Weedman(ウィードマン)

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My man ユウキ①

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最初に紹介する1人目のスーパー大麻人、ユウキが始めて俺を見たのはアメリカ、LAだったな。

彼とはもう長くてね、俺は地球人のいうところの友情ってものを感じてる。そういう間柄をMy manて言うんだそうだ。
彼とは色んなエピソードがあってね、これからも思い出したらちょくちょく紹介してこうと思う。

ちょっと話が飛ぶんだけど、マンチーって言葉聞いた事ある?
ウィード吸ってブリブリ、キマってる時って、何食べても美味しいんだ。味覚、嗅覚がおかしくなるからかな。
矛盾して聞こえるかもしれないけど、鋭く敏感になりながらも、鈍くなる感じ。
二つの相反する感覚が溶け合いながら交互に、時には混ざってやってくるんだ。

まあ、これが厄介で、美味しいだけじゃなくて限度なく食べる。食べても食べても餓えが収まらない。
酷い時は食べ続けて、胃から食道いっぱいまで詰め込んで、吐いて初めて、あ、ヤベエってなる。
そんな状態のことをマンチーって言うんだけど、ユウキが俺を見たのはそんな時だった。

24時間BBQって言ってたな。
ユウキと他の子達も何人かいてさ、ベランダにBBQコンロ置いて、大量の肉と野菜、そしてウィード。
側から見たら異様な光景だよ。
吸いながら食べる、途中で吐いて、笑ってまた食べ続ける。

俺はその様子を、面白い事やってるなぁ、って見てたんだ。
そしたらユウキに声をかけられた。
スーパー大麻人ゴッドまでいってる初めての地球人だったよ。

「そこで何してんの?」
充血して焦点の合わない目だった。




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