ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

ドラると

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第2章 体育祭編

第26話「掛け持ち仕事の最終確認」

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遅れている櫻宮、七星、鹿川を、生徒会室で待つ守里達。



中谷: なぁちゃん遅くない?


灰崎: 確かに、駅前からなら、もう着いててもおかしくないですね。


倉田: また、油を売ってるんでしょうか…



七星達に電話をかけてから、既に30分が経っていた。



中谷: 仕方ない…また電話かけるか…



と中谷が言った時…


ガチャ!!



七星: おっはよ!!!


櫻宮: おはよう!!


鹿川: おっはようございまーす!!!!!



3人が同時に入ってきた。



灰崎: 皆さんおはようございます。ニコッ


倉田: おはようございます。一緒に来られたんですね。


中谷: はぁ…揃いも揃って。


守里: おはようございます。


美月: お、おはようございます。


櫻宮: いやー遅れてごめんね。昨日寝れなくってさ!


鹿川: そうそう、私もです!ワクワクして寝られませんでした!!!



理由が小さい子のそれじゃん。



中谷: そんなことだろうとは思ったけど、会長と書記がなにやってんだよ。


櫻宮: まぁまぁ、落ち着いて!


中谷: はぁ…若月呼ぶよ。


櫻宮: !!ごめんごめん、それだけは勘弁!!!!


守里: 笑、相変わらず若月さんには弱いんですね笑


七星: そうや、ずっと変わらずやねん。


灰崎: それで、副会長は、なんでこんなに遅かったんですか?ニコッ


七星: !こっこわいで、灰崎君。


灰崎: なんでですか?ニコッ


七星: その、なんや、電話のあと、学校向かおうとしたんやけど…なな好みの鳩見つけてな!もうたまらんくなって!ずっと見てたんや!!


鹿川: それで、その鳩を見てた副会長を、私が見つけたんです!!


七星: そう!それで、まゆちゃんと一緒に学校行ってたら、麗華も合流して、今って感じなんやで!!


灰崎: はぁ…ほんとに…


七星: そんな、怒らんでや、灰崎君!


鹿川: そうだよ~そんなんじゃモテないぞ!灰崎君!!


灰崎: …


七星: …


鹿川: …


倉田: はぁ…もういいから、早く仕事始めましょう。


中谷: さっ切り替えて行こうか。麗華よろしく。


櫻宮: …うん。じゃあ、それぞれの役割を確認する。


「はい!」


櫻宮: まず、桃子と奏雄が、委員会からの通常の報告の処理、そして謙心、真佑、守里、美月は緊急の報告の処理。七星は私と一緒に、全体の取り纏め。それと、なにか問題が起きた場合は、全員で解決に当たるよ。


「はい!」


櫻宮: 全員が自分の仕事に責任を持つように!


「はい!」


櫻宮: よし、生徒会はこれから、機器の確認と、各委員会との最終打ち合わせをするからね。各々担当のところに行ってきて。守里と美月は風紀委員室に行ってきて。もうそろそろ時間でしょ。


守里 美月: はい!


櫻宮: みんな頑張ってこー!!


「おー!」


七星: じゃあ、ななはザキさんのとこ行ってくるな~


灰崎: 僕は体育委員のところに。


鹿川: 私は厚生委員のところに行ってきますね!


櫻宮: うん、いってらっしゃい!



3人は生徒会室を出て行った。



中谷: さぁ桃ちゃん、整備始めるよ。


倉田: はい!


櫻宮: ほら、早く2人も行ってきな!


守里: 了解です!では失礼します。


美月: 失礼します。



ガチャ



守里: 櫻宮さん達、楽しそうでよかった。


美月: やっぱりイメージと違うな~


守里: 笑、普段はあんな感じだからね。


美月: 親しみやすいかも。


守里: なんか悩み事とかあったら、話してみたら?


美月: うん、そうするよ。


守里: まぁとにかく、今日をなんとか乗り切らないと。


美月: 頑張ろう。


守里: うん。早速、風紀委員室に行くか。


美月: そうだね。




風紀委員室


ガラガラ



守里 美月: 失礼します。


若月: おはよう、守里、美月。


守里: おはようございます、若月さん。


美月: おはようございます。


若月: 生徒会は騒がしかったろ笑、おつかれ!


守里: 笑、そうですね笑


若月: 奏雄と、謙心、桃子以外はまともじゃないからな笑


守里: その3人のおかげで、助かりました。


若月: よし、生徒会の仕事もあって、大変だと思うが、風紀委員の仕事も頼むぞ。


美月: はい!


守里: もちろんです。


若月: じゃあ、席に着いてくれ。



守里と美月が席に着いて、いつものあの子の席以外が埋まる。



若月: はぁ…相変わらず、あいつは遅いようだな。まぁ遅刻してるわけじゃないんだが…



と話していると…


ガラガラ



珠美: 失礼します!!


若月: 笑、毎度だな、珠美。早く席に着いて。


珠美: はい!


若月: 全員揃ったな。もうみんな、自分の仕事は完璧に頭に入ってると思うから、私から特に言うことはないんだが、ペアの相手と、見回り場所が近いペアと最終確認をやってくれ。


「はい。」


守里: 僕達は第3グラウンド中心の見回りだね。


美月: 生徒会室と第3グラウンドは近いから良かった。


守里: そこら辺も若月さんが考えてくれたんじゃないかな。あと、同じ第3グラウンド担当のペアも。


美月: 中村さんのペアだよね。


守里: うん。それに、その他にも二組いるから、他の場所よりも多い。


美月: 私達が抜けても大丈夫ってことか。


守里: じゃあ、そのペア達と話そう。


美月: そうだね。



2人はそのペア達の元へ向かう。



守里: 珠美、今日はよろしく。


珠美: はい!よろしくお願いします。


後輩: 守里先輩よろしくお願いします。


守里: あ、僕の名前知ってんるだ。


後輩: はい!中村さんから話を聞いてるので。


守里: そっか、珠美のペアは相当大変だと思うけど、頑張ってね。


後輩: はい!頑張ります!


守里: 笑、君の名前は?


後輩: 僕は"新里優太しんざと ゆうた"といいます!


守里: 優太くんね、よろしく。


新里: はい!!


守里: よし、第3グラウンド担当の人こっちに来てもらっていいですか!



と、守里が呼びかけ、残りの二組が集まった。



守里: えっと、まずなんだけど、僕と美月さんのペアは生徒会の方の仕事もあるので、色々と迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします。


美月: よろしくお願いします。


風紀委員1: おう!もちろんだ。でもそっちの方が大変だろうからな笑、頑張れよ。


風委2: そうそう、午後からは私達のことは気にしないで、生徒会の仕事に集中してね。


守里: ありがとう。


風委1: それで、俺達と1年のペアが第3グラウンドの北と西側で、守里と遅刻常連さんのペアが南と東側だよな。


守里: うん笑



遅刻常連ってのは、珠美のあだ名かな笑



風委3: はい、そうです。


風委2: 午後は私達が東側を手伝うからね。


珠美: はい!よろしくお願いします!!



特に珠美も気にしてないようだし、自業自得の部分もあるから、まぁいっか笑



風委4: 南側は私達が手伝います。


新里: ありがとうございます。


風委1: 笑、助け合っていこうぜ!


守里: 午前中は僕達も全力で仕事をするので!


風委1: あぁ、みんなで頑張ろう!!


風委2: じゃあ、みんな競技で抜ける時間を言っていって。




数分後…



風委2: これなら、問題なさそうね。


風委1: ってか、守里は例の謎競技に全部出るんだな笑


守里: そうなんだよ。怖くて怖くて…


風委2: 白城さんも健康ランドに出るんだね。


美月: はい…


風委1: うん、まぁなんというか、頑張れよ。


珠美: 先輩!頑張ってください!


新里: 守里先輩の活躍を見届けます!!


守里: 笑、そっか、なら頑張らないとだな。


風委2: よし、今日1日、力を合わせて頑張っていきましょう!


「おー!!」



と話し合いが終わり…



若月: じゃあこれからインカムを配るから、無くしたり、壊したりしないようにな。


「はい!」



全員がインカムを受け取り…



若月: もう良い時間だから、各自、自分のクラスに戻ってくれ。では解散。


守里: 美月さん行こ。


美月: うん。



そうして2人は教室に向かった。




to be continued

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