230 / 316
あの頃に戻して下さい
しおりを挟む
10年前に俺は巻き込まれて召喚された。
本命は、3名の大学生らしい。
彼らは、鑑定で【勇者】【賢者】【大魔道師】の称号とそれに見合う能力値・スキルを与えられて、王国に歓迎された。
たまたま巻き込まれた俺は、【剣士】の職業と見合うスキルの為、王より即時追放が宣告され、僅かな金貨で放逐された。
俺は定番通りに、ギルドに加入する事で身分証明書を手に入れ、即日に逃げる様に国を出た。
その後は、地道に経験値を上げ、仲間に恵まれて、幸運にも恵まれた事で、僅かの期間でSランクへ昇格した。
風の噂で、魔王軍に攻め込まれ、王国の防戦中に【勇者】は、再起不能
【賢者】は、戦死
【大魔道師】は、精神錯乱
との聞いたが、さほどの感傷も湧かなかった。
だが、そのとばっちりが俺らに廻され、魔王軍との戦闘に刈り出される羽目となった事は悔しい。
俺らは、複数のパーティーと手を組み、徐々に魔王軍を撃破して、魔王城での戦いとなる。
俺らは、劣勢の魔王軍を圧倒していたが、幼い魔王に剣先が鈍った事を契機に、仲間との連携が崩れ、俺は剣を貫かれて倒れた。
気が付くと、真っ白な空間で見惚れる程の美女が、俺に声を掛けた。
「私は、この世界の女神となります。
勇者召喚で貴方を巻き添えにした事。そして召喚した後、ご苦労を掛けた事は謝ります。
貴方が倒れた後は、王国軍は総崩れとなり、国が滅びる段階となっております。どうか、再度の力を貸して頂け無いでしょうか?
時間を1度だけ戻す事が可能です。
その力で、王国を救って頂けないかしら。」
俺は、何を今さらと憤慨が込み上げるのを隠した。
女神は、「10年前の召喚直後では?それとも、勇者達が倒れる前に?それよりも魔王に情けを掛ける前に?・・戻しますか?」
俺は考えて、静かに答えた。
「10年前の召喚魔方陣が輝いた時に、倒れ掛けた大学生を助ける前に戻して下さい。」と・・・
悲しい顔で女神は・・・。
本命は、3名の大学生らしい。
彼らは、鑑定で【勇者】【賢者】【大魔道師】の称号とそれに見合う能力値・スキルを与えられて、王国に歓迎された。
たまたま巻き込まれた俺は、【剣士】の職業と見合うスキルの為、王より即時追放が宣告され、僅かな金貨で放逐された。
俺は定番通りに、ギルドに加入する事で身分証明書を手に入れ、即日に逃げる様に国を出た。
その後は、地道に経験値を上げ、仲間に恵まれて、幸運にも恵まれた事で、僅かの期間でSランクへ昇格した。
風の噂で、魔王軍に攻め込まれ、王国の防戦中に【勇者】は、再起不能
【賢者】は、戦死
【大魔道師】は、精神錯乱
との聞いたが、さほどの感傷も湧かなかった。
だが、そのとばっちりが俺らに廻され、魔王軍との戦闘に刈り出される羽目となった事は悔しい。
俺らは、複数のパーティーと手を組み、徐々に魔王軍を撃破して、魔王城での戦いとなる。
俺らは、劣勢の魔王軍を圧倒していたが、幼い魔王に剣先が鈍った事を契機に、仲間との連携が崩れ、俺は剣を貫かれて倒れた。
気が付くと、真っ白な空間で見惚れる程の美女が、俺に声を掛けた。
「私は、この世界の女神となります。
勇者召喚で貴方を巻き添えにした事。そして召喚した後、ご苦労を掛けた事は謝ります。
貴方が倒れた後は、王国軍は総崩れとなり、国が滅びる段階となっております。どうか、再度の力を貸して頂け無いでしょうか?
時間を1度だけ戻す事が可能です。
その力で、王国を救って頂けないかしら。」
俺は、何を今さらと憤慨が込み上げるのを隠した。
女神は、「10年前の召喚直後では?それとも、勇者達が倒れる前に?それよりも魔王に情けを掛ける前に?・・戻しますか?」
俺は考えて、静かに答えた。
「10年前の召喚魔方陣が輝いた時に、倒れ掛けた大学生を助ける前に戻して下さい。」と・・・
悲しい顔で女神は・・・。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
うちの幼馴染がデレすぎてて俺の理性はもう限界。でも毎日が最高に甘いからもうどうでもいいや
静内燕
恋愛
相沢悠太の日常は、規格外の美少女である幼馴染、白石葵によって完全に支配されている。
朝のモーニングコール(ベッドへのダイブ付き)から始まり、登校中の腕組み、そして「あーん」が義務付けられた手作り弁当。誰もが羨むラブラブっぷりだが、悠太はこれを「家族愛」だと頑なに誤解(無視)している。
「ゆーたは私の運命の相手なんだもん!」と、葵のデレデレは今日も過剰の一途。周囲の冷やかしや、葵を狙う男子生徒のプレッシャーが高まる中、悠太の**「幼馴染フィルター」**はついに限界を迎える。
この溺愛っぷり、いつまで「家族」で通せるのか?
甘すぎる日常が、悠太の鈍感な理性を溶かし尽くす――最初からクライマックスの、超高濃度イチャイチャ・ラブコメ、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる