ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

ドラると

文字の大きさ
238 / 340
第7章 文化祭編

第238話「愛してるゲーム」

しおりを挟む
1組教室


しばらくして、川嶋から料理を受け取った守里は、再び、この学校のトップ3である七月櫻のいるテーブルへ。



守里: お待たせいたしました。


若月: ありがとう。


七星: うわ、美味そうやな~


櫻宮: ね笑


守里: それでは、オムライスにはケチャップで文字を書かせていただきます。何か、リクエストはございますか?


櫻宮: お、これが例の笑


七星: う~ん、おつかれさま、でよろしく。


櫻宮: え~どうせなら、好きだよ系にしなよ!


七星: そんなん言うんやったら、自分で頼めば良かったやん。


若月: そうだね。これはなぁちゃんの好きにさせよう。


櫻宮: …は~い。


守里: おつかれさまですね。では、お・つ・か・れ・さ・ま。


七星: おぉ、綺麗に書けたな。


櫻宮: ねぇ、頼めばあ~んしてくれるって、サービスも執事にはあったよね?


守里: はい、ございます。


櫻宮: だったら、それもやってもらおう!


若月: やるとして、誰がやってもらうつもりだ?


櫻宮: そりゃもちろん…ジー


七星: え、なな?


櫻宮: だって、後輩からあ~んされるとか、ちょっとさ笑


若月: ってことなら、私も同じくだ。


七星: ななも守里は後輩なんやけど。


櫻宮: ただの後輩じゃないでしょ笑。ってことで、守里、よろしく!


七星: はぁ……若も敵に回ったみたいやし、しょうがないな。守里、お願い。


守里: …かしこまりました。それでは、失礼します。



スプーンを手に取り、オムライスをすくい上げる。



七星: 口開けといたら、ええか?


守里: はい。


七星: あ~


守里: …



一瞬、動きを止める守里。



七星: 何やってんねん、ほら、あ~


守里: …どうぞ。


七星: パクッ…モグモグ…ほぉ、見た目通り美味い!


若月: そうか笑


櫻宮: へぇ~味の感想は分かったけど、あ~んしてもらった感想は?笑


七星: 何ニヤついてんねん。昔ようやっとったから、今更どうと思うことないわ。な、守里。


守里: …はい。では、失礼し…


櫻宮: あ!待って待って。ゲームも今やる!


守里: …



何も言わず、すぐに若月の方を見る。



若月: うん。やるよ。


守里: かしこまりました。それでは、少々お待ちください。



そう言って、守里はボックスを取りに、テーブルを離れた。


一方、教室の外には…



東野: 守里君が、副会長にあ~んしてるよ笑


美月: フンヌ!!


梅澤: 待て待て、突入しようとするな。相手は会長達だぞ。


美月: 香蓮止めないで!先輩達の魔の手から、守里を救わないと!!



1組の教室に飛び込もうとする美月と、それを呆れた顔で止める梅澤、笑いながらその様子を見ている東野がいた。



梅澤: いや、魔の手って、ただお客さんとしてのサービスを受けているだけだろ。


美月: そ、それでも守里のあ~んを!


梅澤: んなこと言ったら、これまでに守里を担当に選んだお客さん全員に言えることだろうが。


美月: 違う!なんというか、七星先輩はまた別なの!


東野: (なんか、飛香も前に同じようなことを言ってたような…)


美月: は~な~し~て~


東野: お、そのままゲームをするみたい。


美月: ゲーム……はっ…まさか、あのゲームにはならないよね。アレは、私が守里と初めてやるはずなのに…


梅澤: …お前さ、それがフラグだって分かってないのかよ。


美月: え?




守里: では、この箱の中からカードを一枚引いてください。


櫻宮: じゃんけんで決めよっか。


若月: うん。最初はグー、じゃんけん、ポイ。


七星: あ、負けた。


櫻宮: いや~ほんと、なぁちゃんと守里は、目に見えない繋がりが強いね笑


若月: これぞ、幼なじみの力だ笑


七星: また、ななか……


ガサゴソ


櫻宮: これってさ、どんなのが入ってるの?


守里: 色々です。


七星: よし、これや!…えーっと……笑、愛してるゲームやって。


守里: っ!!


若月: ほぉ~笑


櫻宮: 愛してるゲームとは、中々攻めたヤツが入ってるね~



その3人の会話から、あの人の大きい声を経由しかけつつ、その話がどんどん広がって行く。



日向子: え、愛してムグッ


メイド: シッ



「え、愛してるゲーム?」


「副会長が愛してるゲームをやるの?」


「そんなのあるんだ~」


「俺も、愛してるゲームやりたい!」



梅澤: あ、ほら。


東野: あらら…



ゴゴゴゴゴゴゴ



美月: …わたしが…やるはず…だったのに……


梅澤: (なんちゅうオーラを放ってんだ……嫉妬って怖ぇな。)



その話は留まることを知らず、2組の教室にまで…



「なんか、この1000円以上注文したら挑戦できるゲーム、今、1組の方で愛してるゲームが出たらしいぞ。」


「ってことは、こっちの箱にも、それが…」


「あ、飛香ちゃんと愛してるゲームを……よし、追加注文を…」


「陽芽叶ちゃんを呼ぼう。引けなかったら再入店だ。」


「よし、何がなんでも愛してるゲームを引くよ。璃勇君とやらなきゃ!」



そして、この2人にも…



飛香: …七星先輩と守里が愛してるゲーム…


陽芽叶: ふ~ん。


飛香: 見てくる。


陽芽叶: 早めに帰ってくるんだよ。


飛香: うん。


陽芽叶: (ま、仕事だから、これで嫉妬なんかしてたら、私は体が持たないかな笑)




美月: 離しな、香蓮。


梅澤: 今のお前を放ったら、とんでもない事になりそうだから、やめとく。ってか落ち着け、深呼吸だ。


美月: スゥーハァースゥーハァー…うん、無理。


梅澤: 諦めが早いよ。


飛香: …


東野: 飛香も来ちゃったか。


飛香: 守里は?


東野: そこ。


飛香: …


美月: は~な~せ~



そんな視線を受けているとも知らず、七星と守里は…



守里: じゃあ、いきます。


七星: うん、かかってこい!笑


櫻宮: どっちが勝つと思う?


若月: う~ん、普段から激しいアタックを受け慣れている守里優勢かな。


櫻宮: なるほど、私は…なぁちゃんだね。


守里: 愛してます。


七星: 愛してる。


守里: お嬢様、愛してますよ。


櫻宮: ズルいぞ~笑、一旦、執事設定は無くしなさい。


若月: おいおい笑


七星: 守里、愛しとんで。


守里: …七星さん、愛してます。


櫻宮: 2人の時は、何て呼んでるっけ?笑


七星: 守里、愛してる。


守里: ……なぁちゃん、愛して…ます。


若月: おっとボソッ


七星: 守里、愛してるよ。


守里: ……///


櫻宮: はい!照れた!!守里が照れた!


ペシッ


若月: 子供かって。


櫻宮: 痛いよ~若~


七星: 笑、ななの勝ちやな。


守里: …ですね。こちらが景品のクーポン券になります。使い方の説明は大丈夫ですよね。それでは、失礼します。



すぐに守里はテーブルから離れた。



七星: なんや、もうちょっと話しても良かったやん。


若月: まぁまぁ、他に仕事があるんだって。


櫻宮: いや~守里のあんな顔が見れるとは笑


若月: 麗華、ちょっとやり過ぎ。


櫻宮: そう?


若月: うん。麗華が口出して、盛り上げたせいで……ほら。



廊下の方を指す。



櫻宮: え?…あ笑



バチバチ…バチバチ…



美月: いくら先輩とはいえ……ユルサナイ…


梅澤: 許さないって、別に美月が許さなかったからって何も起きないだろ。それに、もう終わったんだから、今更、突撃したところで意味がないって。


東野: 笑、もう嫉妬の塊ね。争奪戦の参加者の中では、美月が1番嫉妬が強いみたいだ。で、それに対して飛香は…


飛香: …



真顔で…いや、どこか悲しげな表情で、待機場所に戻った守里を見ていた。



飛香: (やっぱり、そうなんじゃん……守里。)


東野: …


美月: ぐおぉぉおお!!


梅澤: 吠えるなよ。



と、1組の教室の前で美月が騒いでいると…



??1: なんや楽しそうやな笑


??2: ちょっと美月、何してるの?


美月: 教室に突撃しようとしてるの!…って…


梅澤: はっ!!!


??3: 久しぶり、梅ちゃん。


美月: お姉ちゃん?!


結真: お店の前で騒がないの。目立ってるよ。


美月: でも…


??1: おぉ、この子が美月ちゃんか。ホントびっくりよな~私は、ななみんと同じぐらい、結真と一緒におるのに、ななみんとは違って、結真の家族とは会ったことないやなんて。


結真: 笑、たまたま機会が無かったんだよ。


奈々未: この様子だと、梅ちゃんも大変ね笑


梅澤: た、橘さんに、白城さん…ってことは…



もう1人の関西弁の女性を見る。



??1: 君、大っきいな~美人さんやし。


奈々未: そうだよ。羽村小百合。


小百合: やっほ~羽村小百合やで!みんな、よろしく!


東野: ねぇ、飛香。あの3人って…


飛香: …ん、あぁ、あの一番白くて綺麗系の人が美月の姉の白城結真さんで、クールビューティーって感じの人が、守里のバイトの先輩の橘奈々未さん。あと、一番背が高くて関西弁の人が、おそらく御三家のもう1人の羽村小百合さんだね。


東野: え、あの有名な?


飛香: うん。よし、私は教室に戻るよ。ありがと、見逃してくれて。


東野: 笑、いいえ。なにか悩みがあるなら、ちゃんと相談してよ。私は飛香の味方なんだから。


飛香: …分かった。


結真: あれ、飛香ちゃん?


梅澤: (まだ私はこの空間には、いれない!)し、失礼します!!美月、仕事に戻るよ!!


美月: え~!!


梅澤: おそらく若月さんは、私達に気づいてるだろうから、いつまでここにいるのはマズいって。


美月: 確かに……お姉ちゃん、また後で。


結真: うん笑、またね。


小百合: え~もうちょっと話そうや~


奈々未: まぁまぁ、明後日も来るんだから、その時に話せるって。



そうして、1組教室前の廊下には、その他の人物を除き、東野と御三家だけが残った。



東野: (この人達が御三家なんだ。やっぱオーラあるな。)


結真: じゃ、早く入ろう。誰かさんのせいで、文化祭終了の時間も迫ってることだし。


小百合: もしかしてそれ、私のこと言ってる?


結真: 笑、それ以外ないでしょ。



3人は、文化祭も終わりかけということで、短くなった列に並び…



執事(受付): いらっしゃいませ。担当の執事もしくはメイドをお選びください。


小百合: 誰にすんの?


結真: 日向子ちゃんも良いけど、ここは…


奈々未: 守里君だね。ちゃんとジャッジしないと笑


結真: カフェのバイトの先輩として?笑。でも、ここでの守里は、カフェの店員じゃなくて執事だよ?


奈々未: それでも接客の仕方は見れるじゃない。


結真: なるほど。守里には事前に言ってるの?


奈々未: この前のバイトの時に言ったよ。ジャッジしに行くねって。


小百合: 私も、結真の弟君と直接話してみたいわ~


結真: なら、決定だね。森崎守里でお願いします。


執事(受付): かしこまりました。少々お待ちください。(この人が噂の守里と白城さんのお姉さんで、こっちの人が、守里がたまに話してる悪魔のようなバイトの先輩か…綺麗な人じゃん。)


守里: お帰りなさいませ、お嬢様方。



すぐに守里が受付にやってくる。



結真: これはカッコいいね。


奈々未: 笑、バイトの時もこうしてもらおうかな。


小百合: へぇ~君があの時、電話越しで話した守里君か!


奈々未: あ、言ってた通り、ジャッジするから笑


守里: っ!!…笑、かしこまりました。では、お荷物をお持ちいたします。


執事(受付): B席です。


守里: コクン…お席にご案内します、お嬢様方。



奈々未の一言で、気合いを入れ直した守里は、いつもの感じで接客を再開するのだった。


ちなみに…



櫻宮: モグモグ


小百合: あれ?!そこにおるんは!


若月: あ、ちょっと、麗華。


櫻宮: ん?あ。


七星: お久しぶりですね~皆さん。


結真: おぉ、偶然。みんなもここに来てたの?


櫻宮: はい、ちょっと時間が取れたんです。白城先輩は少し前にお会いしましたけど、橘先輩と羽村先輩は本当にお久しぶりです笑


奈々未: 一応、体育祭の時に、こっちは見てるんだけどね笑。って知ってるか。


若月: はい、守里に聞いてました。笑、今回の文化祭も来ていただき、ありがとうございます。


小百合: 何言ってんねん。母校の文化祭ぐらい普通に来るもんやから、お礼なんか言わんでええわ笑


結真: うんうん笑


櫻宮: 白城先輩はご家族の、橘先輩はバイトの後輩達の、羽村先輩は弟さんの様子を見に来たんですか?


結真: ま、そんな感じ。


小百合: なぁ、なぁちゃん。そのオムライス美味しい?


七星: はい、美味しいですよ笑


若月: ところで……うちの部下がそちらのお店で、よくお世話になっているようで笑


奈々未: 笑、良いのよ。こっちとしてはお店の売上が伸びるだけだから。



という、今では滅多に見れない組み合わせでの会話が、守里の目の前で行われたそうだ。


その後、御三家をお店から送り出して、少しした後に文化祭が終了し、守里達は片付けと反省会をして解散となった。


守里は元気過ぎる日向子を落ち着かせ、拗ねている美月をケアしつつ帰宅し、自分のベッドに入った瞬間に眠りにつく。


こうして、文化祭の初日が終わった。




to be continued

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』

ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。 全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。 「私と、パーティを組んでくれませんか?」 これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります

チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます! ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。 この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。 戦闘力ゼロ。 「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」 親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。 「感謝するぜ、囮として」 嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。 そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。 「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」 情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。 かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。 見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライム退治専門のさえないおっさんの冒険

守 秀斗
ファンタジー
俺と相棒二人だけの冴えない冒険者パーティー。普段はスライム退治が専門だ。その冴えない日常を語る。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

なんか人類滅亡直前の世界で勇者召喚にて大ハズレみたいな顔をされた【弱体術師】の俺ですが、実は人生4周目にて過去には【勇者】の実績もある最強

ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
なんか人類滅亡直前の世界で勇者召喚にて大ハズレみたいな顔をされた【弱体術師】の俺ですが、実は人生4周目にて過去には【勇者】の実績もある銀河最強レベルの【調停者】

処理中です...