無能と呼ばれパーティーから追放された少年は、奴隷になっていた魔眼持ちの少女と世界を視る旅に出る

HARy

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視えない力と視える真実

盗賊団の巣へ

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 朝の街はまだ眠っている。淡い光に包まれた石畳の道を、リュカとフィオナが静かに歩いていた。

 街を出る準備は整った。行き先は、山の中腹にあるという盗賊団のアジト。ギルドからの正式な依頼──それは、リュカにとって初めて“冒険者”として請けた仕事でもある。

 腰に佩いた剣が、歩くたびに軽く揺れた。

 それは、父と母が残してくれたものだった。

 柄には小さく刻まれた紋があった。手のひらを繋ぐような、寄り添う二つの影──それは、見覚えのある家族の印だった。

「……父さん、母さん」

 あのとき、剣を握った掌に熱が走った気がした。

 両親はもう戻ってこないかもしれない。でも、自分はここにいる。歩みを止めず、前に進むために──この剣を、今ここで受け継ぐ。

 その決意が、リュカの胸に宿っていた。

 ***

「……重くない?」

 隣を歩いていたフィオナが、ふと問いかけてくる。

「ううん、大丈夫。……不思議と、重さを感じないんだ」

 リュカは笑って答えた。フィオナは一瞬、不思議そうにリュカを見つめたが、すぐに安心したようにうなずいた。

 二人は小高い丘を越え、山道の入り口へと差し掛かる。手元には、ギルドから渡された簡易地図。赤い印で示された「隠れ谷」──そこが盗賊団の拠点とされていた。

「地図によると、このまま北の道を三つ数えて、左へ折れた先に隠れ谷があるみたい」

「一本道ならいいんだけど……罠とかあるかもね」

 そう言ってフィオナは足元を注意深く見つめる。彼女の魔眼はまだ反応していない。だが警戒は怠らない。

 リュカは剣の柄に手を添えながら、少し前を歩いた。道は細く、時折落ち葉が積もった小さな斜面を越える必要もあった。

 進むごとに、空気が変わっていく。

 湿った土の匂い。鳴き止んだ鳥たち。揺れる葉音の奥に潜む沈黙。

「……来てるね」

 フィオナが立ち止まり、魔眼の光を帯びた瞳を細める。

「気配、右側の茂み。少し高い位置に、弓を持った男が一人。左にも……斧持ち。三人くらい、伏せてる」

 敵の待ち伏せ。盗賊団の斥候たちだ。

「見つかったなら動くしかないね」

 リュカは一歩踏み出し、腰から剣を抜いた。

 ──シャキン。

 鋼の音が山間に響いた。その音に反応するように、木々の影から黒ずくめの男たちが姿を現す。

「見つかっちまったか! やれッ!」

 一人が叫び、斥候たちが一斉に飛び出してくる。

 リュカは呼吸を整えた。目の前の敵──短剣を構え、踏み込んできた男に対し、リュカは剣を水平に構える。

 ──視界が、澄んだ。

 敵の動きが、一瞬ゆっくり見えた気がした。

 それは剣に導かれるような感覚だった。重さも、恐怖もなかった。ただ、剣が自然と正しい軌道を描いていた。

 ――ガキン!

 短剣と剣が激突し、火花が散る。リュカは押し返す力を殺さず、そのまま斜めに払った。

「ぐっ……!」

 斥候の男がバランスを崩し、肩を裂かれて倒れる。

 左から迫る別の男に、フィオナが反応する。地面の小石が浮かび、男の顔面に直撃。

「っ! 視界が……!」

「今だ!」

 リュカが踏み込み、残る一人を剣の柄で殴り倒す。

 三人の斥候は全員倒れ、息を荒くしたままリュカは剣を構えたまま周囲を見回した。

「……終わった?」

「うん、全部で三人だった。もういないよ」

 フィオナの声に、リュカは深く息を吐いた。

 初めての剣による実戦。それは想像よりも静かで、でも確かな実感があった。

「この剣……ちゃんと、導いてくれた気がする」

 ポツリと呟いたリュカの言葉に、フィオナはやわらかく笑った。

「きっと、ご両親の想いがこもってるんだね。……優しい剣だと思う」

「うん、僕もそう思うよ」

 斥候の持ち物から、粗末な地図が見つかった。そこには、隠れ谷の奥──洞窟の入り口と思われる印が記されている。

「この先が、本拠地か」

 リュカは地図を見つめ、再び剣に手を添えた。

 道はまだ険しい。だが、確かな一歩を踏み出せたことに、胸が満ちていた。

「行こう、フィオナ」

「うん、一緒に」

 二人の影が、森の奥へと消えていく。その先に待つ、盗賊団の本拠地を目指して──。

 斥候たちの気配が完全に途絶えたあと、リュカとフィオナは木陰に身を隠し、小休止を取った。

 倒した敵から回収した地図を頼りに、二人は盗賊団の本拠地と思しき地点──谷の最奥にある洞窟へ向かうことになる。

「ここからは、慎重にいこう。きっと見張りも増えるはずだ」

 リュカが小声で言うと、フィオナは静かにうなずいた。

 周囲には人工的に切り拓かれた獣道のような踏み跡があり、何人もの足が通った痕跡が残っている。山林の中とはいえ、組織だった活動をしている証だ。

 この盗賊団、単なる野盗ではなさそうだ──そんな印象が二人の間に共有された。

 ***

 陽が傾き始めたころ、二人は谷に面した斜面の上に辿り着いた。

 草木の合間から見下ろせば、岩場の裂け目を利用した洞窟の入口が見える。前には粗末な柵と簡易な見張り小屋。二人の男が火を囲み、交代で見張っているようだった。

 リュカは岩陰にしゃがみ込み、地図を広げた。

「ここが……隠れ谷の最奥か。洞窟は奥まで続いてる可能性が高い。複数の通路があるかも」

「迂回して背後から入る道は……なさそうだね」

 フィオナの言葉に、リュカは唸った。真正面からの突入は危険が伴う。だが、奇襲の可能性はまだ残されている。

「一度夜を待とう。暗闇を使えば気配も消せる」

 そう判断したリュカは、少し離れた崖の上に野営場所を設けた。木々に囲まれた小さな窪みで、火の光が漏れぬよう慎重に焚き火を設置する。

 火を囲みながら、二人は夕食代わりの干し肉とパンを分け合った。

「リュカは、怖くないの?」

 ふいにフィオナが言った。

「敵の拠点に踏み込むのに……不安はないの?」

 問いには、焦りでも疑いでもない、ただ純粋な心からの問いが込められていた。

 リュカはしばらく火を見つめ、それから口を開いた。

「正直に言えば、怖いよ。僕、戦いに慣れてるわけじゃないし。さっきの斥候戦だって……たまたま勝てただけかもしれない」

「でも、それでも行くんだね」

「うん。僕がここで止まったら、何のために剣を持ったのか分からなくなる。あの人たち──父さんと母さんみたいに、困ってる人を助けたい。だから、進むよ」

 その言葉に、フィオナの瞳がゆらりと揺れた。

「……私も、行くよ。護られるだけじゃ、嫌。あの日、リュカが手を伸ばしてくれたとき……“一緒に”って言ってくれた。だから私も、隣にいたい。戦う覚悟はあるよ」

 リュカは驚いたように目を見開き、それから頷いた。

「分かった。じゃあ……背中は任せた」

 その言葉に、フィオナの口元がわずかに綻ぶ。

 静かに夜が更け、空には星が瞬いていた。

 ***

 深夜、見張りの人数が減った時間帯を見計らい、二人は洞窟の入口へと接近した。

 茂みを這うように移動し、見張り小屋の影にたどり着く。二人の盗賊が交代でうたた寝していたが──リュカとフィオナの奇襲で静かに無力化された。

 剣の柄で気絶させ、縄で縛る。殺しはしない。ただ、進む。

 洞窟内は湿り気を帯び、ひんやりとした空気が流れていた。無骨な松明が等間隔で壁に掛けられ、薄暗い灯りが続いている。

「……足音、聞こえる?」

「ううん、今は静か。でも気配はある」

 フィオナの魔眼がうっすらと光を帯びる。

「奥に、集まってる。十人以上は……いると思う。あと、ひときわ強い気配も」

「幹部か……。どうやら、この奥が山場みたいだね」

 リュカは剣の柄に手を添えた。

 両親が残したこの剣と共に、今──命を懸ける戦いへ踏み込もうとしている。

「準備はいい?」

「うん。……隣にいるよ」

 並んで歩く二つの影が、盗賊団の巣窟へと、音もなく歩を進めていった。

 洞窟の奥へと進むにつれ、空気は次第に生臭さと煤の臭いを帯びていった。

 岩壁には粗末な布がかけられ、寝床らしき藁束や、食べかすの散乱する机。奥の空間には確かに十数人が潜んでいた。

 フィオナの魔眼が小さく震える。

「……もうすぐ、広間に出る。人数は十二。うち一人が、強い」

「幹部か。たぶん、あいつがボスだな」

 リュカは一呼吸置き、剣を抜いた。

 洞窟の最奥には、岩のくぼみを利用した大広間があった。粗野な木材で作られたテーブルと椅子、その奥に大柄な男が座っていた。

「……誰だ?」

 鋭い視線が走る。リュカとフィオナの姿を見た盗賊たちが、次々に腰を上げ、武器を手に取る。

「侵入者か! 殺れッ!」

 怒号とともに、盗賊たちが一斉に襲いかかってくる。

「行くよ!」

 リュカが叫び、剣を振るう。一人目の男の棍棒を受け止め、体勢を崩した隙に脇腹を打ち抜く。

 フィオナは魔眼で敵の動きを先読みし、投げた小石を正確に頭部へ命中させる。怯んだ隙に、リュカが二人目の敵を薙ぎ倒す。

「囲まれる前に、中央を突破する!」

「うん、分かった!」

 二人は背中を合わせるようにして立ち回った。

 リュカの剣は迷いなく動き、重ねた修練と意志がその一太刀一太刀に宿る。まるで、剣そのものが彼を導いているようだった。

 一方のフィオナは、小石を高速で撃ち出すだけでなく、魔眼の先読みで敵の裏を突く。“これから動く”気配を見て先手を打つその動きは、まさに戦場の眼だった。

 次々と倒れていく盗賊たちに、奥で見ていた男が腰を上げた。

「チッ……おまえら、ただの冒険者じゃねぇな」

 低い声とともに現れたのは、分厚い鎧をまとった屈強な男だった。鋭い片刃の斧を片手で軽々と持ち、顔には古傷の走る十字の痕。

「俺はザルド。元ギルドBランク──今はここの“親分”さ」

「元、冒険者……!」

「へっ、ギルドの命令で下っ端の命なんぞ賭けられるかってんだ。こっちで好きに生きる方がマシだったよ」

 ザルドは斧を担ぎ、ゆっくりと歩み寄ってくる。その気配だけで、空気がひりついた。

 リュカは無言で構える。

「坊主、お前の目……剣の振りに迷いがねぇな。誰かに教えられたか?」

「……両親に教わった。いや、もらったんだ。この剣と一緒に、“人を護るために戦え”って気持ちを」

「護る、ねぇ。甘っちょろい」

 ザルドの斧が振り下ろされた。

 ──ゴッ!

 地面が抉れる。リュカはすんでのところで跳びのき、斧の軌道を剣でいなしながら距離を取った。

「フィオナ、頼める?」

「うん、行く!」

 フィオナの魔眼が再び淡く輝く。ザルドの動きの“未来”を見て、小石を左足に向かって撃ち込む。

「ちっ……!」

 バランスを崩したその隙に、リュカが踏み込んだ。

 ザルドの斧が再び唸りを上げる。しかしその動きは、すでに見えている。

「今だッ!」

 リュカは滑るように間合いへと潜り込み、剣を横に薙いだ。

 ザルドの腕を裂く。

「ぐおっ……!」

 激痛に斧を取り落としたザルドに、リュカは剣先を突きつけた。

「これ以上、人を傷つけさせない」

「……へっ、やるじゃねぇか……坊主」

 ザルドはひとつ笑い、どさりと膝をついた。

 ***

 残党の盗賊たちは完全に戦意を失い、縛り上げられていく。洞窟の中は、再び静けさを取り戻していた。

 リュカは深く息を吐き、剣を収める。

「やった……?」

「うん。無事、終わったね」

 フィオナも頷く。お互い、無傷ではない。小さな擦り傷と疲労が全身に残っている。

 けれど、その顔には確かな安堵と、誇りが浮かんでいた。

「ありがとう、フィオナ」

「こちらこそ、リュカ。……頼れる背中だったよ」

 静かに微笑み合いながら、二人は洞窟を後にした。

 数日後、リュカとフィオナは街のギルドへと戻ってきた。盗賊団討伐の証として、幹部ザルドの腕輪と回収した武具、拘束した盗賊たちの引き渡し報告書を提出する。

「よく戻ったな、リュカ、フィオナ」

 ギルドマスターが机越しに笑みを浮かべた。後ろでは職員たちがざわつき、討伐報告に目を見張っている。

「まさか二人だけで盗賊団を潰してくるとは……。まったく、いい意味で予想を裏切ってくれたよ」

 マスターはゆっくりと立ち上がると、リュカに一枚の紙を差し出した。

「これは、正式なCランク昇格推薦状だ。お前の力は、もう“見習い”の域じゃない。次は、堂々と名乗っていい」

 リュカは驚きの表情を浮かべながらも、確かにそれを受け取った。

「ありがとう、マスター……!」

 その隣で、フィオナも小さく微笑んでいた。リュカの手にある剣が、どこか誇らしげに光って見えた。

 ***

 ギルドを出たあと、二人は街の広場で肩を並べた。

 空には柔らかな雲が流れ、日差しは少しずつ夏の気配を帯びていた。

「……ようやく、ちゃんと冒険が始まった気がする」

 リュカがぽつりとつぶやく。

「うん。これからは、もう“棒の人”じゃないね」

「はは、これからは剣の人かな?」

 二人は思わず笑い合った。

 けれどその笑みの奥には、それぞれに決意の色があった。

「次は……“灰の塔”だね」

 フィオナがそっと言った。

「ああ。行こう、フィオナ。きっと、あの塔の先にも“助けを待つ人”がいるはずだから」

 リュカの言葉に、フィオナはうなずく。

 ──新たな旅路の先で、どんな試練が待っていようとも。

 両親から受け継いだこの剣と、隣にいるこの仲間とともに。

 二人の影は、再び世界へと歩き出す。
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