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第1章 ココどこですか?
農地は広い方が良い…はずだ!!
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自宅のアパートの裏に(勝手に)作った畑は小さかった。家計の足しにはちゃんとなったけど、じゃが芋しか無理だった。
成長期の男には圧倒的に足りない。
大人になったら、絶対大きな畑を作る!!
腹の減った蒸かし芋のみの夕食の時、俺は誓った。
畑は大きい方がいい。
将来、絶対大きな畑を作るぞ!!と。
この世界は土地が安い。と言うかタダだ。
但し、落とし穴はある。
あまりに危険なのだ。
安全対策はMAX行う。
それでも、俺は大きな畑が欲しいのだ。
ここに来て、嬉しいLvupのお知らせがある。
イメージを形にする収納庫だ。
これは使い易さは抜群だ。なので早速試してみる。
俺がイメージしたのは、北海道のラベンダー畑だ。
いや、行った事は無い。
高校の時の修学旅行が北海道だったが、金欠で不参加だったのだ。(あの時は、バイトのシフト入れ放題でテンションupしたな。)
先生から欠席にならないために出された宿題が【北海道リポート】だった。
図書館から借りた資料で見たあの畑の広さは、衝撃的だった。
目指せ、ラベンダー畑!!
目の前に広がる農地に満足した矢作は満面の笑みを浮かべた。
遠くで鳥が突然クルクルと回転して落下した気がするが、ま、危険でないから放っておく。
それよりも他にも、色々なものを作らねば。用意周到。
矢作の本気は炸裂した。
満足ゆく農地完成に早速、村長と好青年を呼ぶに行く。
もちろん、農地の為の人集めをして貰うためだ。
あんまり冴えない顔色の2人を改良した畑へと連れてきたら。
おっ?固まる病は克服したか。
次々とツッコミが入る。
『矢作さん、これは少しばかりやり過ぎじゃないですか?』と、村長。
『非常に素晴らしい畑です。土の状態も非常に良いですし、既に芽を出している区域もあります。でも、畑の世話人がまだ到着していないのに気が早すぎますよ。』
最近まで王都に帰っていて不在だった好青年からもツッコまれる。
おかしいな。
かなり大きめの村作っだけど、皆には見えないのか?
『ここから数キロ離れた場所に新しい村も作った。もちろん安全対策も十分した。』
自信作だ。
改良版土壁だけじゃない。石垣も追加。
更には掘りも用意。
罠も多数仕掛けたしな。
新しい村へ案内しようと思ったが、ここに来て大きな畑にしたツケが来た。
全部歩いて回るのは、無理。
日が暮れる。
そこで馬の登場だ。だけど…。
馬…か?コレ。。
象より大きいし、キバもあるし。
そうだ!!
マンモスだ。
あれは乗り物じゃない。無理だ。
『矢作さんでも怖がる事があるんですね。』
村長が優しい声を掛けてくれるけど、やっぱり乗る前提なのか?!
ビビるし、無理だって!!
高さ3mくらいあるように見えるんだけど
登れないよ。
『大丈夫。』『大丈夫です。慣れていて大人しいですから。』
ふぅ。2人は当たり前のように言うが。
サラリーマンのスキルにマンモス乗馬はない!!
でも、ここで怖かっていても時間の無駄だと覚悟を決めた俺はハシゴを掛けて乗った。
もちろん、村長の後ろだ。
(ちなみに2人はヒラリと飛び乗った。異世界運動神経はバグってる。。)
背後から聞こえるクククッと言う笑い声は、黒装束だな。
オヤツ減らすぞ!!
時速40kmも出るデカブツの馬で、あっという間に新しい村に到着した。
(吐き気は根性で我慢したけど。はぁ、帰りもあるのはキツいなぁ。)
俺たちの目の前で跳ね橋が降りてきた。
よしよし。跳ね橋は快調だ。
さすが、ドヤン達だ(コルバさん達が来てから作業効率がかなり上がったからな。
そう言う意味でもコルバさん、有難い…)
やっぱり固まったな。
でも、驚く2人に言いたい。
いや、自慢の村の施設はこれからだって。
でもマンモスの上で固まるのは、勘弁してくれーー!!
*** ジル(好青年)視点 ***
相手は矢作さんだ。
村長も私も覚悟はして行った。
非常識🟰矢作さんだと。
広がる農地は、果てしなく端が見えない。
そのおかげで取り乱す事無く、落ち着いて観察出来た。
最良の土。
荒れ果てた土地だったとは、誰も思うまい。
これほどの農地ならば、何を植えても豊作間違いない。嬉しさから思わず、矢作さんの乗馬にツッコミを入れてしまった。
あの矢作さんでも苦手があったか。
しかし
微笑ましかったのは、ここまで。。
かなり走ったが、まだ端の見えない農地に巨大な城壁が見えて来た。
堅牢な城壁は、高さだけでなくその上には見張り塔まで設置されていた。
何処が入り口かと思っていたら、
入り口の巨大な木戸が、そのまま降りて来て掘りの上に掛かって橋となったのだ。
『跳ね橋だ。』
矢作さんの声が聞こえるが、頭の中には入って来なかった。
本当にこの人は凄い。
毎回全く予測しない方向から、驚愕と非常識と喜びを連れてくる。
跳ね橋を渡った、その先には…。
同じ形の家がまっすぐ並ぶ巨大な街並みがそこにはあったのだ。
成長期の男には圧倒的に足りない。
大人になったら、絶対大きな畑を作る!!
腹の減った蒸かし芋のみの夕食の時、俺は誓った。
畑は大きい方がいい。
将来、絶対大きな畑を作るぞ!!と。
この世界は土地が安い。と言うかタダだ。
但し、落とし穴はある。
あまりに危険なのだ。
安全対策はMAX行う。
それでも、俺は大きな畑が欲しいのだ。
ここに来て、嬉しいLvupのお知らせがある。
イメージを形にする収納庫だ。
これは使い易さは抜群だ。なので早速試してみる。
俺がイメージしたのは、北海道のラベンダー畑だ。
いや、行った事は無い。
高校の時の修学旅行が北海道だったが、金欠で不参加だったのだ。(あの時は、バイトのシフト入れ放題でテンションupしたな。)
先生から欠席にならないために出された宿題が【北海道リポート】だった。
図書館から借りた資料で見たあの畑の広さは、衝撃的だった。
目指せ、ラベンダー畑!!
目の前に広がる農地に満足した矢作は満面の笑みを浮かべた。
遠くで鳥が突然クルクルと回転して落下した気がするが、ま、危険でないから放っておく。
それよりも他にも、色々なものを作らねば。用意周到。
矢作の本気は炸裂した。
満足ゆく農地完成に早速、村長と好青年を呼ぶに行く。
もちろん、農地の為の人集めをして貰うためだ。
あんまり冴えない顔色の2人を改良した畑へと連れてきたら。
おっ?固まる病は克服したか。
次々とツッコミが入る。
『矢作さん、これは少しばかりやり過ぎじゃないですか?』と、村長。
『非常に素晴らしい畑です。土の状態も非常に良いですし、既に芽を出している区域もあります。でも、畑の世話人がまだ到着していないのに気が早すぎますよ。』
最近まで王都に帰っていて不在だった好青年からもツッコまれる。
おかしいな。
かなり大きめの村作っだけど、皆には見えないのか?
『ここから数キロ離れた場所に新しい村も作った。もちろん安全対策も十分した。』
自信作だ。
改良版土壁だけじゃない。石垣も追加。
更には掘りも用意。
罠も多数仕掛けたしな。
新しい村へ案内しようと思ったが、ここに来て大きな畑にしたツケが来た。
全部歩いて回るのは、無理。
日が暮れる。
そこで馬の登場だ。だけど…。
馬…か?コレ。。
象より大きいし、キバもあるし。
そうだ!!
マンモスだ。
あれは乗り物じゃない。無理だ。
『矢作さんでも怖がる事があるんですね。』
村長が優しい声を掛けてくれるけど、やっぱり乗る前提なのか?!
ビビるし、無理だって!!
高さ3mくらいあるように見えるんだけど
登れないよ。
『大丈夫。』『大丈夫です。慣れていて大人しいですから。』
ふぅ。2人は当たり前のように言うが。
サラリーマンのスキルにマンモス乗馬はない!!
でも、ここで怖かっていても時間の無駄だと覚悟を決めた俺はハシゴを掛けて乗った。
もちろん、村長の後ろだ。
(ちなみに2人はヒラリと飛び乗った。異世界運動神経はバグってる。。)
背後から聞こえるクククッと言う笑い声は、黒装束だな。
オヤツ減らすぞ!!
時速40kmも出るデカブツの馬で、あっという間に新しい村に到着した。
(吐き気は根性で我慢したけど。はぁ、帰りもあるのはキツいなぁ。)
俺たちの目の前で跳ね橋が降りてきた。
よしよし。跳ね橋は快調だ。
さすが、ドヤン達だ(コルバさん達が来てから作業効率がかなり上がったからな。
そう言う意味でもコルバさん、有難い…)
やっぱり固まったな。
でも、驚く2人に言いたい。
いや、自慢の村の施設はこれからだって。
でもマンモスの上で固まるのは、勘弁してくれーー!!
*** ジル(好青年)視点 ***
相手は矢作さんだ。
村長も私も覚悟はして行った。
非常識🟰矢作さんだと。
広がる農地は、果てしなく端が見えない。
そのおかげで取り乱す事無く、落ち着いて観察出来た。
最良の土。
荒れ果てた土地だったとは、誰も思うまい。
これほどの農地ならば、何を植えても豊作間違いない。嬉しさから思わず、矢作さんの乗馬にツッコミを入れてしまった。
あの矢作さんでも苦手があったか。
しかし
微笑ましかったのは、ここまで。。
かなり走ったが、まだ端の見えない農地に巨大な城壁が見えて来た。
堅牢な城壁は、高さだけでなくその上には見張り塔まで設置されていた。
何処が入り口かと思っていたら、
入り口の巨大な木戸が、そのまま降りて来て掘りの上に掛かって橋となったのだ。
『跳ね橋だ。』
矢作さんの声が聞こえるが、頭の中には入って来なかった。
本当にこの人は凄い。
毎回全く予測しない方向から、驚愕と非常識と喜びを連れてくる。
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同じ形の家がまっすぐ並ぶ巨大な街並みがそこにはあったのだ。
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