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スキルオーブの使用
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私は神奈に連絡して来てもらった。明日が会社休みでよかったよ。
「はぁ~、なんか凄い不思議な話だね。神奈だから、新しい新作の構想かなと思ったけど、あんたは、そっち系はほとんど書かないからね。」
「うん、あーいうのって、属性の優劣?とか、組み合わせとかってあるじゃない?そういうのって私どうも苦手なんだよね。」
「だから、ドロドロした悪役令嬢ものや、さっぱりした青春ドラマ系を書いてるものね。」
流石私の第一読者様。よく分かっておられる。
「そうなんだよね。そう、だから、これは信じ難いけど、本物のスキルオーブなわけなんだよね。」
と言って神奈は、虹色のスキルオーブを手の上に置いて、下から覗いたり上から覗いたり観察していた。
「で、栞スキルは使ってみた?」
「ええとね。それがまだなんだよ。いや、楽しみではあるんだけどね。それなりに怖いというか。一人ではちょっとね。だから、神奈に来てもらったんだよ。お願いだから、見てて。」
「電話があって来てみれば、実は心細いということね。分かったわ。私が栞がどうなるかきちんと見届けてあげるわ。はい」
神奈は、スマホを取り出して、私の方に向けて来た。
「えっ、撮影するの?」
「もちろんよ。こんなおも…間違えた。こんな不思議なこと一生に一回起こるか起こらないかよ。動画でせっかくだから保存しとくのよ。」
こっちにウインクをしながら、スマホを向けてくる。
「大丈夫だとは思うけど、ネットにアップはしないでね。」
「分かってるって、栞は素顔がネットに上がるのは嫌だもんね。あっ、せっかくだから、『私は神になる』って言ってオーブを上に掲げてから使ってね。」
「えー、そんな恥ずかしいこと言うの?さらにそこは、私は人間を止めるでは?」
「わざわざ来たんだからこのぐらいの役得はないとね、あんまりごねちゃうと、魔法少女っぽい服を持ってきて、コスプレしてからやってもらうよ。」
「それはちょっと勘弁して欲しいかな。分かったわよ。神奈じゃ~行くわよ。」
「ええ、準備バッチリ」
私は立ち上がって、スキルオーブの水晶玉を上に掲げた。どきどきする、これで本当に人間でなくなったらどうしよう。やっぱりやめたいかも………。
下をみると、期待の眼差しで神奈がこっちを見てくる。早く早くと言わんばかりの表情だ。
はぁー、覚悟を決めてするしかないか、
「私は神になる。創作スキル使用」
そう、スキルオーブの名前を唱えたら、水晶玉の形がなくなり虹のもやのようなものが私全体を包み込み消えていった。
「はぁ~、なんか凄い不思議な話だね。神奈だから、新しい新作の構想かなと思ったけど、あんたは、そっち系はほとんど書かないからね。」
「うん、あーいうのって、属性の優劣?とか、組み合わせとかってあるじゃない?そういうのって私どうも苦手なんだよね。」
「だから、ドロドロした悪役令嬢ものや、さっぱりした青春ドラマ系を書いてるものね。」
流石私の第一読者様。よく分かっておられる。
「そうなんだよね。そう、だから、これは信じ難いけど、本物のスキルオーブなわけなんだよね。」
と言って神奈は、虹色のスキルオーブを手の上に置いて、下から覗いたり上から覗いたり観察していた。
「で、栞スキルは使ってみた?」
「ええとね。それがまだなんだよ。いや、楽しみではあるんだけどね。それなりに怖いというか。一人ではちょっとね。だから、神奈に来てもらったんだよ。お願いだから、見てて。」
「電話があって来てみれば、実は心細いということね。分かったわ。私が栞がどうなるかきちんと見届けてあげるわ。はい」
神奈は、スマホを取り出して、私の方に向けて来た。
「えっ、撮影するの?」
「もちろんよ。こんなおも…間違えた。こんな不思議なこと一生に一回起こるか起こらないかよ。動画でせっかくだから保存しとくのよ。」
こっちにウインクをしながら、スマホを向けてくる。
「大丈夫だとは思うけど、ネットにアップはしないでね。」
「分かってるって、栞は素顔がネットに上がるのは嫌だもんね。あっ、せっかくだから、『私は神になる』って言ってオーブを上に掲げてから使ってね。」
「えー、そんな恥ずかしいこと言うの?さらにそこは、私は人間を止めるでは?」
「わざわざ来たんだからこのぐらいの役得はないとね、あんまりごねちゃうと、魔法少女っぽい服を持ってきて、コスプレしてからやってもらうよ。」
「それはちょっと勘弁して欲しいかな。分かったわよ。神奈じゃ~行くわよ。」
「ええ、準備バッチリ」
私は立ち上がって、スキルオーブの水晶玉を上に掲げた。どきどきする、これで本当に人間でなくなったらどうしよう。やっぱりやめたいかも………。
下をみると、期待の眼差しで神奈がこっちを見てくる。早く早くと言わんばかりの表情だ。
はぁー、覚悟を決めてするしかないか、
「私は神になる。創作スキル使用」
そう、スキルオーブの名前を唱えたら、水晶玉の形がなくなり虹のもやのようなものが私全体を包み込み消えていった。
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