亡命聖女─アンデッドを祓える力は内緒だけど、隣の大陸の王陛下が溺愛してくる

nanahi

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15 核心

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ローザリアはぶんぶんと首を横に振り否定した。


「私、ちがう!!ただ陛下、助けたかった」


レオはユークリッドが命を落としていたかもしれない事態を今になって知り、何とか湧き上がる怒りを必死に抑えながら、確かにローザリアが犯人というのは不自然だという考えに行き着いた。もし暗殺目的ならそのままユークリッドに林檎を食べさせたはずだ。


「どうやって毒入りだと知った?」


レオは頭を切り替え暗殺未遂の犯人を突き止める方向に舵を切った。レオの問いにローザリアは貝のように口を閉ざしている。


「疑って悪かった。お前に色々言えないことがあろうことは承知している。だが頼む。陛下のお命に関わることだ。教えてくれ」


レオは態度をやわらげ、ローザリアに懇願した。ローザリアはしばらく逡巡した後、ついに打ち明けた。


「私、わかる。危ないもの。林檎、黒い霧、見えた」


にわかには信じがたかった。だが、髪の色を変えてまで何かから身を隠そうとしているローザリアが、わざわざ林檎を手に入れるため令嬢たちの前に姿を現したのだ。その理由がユークリッドを助けるためだったとしたら腑に落ちる。


「まさかお前…霊感のあるまじない師か、聖女なのか?」


ズバリ核心をついてきたレオにローザリアは目を見開いた。






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