
倉庫番はメアリに質問を向けた。
「確かあんたに受領の手続きを頼んだはずだが」
アダムスは驚いてメアリを見た。メアリはためらいがちにか細い声で答えた。
「大変、申し上げにくいのですが……梨は全て腐っておりました。道中傷んでしまったのでしょう。エバンジェリン様には申し訳ないことでしたが、アダムス様に腐ったものをお届けするわけにもいかず、廃棄いたしました」
え?
勝手に廃棄を?
僕宛なのに僕に知らせもしないまま?
常識はずれなことをメアリは平然とやったのか?
いやいや、僕の体をいたわってしたことだ。
アダムスはあくまでメアリの味方だった。
「お前のいうとおりなら、腐った梨をどこに廃棄した?梨は水分があるから完全に燃やすのも難しい。どこかに捨てたはずだ」
「川に流しました」
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「さようです。アダムス様がせっかく贈ってきたから食べようとなさるかもしれないと心配でひとりで運んで川に捨てました」
「信じられんな」
「平気であんな言い訳をするか?」
貴族たちはメアリをいかがわしい目で見ながらざわめいていた。
みんなメアリの清らかさを知りもしないで勝手なことを。
アダムスは貴族たちを睨んだ。
「証人をここへ」
陛下がまた号令した。
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