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23ーD・海王さんの招待
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今日はたこパです。
たこ焼き機で焼いているホットケーキのもとの中に蛸入ってないけど。
第一弾は小さく砕いたチョコやカスタードクリーム代わりのプリン、ドライフルーツなどを入れたスイーツたこ焼きです。蛸入ってないけど!
「世莉様世莉様! 美海、上手く回転させられましたわ!」
「あー本当だ。凄いですね、美海さん」
「……失敗してしまいました」
「大丈夫ですよ、麗海さん。最後に美味しければ良いんです」
お客様は黒沢姉妹です。
本当は農場から帰って来た沙姫ちゃんも誘ったんだけど、家族会議があるからダメなんだって。
農場を手伝ったときの反省会でもするのかなー。たぶんご家族も沙姫ちゃんみたいに真面目な人達なんだろうな。
私は赤城家の山でのキャンプから帰って来ました。
サキュバスジュースを飲んじゃった紅太郎君が滝に打たれて戻って来たとき、ちょうど町から帰って来た蒼吾君が彼を叱り飛ばしました。
紅太郎君ってば、サキュバスジュースの外見について聞いてたんだって。なんで私の前で飲んだんだ。エロゲじゃないんだから、媚薬を飲んだ男の子に体を任せたりしないよ?……ちょっとしそうになったけど。ゲームの強制力って怖い!
黒沢姉妹とは、あの赤城邸でのお食事会の帰りに連絡先を交換していた。
勉強合宿までは特に連絡する用事はなかったんだけど、山でヘラクレスオオカブト(生息地熱帯雨林地帯)やネプチューンオオカブト(生息地アンデス山脈)を取ったときに写メをしたのだ。
だってヘラクレスオオカブトだよ?
昆虫の密輸入組織が捕まってから、送っても良いか紅太郎君に確認してから送ったのである。
ゲームでは写真どころか持ち帰って、攻略対象の女の子へのプレゼントにも出来たんだよなあ。
まあ喜んでくれるのは黒沢姉妹だけなんだけど。ドリルの美海ちゃんはクワガタ、ストレートヘアの麗海ちゃんはカブトムシが好きなんだよねー。
それで一気に仲良くなって、今日のたこパの運びとなったわけである。
そう言えば蛸の足って、どれかは生殖器なんだよね?
フグやアンコウの白子は高いのに、蛸の生殖器足はほかの足と同じ値段で売られてる気がする。実はこっそり高値で取り引きされているのかな?
「はふふ。熱いけれど美味しいですわー」
「本当ね、美海。世莉様のおっしゃる通り、形が崩れていても美味しくてよ」
「良かったです」
私がアホなことを考えている間にもたこ焼き? は焼けていって、黒沢姉妹のお口へと運ばれていっていた。
タメ口でいいとお互いに言い合ったものの、どうにも馴染めなくて、結局お互い丁寧語で会話している。
私は一般家庭の人間なので、黒沢海運のご令嬢にタメ口は難しかったのです。黒沢姉妹は根っからのお嬢様だしね。
「はむはむ。もう全部お皿に取っちゃって、おかず系に行きましょうか」
私も美味しく食べながら、ふたりに言う。
「デザートの後でおかず系だなんて不思議な気分です」
「本当ね、お姉様」
「おかず系は生地にカレー粉を入れる予定ですからね。先にやると、たこ焼き機に匂いがついちゃうんですよ」
カレーにはカレーしか勝てんのです。
最後にやって、たこ焼き機を水に浸けておくことでしか匂いは抜けんのです。
思いながら、新しいホットケーキのもとをボウルに入れる。カレー粉と卵とミルクも入れて、黒沢姉妹にパス。ふたりが笑いながらかき混ぜてくれる間に、私は空になったコップにジュースを注いだ。もちろんサキュバスジュースではない!
「おかず系は切ったソーセージやチーズを入れましょう」
「カレー味で中にソーセージが入っているなんて、禁断の美味の予感がしますわ」
「スイーツ系だけでも十分美味しかったのに、美海達はどうなってしまうのでしょうか」
などと言いながら、かき混ぜ終わった生地をお玉でたこ焼き機に注ぐ黒沢姉妹(今は美海ちゃんがボウルを持っていて、麗海ちゃんがお玉を担当している)の後から、私が具を入れていく。
というか、混ぜてるときからカレーの匂いが部屋に充満してたよ。
カレー強い! 強過ぎる!
「あ」
そうこうしていたら着信音が鳴り響いたので、私はスマホを取って新たな訪問者のためにマンションのエントランスを開けた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「女子会に俺までお邪魔させてもらって申し訳ありません」
しばらくして、玄関のインターホンを鳴らしてやって来たのは黒沢姉妹の兄である黒沢海運の若き社長海王さんだった。
フリマには行かなかったんだけど、キャンプから戻って学園で黒沢姉妹にスマホに収めたカブトムシとクワガタの写真を見せた後、ふたりを迎えに来た彼と会ったのだ。
お仕事の帰りだったそうで、股がけ海中投棄イベントのときの燕尾服でもフリマイベントのときのラフな私服でもない背広姿だった。ゲームでも見たことのないレア!
「そんなことないです。海王さんは材料を買ってくださったスポンサーですから!」
そうなのだ。
たこ焼き機は我が家のものを使うし電気代も我が家のものになるからと、海王さんがホットケーキのもとを買ってくれたのだ。具材のチョコやプリン、ソーセージやチーズも買ってくれた。
残ったのは私にくれる。ひとり暮らしだから心配してくれてるんだろうな。
まあ材料を買ってもらってなくても、海王さんの参加を拒む気はない。
海王さんはシスコンだから、妹達がどんな人間と付き合ってるか心配で仕方がないんだと思うのよ。
ご安心ください。エロゲの男性主人公の立ち位置に転生しましたが、私は前世も今世も女です。黒沢姉妹を股がけすることなど出来ませんよ、ははははは。
「あ、焼けてきましたよ。海王さんもどうぞ」
海王さんは甘いものが苦手とのことなので、第二陣のカレー味のおかず系からの参加になった。
たぶんお仕事の時間の都合もあったんじゃないかな。
私が勧めると、海王さんは笑顔で爪楊枝をたこ焼きに近づけた。蛸入ってないけど。
「お兄様、どうですか? 美海がかき混ぜましたのよ?」
「私がお玉で流し入れて、世莉様が具材を入れてくださいましたの」
「うん、美味しいよ。俺が回転させてお皿に取ってあげるから、お前達もお食べ。ああ、もちろん天光さんも食べるほうに集中してください。貴女が指導してくださったのですから」
「ありがとうございます」
カレー味美味ぇ。
でも……さっき食べたスイーツ系の味、全部消えたな。
黒沢姉妹はもちろん、海王さんも最後まで楽しそうな笑顔のままでたこパを終えることが出来た。これで海中投棄イベントはないな!──などと思っていたこともありました。
たこパから数日後、我が家には海王さん名義の黒沢海運二百五十周年記念パーティの招待状とパーティ用のドレスとアクセサリーが届いたのである。
二百五十年前って江戸時代の後期だよねー。前世も今世もそこら辺の歴史は同じなんだよな。
と、現実逃避しても仕方がない。なんで? 海王さん名義の招待状なんで? 私、黒沢姉妹を股がけする気ありませんがなー!
赤城家や葵財閥ほどではないものの、この町の重鎮である黒沢海運の社長からのお誘いを断れるはずがなく、というか、豪華客船が出港する日の朝に海王さん直々に国産の高級車で迎えに来られて──豪華客船で、股がけする気はありませんって答える選択肢があるといいなあ。
たこ焼き機で焼いているホットケーキのもとの中に蛸入ってないけど。
第一弾は小さく砕いたチョコやカスタードクリーム代わりのプリン、ドライフルーツなどを入れたスイーツたこ焼きです。蛸入ってないけど!
「世莉様世莉様! 美海、上手く回転させられましたわ!」
「あー本当だ。凄いですね、美海さん」
「……失敗してしまいました」
「大丈夫ですよ、麗海さん。最後に美味しければ良いんです」
お客様は黒沢姉妹です。
本当は農場から帰って来た沙姫ちゃんも誘ったんだけど、家族会議があるからダメなんだって。
農場を手伝ったときの反省会でもするのかなー。たぶんご家族も沙姫ちゃんみたいに真面目な人達なんだろうな。
私は赤城家の山でのキャンプから帰って来ました。
サキュバスジュースを飲んじゃった紅太郎君が滝に打たれて戻って来たとき、ちょうど町から帰って来た蒼吾君が彼を叱り飛ばしました。
紅太郎君ってば、サキュバスジュースの外見について聞いてたんだって。なんで私の前で飲んだんだ。エロゲじゃないんだから、媚薬を飲んだ男の子に体を任せたりしないよ?……ちょっとしそうになったけど。ゲームの強制力って怖い!
黒沢姉妹とは、あの赤城邸でのお食事会の帰りに連絡先を交換していた。
勉強合宿までは特に連絡する用事はなかったんだけど、山でヘラクレスオオカブト(生息地熱帯雨林地帯)やネプチューンオオカブト(生息地アンデス山脈)を取ったときに写メをしたのだ。
だってヘラクレスオオカブトだよ?
昆虫の密輸入組織が捕まってから、送っても良いか紅太郎君に確認してから送ったのである。
ゲームでは写真どころか持ち帰って、攻略対象の女の子へのプレゼントにも出来たんだよなあ。
まあ喜んでくれるのは黒沢姉妹だけなんだけど。ドリルの美海ちゃんはクワガタ、ストレートヘアの麗海ちゃんはカブトムシが好きなんだよねー。
それで一気に仲良くなって、今日のたこパの運びとなったわけである。
そう言えば蛸の足って、どれかは生殖器なんだよね?
フグやアンコウの白子は高いのに、蛸の生殖器足はほかの足と同じ値段で売られてる気がする。実はこっそり高値で取り引きされているのかな?
「はふふ。熱いけれど美味しいですわー」
「本当ね、美海。世莉様のおっしゃる通り、形が崩れていても美味しくてよ」
「良かったです」
私がアホなことを考えている間にもたこ焼き? は焼けていって、黒沢姉妹のお口へと運ばれていっていた。
タメ口でいいとお互いに言い合ったものの、どうにも馴染めなくて、結局お互い丁寧語で会話している。
私は一般家庭の人間なので、黒沢海運のご令嬢にタメ口は難しかったのです。黒沢姉妹は根っからのお嬢様だしね。
「はむはむ。もう全部お皿に取っちゃって、おかず系に行きましょうか」
私も美味しく食べながら、ふたりに言う。
「デザートの後でおかず系だなんて不思議な気分です」
「本当ね、お姉様」
「おかず系は生地にカレー粉を入れる予定ですからね。先にやると、たこ焼き機に匂いがついちゃうんですよ」
カレーにはカレーしか勝てんのです。
最後にやって、たこ焼き機を水に浸けておくことでしか匂いは抜けんのです。
思いながら、新しいホットケーキのもとをボウルに入れる。カレー粉と卵とミルクも入れて、黒沢姉妹にパス。ふたりが笑いながらかき混ぜてくれる間に、私は空になったコップにジュースを注いだ。もちろんサキュバスジュースではない!
「おかず系は切ったソーセージやチーズを入れましょう」
「カレー味で中にソーセージが入っているなんて、禁断の美味の予感がしますわ」
「スイーツ系だけでも十分美味しかったのに、美海達はどうなってしまうのでしょうか」
などと言いながら、かき混ぜ終わった生地をお玉でたこ焼き機に注ぐ黒沢姉妹(今は美海ちゃんがボウルを持っていて、麗海ちゃんがお玉を担当している)の後から、私が具を入れていく。
というか、混ぜてるときからカレーの匂いが部屋に充満してたよ。
カレー強い! 強過ぎる!
「あ」
そうこうしていたら着信音が鳴り響いたので、私はスマホを取って新たな訪問者のためにマンションのエントランスを開けた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「女子会に俺までお邪魔させてもらって申し訳ありません」
しばらくして、玄関のインターホンを鳴らしてやって来たのは黒沢姉妹の兄である黒沢海運の若き社長海王さんだった。
フリマには行かなかったんだけど、キャンプから戻って学園で黒沢姉妹にスマホに収めたカブトムシとクワガタの写真を見せた後、ふたりを迎えに来た彼と会ったのだ。
お仕事の帰りだったそうで、股がけ海中投棄イベントのときの燕尾服でもフリマイベントのときのラフな私服でもない背広姿だった。ゲームでも見たことのないレア!
「そんなことないです。海王さんは材料を買ってくださったスポンサーですから!」
そうなのだ。
たこ焼き機は我が家のものを使うし電気代も我が家のものになるからと、海王さんがホットケーキのもとを買ってくれたのだ。具材のチョコやプリン、ソーセージやチーズも買ってくれた。
残ったのは私にくれる。ひとり暮らしだから心配してくれてるんだろうな。
まあ材料を買ってもらってなくても、海王さんの参加を拒む気はない。
海王さんはシスコンだから、妹達がどんな人間と付き合ってるか心配で仕方がないんだと思うのよ。
ご安心ください。エロゲの男性主人公の立ち位置に転生しましたが、私は前世も今世も女です。黒沢姉妹を股がけすることなど出来ませんよ、ははははは。
「あ、焼けてきましたよ。海王さんもどうぞ」
海王さんは甘いものが苦手とのことなので、第二陣のカレー味のおかず系からの参加になった。
たぶんお仕事の時間の都合もあったんじゃないかな。
私が勧めると、海王さんは笑顔で爪楊枝をたこ焼きに近づけた。蛸入ってないけど。
「お兄様、どうですか? 美海がかき混ぜましたのよ?」
「私がお玉で流し入れて、世莉様が具材を入れてくださいましたの」
「うん、美味しいよ。俺が回転させてお皿に取ってあげるから、お前達もお食べ。ああ、もちろん天光さんも食べるほうに集中してください。貴女が指導してくださったのですから」
「ありがとうございます」
カレー味美味ぇ。
でも……さっき食べたスイーツ系の味、全部消えたな。
黒沢姉妹はもちろん、海王さんも最後まで楽しそうな笑顔のままでたこパを終えることが出来た。これで海中投棄イベントはないな!──などと思っていたこともありました。
たこパから数日後、我が家には海王さん名義の黒沢海運二百五十周年記念パーティの招待状とパーティ用のドレスとアクセサリーが届いたのである。
二百五十年前って江戸時代の後期だよねー。前世も今世もそこら辺の歴史は同じなんだよな。
と、現実逃避しても仕方がない。なんで? 海王さん名義の招待状なんで? 私、黒沢姉妹を股がけする気ありませんがなー!
赤城家や葵財閥ほどではないものの、この町の重鎮である黒沢海運の社長からのお誘いを断れるはずがなく、というか、豪華客船が出港する日の朝に海王さん直々に国産の高級車で迎えに来られて──豪華客船で、股がけする気はありませんって答える選択肢があるといいなあ。
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