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2章
2-8 霞目インスタグラマーと幽霊と丹桂飄香(タングイピャオシャン)
しおりを挟む数週間後、何とか喫茶店開業までお土産用に3種類の味のお土産のクッキーが完成した。
赤いのはサンザシ、茶はくるみ、グリーンは抹茶味でそれぞれ血流改善、骨や認知機能効果、抹茶にしたのは和風だったが同じお茶仲間なので抗酸化、界毒効果を期待して考えた。
最終的にミンミンちゃんが作ってくれてカタチになったのであの子は本当に何者なのか驚かされる。
お店のアカウントに載せると反応がすごくきて、桃花さんは歓喜して興奮していた。
もちろん自分のインスタにも良い反応があり母に報告すると驚かれた。
「今はこがんか事ができるとね。私にも教えてほしか」
と何故か母の好奇心に火をつけて前よりラインは増えたがインスタの仕方や文章を見てほしいというメッセージが多い。
それもどうなんだって話だが。
夏休み明けから講義も真面目に行き出した。
自分で調理をすると買い食いが減り痩せていくのが分かり嬉しい。
でも、どこか学校の講義だけじゃ満足できない自分はある事を決心した。
「留学!?」
学校帰り桃花源に立ち寄って自分の考えを話すと皆んなが驚いた。
「まだ、考えてるだけだけど。だからリューシェンさんお願いします」
「え?」
突然の申し出に彼は戸惑っているみたいだ。
「中国語教えて」
しーんとその場が静かになると何故か桃花さんは
ハアっと安心したようなため息を吐いていた。
「では、まずは観光用のからですね」
と良い返事をもらい私は
「よっしゃ」とガッツポーズをする。
「桃花、何を考えていたの?」
ミンミンちゃんは桃花さんをからかうように聞く。
「なんでも!ただこころちゃん私より店に馴染んでるからなんだかなって思って」
そう言われ
「確かに」
と溢すと桃花さんは自分で言ったのに更にショックを受け、皆はそれにウケたのか笑いが起きた。
「あー、五月蝿いですよ」
と彼女は拗ねてしまいそうだから
「嘘で~す」と弁解する。
「桃花って可愛いいでしょう?」
ミンミンちゃんは生意気そうに聞く。
絶対可愛いだけとは思ってない。
「からかいがいあるよね」
と笑うと今度は膨れ顔になるからそろそろ真面目にしようと反省した。
ここに通うのは楽しい。
(留学はしたいけどそれはもう少し先に伸ばそうかな)
こころは密かにそう思い伸びをしたのだった。
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