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STORY6
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「黛さん、ちょっと……」
詩歌に選択を迫っていた黛の元に、部下と思しき男が一人慌てた様子で声を掛けてくる。
「何だよ?」
「それが……市来組の夜永について、情報が入ったんです」
「夜永?」
その名前に、詩歌は思わず目を見開いた。
(郁斗さん?)
黛は一瞬誰の事だか分からない様子だったがすぐに郁斗の事だと思い出すや否や、
「夜永がどうした?」
敢えて詩歌にも話を聞かせる事にしてその場で続きを話すよう促した。
「実は、その夜永が一命を取り留めたらしいと先程連絡が入りました」
「アイツ、死んで無かったのかよ?」
郁斗が生きている、その話を聞いた瞬間、詩歌の表情は明るくなるも、反対に黛の表情は険しいものへと変わっていく。
「あのクソ蝿が。つー事はだ、アイツはお前の事を探してるって事か……はは、こりゃいいな」
そして、郁斗が生きていた事で詩歌を捜していると悟った黛は何が面白いのか一人笑い始めた。
(郁斗さん……良かった……生きてた……)
そんな不気味な黛をよそに郁斗が生きていたという事実が嬉しくて、先程までの絶望していた世界が一変して希望の光が見えた気がした詩歌は、とにかくこの場から脱出しなくてはという前向きな思いを抱いていく。
けれど、
「おい、お前……夜永が生きてるって分かって随分嬉しそうだな?」
「……当たり前に、決まってるじゃないですか……」
「そうか。そんなに嬉しいか。アイツもきっと、お前の無事を願ってるだろうなぁ」
不気味な笑みを浮かべる黛を前に、思わず恐怖を感じた詩歌。
「どうした? 俺が怖いか?」
「…………っ」
「俺はさっき、お前にどうするか選ばせてやると言ったな。けど、あれは撤回する」
「え……?」
「夜永が生きてるんじゃ、お前を外に出すわけにゃ行かねぇからな、風俗に売るのは無しだ。それに、殺しちまうのも勿体ねぇし、殺すにしても、夜永の目の前で殺る方が面白いからなぁ」
「…………っ」
「とりあえず、お前はまだ生かしておいてやる。その代わり、俺を楽しませろよ」
「……え?」
「女が男を楽しませるっつったら、分かんだろ?」
「…………い、いや……」
「何だ? お前、処女か? はは、こりゃいいなぁ、夜永とはまだヤッて無かったのかよ? アイツ、女を傍に置いておきながら手も出さねぇとか、惜しい事するなぁ。流石、『紳士』を語るだけの事はあるわ」
黛は怯える詩歌をゆっくり追い詰める。
「残念だな? 初めてが俺となんて」
「……や、だ……、やめて……っいくと、さん……助けて……」
詩歌はこれから自分がどうなるか悟ると恐怖で身体が震えるのと同時に、郁斗の名前を呼んで助けを求めていた。
詩歌に選択を迫っていた黛の元に、部下と思しき男が一人慌てた様子で声を掛けてくる。
「何だよ?」
「それが……市来組の夜永について、情報が入ったんです」
「夜永?」
その名前に、詩歌は思わず目を見開いた。
(郁斗さん?)
黛は一瞬誰の事だか分からない様子だったがすぐに郁斗の事だと思い出すや否や、
「夜永がどうした?」
敢えて詩歌にも話を聞かせる事にしてその場で続きを話すよう促した。
「実は、その夜永が一命を取り留めたらしいと先程連絡が入りました」
「アイツ、死んで無かったのかよ?」
郁斗が生きている、その話を聞いた瞬間、詩歌の表情は明るくなるも、反対に黛の表情は険しいものへと変わっていく。
「あのクソ蝿が。つー事はだ、アイツはお前の事を探してるって事か……はは、こりゃいいな」
そして、郁斗が生きていた事で詩歌を捜していると悟った黛は何が面白いのか一人笑い始めた。
(郁斗さん……良かった……生きてた……)
そんな不気味な黛をよそに郁斗が生きていたという事実が嬉しくて、先程までの絶望していた世界が一変して希望の光が見えた気がした詩歌は、とにかくこの場から脱出しなくてはという前向きな思いを抱いていく。
けれど、
「おい、お前……夜永が生きてるって分かって随分嬉しそうだな?」
「……当たり前に、決まってるじゃないですか……」
「そうか。そんなに嬉しいか。アイツもきっと、お前の無事を願ってるだろうなぁ」
不気味な笑みを浮かべる黛を前に、思わず恐怖を感じた詩歌。
「どうした? 俺が怖いか?」
「…………っ」
「俺はさっき、お前にどうするか選ばせてやると言ったな。けど、あれは撤回する」
「え……?」
「夜永が生きてるんじゃ、お前を外に出すわけにゃ行かねぇからな、風俗に売るのは無しだ。それに、殺しちまうのも勿体ねぇし、殺すにしても、夜永の目の前で殺る方が面白いからなぁ」
「…………っ」
「とりあえず、お前はまだ生かしておいてやる。その代わり、俺を楽しませろよ」
「……え?」
「女が男を楽しませるっつったら、分かんだろ?」
「…………い、いや……」
「何だ? お前、処女か? はは、こりゃいいなぁ、夜永とはまだヤッて無かったのかよ? アイツ、女を傍に置いておきながら手も出さねぇとか、惜しい事するなぁ。流石、『紳士』を語るだけの事はあるわ」
黛は怯える詩歌をゆっくり追い詰める。
「残念だな? 初めてが俺となんて」
「……や、だ……、やめて……っいくと、さん……助けて……」
詩歌はこれから自分がどうなるか悟ると恐怖で身体が震えるのと同時に、郁斗の名前を呼んで助けを求めていた。
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