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第3章 雇われ勇者は、雇い主編
【雇用№034】雇われ勇者 肉を解体する?
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「おじさんこんにちは~」
「おう、眼鏡の兄ちゃん今日はどうしたんだい?肉でも買いに来たのかい?」
「うんにゃ、これみてよこれ。また、魔猪とってきたんですまた、ばらして、お肉欲しいですよ。」
「おお~前から一ヶ月ほどしかたってないのにもう次のやるを仕留めてくるとは。眼鏡の兄ちゃんも結構出来るタイプだね。よし、わかった、解体は半日ほどかかるけどいいか。それと、肉は前と同じぐらいの量でいいのか?」
「いや、おっちゃん。出来れば今すぐ欲しいんだ。ま~昼と夜食べる分だし、こんくらいかな。後、食べれる部位は全部持って帰りますよ。」
「なに~~~。今すぐだと馬鹿言っちゃいけねぇ。これだけの大物だと解体に半日はかかるぞ。それも他の作業をとめてだな。どうしても、すぐに持って行きたかったら手伝っていけや。
あと、肉は、店で販売する分はま~おいといてだな。うちで食べる分で少し欲しいんだが、くれねえか。解体手数料と指導込みでチャラにすっからよ。」
「う~~~ん。仕方ないですね。このお肉がないと今日の段取りの予定が狂って明日からの予定に差し支えますから。うん、解体作業手伝います。
肉は、そうですね。一番おいしいとこはダメですよ。こっちで食べますから。それ以外で、料金分のお肉と等価で交換ならOKですよ。」
「お~サンキュ~な。眼鏡の兄ちゃん。なら、時間もないし、さっさとやるぞ。ちんたらしてると皮剥いで血抜きして、肉解体してたら夕方になっちまわ。まず、裏の倉庫まで運んでくれ、ここじゃ生臭くなってお客さんが逃げちまわ。」
「はいはい了解ですよ。血抜きなら来る前にやっといて、軽く洗っときましたので大丈夫ですよ。」
「お~なら意外とすんなりと作業出来そうだぞ。」
「さてまずは、この肉切り包丁で頭を切り下とす。そうそう、骨が固いから気を付けてきれよ。」
「お~中なか上手に出来たじゃないか。次は各部位を切り離していくぞ。そうそう、そこは一番慎重にな。一番うまい部分だからな。ロース、バラ、サーロイン・・・・とおお~全部分けられたな。よくやった。疲れただろう。」
「いや~すごい体力と握力使いましたけど、いい勉強になりましたよ。なるほどこうして肉を解体するわけですね。皮とか骨はどうするんですか?あっ、あと腸などのもつも」
「革はなめして、革に加工する専門の職人に引き取ってもらうな。椅子や、カバンなどの革細工職人の手に渡って製品になるな。骨は使い道ないから、捨ててるな。こんなブニョブニョしたもの気持ち悪くて使えんだろ。もつも捨てるぞ。というか、犬や猫のエサだな。」
「いやいやもったいないですよ。その部位はこりこりとして歯ごたえが上手いんすから。捨てるならそこも全部持っていきますよ。今度からそこらの部位あったらください。食べないにしても燃やして、灰にしますから。」
おっさんはリュウを信じられないような眼で見降ろしている。
「なら、そこの桶に入っているのが今回の分だ。他の分に関しても毎日定期的に廃棄してるから、欲しかったらやるぞ。」
「えっ、いいんですか?食える量ではないような気もしますけど、全部もらいます。やっほ~~い。多分魔猪の灰でもモンスターの灰と同じように薬草栽培で促進の効果が得られるはず!!」
「な~にいいってことよ。普通の店で販売してるもんはやれんが、いらんもんはタダでくれてやる。こっちとしても、廃棄する手間が省けるからな。」
「そういうことでしたら。是非!!」
とこのような感じで、毎日取りにくるようなことを約束してしまった。余計な手間が増えているような気がするのは気のせいだろうか。いやきっと気のせい気のせい。美味しい肉が毎日喰えればオールオッケー。
出来れば新鮮な魚でお刺身をそろそろ食べたいんだが、ないんだよね。湖でとれる淡水魚は、土臭いって聞くし、海の魚が欲しいけど、、、う~ん、どこにあるのかわかってないしな。
ま~一段落したら、探してみるか。まだ見ぬ、醤油と米とミソを求めて。
「おう、眼鏡の兄ちゃん今日はどうしたんだい?肉でも買いに来たのかい?」
「うんにゃ、これみてよこれ。また、魔猪とってきたんですまた、ばらして、お肉欲しいですよ。」
「おお~前から一ヶ月ほどしかたってないのにもう次のやるを仕留めてくるとは。眼鏡の兄ちゃんも結構出来るタイプだね。よし、わかった、解体は半日ほどかかるけどいいか。それと、肉は前と同じぐらいの量でいいのか?」
「いや、おっちゃん。出来れば今すぐ欲しいんだ。ま~昼と夜食べる分だし、こんくらいかな。後、食べれる部位は全部持って帰りますよ。」
「なに~~~。今すぐだと馬鹿言っちゃいけねぇ。これだけの大物だと解体に半日はかかるぞ。それも他の作業をとめてだな。どうしても、すぐに持って行きたかったら手伝っていけや。
あと、肉は、店で販売する分はま~おいといてだな。うちで食べる分で少し欲しいんだが、くれねえか。解体手数料と指導込みでチャラにすっからよ。」
「う~~~ん。仕方ないですね。このお肉がないと今日の段取りの予定が狂って明日からの予定に差し支えますから。うん、解体作業手伝います。
肉は、そうですね。一番おいしいとこはダメですよ。こっちで食べますから。それ以外で、料金分のお肉と等価で交換ならOKですよ。」
「お~サンキュ~な。眼鏡の兄ちゃん。なら、時間もないし、さっさとやるぞ。ちんたらしてると皮剥いで血抜きして、肉解体してたら夕方になっちまわ。まず、裏の倉庫まで運んでくれ、ここじゃ生臭くなってお客さんが逃げちまわ。」
「はいはい了解ですよ。血抜きなら来る前にやっといて、軽く洗っときましたので大丈夫ですよ。」
「お~なら意外とすんなりと作業出来そうだぞ。」
「さてまずは、この肉切り包丁で頭を切り下とす。そうそう、骨が固いから気を付けてきれよ。」
「お~中なか上手に出来たじゃないか。次は各部位を切り離していくぞ。そうそう、そこは一番慎重にな。一番うまい部分だからな。ロース、バラ、サーロイン・・・・とおお~全部分けられたな。よくやった。疲れただろう。」
「いや~すごい体力と握力使いましたけど、いい勉強になりましたよ。なるほどこうして肉を解体するわけですね。皮とか骨はどうするんですか?あっ、あと腸などのもつも」
「革はなめして、革に加工する専門の職人に引き取ってもらうな。椅子や、カバンなどの革細工職人の手に渡って製品になるな。骨は使い道ないから、捨ててるな。こんなブニョブニョしたもの気持ち悪くて使えんだろ。もつも捨てるぞ。というか、犬や猫のエサだな。」
「いやいやもったいないですよ。その部位はこりこりとして歯ごたえが上手いんすから。捨てるならそこも全部持っていきますよ。今度からそこらの部位あったらください。食べないにしても燃やして、灰にしますから。」
おっさんはリュウを信じられないような眼で見降ろしている。
「なら、そこの桶に入っているのが今回の分だ。他の分に関しても毎日定期的に廃棄してるから、欲しかったらやるぞ。」
「えっ、いいんですか?食える量ではないような気もしますけど、全部もらいます。やっほ~~い。多分魔猪の灰でもモンスターの灰と同じように薬草栽培で促進の効果が得られるはず!!」
「な~にいいってことよ。普通の店で販売してるもんはやれんが、いらんもんはタダでくれてやる。こっちとしても、廃棄する手間が省けるからな。」
「そういうことでしたら。是非!!」
とこのような感じで、毎日取りにくるようなことを約束してしまった。余計な手間が増えているような気がするのは気のせいだろうか。いやきっと気のせい気のせい。美味しい肉が毎日喰えればオールオッケー。
出来れば新鮮な魚でお刺身をそろそろ食べたいんだが、ないんだよね。湖でとれる淡水魚は、土臭いって聞くし、海の魚が欲しいけど、、、う~ん、どこにあるのかわかってないしな。
ま~一段落したら、探してみるか。まだ見ぬ、醤油と米とミソを求めて。
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