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2.少女リータは洗濯をしながら思考を巡らす【リータ】
【3】王妃との出会い
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王妃様との出会いは偶然のものだった。
私、リータはかつて孤児であった。両親は戦で亡くした。戦いの絶えない時代であったため、それは大して珍しいことではなかったが、その事実が私の心を癒やすはずもなく、幼い私は孤児院でただ孤独に耐える日々を送っていた。やがて戦乱の時代は幕を閉じたが、戦争による国家や国民のダメージは大きく、依然として孤児は増え続けていた。孤児院はあっという間に満員になり、やがて私は院を追い出された。誰も守ってくれる人はいない。これからどうやって生きていこう――。ただでさえ不況な世の中、いきなり外の世界に放り出された何のスキルもない少女に務まる職があるはずもなかった。
このまま国にいても、生きてはいけない。豊かな国へ、職のある国へ行こう――。
労働者と共に汽車に乗り込み、私は単身で国を出た。そしてたどり着いたのがこの国、Q国である。元の国よりは豊かな国ではあったが、貧しい他国から大量の職業難民がなだれ込んだため、雇用は十分とはいえなかった。仕事探しは難航し、最後の手段として泣く泣く水商売に手を出した。そして、その勤め先の店で出会ったのがアリスである。
彼女は貧困に陥った親によって、店に売られた少女であった。出会って以来、私たちはすっかり意気投合した。彼女に出会い、ひさしぶりに人の温かさに触れた気がした。苦しみを打ち明けると、自分がまだ十代の少女だということを思い出した気がした。すると、今の仕事に耐えられなくなってきた。
私たちはそろって店の寮を抜け出した。しかし、それは苦しみからの脱却と同時に、仕事の喪失を意味する。飢えた私たちは教会に助けを求めるも、途中で力尽きた。私たちは死を悟りながら、意識を失った。
目が覚めると、きらびやかな宮殿のベッドの上であった。
「王妃様が、ここで働きなさいって」
使用人の女性に微笑みかけられたのを覚えている。後で知ったことだが、私たちは宮廷の前で倒れ込んでいたらしい。
私、リータはかつて孤児であった。両親は戦で亡くした。戦いの絶えない時代であったため、それは大して珍しいことではなかったが、その事実が私の心を癒やすはずもなく、幼い私は孤児院でただ孤独に耐える日々を送っていた。やがて戦乱の時代は幕を閉じたが、戦争による国家や国民のダメージは大きく、依然として孤児は増え続けていた。孤児院はあっという間に満員になり、やがて私は院を追い出された。誰も守ってくれる人はいない。これからどうやって生きていこう――。ただでさえ不況な世の中、いきなり外の世界に放り出された何のスキルもない少女に務まる職があるはずもなかった。
このまま国にいても、生きてはいけない。豊かな国へ、職のある国へ行こう――。
労働者と共に汽車に乗り込み、私は単身で国を出た。そしてたどり着いたのがこの国、Q国である。元の国よりは豊かな国ではあったが、貧しい他国から大量の職業難民がなだれ込んだため、雇用は十分とはいえなかった。仕事探しは難航し、最後の手段として泣く泣く水商売に手を出した。そして、その勤め先の店で出会ったのがアリスである。
彼女は貧困に陥った親によって、店に売られた少女であった。出会って以来、私たちはすっかり意気投合した。彼女に出会い、ひさしぶりに人の温かさに触れた気がした。苦しみを打ち明けると、自分がまだ十代の少女だということを思い出した気がした。すると、今の仕事に耐えられなくなってきた。
私たちはそろって店の寮を抜け出した。しかし、それは苦しみからの脱却と同時に、仕事の喪失を意味する。飢えた私たちは教会に助けを求めるも、途中で力尽きた。私たちは死を悟りながら、意識を失った。
目が覚めると、きらびやかな宮殿のベッドの上であった。
「王妃様が、ここで働きなさいって」
使用人の女性に微笑みかけられたのを覚えている。後で知ったことだが、私たちは宮廷の前で倒れ込んでいたらしい。
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