290 / 316
最良の結果
しおりを挟む
「死なないで・・・」
魔王との死闘の果てに勇者は、聖女の胸に抱かれながら横たわっていた。
「・・・君を守りきれて良かった。
僕は大丈夫だよ。・・・これからも君を守っていかなければ、成らないからね。」
途切れとぎれに語る勇者の頬に聖女の涙がこぼれ落ちる。
暫くして、勇者は仲間と共に重傷の体を馬車の中に横たえながら帰途に付く。
しかし、王都まで数日と残した地で、聖女に抱かれながら永遠の眠りに付いた。
王都の民衆は、【魔王討伐】の喜びと共に鎮魂の歌を歌い、勇者達を慰めている。
王は、勇者パーティーメンバーに、果報な報奨を贈り、健闘を讃えた。
亡き勇者には、【公爵位】を追爵し、後世まで勇者の功績を残す事を王国民に布告した。
魔王と言う敵が無くなり、晴れやか明日を迎えられる喜びの反面、勇者を失った娘である聖女の嘆きは、親として憂うべき事であった。
しかし、王としての本音は、【最良な結果】だったと人知れず呟いていた。
魔王との死闘の果てに勇者は、聖女の胸に抱かれながら横たわっていた。
「・・・君を守りきれて良かった。
僕は大丈夫だよ。・・・これからも君を守っていかなければ、成らないからね。」
途切れとぎれに語る勇者の頬に聖女の涙がこぼれ落ちる。
暫くして、勇者は仲間と共に重傷の体を馬車の中に横たえながら帰途に付く。
しかし、王都まで数日と残した地で、聖女に抱かれながら永遠の眠りに付いた。
王都の民衆は、【魔王討伐】の喜びと共に鎮魂の歌を歌い、勇者達を慰めている。
王は、勇者パーティーメンバーに、果報な報奨を贈り、健闘を讃えた。
亡き勇者には、【公爵位】を追爵し、後世まで勇者の功績を残す事を王国民に布告した。
魔王と言う敵が無くなり、晴れやか明日を迎えられる喜びの反面、勇者を失った娘である聖女の嘆きは、親として憂うべき事であった。
しかし、王としての本音は、【最良な結果】だったと人知れず呟いていた。
0
あなたにおすすめの小説
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)
MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。
しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。
母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。
その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。
純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。
交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる