貴方の思い描く、異世界とは違う物語が存在します。格好の良い勇者も魔王もいない世界の物語を綴った本棚にお越しください。

南悠

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勇者倶楽部

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「いらっしゃいませ。お懐かしいですね。 ええ。皆さま奥でお待ちになっておりますよ。」

ここは、王都の秘密クラブ。主催は私こと、エルフのAで御座います。

私は、幼い頃から祖母や父から、幾多の勇者様のお話を聞いて育ち、興味から始まった趣味が研究となり、勇者様に関しては第一人者と自負しております。

年?私のですか? エ~と。二十代位前の王の時代ですから、1000ね、ハァ!レディに歳を尋ねるなんて失礼な方ですね!

「いらっしゃいませ。あら、15代勇者さま。お久しぶりですね!ご帰還されたと聞いておりましたが、お戻りになったのでしょうか?」

「・・・・!」
「そうですわね。21代勇者さまが戦死されたとお聞きしました。その弔問のお帰りにお寄り下されましたか。惜しい方がお亡くなりになりました。御愁傷様です。」
「・・・。」

王国は魔王との幾多の戦いで、多くの勇者さまを召喚しました。ですが、功を成し遂げる方は僅かで、多くの方々がお亡くなりになっております。
その足跡を記し、後世に残すことが、私の使命と考え、これからも歴史書を記し編纂して行くつもりです。

私はエルフ。【勇者クラブ】の主催者で、王国歴史編纂局の局長。
今も勇者様を陰から守り、育てていく者。



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