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魔王が倒れたあとに・・・
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「魔王が倒された。」との一報に王国民は驚きを隠しきれなかった。
長き戦いに荒廃した国土は痩せ、今年の収穫も期待が出来ず、これから訪れる冬への蓄えすら乏しい毎日。王国民は、突然の平和の到来に戸惑っていた。
これからは、魔王軍に恐れて逃げ惑う事も怯えて暮らす事もない毎日が何故か他人事の様に感じられる。
王都に凱旋する勇者を大歓声で迎え、一時の喜びで現実の苦しさを紛らわす。「今日のパンは、勇者で誤魔化そう。明日のパンは何で誤魔化そうか」
やがて、「魔王がいなくなったのに、何時まで高い税を払わなければならないの。」庶民の不満が静かに高まり始めている。
魔王軍の攻撃に苦しんだ王公貴族達も、軍勢を維持する金が己の贅沢に替わる。今までの鬱憤を晴らすかの様に・・・。
一つの敵に向かう時の一致団結が、徐々にタガが外れて、静かに心が離れて行くのに、誰もが気付かない。
むしろ、日々の小さな不満が積み重なり爆発する時が。
王国各地で暴動が起こる。かつての団結が一触即発に替わる時に、皆が思う。
「勇者は、誰に付くんだ!」
そして、王は呟く。
「勇者よ!余計な事をしやがって・・・。」
長き戦いに荒廃した国土は痩せ、今年の収穫も期待が出来ず、これから訪れる冬への蓄えすら乏しい毎日。王国民は、突然の平和の到来に戸惑っていた。
これからは、魔王軍に恐れて逃げ惑う事も怯えて暮らす事もない毎日が何故か他人事の様に感じられる。
王都に凱旋する勇者を大歓声で迎え、一時の喜びで現実の苦しさを紛らわす。「今日のパンは、勇者で誤魔化そう。明日のパンは何で誤魔化そうか」
やがて、「魔王がいなくなったのに、何時まで高い税を払わなければならないの。」庶民の不満が静かに高まり始めている。
魔王軍の攻撃に苦しんだ王公貴族達も、軍勢を維持する金が己の贅沢に替わる。今までの鬱憤を晴らすかの様に・・・。
一つの敵に向かう時の一致団結が、徐々にタガが外れて、静かに心が離れて行くのに、誰もが気付かない。
むしろ、日々の小さな不満が積み重なり爆発する時が。
王国各地で暴動が起こる。かつての団結が一触即発に替わる時に、皆が思う。
「勇者は、誰に付くんだ!」
そして、王は呟く。
「勇者よ!余計な事をしやがって・・・。」
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