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本編-1ヶ月前-
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時は二ヶ月前に遡る。
「ねぇ、アマンダ姉様……少し相談したいことがございます」
「どうしたのチェルシー? いいわよ。話ならいつでも聞くわ?」
妹のチェルシーが私に相談をするなんて、いつぶりだろうか。
彼女の性格上、自分が辛くて苦しい時ですら、誰にも手を借りず、ひとりで乗り越えようと無理する子なのに、いったいなんの相談だろう。
「ライダ様のことなんですけど……」
「ライダ様? 彼がどうかしたの?」
すると、チェルシーはもじもじしながら恥ずかしそうに答える。
「ライダ様が私のことを可愛いって会うたびに褒めてくださるのです。好きだとも言ってくださいます。そしてこの前……」
たしかに、ライダ様はチェルシーのことをかなり気に入ってる様子で可愛がってはいたけど、それはどういう意味での発言なんだろうか。
「この前……?」
だんだんとチェルシーの頬が赤くなっていく。
「ーー唇を奪われました……」
「えぇ……?! いったいどういうことなのチェルシー」
耳を疑うような発言を彼女からは聞きたくなかった。
「ねぇ、アマンダ姉様……少し相談したいことがございます」
「どうしたのチェルシー? いいわよ。話ならいつでも聞くわ?」
妹のチェルシーが私に相談をするなんて、いつぶりだろうか。
彼女の性格上、自分が辛くて苦しい時ですら、誰にも手を借りず、ひとりで乗り越えようと無理する子なのに、いったいなんの相談だろう。
「ライダ様のことなんですけど……」
「ライダ様? 彼がどうかしたの?」
すると、チェルシーはもじもじしながら恥ずかしそうに答える。
「ライダ様が私のことを可愛いって会うたびに褒めてくださるのです。好きだとも言ってくださいます。そしてこの前……」
たしかに、ライダ様はチェルシーのことをかなり気に入ってる様子で可愛がってはいたけど、それはどういう意味での発言なんだろうか。
「この前……?」
だんだんとチェルシーの頬が赤くなっていく。
「ーー唇を奪われました……」
「えぇ……?! いったいどういうことなのチェルシー」
耳を疑うような発言を彼女からは聞きたくなかった。
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