貴方の思い描く、異世界とは違う物語が存在します。格好の良い勇者も魔王もいない世界の物語を綴った本棚にお越しください。

南悠

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女神の意思とはウラハラに

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「女神さまの意志が途絶えた。女神さまがお怒りになっている。現状を正すべきだ。」
女神との交信を司る大神官が、女神の交信が急に途絶えたことに対して、女神の怒りと叫びだした。
廻りの神官達は、パニックになり、叫び回る者。大声で祈り始める者。武器を手にする者。千差万別の行動がされた。

現状は、長い魔族との戦いから、対話が起こり、そして一時の平和が世界を覆っていた。

神官から王へ、そして各国へ[ 女神の怒り ] と言うものが、素早く伝播されていった。
各国の王・貴族・兵は武器を磨きはじめ、城塞の修繕・改善を始めた。

人族の戦争準備に魔族も兵を集め、準備に余念がなかった。

地上界では、一触即発のにらみ合いが続くなか、神界では、
「あ~ぁ。よく寝たわ。」背伸びをする女神。
「急に意識が失くなり、寝落ちするなんて、女神さま大丈夫ですか。」心配する天使たち。
「大丈夫。大丈夫だから。昨晩はゲームをやり過ぎて眠れなかったの。反省!」落ち込み気味な女神。

「女神さま。大変です!地上が危ない状態です。女神さまのご意志との事で、戦争が始まりそうです。」慌てる天使
「え~ぇ。わたしはそんな指示は、してないわよ。」狼狽える女神。

「女神さまの黙りが戦争の意志との解釈してたようです。」
「え~ぇ。」驚きの女神と天使たち。
「どうしましょ。どうしましょ。」
慌てる女神の姿に天使が
「女神さまのご意志を全ての人に伝えては?」
「はぁ?・・・そうね!」

暫くの後、着替えて来た女神は威厳たっぷりに具現化した。
「皆よ!   私の意志は戦いを望みません。皆で話し合う事を心掛けて下さい。相手を思い会う事を常に心に留めて下さい。決して神は戦いを望みません。」

世界中は沈静化した。
神界では、「女神さま。不摂生な生活は止めて下さい。貴女の行動を勝手に解釈する人がおります。十分に行動に注意を お願い致します。」
天使たちに叱られて、ショボくれる女神が・・・平和ていいな!
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