1週間で300回イく彼女と旅のしおり

優麗

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九州6泊7日編

旅行1日目 お邪魔ぷよの存在しない優しい世界

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 前話の引きからいよいよ今話で本番行為が始まるだろうと思っていた読者諸君、申し訳ない。この調子で書いてしまうと確実にR18超えしてしまいそうなので本番行為については一部省略させてもらおうと思う。
 思いっきり書き綴りたい気持ちは多分にあったのだけれど、ね……。

 ただ、その代わりとして読者諸君が十分な満足度を得られるよう表現にこだわって記しているので、引き続きお楽しみ頂きたい。
 それでは話をみーこの耳元で囁いたり、ペロリすること暫らくした辺りへ戻そう。


「んぅん……ッ!!」
「これで10回目だね。」

 そう、耳を重点的に攻めるだけで1日の目標回数の半分を叩き出してしまったのだ。今までにも『沢山イッているなぁ』とは思っていたけれど、ちゃんと回数を数えたことは無かったので驚きである。
 これで目標にはだいぶ余裕を持てたが毎日性行為を行えるとは限らないので、稼げる時に稼ぐに越したことはない。

 続いて胸と陰部も攻めてさらに15キル。挿入前の前戯だけで合計25回のオーバーキルである。この時点で目標を達成してしまった。

 なんと言うか、ここまでポンポンとイッてくれると楽しくなってくるんだよね。
 たまに『ぷよぷよ』のように絶頂を連鎖させてフィーバーしたりもしてみた。3連鎖以降が難しいんだ。

◇◇◇

 挿入前の前戯段階で目標を達成出来ていたので気楽な気持ちで挑める本番は『騎乗位』→『後背位バック』→『正常位』の順に行われた。

 勿論この順番にも理由はあって、ただでさえイキっぱなしのみーこでは正常位を先にしてしまえば足腰が立たなくなって騎乗位、後背位は出来なくなるだろうと思ったからである。
 その辺りにもちゃっかり配慮出来ているのだから、僕はなんて彼女思いなんだろう。まぁ、足腰立たなくしているのも僕だけども。僕の配慮はオブラート製だったので、彼女との性行為で溶けてしまったようだ。

 そして最終的なスコアがいくつになったのかと言うと……なんとびっくり55回。
 このスコアは僕の目で明らかにイッた回数だけをカウントしているので実際はもっと多いだろう。
 それにしても当初の予定だった100回を初日時点で半分終わらせてしまうとは。こうなってくると目標達成は最早目前であり……このままだと消化試合になってしまいそうである。

 それは、いけない。沢山イケてはいるけれどもそうじゃない。これでは僕が燃えないのだ。となればどうするか?目標を上方修正するしかない。1日で50回なら…………そうだ、300回を目指そう!

 1日目のスコアから考えると不可能ではないように思えるけれど、登るには高すぎるいただきに僕は興奮冷めやらぬ気持ちであった。それはさながら高難易度ゲームに挑むかのような面持ちである。
 ひとたび成功を収めてしまえば、以降はその難易度にならってしまいがちなのはゲーマーあるあるだろうか。性交で収めているだけに。
 勿論、目標の上方修正も彼女には内緒である。


 また、55回もイッた彼女がその後どうなったかと言うと。

「立てなぃ……飲み物、取って……。」

 誇張でもなんでもなく、正に『産まれたての子鹿』状態になっていた。まぁ、そうだよね。あれ程腰をガクガクさせていたらそうもなるだろう。
 ちなみに僕はと言うと、多少の疲労こそあるもののまだまだ元気である。なんならまだイッていないので続投可能なのだけれど、体力が先に尽きてしまった。
 日頃の運動不足が原因だろう。それでも1日目から美味しいものを沢山食べちゃった分の良い運動になったのではないだろうか。

◇◇◇

 みーこはどちらかと言うと『ベッドは別で寝たい』派なので、本日宿泊のホテルはツインタイプ(ベッドが2つあるお部屋)である。
「同じベッドだとゆうさんが邪魔してきそうだから」と言うのがみーこの言い分であるが、非常に心外である。邪魔はしない。むしろ良いことしかしないのに。

「ねぇ、今日はゆうさんのベッドで寝ていい……?」

 だと言うのに。
 なんとまぁ、みーこが可愛らしいことを言ってくれるじゃありませんか!
 寝て良いか悪いかで言えば、勿論寝て良い。なにせ僕は『ベッドは一緒に寝たい』派なのだ。四六時中ベタベタするのも、なんなら腕枕するのも好きだ。

 だが、しかし。
 だからと言ってそこで簡単に流されてしまう僕ではない。

「良いけど、なんで?」
「えっ!?」

 問い返されるとは思っていなかったのか、彼女は驚きを表情に浮かべていたけれど……でも、よく考えてみてほしい。
『ベッドは別で寝たい』派の彼女が「一緒に寝たい」と言うからにはそこに何らかの理由があるはずなのだ。大方、『まだ触れ合っていたい』とかその辺りの理由だとは思うのだけれど、それならそうとみーこに言わせてみたい。

「……なの。」
「ん???」



「こっちのベッド、濡れ過ぎてて使えないの!!」
「そんな理由!?」

 予想外の理由ではあったが、触ってみると確かに濡れていることがよく分かる。
 精液による濡れと言うよりは汗による濡れなのだとは思うけれど、それでもこれほどまでに濡れていてはここで寝る気は起きないだろう。

「みーこが濡らすから……。」
「私じゃないしっ! ゆうさんだし!!」

 そうかな?前戯時点で結構濡れてた気がするけども。



 ちなみにこれは余談ではあるのだけれど、みーこが僕にくっ付いて寝る事になったおかげで僕のみーこいじめ欲は再燃し、スコアが72に更新される事となったのだが……これぐらいは今更誤差なので追記に留めておくとしよう。
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