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初めての旅行
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駅のホームに降り立ったところで奥原耕平は腕時計で時間を確認した。
待ち合わせの時間までまだ後30分以上ある。
「まあ、いいか」
普通なら時間をもて余すところだが、今ならただ待つだけの時間さえ苦痛にはならないだろう。
足早に待ち合わせ場所へ向かう耕平の表情は、みっともないくらいに緩みきっている。今は街全体がクリスマスを間近に控えた浮かれ気分に包まれているためにそれほど目立たないが、後になって写真かなにかで見ることでもあれば、間違いなく悶死できるレベルの緩みっぷりだ。
あまりにも今日が楽しみで、昨日はほとんど眠れていない。早すぎるのは承知の上で家を出てきたのだが、待ち合わせ場所には既に相手の姿があった。
待ち合わせ相手は、行き交う人々で溢れる雑多な喧騒の中でもよく目立っていた。172センチという女性としては結構な長身に、ともすれば冷たく見える美貌が凛とした空気を醸し出し、人目を惹いていた。
「やっぱ美人だよな~」
彼女の待ち合わせ相手であることに優越感を感じてしまう。大きな声で自慢したい気分だ。
「っと、待たせちゃいかんよな」
足早に駆け寄る。
「お待たせ」
声をかけると、美女ーー美樹本渚は、驚いたように腕時計と耕平の顔を交互に見た。
「早かったのね」
「いやいや、それ、こっちの台詞だから。何時ごろ来たの?」
「今来たところよ」
「ふうん」
頷きながら、耕平は嘘を確信していた。あの表情から察するに、一時間、もしかしたらもっと前から待っていたのかもしれない。半年以上のつきあいを経て、そういった微妙な表情から様々な情報を読み取れるようになっている耕平であった。
しかし、ツンデレの気がある渚にそれを指摘すれば、話は確実にややこしくなる。だから、それを口に出すことはしない。ただ、含みのある視線で見つめるだけである。
「な、何よ」
「いや、なんでもないよ。俺は今日が楽しみ過ぎて早く来ちゃったんだけど、先生も楽しみにしてくれてたの?」
「そ、そんなんじゃないわよ」
声が裏返りかける。
「た、ただ、家にいてもすることないから早めに来てお店でものぞこうかなと思っただけだから」
その割に微動だにせずに立ってたよね、とは口が裂けても言わない。
「俺は今日をものすごく楽しみにしてたから、先生も同じ気持ちでいてくれたんなら嬉しかったんだけどな」
「う……」
怯んだ表情で渚は口ごもった。
「そ、そ、そ、それは、そういう気持ちがほんのちょっとぐらいないわけじゃないわよ。で、で、で、でも、今日のは、君がどうしてもっていうからつきあってあげることにしたんだからね」
つん、と顎をそびやかす鉄板ポーズ。
めんどくさい。
だが、今の耕平は、そのめんどくささすら楽しめる心境にあった。
「うん、わかってるよ。ありがとう、先生」
言いながら、耕平は渚の手を握った。
「だ、駄目よ、こんなところで」
人目を気にするように周囲を見回したものの、渚がその手をふりほどくことはなかった。
「行こう、先生。弁当買ったりしてれば時間なんてすぐだからさ」
「あっ、ちょっと待ってよ」
耕平が手を引き、二人は雑踏に入っていった。
車内は混雑していたが、指定席を取っていたので落ち着いて座ることができた。
新幹線が目的地である長野に向けて出発していくらもしない内に、耕平は手を伸ばして渚の手に重ねた。
「人に見られるわ」
「いいじゃん。知り合いってわけじゃないし」
二人は、恋人同士であるのと同時に教師と教え子という関係でもある。当然地元では人目を憚る必要があり、手をつなぐことすらままならない。その分こういう時ぐらいと耕平は思うのだ。
「ちょっと待ってね」
渚は膝掛けを広げて繋いだ手を覆った。そうしておいて、指を絡めた恋人繋ぎへと進化させる。つんとしながらも気持ちは一緒ということだ。
「先生、俺が今どれくらい嬉しいかわかる?」
耳許で囁かれた渚は、小さく頷いた。
「ーーあたしと同じくらい、でしょ」
顔を赤らめながらの言葉に耕平は胸のど真ん中を撃ち抜かれた。普段渚がここまで素直になることはない。実は耕平も期待はしていなかった。その分破壊力が倍加したわけだが。
力一杯渚を抱きしめたい衝動に駆られた耕平だったが、ほんの僅か残った理性が電車の中であるとブレーキをかけ、危ういところで踏みとどまった。
「今日の先生、可愛すぎる!」
「な、何を!?」
「いつものツンデレもいいけど、素直な先生は別格で可愛い。今すぐこの場で押し倒したくなる」
「何言ってるの!? 馬鹿なの!?」
耕平なら本気でやりかねないと渚は慌てる。
「先生が可愛すぎるのがいけない。もうこんなになっちゃったよ」
耕平は渚の手を自分の股間へ引っ張った。
「ひっ!?」
渚は息を呑んだ。耕平のそこは既にフル勃起、臨戦態勢を整えていたのだ。
何やってんのよ!?
反射的にあげそうになった叫びを必死にこらえ、渚はあらゆるものを貫きそうな鋭い視線を周囲に走らせた。
幸い、気づかれはしなかったようで、誰も二人の方に注意を向けてはいなかった。
ほっと息をついた渚だったが、そうすると今度は掌から伝わってくる熱くて硬いものに意識がいってしまう。
耕平の手に力はこもっていない。放そうとすれば自分の意思で放せるし、放さなければいけないとも思う。
しかし、手は動かなかった。
掌から伝わってくる熱にあてられたように、頭がぼうっとしてしまう。
「最近、先生のこと考えるだけでみなぎっちゃうんだよね」
「すごい……」
渚の目も欲情に潤んでくる。
この熱さが与えてくれる愉悦を思い出しただけで、身体の芯が焼け爛れるような錯覚を覚える。
「もう、やんちゃ坊主なんだから」
「嫌い?」
「ううん、好き」
どうやら今日の渚は完全にデレモードのようだ。こうなった時の渚の乱れっぷりは、教壇に立つ渚しか知らない者には絶対に想像できないレベルになる。それを承知している耕平の期待も高まっていく。
「あ、また大きくなった」
「そりゃまあ、これで昂らなきゃ枯れてるでしょ」
「ふふっ、でも今はおあずけよ」
「わかってるよ」
耕平は嬉しそうに笑った。
予想外の反応に、渚は首を傾げた。
「おあずけが嬉しいの?」
「違うよ。先生もエッチになったなぁ、と思ってさ」
からかうような口調に、渚の頬が染まる。
「誰のせいよ」
「俺」
耕平はむしろ誇らしげに胸を張った。
「いやぁ、我ながらいい仕事したと思うわ」
「いばるようなことじゃないでしょ」
「いやいや、ここは誇るところでしょ。男にとって彼女を自分色に染め上げるってのは夢なんだから」
「誰があなた色に染まってるのよ」
「そりゃもちろん先生しかいないでしょ」
「あなたが言うほどエッチじゃないわよ」
「いやいや、十分エッチだよ」
「そんなことありません」
渚的にそこは譲れないらしい。
「そうは言ってもさ、これじゃ説得力ないと思うんだ」
「え?」
既に耕平の手は渚の手から離れていた。今の渚は自らの意思で肉棒を握っていて、あろうことか無意識のうちに緩やかな刺激まで加えている始末であった。
「!?」
渚は爆発的に真っ赤になった。
そこへ耕平が追い討ちをかける。
「エッチだよね~」
「知らない!!」
腹いせに渚は握った左手に思いっきり力をこめた。
「はおっ!?」
不意討ちに思わず大きな声を上げてしまい、今度こそ周りの視線を集めてしまう。
「もう、バカ」
渚はいたたまれない思いで身を縮めた。
とりあえずこの戦い、痛み分けに終わったようである。
待ち合わせの時間までまだ後30分以上ある。
「まあ、いいか」
普通なら時間をもて余すところだが、今ならただ待つだけの時間さえ苦痛にはならないだろう。
足早に待ち合わせ場所へ向かう耕平の表情は、みっともないくらいに緩みきっている。今は街全体がクリスマスを間近に控えた浮かれ気分に包まれているためにそれほど目立たないが、後になって写真かなにかで見ることでもあれば、間違いなく悶死できるレベルの緩みっぷりだ。
あまりにも今日が楽しみで、昨日はほとんど眠れていない。早すぎるのは承知の上で家を出てきたのだが、待ち合わせ場所には既に相手の姿があった。
待ち合わせ相手は、行き交う人々で溢れる雑多な喧騒の中でもよく目立っていた。172センチという女性としては結構な長身に、ともすれば冷たく見える美貌が凛とした空気を醸し出し、人目を惹いていた。
「やっぱ美人だよな~」
彼女の待ち合わせ相手であることに優越感を感じてしまう。大きな声で自慢したい気分だ。
「っと、待たせちゃいかんよな」
足早に駆け寄る。
「お待たせ」
声をかけると、美女ーー美樹本渚は、驚いたように腕時計と耕平の顔を交互に見た。
「早かったのね」
「いやいや、それ、こっちの台詞だから。何時ごろ来たの?」
「今来たところよ」
「ふうん」
頷きながら、耕平は嘘を確信していた。あの表情から察するに、一時間、もしかしたらもっと前から待っていたのかもしれない。半年以上のつきあいを経て、そういった微妙な表情から様々な情報を読み取れるようになっている耕平であった。
しかし、ツンデレの気がある渚にそれを指摘すれば、話は確実にややこしくなる。だから、それを口に出すことはしない。ただ、含みのある視線で見つめるだけである。
「な、何よ」
「いや、なんでもないよ。俺は今日が楽しみ過ぎて早く来ちゃったんだけど、先生も楽しみにしてくれてたの?」
「そ、そんなんじゃないわよ」
声が裏返りかける。
「た、ただ、家にいてもすることないから早めに来てお店でものぞこうかなと思っただけだから」
その割に微動だにせずに立ってたよね、とは口が裂けても言わない。
「俺は今日をものすごく楽しみにしてたから、先生も同じ気持ちでいてくれたんなら嬉しかったんだけどな」
「う……」
怯んだ表情で渚は口ごもった。
「そ、そ、そ、それは、そういう気持ちがほんのちょっとぐらいないわけじゃないわよ。で、で、で、でも、今日のは、君がどうしてもっていうからつきあってあげることにしたんだからね」
つん、と顎をそびやかす鉄板ポーズ。
めんどくさい。
だが、今の耕平は、そのめんどくささすら楽しめる心境にあった。
「うん、わかってるよ。ありがとう、先生」
言いながら、耕平は渚の手を握った。
「だ、駄目よ、こんなところで」
人目を気にするように周囲を見回したものの、渚がその手をふりほどくことはなかった。
「行こう、先生。弁当買ったりしてれば時間なんてすぐだからさ」
「あっ、ちょっと待ってよ」
耕平が手を引き、二人は雑踏に入っていった。
車内は混雑していたが、指定席を取っていたので落ち着いて座ることができた。
新幹線が目的地である長野に向けて出発していくらもしない内に、耕平は手を伸ばして渚の手に重ねた。
「人に見られるわ」
「いいじゃん。知り合いってわけじゃないし」
二人は、恋人同士であるのと同時に教師と教え子という関係でもある。当然地元では人目を憚る必要があり、手をつなぐことすらままならない。その分こういう時ぐらいと耕平は思うのだ。
「ちょっと待ってね」
渚は膝掛けを広げて繋いだ手を覆った。そうしておいて、指を絡めた恋人繋ぎへと進化させる。つんとしながらも気持ちは一緒ということだ。
「先生、俺が今どれくらい嬉しいかわかる?」
耳許で囁かれた渚は、小さく頷いた。
「ーーあたしと同じくらい、でしょ」
顔を赤らめながらの言葉に耕平は胸のど真ん中を撃ち抜かれた。普段渚がここまで素直になることはない。実は耕平も期待はしていなかった。その分破壊力が倍加したわけだが。
力一杯渚を抱きしめたい衝動に駆られた耕平だったが、ほんの僅か残った理性が電車の中であるとブレーキをかけ、危ういところで踏みとどまった。
「今日の先生、可愛すぎる!」
「な、何を!?」
「いつものツンデレもいいけど、素直な先生は別格で可愛い。今すぐこの場で押し倒したくなる」
「何言ってるの!? 馬鹿なの!?」
耕平なら本気でやりかねないと渚は慌てる。
「先生が可愛すぎるのがいけない。もうこんなになっちゃったよ」
耕平は渚の手を自分の股間へ引っ張った。
「ひっ!?」
渚は息を呑んだ。耕平のそこは既にフル勃起、臨戦態勢を整えていたのだ。
何やってんのよ!?
反射的にあげそうになった叫びを必死にこらえ、渚はあらゆるものを貫きそうな鋭い視線を周囲に走らせた。
幸い、気づかれはしなかったようで、誰も二人の方に注意を向けてはいなかった。
ほっと息をついた渚だったが、そうすると今度は掌から伝わってくる熱くて硬いものに意識がいってしまう。
耕平の手に力はこもっていない。放そうとすれば自分の意思で放せるし、放さなければいけないとも思う。
しかし、手は動かなかった。
掌から伝わってくる熱にあてられたように、頭がぼうっとしてしまう。
「最近、先生のこと考えるだけでみなぎっちゃうんだよね」
「すごい……」
渚の目も欲情に潤んでくる。
この熱さが与えてくれる愉悦を思い出しただけで、身体の芯が焼け爛れるような錯覚を覚える。
「もう、やんちゃ坊主なんだから」
「嫌い?」
「ううん、好き」
どうやら今日の渚は完全にデレモードのようだ。こうなった時の渚の乱れっぷりは、教壇に立つ渚しか知らない者には絶対に想像できないレベルになる。それを承知している耕平の期待も高まっていく。
「あ、また大きくなった」
「そりゃまあ、これで昂らなきゃ枯れてるでしょ」
「ふふっ、でも今はおあずけよ」
「わかってるよ」
耕平は嬉しそうに笑った。
予想外の反応に、渚は首を傾げた。
「おあずけが嬉しいの?」
「違うよ。先生もエッチになったなぁ、と思ってさ」
からかうような口調に、渚の頬が染まる。
「誰のせいよ」
「俺」
耕平はむしろ誇らしげに胸を張った。
「いやぁ、我ながらいい仕事したと思うわ」
「いばるようなことじゃないでしょ」
「いやいや、ここは誇るところでしょ。男にとって彼女を自分色に染め上げるってのは夢なんだから」
「誰があなた色に染まってるのよ」
「そりゃもちろん先生しかいないでしょ」
「あなたが言うほどエッチじゃないわよ」
「いやいや、十分エッチだよ」
「そんなことありません」
渚的にそこは譲れないらしい。
「そうは言ってもさ、これじゃ説得力ないと思うんだ」
「え?」
既に耕平の手は渚の手から離れていた。今の渚は自らの意思で肉棒を握っていて、あろうことか無意識のうちに緩やかな刺激まで加えている始末であった。
「!?」
渚は爆発的に真っ赤になった。
そこへ耕平が追い討ちをかける。
「エッチだよね~」
「知らない!!」
腹いせに渚は握った左手に思いっきり力をこめた。
「はおっ!?」
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