ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

ドラると

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第5章 夏休み編

第153話「真夏の海水浴 part5」

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守里達が大合戦を繰り広げている一方、春時チームは…



祐希: zzzzz


春時: …相変わらず、気持ちよさそうに寝てんな。


飛香: はぁ…


日向子: あっしゅん!早く早く!


美月: ため息つくぐらいなら、そのまま守里にやらせてたら良かったのに…ブゥ~


飛香: そんなの、やらせるわけないでしょ。


美月: んもう!守里が良かった~


珠美: 珠美は飛香先輩でも嬉しいです!


日向子: 私も~


飛香: はいはい、そうですか…


美月: チェッ、いけると思ってたのに…


春時: 笑、なんか夏休み入ってから、美月の小悪魔属性に拍車がかかったよな。


美月: そう?


日向子: 小悪魔属性?!


珠美: カッコ良さげですね!


日向子: 良いな~属性持ち!!


飛香: 積極的過ぎなんだよ、美月は。守里をあんまり困らせんな。


美月: 笑、逆に飛香が消極的すぎるんじゃない?


飛香: そ、そんなこと…


春時: でも、飛香はこの前、守里と…


飛香: ギロッ


春時: はいはい、黙っときますよ笑


日向子: 守里とどうしたの?


美月: 気になるな~


飛香: べ、別に何も無い!///


珠美: 先輩、顔赤いです!


飛香: は、はぁ?///


日向子: ほんとだ!!あっしゅん顔真っ赤!!


美月: 絶対、守里と何かあったじゃん。


飛香: だから、別に…


美月: …ねぇ春時?


春時: 俺は、話さないぞ。


美月: そんなこと言わずにさ~


飛香: 春時。言ったら、皮ひん剥く。


春時: おぉっと、こっわ…ということで、皮剥がれたくないので、話しません。


美月: そんな怖いことばっか言って飛香は。春時が可哀想じゃん!


飛香: 可哀想もクソもあるか!


春時: いや、俺の扱いよ笑


日向子: 全く!みんな仲良いな!!


珠美: ですね!


美月: しょうがない、後で守里に聞こ。


飛香: なっ…(早急に守里への口止めを…)


美月: ってことで、守里の所に行くためにも、早く塗って~笑


飛香: クッ…(ゆっくりやってやる。)


日向子: 私も!!


珠美: お願いします!


飛香: あ、じゃあ珠美最初で、次に日向子。美月が最後ね。


美月: え~なんで~


飛香: はい、珠美。ここに寝っ転がって。


珠美: わーい!楽しみです!飛香先輩の神業!


飛香: か、神業?


珠美: だって飛香先輩、得意なんですよね?日焼け止め塗るの。さっき日向子先輩も言ってましたし、飛香先輩の技は神クラスだって。


飛香 日向子?


日向子: テヘ?笑


飛香: またそうやって…もう、やるよ。


珠美: お願いします!!



そうして、飛香は珠美に日焼け止めを塗り始めた。




春時: 口からのでまかせにしては、すごい速いな。


日向子: やっぱり神業じゃん!


飛香: フッ笑、珠美の場合、出てるのが手足とデコルテだけだから。


珠美: さすがです!


美月: これなら笑


飛香: はい、終了。顔は自分でやってね。


珠美: はい!ありがとうございました!気持ちよかったです。


飛香: 何より笑。じゃ次、日向子。


日向子: はーい!



シートの上に寝そべる日向子。



飛香: 珠美より出てるところが多いから、少し時間かかるよ。


日向子: 分かってるって!


春時: 珠美、守里のとこ行くでしょ?


珠美: はい!そのつもりです!


春時: 気をつけてな。


珠美: え?


春時: おそらく今頃、水掛け合ってるだろうから。


珠美: それは、楽しそうですね!


美月: そんな漫画みたいなことやってるかな?


飛香: 絶対やってるよ。そういう運命にあるもん。


日向子: うんうん!私も早く参加したーい!


美月: あ、そう…


珠美: では、珠美いってきまーす!!


春時: おう。


美月: う~ん、珠美も強敵なんだよな~



海の方へ駆けていく珠美の後ろ姿を見つめながら、美月が呟く。



春時: 笑、そっか。


美月: 勝たねば…


飛香: その気持ちは分かるけど、嘘はダメだぞ。


美月: 分かってるって笑


飛香: ほんと…かな?


グッ


日向子: イタタタタタ!!、急になに?あっしゅん!


飛香: いや、ちょっとお肉の方が、ついてきたんじゃないかなって思って笑



そう言って、日向子のお腹に日焼け止めを塗る。



日向子: え?!


美月: 笑、食べすぎちゃったんじゃない?


日向子: ま、まさか…そんな…



絶望の表情を浮かべる日向子。



飛香: う~ん、これはね~


春時: ぜんっぜん、大丈夫だろ。


飛香: そうね笑


美月: うんうん笑


日向子: なーんだ!良かった~


飛香: (ほんと日向子の表情を見てるのは面白い。)


美月: (日向子、可愛いな笑)


春時: 2人とも嘘つくなよ笑


日向子: そうだぞ!!さっきまで、嘘つかないようにみたいなこと言ってたのに!!


飛香: ごめん、ごめん笑


美月: あまりに日向子が可愛くてさ。


日向子: え?!可愛い!


飛香: うん。日向子は可愛い笑


日向子: やった!!


飛香: はい、終わり。守里のとこ行ってきな。


日向子: うん!いってきまーす!!



飛香の言葉を聞くと、すぐに立ち上がり、守里の所へ駆け出して行った。



春時: 昔から変わらず、チョロいな笑


飛香: 笑、だね。そういうとこが愛くるしいんだけど。


美月: 同級生の友達に抱く感想じゃないよ笑


春時: だな笑


飛香: ほら、最後、美月。


美月: うん。美月ちゃんも手足とデコルテだけだから…


飛香: ん?何言ってるのかな?


美月: え?


飛香: 上着脱ぎなよ。


美月: い、いや…


飛香: だって、脱ぐつもりなんでしょ?機会を伺って。


美月: な、何故それを…


飛香: そんなん格好と、美月の更衣室での表情見てたら分かるわよ。かっきーもさぁちゃんも気づいてたみたいだし。


美月: バレバレだったか…


飛香: ってことで、パッパと脱げ!!


美月: く、くそ~



渋々上着を脱ぎ出す美月。



春時: え、俺、見てない方が良い?


美月: 別に良いよ。男子の感想も聞いておきたいし。


春時: そ、そうか。(いやなんか緊張するな笑)


美月: はい、これで良いでしょ。



上着の下に来ていた、真っ赤なビキニが現れる。



春時: マジか…


飛香: ほ、ほんとにそれで守里の前に?///


美月: な、なんで飛香が照れてるのよ!//


飛香: だ、だってそんなの、ほぼ裸じゃん!///


美月: ば、バカ!言わないでよ!余計恥ずかしくなるじゃん!///


飛香: そ、そんなこと言ったって…///


美月: ///


春時: いやなんで、お互いに顔真っ赤になってんだ笑。脱げって言ったのは飛香だし。そもそも守里に見せるためって、それ着てきたのは美月だろ笑


飛香: そ、それは…///


美月: だ、だって~///


春時: 笑、もういいから、早く日焼け止め塗れば?


飛香: う、うん。


美月: そうだね。


春時: あ、あと、美月。


美月: な、なに?


春時: めちゃくちゃ似合ってるぞ。あの鉄の心を持つ守里も、絶対何かしらの反応を起こすはずだ笑


美月: え?そうかな!


飛香: た、確かにこれだったら…


春時: 今からでも、飛香も着てきたら?


飛香: も、持ってないし…


春時: じゃあ、しょうがないな笑


飛香: ///(実は持ってきてるんだよな…未央奈に言われて買ったけど、私にはまだできない…)


美月: ほら、飛香!早く塗って~


飛香: そ、そうだな。寝そべって。


美月: はーい笑


春時: 全く笑




20分後…



飛香: はい、終了。


美月: やっぱり遅すぎじゃない?


飛香: そんなことないって笑


美月: あの珠美や日向子の時に魅せた、スピーディーさは?


飛香: そんなのどっかに飛んで行っちゃった笑


美月: この~


春時: はいはい笑、仲が良いのは分かったから。2人とも遊びに行ってこい。


飛香: うん。春時はどうする?


春時: 俺は、こっちにいるよ。祐希を1人にはできないし。


飛香: 確かに、こんなに可愛らしくて………うん、こんなに可愛らしい小動物みたいな女子を、1人にはできないもんね。


美月: 飛香、ないものねだりはみっともないよ~笑


飛香: はぁ?別にねだってないし。それに美月もコレの前には、無いも同然。私と一緒だろ!


美月: な…そ、そんなこと言わないでよ。こんなバケモンと比べないで!


飛香: …ふぅ…やめよう。この争いは無駄だ。


美月: そうだね。これに関しては、私達は仲間だよ。


飛香: うん。


春時: 笑、早く行ってこい。


飛香: うん。一応、向こうの2人のどっちかを、キリがいいところで、ここに戻らせるようにするから。


美月: だね。春時も海、楽しみたいでしょ?


春時: ありがとな笑


飛香: じゃ、いってきます。


美月: いってきまーす!


春時: おう。気をつけて。



そうして、飛香と美月も拠点を出た。



春時: ふぅ…


祐希: zzzzzz


春時: ほんとよく寝てられるわ。あんなうるさかったのに笑


祐希: …馬肉…zzzz


春時: え?海に来てまで山の幸を求めてんの?さすがだな笑


祐希: zzzzz




to be continued




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