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猫の親はおやおや?
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「この子の親も分かるんですか?」
「ええ、少しモンスターデバイスをお借りしますね。モンスターのステータス画面から、【親】を選択すると、他者が産んだモンスターの場合は、1つ上の親の情報、ご自身で産んだモンスターなら、2つ上の親まで確認できます。」
なるほど、ブリーダーシステムは奥が深い。どのような配合で、この子が産まれたか知ることが出来るわけか。親さえ分かれば自分でも産んで育てることが出来るかもしれない。
「この子の親は、野良猫と野良猫なのね。これでは、詳細は分からないわね。」
「疑問なんですけど、人語のスキルは親から継承するのですか?」
「ええ、そうよ。配合された子は、両親からランダムで2つのスキルを継承するわ。モンスターが持てるスキルの数は通常4つでしょう?」
そうだったのか。てっきり成長で覚えたスキルは全部残って使用出来ると思ってた。でもそうなると4つのうちの一つがバトルで使用する意味のない【人語】のスキルってレアだけど、産廃スキルなのではなかろうか?
いやいやそんなことはない。だって、動物と意思疎通出来るって、動物好きからしたら夢のようなスキルである。僕はこのスキルを消すことはないだろう。この猫は、バトルには使用出来なくてもこの先もずっと一緒だ。
「親が4つずつスキルを持っていた場合、子が受け継ぐ可能性は8つのうちの2つだから25%ね。割と狙ってスキルを継承するのは難しいのよね。」
「そうなんですね。この子の親のスキルは見ることはできないのですか?」
「ごめんなさいね。これも自分で孵化させたモンスターなら親の確認は出来るのだけど、他者の場合は出来ないのよ。」
「そうですか~。」
ちょっと残念。人語を持ってた親ならもっと面白いスキルがあっても良さそうだから興味あったのに……
「でね。ブリーダーさんものは相談なんだけど、その猫ちゃん買い取らせて貰えないかしら。人語を話す猫って希少なのよ。引き取り金額もかなりお店としては出せるわよ。」
猫がビクッとして、僕に視線を向ける。あーあって早々身売りの相談は避けたいよね。
「お姉さん残念ながら、僕はこの子とこの世界を一緒に歩きたいと思います。売る気はないですね。でも、仮に引き取ってもらった場合の金額っていかほどになるのですか?」
「そうですね。詳細な査定は時間がかかるので概算での査定になります。漆黒の艶のある毛並み、見たことのない三又の尻尾、人語を話す猫、ひとまずこの3点での査定額は、10万nyaoになります。」
「ええーーーっ、そんなにするんですか!!でもそんな高額で、お姉さんもすぐに引き取りたい猫を何故ガチャの景品なんかに?まさか、またガチャに含むなんてことはないですよね。」
「それに関しては、こちらの不手際になります。」
お姉さんが額に冷や汗を浮かべる。
そりゃ、そうだよ。1000nyaoでとったものが、100倍になるなんて………いや、でも宝くじやゲームのガチャはそんなものか。それに期待を膨らませて通常はガチャを引くものだから。
今回は、福袋みたいなもので、売れ残りのバーゲンセールだと思っていたし、事前の説明でもそんな高額なものが入っているとの説明はなかったからね。
「ええ、少しモンスターデバイスをお借りしますね。モンスターのステータス画面から、【親】を選択すると、他者が産んだモンスターの場合は、1つ上の親の情報、ご自身で産んだモンスターなら、2つ上の親まで確認できます。」
なるほど、ブリーダーシステムは奥が深い。どのような配合で、この子が産まれたか知ることが出来るわけか。親さえ分かれば自分でも産んで育てることが出来るかもしれない。
「この子の親は、野良猫と野良猫なのね。これでは、詳細は分からないわね。」
「疑問なんですけど、人語のスキルは親から継承するのですか?」
「ええ、そうよ。配合された子は、両親からランダムで2つのスキルを継承するわ。モンスターが持てるスキルの数は通常4つでしょう?」
そうだったのか。てっきり成長で覚えたスキルは全部残って使用出来ると思ってた。でもそうなると4つのうちの一つがバトルで使用する意味のない【人語】のスキルってレアだけど、産廃スキルなのではなかろうか?
いやいやそんなことはない。だって、動物と意思疎通出来るって、動物好きからしたら夢のようなスキルである。僕はこのスキルを消すことはないだろう。この猫は、バトルには使用出来なくてもこの先もずっと一緒だ。
「親が4つずつスキルを持っていた場合、子が受け継ぐ可能性は8つのうちの2つだから25%ね。割と狙ってスキルを継承するのは難しいのよね。」
「そうなんですね。この子の親のスキルは見ることはできないのですか?」
「ごめんなさいね。これも自分で孵化させたモンスターなら親の確認は出来るのだけど、他者の場合は出来ないのよ。」
「そうですか~。」
ちょっと残念。人語を持ってた親ならもっと面白いスキルがあっても良さそうだから興味あったのに……
「でね。ブリーダーさんものは相談なんだけど、その猫ちゃん買い取らせて貰えないかしら。人語を話す猫って希少なのよ。引き取り金額もかなりお店としては出せるわよ。」
猫がビクッとして、僕に視線を向ける。あーあって早々身売りの相談は避けたいよね。
「お姉さん残念ながら、僕はこの子とこの世界を一緒に歩きたいと思います。売る気はないですね。でも、仮に引き取ってもらった場合の金額っていかほどになるのですか?」
「そうですね。詳細な査定は時間がかかるので概算での査定になります。漆黒の艶のある毛並み、見たことのない三又の尻尾、人語を話す猫、ひとまずこの3点での査定額は、10万nyaoになります。」
「ええーーーっ、そんなにするんですか!!でもそんな高額で、お姉さんもすぐに引き取りたい猫を何故ガチャの景品なんかに?まさか、またガチャに含むなんてことはないですよね。」
「それに関しては、こちらの不手際になります。」
お姉さんが額に冷や汗を浮かべる。
そりゃ、そうだよ。1000nyaoでとったものが、100倍になるなんて………いや、でも宝くじやゲームのガチャはそんなものか。それに期待を膨らませて通常はガチャを引くものだから。
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