66 / 340
閑章1
第66話「家族にバイトに友達に」
しおりを挟む
飛香と春時から、守里の記憶についての話を聞いた結真達。
結真: よし、これで話は終了?
春時: だね。なんか他に聞きたいことある?
桜: あ、そういえばさ、さっき春時先輩も、飛香先輩も、守里のお姉さんのこと、まいまいって呼んでたよね?
春時: うん。お姉さんのあだ名なんだ。昔、一緒に遊んでた時は、みんなそう呼んでたんだよ。
結真: まいまいか…
蓮花: まいまいさんは、どんな人なの?
春時: 一言で言うと、聖母だね。
桜: 聖母?
春時: とにかく優しいんだ。
蓮花: へぇ~
春時: どんな時も笑顔で、人のために行動できる人なんだ。
飛香: 春時が転んで怪我して、泣いてた時も、すぐに駆け寄って、手当して慰めてたんだよ笑
春時: ///おい、飛香。
美月: そうだったの、春時笑
春時: 昔の話だって。
結真: 良い人なのね。
飛香: うん。すっごく。
春時: って、時間ヤバいじゃん。そろそろ守里が帰ってくるんじゃない?
美月: あ、そうだね。
飛香: じゃ、私達は帰るか。
春時: だな。
春時と飛香は席を立つ。
結真: 本当にありがとうね。
飛香: いえいえ、改めて、守里のことよろしくお願いします。
春時: お願いします。
美月: この私に任せといて!!
蓮花: 蓮花にも!!
桜: さ、さくにも!
飛香: 笑、頼んだよ。
春時: よろしく!
そうして、2人は帰った。
その2人を見送る4人の顔は、晴れ晴れとしていた。
ガチャ
守里: ただいま。
蓮花: おかえり、お兄ちゃん!!
ギュッ
守里: 蓮花、今日学校どうだった?笑
蓮花: 楽しかったよ。今日も彩芽と玲衣と、ずっと話してた!
守里: 笑、そっか。ちゃんと授業に集中してたのか?笑
蓮花: もちろんだよ!!
守里: 笑
蓮花と話しながらリビングに入る。
ガチャ
結真: おかえり、守里。
桜: おかえり。
守里: ただいま、結真姉さん、桜。
美月: おかえり!!守里!!
ギュッ
守里: うわっと、美月か。ただいま笑
扉の後ろに隠れていた美月が、守里の背後から抱きつく。
蓮花: ちょっと、お姉ちゃん!蓮花も巻き込まないでよ!!
美月: 蓮花がそこにいたからでしょ!
蓮花: お兄ちゃんには、蓮花が抱きついてるの!
美月: いや、私がやる番だから!
守里: 2人とも喧嘩しないよ。
美月 蓮花: はーい。
結真: 守里、お風呂入るでしょ。
守里: うん。
結真: 先に入っておいで。
守里: あれ?みんなまだ入ってないの?
美月: そうだよ。
結真: なんか喋ってたら、遅くなっちゃって。
守里: そうなんだ笑。何喋ってたの?
美月: 守里のバイト先に行きたいなって話。
蓮花: そうそう、美月お姉ちゃんは行ったことあるみたいだけど、蓮花達は行ったことないからさ!
結真: 守里や、ななみんが働いてる姿も見てみたいし。
守里: え~
美月: やっぱり、嫌なの?
蓮花: なんでよ!!お兄ちゃん。蓮花達来ちゃいけないの?!
守里: い、いや、そんなことは…
美月: なら良いよね!!
守里: うっ…
結真: じゃあ、今度の土曜日に行こうかな。
美月: だね、みんなで行こう!桜も行くでしょ?
桜: うん。
守里: はぁ…
美月: いつぐらいに行ったら良いとかある?
結真: 混んでない時とかさ。
守里: う~ん、ないかな。
美月: え?
守里: 基本、人いないから、いつ来ても大丈夫だよ。
結真: 体育祭の時に言ってたことは、本当だったのね。
守里: うん。奈々未さんが最初に言ってたことは、大嘘だから。
蓮花: お兄ちゃんが働いてるカフェって、何があるの?
守里: そうだな、普通にカフェにありそうなのは、全部あるかな。
桜: みたらし団子ある?!!!
守里: 笑、あるよ。
桜: 食べたい!!!
蓮花: チョコレートは?
守里: パフェもプリンもある。
蓮花: やった!!!
結真: 楽しみだわ。
守里: あ、そういえば、桜。
桜: うん?
守里: バイトの後輩に、桜と同級生の子がいるんだよ。
桜: へぇ、女の子?
守里: うん。だから、この機会に仲良くしてあげて。
桜: 分かった。どんな子なの?
守里: そうだな…元気があって、度胸があって、ちょっとドジな子かな。
桜: ふ~ん。
美月: あのカフェで働いてる人って、何人ぐらいいるの?
守里: 僕と店長、あと奈々未さんとその後輩だけ。
結真: そうなのね。
守里: ってか、その後輩のことは、美月も知ってるよ。
美月: え?
守里: だって、風紀委員だから。
美月: ちょっ、当てさせて!
美月が考え始める。
美月: 一個下で…風紀委員…女の子…元気……はっ!!
守里: 分かった?
美月: 珠美ちゃんだ!!!
守里: 笑、正解。
美月: 確か、珠美ちゃんは、守里の中学の頃からの後輩だよね。それでバイトの後輩でもあるなんて。
守里: 僕も、珠美がバイトに来た時はびっくりした。
結真: もはや、その子は、守里の後輩であり続ける運命なのかもね笑
珠美も同じようなことを言ってたな…
守里: う、うん。
桜: そんな子が…
美月: 珠美ちゃんはホントに良い子だから、桜も仲良くなれるよ。
桜: うん。
守里: よし、そろそろお風呂に行こうかな。
結真: うん、いってらっしゃい。
蓮花: じゃ、蓮花も!!
結真: 蓮花、ダメよ。
守里について行こうとした蓮花を、結真が引き止める。
蓮花: ダメだったか!
結真: 美月も、ついて行かない。
こっそりと守里の後について行っていた美月も、止められる。
美月: バレた。
結真: 守里、早く行って、私が止めてる間に!
守里: 分かった笑
守里はお風呂に向かう。
結真: 桜もそんなとこで、モジモジしないよ笑
桜: ///…
桜も勇気を出して、守里について行こうとしたが、恥ずかしさが勝り、立ち止まったままになっていた。
美月: お姉ちゃんがいない時を狙わねば…
蓮花: だね。
結真: ずっと見張っとくから。
蓮花: あ、あのさ、今度の休みに、お友達呼んでもいい?
結真: 守里にも聞かないとだけど、良いんじゃないかな。
美月: 蓮花がよく話してる、彩芽ちゃんと玲衣ちゃん?
蓮花: うん!
結真: 話では聞くけど、実際に会ったことはないな~
美月: 普段の学校での蓮花の様子を、聞かないとだね。
蓮花: え、やめてよ!
結真: 今週末は楽しみなことが多いわ笑
桜: 守里のバイトに、蓮花のお友達。
美月: そういえば、先週私達が勉強会をやってた時は、お姉ちゃん、奈々未さんの家にいたんだよね?
結真: うん。私と、ななみん、あともう1人とで、お喋りしてた。
桜: へぇ。
美月: その人も元能高生?
結真: 笑、そうよ。
桜: お姉ちゃんが生徒会長で、奈々未さんが風紀委員長。じゃあ、その人ってもしかして…
美月: 生徒会副会長?
結真: 正解。元副会長だよ。
蓮花: なんかすごいね。
結真: でしょ笑。私達3人で、御三家って呼ばれてたんだ。
桜: 御三家…
蓮花: その人ってどんな人なの?
結真: 可愛いお姫様って感じかな。
美月: 名前は?
結真: "羽村小百合|はむら さゆり《》"。
蓮花: 蓮花、その羽村さんにも会ってみたいな~
結真: 笑、また今度、機会があったらね。
to be continued
結真: よし、これで話は終了?
春時: だね。なんか他に聞きたいことある?
桜: あ、そういえばさ、さっき春時先輩も、飛香先輩も、守里のお姉さんのこと、まいまいって呼んでたよね?
春時: うん。お姉さんのあだ名なんだ。昔、一緒に遊んでた時は、みんなそう呼んでたんだよ。
結真: まいまいか…
蓮花: まいまいさんは、どんな人なの?
春時: 一言で言うと、聖母だね。
桜: 聖母?
春時: とにかく優しいんだ。
蓮花: へぇ~
春時: どんな時も笑顔で、人のために行動できる人なんだ。
飛香: 春時が転んで怪我して、泣いてた時も、すぐに駆け寄って、手当して慰めてたんだよ笑
春時: ///おい、飛香。
美月: そうだったの、春時笑
春時: 昔の話だって。
結真: 良い人なのね。
飛香: うん。すっごく。
春時: って、時間ヤバいじゃん。そろそろ守里が帰ってくるんじゃない?
美月: あ、そうだね。
飛香: じゃ、私達は帰るか。
春時: だな。
春時と飛香は席を立つ。
結真: 本当にありがとうね。
飛香: いえいえ、改めて、守里のことよろしくお願いします。
春時: お願いします。
美月: この私に任せといて!!
蓮花: 蓮花にも!!
桜: さ、さくにも!
飛香: 笑、頼んだよ。
春時: よろしく!
そうして、2人は帰った。
その2人を見送る4人の顔は、晴れ晴れとしていた。
ガチャ
守里: ただいま。
蓮花: おかえり、お兄ちゃん!!
ギュッ
守里: 蓮花、今日学校どうだった?笑
蓮花: 楽しかったよ。今日も彩芽と玲衣と、ずっと話してた!
守里: 笑、そっか。ちゃんと授業に集中してたのか?笑
蓮花: もちろんだよ!!
守里: 笑
蓮花と話しながらリビングに入る。
ガチャ
結真: おかえり、守里。
桜: おかえり。
守里: ただいま、結真姉さん、桜。
美月: おかえり!!守里!!
ギュッ
守里: うわっと、美月か。ただいま笑
扉の後ろに隠れていた美月が、守里の背後から抱きつく。
蓮花: ちょっと、お姉ちゃん!蓮花も巻き込まないでよ!!
美月: 蓮花がそこにいたからでしょ!
蓮花: お兄ちゃんには、蓮花が抱きついてるの!
美月: いや、私がやる番だから!
守里: 2人とも喧嘩しないよ。
美月 蓮花: はーい。
結真: 守里、お風呂入るでしょ。
守里: うん。
結真: 先に入っておいで。
守里: あれ?みんなまだ入ってないの?
美月: そうだよ。
結真: なんか喋ってたら、遅くなっちゃって。
守里: そうなんだ笑。何喋ってたの?
美月: 守里のバイト先に行きたいなって話。
蓮花: そうそう、美月お姉ちゃんは行ったことあるみたいだけど、蓮花達は行ったことないからさ!
結真: 守里や、ななみんが働いてる姿も見てみたいし。
守里: え~
美月: やっぱり、嫌なの?
蓮花: なんでよ!!お兄ちゃん。蓮花達来ちゃいけないの?!
守里: い、いや、そんなことは…
美月: なら良いよね!!
守里: うっ…
結真: じゃあ、今度の土曜日に行こうかな。
美月: だね、みんなで行こう!桜も行くでしょ?
桜: うん。
守里: はぁ…
美月: いつぐらいに行ったら良いとかある?
結真: 混んでない時とかさ。
守里: う~ん、ないかな。
美月: え?
守里: 基本、人いないから、いつ来ても大丈夫だよ。
結真: 体育祭の時に言ってたことは、本当だったのね。
守里: うん。奈々未さんが最初に言ってたことは、大嘘だから。
蓮花: お兄ちゃんが働いてるカフェって、何があるの?
守里: そうだな、普通にカフェにありそうなのは、全部あるかな。
桜: みたらし団子ある?!!!
守里: 笑、あるよ。
桜: 食べたい!!!
蓮花: チョコレートは?
守里: パフェもプリンもある。
蓮花: やった!!!
結真: 楽しみだわ。
守里: あ、そういえば、桜。
桜: うん?
守里: バイトの後輩に、桜と同級生の子がいるんだよ。
桜: へぇ、女の子?
守里: うん。だから、この機会に仲良くしてあげて。
桜: 分かった。どんな子なの?
守里: そうだな…元気があって、度胸があって、ちょっとドジな子かな。
桜: ふ~ん。
美月: あのカフェで働いてる人って、何人ぐらいいるの?
守里: 僕と店長、あと奈々未さんとその後輩だけ。
結真: そうなのね。
守里: ってか、その後輩のことは、美月も知ってるよ。
美月: え?
守里: だって、風紀委員だから。
美月: ちょっ、当てさせて!
美月が考え始める。
美月: 一個下で…風紀委員…女の子…元気……はっ!!
守里: 分かった?
美月: 珠美ちゃんだ!!!
守里: 笑、正解。
美月: 確か、珠美ちゃんは、守里の中学の頃からの後輩だよね。それでバイトの後輩でもあるなんて。
守里: 僕も、珠美がバイトに来た時はびっくりした。
結真: もはや、その子は、守里の後輩であり続ける運命なのかもね笑
珠美も同じようなことを言ってたな…
守里: う、うん。
桜: そんな子が…
美月: 珠美ちゃんはホントに良い子だから、桜も仲良くなれるよ。
桜: うん。
守里: よし、そろそろお風呂に行こうかな。
結真: うん、いってらっしゃい。
蓮花: じゃ、蓮花も!!
結真: 蓮花、ダメよ。
守里について行こうとした蓮花を、結真が引き止める。
蓮花: ダメだったか!
結真: 美月も、ついて行かない。
こっそりと守里の後について行っていた美月も、止められる。
美月: バレた。
結真: 守里、早く行って、私が止めてる間に!
守里: 分かった笑
守里はお風呂に向かう。
結真: 桜もそんなとこで、モジモジしないよ笑
桜: ///…
桜も勇気を出して、守里について行こうとしたが、恥ずかしさが勝り、立ち止まったままになっていた。
美月: お姉ちゃんがいない時を狙わねば…
蓮花: だね。
結真: ずっと見張っとくから。
蓮花: あ、あのさ、今度の休みに、お友達呼んでもいい?
結真: 守里にも聞かないとだけど、良いんじゃないかな。
美月: 蓮花がよく話してる、彩芽ちゃんと玲衣ちゃん?
蓮花: うん!
結真: 話では聞くけど、実際に会ったことはないな~
美月: 普段の学校での蓮花の様子を、聞かないとだね。
蓮花: え、やめてよ!
結真: 今週末は楽しみなことが多いわ笑
桜: 守里のバイトに、蓮花のお友達。
美月: そういえば、先週私達が勉強会をやってた時は、お姉ちゃん、奈々未さんの家にいたんだよね?
結真: うん。私と、ななみん、あともう1人とで、お喋りしてた。
桜: へぇ。
美月: その人も元能高生?
結真: 笑、そうよ。
桜: お姉ちゃんが生徒会長で、奈々未さんが風紀委員長。じゃあ、その人ってもしかして…
美月: 生徒会副会長?
結真: 正解。元副会長だよ。
蓮花: なんかすごいね。
結真: でしょ笑。私達3人で、御三家って呼ばれてたんだ。
桜: 御三家…
蓮花: その人ってどんな人なの?
結真: 可愛いお姫様って感じかな。
美月: 名前は?
結真: "羽村小百合|はむら さゆり《》"。
蓮花: 蓮花、その羽村さんにも会ってみたいな~
結真: 笑、また今度、機会があったらね。
to be continued
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります
チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます!
ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。
この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。
戦闘力ゼロ。
「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」
親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。
「感謝するぜ、囮として」
嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。
そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。
「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」
情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。
かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。
見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
まほカン
jukaito
ファンタジー
ごく普通の女子中学生だった結城かなみはある日両親から借金を押し付けられた黒服の男にさらわれてしまう。一億もの借金を返済するためにかなみが選ばされた道は、魔法少女となって会社で働いていくことだった。
今日もかなみは愛と正義と借金の天使、魔法少女カナミとなって悪の秘密結社と戦うのであった!新感覚マジカルアクションノベル!
※基本1話完結なのでアニメを見る感覚で読めると思います。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる