エロゲの男性主人公の立ち位置に転生しましたが、前世も今世も女です。

キマメ

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21-Aa・紅太郎君とサキュバス/前編

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「世莉っ!」

 ベットでゴロゴロしているうちに、黒のタンクトップにデニム姿の紅太郎君が現れた。
 戸締りはちゃんとしていたから、墨羽さんが招き入れたのだろう。
 彼女の姿は消えている。

「大丈夫か?」

 大きくて熱い手に抱き上げられて、私は腕の中に倒れ込んだ。

「紅太郎くぅん……」
「妖に憑かれたそうだな。墨羽め、すぐ近くにいながらなにをしていたのだ。苦しいのか、世莉。なにか欲しいものはないか? なにがして欲しい?」
「んーとね、私はせーえきが欲しいです」
「せーえき?」
「そうなの。サキュバスになっちゃったから、せーえき飲まないと戻らないの」
「せーえき……精液、か」

 紅太郎君の顔が真っ赤になった。

「サキュバスとは西洋の妖、男の精を啜る淫魔であったな。……世莉、もしかしてそういう血筋だったのか?」
「んーん。呪いです」

 言いながら、私は紅太郎君の逞しい胸に顔を擦り付けた。
 うちのマンションの南にある赤城邸から急いで来てくれたのだろう、汗の匂いがする。ふんふん、いい匂い。

「呪い? 呪いなら妖の望むことをしないほうが良いのではないか?」
「でもぉ、ゲームではせーえき飲んだら治ってたよ?」
「ゲーム?……っ! 世莉やめろ、はしたない」

 怒られたのは、私が紅太郎君の股間に手を伸ばしたからかもしれない。
 デニムのボタンを外してファスナーを降ろす。
 下着の下で怒張して脈打つものが現れた。我慢汁で下着が濡れている。

「……見るな。お前に抱き着かれただけで勃起してしまったんだ」
「美味しそう……」

 体を落として濡れた下着をぺろりと舐めると、紅太郎君が小さく喘いで仰け反った。

「く……っ! 世莉。お前、どこでそんなこと覚えた」
「ゲームで見たし、サキュバスのほんのーでわかるの。紅太郎君のせーえきは濃くて美味しいって。……飲んじゃダメ?」
「そんな可愛い顔で見上げるな。お前の望みならなんでも叶えてやりたいが、精液を求めているのは世莉ではなくサキュバスなのだろう?」

 紅太郎君は溜息をついて、私を抱き上げた。
 大きな熱い手が背中の羽に触れる。

「あぁんっ!」
「世莉?」
「羽……羽、紅太郎君に触られると気持ちイイぃ」

 ゲームでもそういう設定だった。
 呪いはフェラチオでもセックスでも治るのだが、選択肢はない。
 男性主人公の股間に顔を埋めた攻略対象(名前考えてリアルの顔思い出したくない、悪いから)の羽や尻尾をクリックすると、彼女達が興奮してセックスを求めてくるのだ。

「そ、そうか」
「でもね、羽だけじゃイケないの。胸も触って?」

 私はパジャマの前を開けて胸を見せた。
 ふたつの膨らみの間にはピンクのハートのアザがある。
 紅太郎君がゴクリと唾を飲んだ。

「……世莉の胸、乳首……どんなに頼んでも墨羽は世莉の裸の写真や動画を送ってくれなかったが、夢にまで見たものが生で……いやいや、今の世莉はまともではない。前を閉じるんだ、世莉!」
「やぁんっ! あのね、羽を弄りながら胸を触ってくれると、すっごく気持ちイイの。紅太郎君の大きくて熱い手で、シて?」
「俺を惑わすな、妖め」
「妖じゃないよー。自分の意識はちゃんとあります!……紅太郎くぅん、ダメぇ?」
「くっ……世莉ーっ!」

 胸を触って欲しかったのに、ベッドに私を押し倒した紅太郎君は唇を貪ってくる。
 でも大きな舌で口腔をグチャグチャにされて気持ちが良かった。

「はあ……はあ……世莉、お前が妖に変じてしまったら、俺も妖となろう。愛している」

 唇を離した紅太郎君は、そう言いながら着ていたタンクトップを引き千切った。
 ……力強いなあ。

「世莉、世莉、俺の世莉……」

 呟きながら顔へ、顔から首へ、首から胸へとキスを落としていく。
 乳首を軽く噛まれながら背中の羽を撫でられて、初めての快感に体が仰け反る。

「ふみゃあん……」
「ふふふ、世莉は猫のような声で啼くな。とても愛らしい」
「紅太郎君は猫好き?」
「好きだ」
「私はねぇ、犬のほうが好き」
「そうか。では俺は犬になろう」

 言いながら彼は私のパジャマのズボンを降ろし──降ろそうとして破り、すまないと苦笑した。
 下着だけは妙に丁寧に脱がした後で、茂みをかき分けて顔を落としてくる。
 正気なら汚いからやめろと言っていただろうが、サキュバス化しているので気にしない。むしろ嬉しかった。

「あっあんっ、あぁんっ! 紅太郎君の舌、熱くて気持ちイイぃ」
「世莉のここは蜜壺だな。舐めれば舐めるほど蜜が湧いてくる」
「ん、イイ。もっと、奥……あ、尻尾。ふみゃあぁぁっ!」

 濡れた部分を舐められながら尻尾を掴まれて、私はイッてしまった。
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